finceちゃんが、遊んでばかりいないでまめにブログを更新しろとのことである。遺言を守って久々に更新する。
劇団ぶえん以外にもいくつかの会に所属している。だから会議、あるいは式典といったものはしょっちゅうである。これまで少人数の会議から何百人という式典まで経験させてもらった。そして、いつも気になることがある。それは、会の最初の言葉、開会の始まりの言葉である。
「定刻になりましたので、これより○○を始めたいと思います」と、司会者が言う。「始めたいと思います」・・・思います?! おい司会者、お前が思うのは勝手だけど、その会はこれから始めるのか? どうなんだ? ええ? おいおい、あーあ、始まっちゃった! なんだよ、思ってるうちに始まっちゃったよ。思ってるだけかと思ったのに・・・。この、何ていうか、とても歯がゆい感じ。わかるかなあ。
なぜ、「定刻になりましたので、これより○○を始めます」とか、「始めさせて頂きます」とか、きっぱり断定できないわけ? どのみち、始めるんだろう? じゃあ「始めます」って言えあいいじゃねえか!
この「始めたいと思います」という時の心の奥にはどういう気持ちが隠されているのだろうか? 「始めたいと思いますが、みなさん、ご異議ございませんか? よろしいでしょうか? 今のうちにトイレに行きたい方、いらっしゃいませんか? いいですか? 始めますよ、いいですね! では始めます」ってのを省略してるんだろうか? 始めるんだけど、私が始めるって断定するのも何だか偉そうな感じで気が引けるし、私は単なる司会者で、ご来賓の方もいらっしゃるし、私ごときが始めるなんて断定しちゃったら、何でお前は勝手に始めたんだと後で方々からクレームがきそうだし、基本的に民主主義の手続きにのっとって・・・だからここはやっぱり「始めます」をやわらかく「始めたいと思います」って言っちゃおう! てな感じなんだろうか?
後輩の連中によく言う・・・思わず、存じろ! 「思う」の謙譲語は「存じる」である。「知る」も同じ。この「存じる」、とても便利な言葉である。「定刻になりましたので、これより○○を始めたいと存じます」・・・「始めたいと思います」の時の歯がゆい感じが全然しないのだ。私だけだろうか? とても控えめな感じで、始めさせて頂きますねと言っている様な感じが伝わってくる。それでいて、始めるからね!と言っている感じもする。
先日、城山観光ホテルでの結婚式に出席した。司会はプロの女性。式の冒頭は「存じます」で始まった。・・・ニヤリとしたのは私だけ。
思わず、存じろ!