こちんだのやきもの部門、太一です が、
音楽活動もやってます。(というより、やきものやってんの?って
いわれる方が多いかね。いや、何やってんの?が最もか…)
今回はそちらを長々と紹介します。
ルーチュー・エキゾティック・エレクトロサウンズ 太陽の蛹

現在の取扱店
「haru」本部町具志堅731-1 Tel0980-48-2700
「鍵石(キーストン)」
http://www.koosya.co.jp/
タイトルにある「LOOCHOO」というのは
かつて、黒船が沖縄にやってきた15〜16世紀頃
「リュウキュウ」の方言訛り「ルーチュー」を
エゲレスの人達がそのまま英語表記したものです
他にも「LEWCHEW」とか表記ししたりもします。
その後「LEQUIO(レキオ)」になりました。
エキゾティック・ミュージックって云うのは
1950〜1960年代にアメリカでブームとなった空想異国音楽≠ナす
その代表的作家「レス・バクスター」は後ほど紹介します。
「LOOCHOO EXOTIC ELRCTRO SOUNDS」というのは
それらを足した造語です。
先に紹介した「ストロベリーナプキン。」とは対極的に
落ち着いたBGMとして、リラックスできる楽曲を、ということで
作った「太陽の蛹」。僕としては初のソロプロジェクトです。
ストナプ以外に、アートフェスタ「カイナ」に親友の大城清太(点描)
と一緒にコラボレートしたPANGAEAで、清太のストーリーに合わせ
僕が音楽をつけるということをしました。
で、その曲をどうやって展示したかなんだけど
看板のプロ、トータルプロ(
http://www.totalpro.co.jp/index.htm)
のスタッフとの共作で
ヘッドギア付きの椅子を作り、その椅子に座りヘッドギアから
流れる曲を体感する≠ニいうもの。
変拍子のエレクトロミュージックに合わせ
オペラ声楽の大城サワコの声が、過去と未来を錯綜させる…
自分にとって、音楽的な進歩にもなった楽しい経験でした
(まだまだPANGAEA継続中!またやるよ)
PANGAEAはとにかくアバンギャルドしまくったので
もっと、聴きやすい音楽へと発展さたかった
そんで、ソロに至るのです。
ストナプと対極とはいえ、音の趣味は変わりない
とにかく、アナログシンセ系の暖かく、そして冷たいチープな音を
愛して止まない。
その音を使い、どの様な雰囲気を出すか
一日の移ろいの中で、そしてこの島の夏の情景の中で聞きたい音楽
そして、僕の中でのノスタルジア
そんなところが、ソロ「ナカタイチ」の今回のテーマです。
なもんで、自然と琉球旋律になるわけです。
琉球旋律とは<ド-ミ-ファ-ソ-シ-ド>のアジア的な5音音階です。
詳しくはこちら>
http://www.skydogsite.co.jp/webs/okinawa/onkai.html
しかし、旋律だけが吾がノスタルジアを満たさない
リズムにも琉球の原始的妖しさの魅力がある。区切れない変な間とか
PANGAEAほどではないが、アマノジャクでいたい
で、やっぱり変拍子(きちんと割り切れない拍子)しちゃいました。
でも、心地よい変拍子を目指したつもりですが…
人それぞれに、感じてもらえれば、いや、無味無臭のまま通り過ぎても
それはそれで、BGMとして有り難いです。
そして、ここに特記すべき、吾が最大のノスタルジア&リスペクトは
琉球放送RBCの放送終了時に流れる
ジャジーなアレンジの「なんた浜」
あれ!あれなんですよ。あんなのがやりたい!
