半年も更新していないのに、見に来てくれる人がいる。昨日が8人、今日が3人。ふふふ、物好きな人たち。いいぞ! 誰からも見られなくなった頃に密かにボチボチやるブログが素敵だわ・・・
団長の脚本が上がらないことをいいことに、古い映画を見たりしている。ひょんなことから「ティファニーで朝食を」を見たのがきっかけだ。古い映画は安くていい。なぜか「ティファニー」だけは見た記憶がなかった。「ローマの休日」は記憶があるのに。で、見た。うーん、オープニングが素晴らしい。まだ朝早い、人気のないニューヨーク5番街。そこにイエローキャブが来る。BGMは「ムーンリバー」。ヘプバーンがタクシーの向こう側へ降りる。タクシーが走り去る。そこ、まさにそこ、何という美しいヘプバーンの立ち姿。あれはたぶんジバンシーの黒いドレス。ヘプバーンが歩き出す。TIFFANY&Coの文字。確かアトラスシリーズの元になった時計は午前6時45分を指している。ティファニー本店のショーウィンドーをサングラス越しに覗き込む。手にした紙袋からパンを取出し、口にくわえる。そしてまた紙袋からコーヒーを取出し、ふたを開けて飲む。また歩き出す。道路のゴミ箱へコーヒーカップ(紙袋だったかなぁ)を投げ捨てる。ここでこのシーンは終わり。なぜかこの冒頭のシーンしか記憶に残っていない。何かこのシーン、すごくいいのだ。凛としつつ、茶目っ気があって、かわいらしくて。このシーンだけが「詩」のような感じ。これから後のシーンは「散文」というか「小説」って感じ。この感じ、知りたい人はもう一回「ティファニー」を見てみてね。
すんくじらブラザーズのちゃんから「見るべきだ」と言われていたキューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」も見た。「2001年宇宙の旅」は何度も見ている。でも「時計仕掛け」はまだ見ていなかった。キューブリックという人は、もう亡くなっているけど、アポロが月に行った、その映像を作ったと言われている人だ。・・・つまり、人類はまだ月へは行っていないということ。
キューブリックの映像は、何かこうゾクゾクする。美しくて、そして・・・凛としている。そう、俺はきっと凛としたものが好きなんだ。自分が凛としていないから、そうなんだ。「時計仕掛け」には、いろんなものが詰まっているような気がする。その一つは、副島教授に教えてもらったことなのだが「ネイティビズムとビヘイビアリズム」ということ。めんどくさいので、聞きかじりでよければ、メンバーには口頭で教えてあげるね。まあ、とにかく面白いよ「時計仕掛け」。
ゾクゾクすると言えば、談志の落語。枕から面白い。で、この談志の弟子に立川志の輔という人がいる。年1回、渋谷のパルコ劇場で、1ヶ月間公演するんだけれど、団長の弟さんがWOWWOWで放送されたものをビデオに撮っておいてくれて、それを見た。いやー、すごい! すごいよ、志の輔さん。ぶえんのメンバーはみんなこれを見るべき! 泣くよ。絶対泣くから。みんなに回してあげる。演出といい、話の間のとり方といい、まあ本当にまいった。「落語って、こんなに面白かったっけー」というくらい、まいった。でもって、枕んところに師匠の談志の色が付いてる。そこも面白かった。
まっ、今日はこんなところで、こっそり、こっそり・・・