TAICHI MUSIの新たな発見が報告された。我々がよく知るプレーヤー、遊態虫(Othellonia)の他にも新たな虫がいたのである。では、虫達が様々に蠢き合う星の創世記へ…
好奇虫(Curiositysis)
新たに発見されたTAICHI MUSIの仲間、好奇虫(Curiositysis)は、同心円状の八の字螺旋骨格を持った巻貝のような形をしている。TAICHI MUSIは生存競争とは無縁で、身を守る必要がないため、固い殻は保身のためではない。この空洞になった八の字螺旋状の骨格殻は、鳴き声を共鳴させるためのものであったと考えられている。十二零和無限遊態系と別の虫相環に生息し干渉はしないものの、遊態虫(Othellonia)の活動に影響を与えている。援鳴・合鳴行動で分子共鳴波動(Feelin' Good Energy)を発し、遊態虫を操る事が出来るようである。自立移動は出来ないが、遊態虫に自らを運ばせる事で活発に移動している。遊態虫のOR反応(Othello Reverse)には直接は干渉しないが、感化反鳴という現象が起きて、援鳴対象の遊態虫のOR反応とリンクして白黒量子反転する事が分かっている。一方の遊態虫は、より多くの好奇虫の援鳴を受ける事によりツチクラ分子の活動が活発になる。遊態虫が好奇虫の援鳴を必要とするのはそのためである。
自喰行動
好奇虫(Curiositysis)は、発達した舌にある目であらゆる物を執拗なまでに観察し続ける習性を持っている。視覚を舌で感じ取るように、触覚・嗅覚・聴覚を“味わう”。母体虫(Great Wing:閃きの手)から発生した状態はかなりの大きさがあり、推定では全長30Mを超す個体もいたと考えられている。八の字螺旋骨格はかなりの自重を支える事が出来たようだ。最も奇妙に思える習性が、自らを食す自喰行動である。ただしTAICHI MUSIは消化器官などは無く、あらゆる臓器はない、よって生命維持のための摂食行動ではく“味わう”ことが目的だったと考えられている。個体差はあるものの、毎秒約6nm(ナノメートル)づつ体組織を“味わっている”。ただし、小さくなっても、質量は発生時と変わらない。
好奇虫特異点
自喰行動により極小化(1mm以下)した好奇虫は微小硬骨格化石群(Small Shelly Fossils:SSF)と呼ばれ、はじめのうちは他のTAICHI MUSIの体の一部分と思われていた。自喰行動が解明された事により、微小硬骨格化石群:SSFは好奇虫単体だという事が分かった。体積が小さい割に質量が反比例し重くなるので、その自重を支えるために、八の字螺旋骨格は小さくなるほどに複雑な3次元構造を持つようになる。更に微細化し遂には特異点(無)に達っする。特異点に成った好奇虫は現代の技術では発見する事は不可能とされるが、好奇虫特異点は存在する事が理論的に証明されている。