我が家には蜂の巣箱が2個あります。
8月頃が蜜を取る時期ですが、2年前は知り合いの養蜂家に手伝ってもらい、去年は収穫せず。
今年は、夫が一人でやることになりました。
一人でやるのは初めて。大丈夫かなあ。
夫は前日から手順を復習したり、パウロに聞きにいったりしてちょっと緊張気味。
私も、1匹や2匹に刺されるのは致し方ないとしても、20匹もいっぺんに襲ってきたらどうやって助けたらいいの?と、不安。
そして今日は朝から曇り気味のお天気。
蜂がおとなしくっていいかも、とちょっと安心します。
夫は長そでシャツ2枚、ズボン2枚、網付き帽子、手袋に長靴の完全防備でいざ!出陣。
家の中から見ていると、まず煙を巣の中に送り込みます。
この煙は、馬糞をいぶしたものがいいそうで、ちょうどうまい具合にお隣の馬の糞がうちとの柵の近くに落ちていたのでそれを利用しました。
煙で蜂がふらふらとなったところで、蜂を巣箱から逃がすのですが、これがなかなか逃げないらしく、巣箱をとんとん叩いたり地面に打ち付けたりしています。
それから巣箱ごと納屋まで持って来て、そこで中身を取り出します。
2年間放っておいたので、巣箱の中は蜜の詰まった蜜蠟でいっぱい。
でもまだ蜂がたくさんくっついているので、それをひとつづつ手で取ってから家の中に運び込みました。
ここまで、約30分。
さて、ここからは私の仕事です。
巣箱の中身を手で絞って蜜を取り出し、これを漉して瓶に詰めます。
作業としてはいたって単純ですが、しっかり絞るのにはなかなか力がいります。
まだ生きた蜂が隠れていることもあるので、刺されないようよく見なくてはなりません。
ローヤルゼリーもプロポリスも全部一緒くた、濃い色の贅沢な蜂蜜です。
あちこちべたべたになりながら、約3.5kg取れました。
絞った後の塊には、熱湯をかけて残った蜜を溶かし、この溶液は煮詰めて蜂蜜シロップにします。
ちょっとカラメルソースのような味わいのシロップになります。
残ったかすはもう一度水を足して火にかけ、今度は蜜ろうを取り出します。
蜜ろうは、オリーブ油石鹸に入れたり、オリーブ油と混ぜてハンドクリームにしたり、床や家具に塗ったりするのに使います。
そしていよいよ最後に残ったかすは、生ごみコンポストへ。
ずいぶんいろいろ使い途があるもんですが、あれこれ手間もかかるのです。
あ〜、疲れた。
巣箱を失った蜂たちは、可哀そうにうろうろ飛び回っています。
幸い、女王蜂は健在なようで、皆でかたまって(たぶん女王蜂を真ん中にして?)新しい住みかを探している様子。
前の場所に空の巣箱を置いておいたので、上手くそこに入ってくれるといいけどなあ。

コルクの巣箱

奮闘中の夫