
コメントでZ本さんが大阪・新世界について書かれていましたので、つい昔の写真を引っ張り出してきました。今でこそ串カツ戦争で若者が押し寄せるようになっていますが、私が13年前に初めて行ったときは、危ない場所、と巷間言われており、知人にスーツから私服に着替えさせられて串カツを食べに行った記憶があります。
この母のメッセージは4年前、新世界の片隅の電柱にひっそり貼られていました。新世界を道路一本隔てればいまだに一般人が通わぬ裏世界≠ノ通じており、そこへ入ってしまった子を探す親の切実な気持ちが貼り紙からは伝わってきます。新世界の隣町、西成は、日本最大のおっちゃん(労働者)の町ですが、ここの店でお酒を飲んでいると、周囲のおっちゃんたちの言葉が案外関西弁ばかりではないことに気付きます。九州がもっとも多いですが、案外標準語もよく聞こえます。流れ流れて最後に行き着く場所が日本ではこの西成、ということなのでしょう。それにしても、飲み屋が開くのが午前5時からというのには初めて行ったときは度肝を抜かれました。朝一でもらう仕事にあぶれた者が飲み始めるというわけです。私はこんな情け深い街・西成と1年半付き合いました。記憶に刻み込まれた経験でした。