日産が2011年から電気自動車をデンマークで売り出すそうです。アメリカで2010年、2011年にデンマークとイスラエル、2012年に欧州全体で売り出すそうです。電気自動車の世界進出戦略の一環のようですが、デンマークのような小さな国を欧州の進出の足がかりに選んでいるのがおもしろいですね。デンマークでは、来年2009年にコペンハーゲンでCOP(気候変動枠組条約締約国会議。京都議定書で有名)が開かれることもあって、CO2削減などの環境問題が盛んに議論されています。資源がない国なのでこれまでも地下水への汚染には敏感で、自己資源の開発につながる風力発電にも力を入れてきました。風力発電を含んだ自然エネルギーを使った発電量を現在の約20%から将来は50%にまで引き上げようもしています。そういえば、すでに生産中止ですが、デンマーク唯一の国産車は電気自動車でしたね。
もっとも、デンマークのような一小国が努力してもたかがしれている、というのも現実で、これはデンマーク人もよく分かっています。冗談ですが、隣のドイツ人が車を一斉に吹かせばあっという間にデンマーク一国分の排気量なんか超えてしまいそうです。少し話はそれますが、先日はフランスの政治家(だったはず)に、EUにはデンマークやアイルランドのような小国は必要ない、などとも酷評されてしまっています。しかし、それでもやらねば気がすまないのが、デンマーク人なのでしょう。そうした日々の活動の中での不断の努力が、生活大国を作り上げたデンマーク人のレーゾンデートル、真骨頂であるような気がします。ちょっと飛躍しましたかな。

日産が開発した電気自動車「ピボ2」。こんな形のままで売り出すかはわかりませんが…。