えも言えぬ、郷愁とメランコリー、そしてなぜか映像がコスミック…
音源がほしくてRBCに電話して問い合わせたんです、そしたら
「なんた浜です」と言われ、むぅ〜…
だから、だれよと思いましたが、それっきり。
いまだ、放送終了時にしか聴くことの出来ない「なんた浜」
でも、いいんです。僕はコレクターではないので、ないなら作る
それが、創造の発動原理になるわけです。
僕らなんかにしたら、ナマの民謡よりも
二次加工された民謡の方が、リアルに郷愁を誘うわけです
それはむしろ、沖縄音楽が時代とともに
きちんと生きている、あかしでもあるんじゃないでしょうか
そうやって音楽は、今も
人と、風土とともに、変化し
生まれたり死んだりしているんですね
音楽制作は時間を設計することと云えると思います。
しかし、それは企てではなくて、直感を焼き付けていく作業なのです。
それを、聴いてもらうということは、その人の人生の時間の
5分とか10分を、いただくことなのかもしれません。
僕の知らないところで、いったいどんな
太陽の蛹≠ニ云う一時が流れているのだろうか。
多くの人の時間の一コマとして、在り続けられたら
本当に幸いです。
今回は、インストルメンタル(楽器だけの曲)なんで
歌詞はないけど、詩は付いてます。
短い詩として、そのタイトルがある。
なので、それ以上語ることはないけど、ひとつだけ、付け加えたい
1曲目の「ハルの谷のカレーとコーヒーと」と云う曲は
こちんだatelierが初のグループ展「IKKAIME展」を開催した
本部(ほんぶじゃないよ、もとぶだよ)の素敵カフェ「haru」の
イメージソングとして(勝手に)作りました。
僕としてはお料理系≠フ音です。キューピー3分間クッキングって感じ
晴れたり雨が降ったり、時には雷が。それでも、いつも笑顔で。
「haru」へ感謝の意を込めて
ジャケットの恵利子(こちんだatelier)の絵は銅版画です。
無彩色がかえって、蒸せる様な熱帯を連想させるのではないか…
との思いが、まさにビンゴです。
曲のイメージをさらにかき立てる
妖しげな、鳥の精霊を描いてくれました。いや、太陽の精かな
彼女は鳥が苦手なんですが、それが精霊の妖しさに出ている気もします。
CD面には、百合の精がラッパの花を鳴らしています。
もしくは、月が太陽を起こしている暁でしょうか
誰も知らない、精霊達の時間。
と、書いてますが、これは僕の想像的解釈で、何の絵かは彼女のみ知る
みなさんも、勝手に読み解いてみてみて下さい。
勿論、曲も勝手に読み取ってくださいね。
原画

それから、僕が影響を受けた音楽達です。皆さんの音楽の趣味の広がりになればと思い紹介します。
1)レス・バクスター(The Exotic Moods Of Les Baxter)
1950年代、外国はおろか、州から出たこともないよな男のイマジネーションが生んだ、ファンタジー。吾々世代にはカトちゃんのちょっとだけよ≠ナおなじみの「タブー」がそれである。未開の地におけるファンタジーには、勿論エロティックな要素もあるわけだ。エキゾのアーティストはレスの他に、マーチン・デニー、アーサー・ライマンなどがいますが、レスが創始者です。僕は、偶然CD屋で見つけたんだけど、ほぼジャケ買いに近い。他にも、ムーグ(元祖シンセサイザー)とか使ってるアルバムとかあるみたいだけど、CDになっているのは、この2枚組だけだとおもいます。古い映画(キングコングとか)見てるみたいでいいです。特に「The Left Arm Of Budda」と云う曲が最高にエキゾティックでドラマティック、これぞアンビエント(環境音楽)の傑作!
2)リサ・カーボン(Trio De Janeiro)
メキシコ在住のドイツ人、アトム・ハートのプロデュース。コスタリカ出身の美人ムーグ奏者。サイバー・モンド・ウーマン、リサ!超グッと来ます。…が、本当はそんな人居なくて、アトム・ハート自身がやってると、にらんでますが、これまた男のファンタジーなので、リサは存在するってことにしてます。ラウンジ・ボッサと銘打って、エレクトロでボサノバでラテンです。細野晴臣のレーベル、デージーワールドからCDリリースされてます。現在「上原ひろみ」あたりが、リサばりに、ハービー・ハンコックばりに、シンセプレイしてます。彼女も、かなりグッと来ます。
3)トータス(TNT)
エレクトロニクスが発達するにつれ、いよいよ、音楽のジャンルが判然としなくなりました。ジャズ、ロック、テクノが渾然と戯れます。僕は、たまたま、駐留米軍の嘉手納基地の中で仕事があり、基地内で車を走らせながら「TNT」を聴いていました。沖縄であって沖縄でない、アメリカを模した不思議な基地内の景観と、ピッタリあっていました。これって逆エキゾ≠カゃないでしょうか、未開の地における、先進国の風景。それも、40年前のまま…
4)CXオーディオ(IE ALPHA 000-011)
タンツムジークの「OKIHIDE」のソロ名義。とにかく、新しい!と思いました。原始人にシンセサイザーを与えたら、こんなことになっちゃいました、って感じでエモーショナルです。そして、音フェチ、きっとそうです。ジャケットもすごい、全面金色。なんの情報もないジャケがミニマルすぎて、CD屋で全然見つけきれなかった。タンツムジークの別名義(テクノの人達は、とにかくころころと名前が変わる)「AKIO OKIHIDE」も最高のアンビエントです。やはり、日本人はテクノ上手!言葉で言い表せないけど、外人さんと、なんか違う。シンプルなようで複雑、そのまた逆もあり…すしって感じか?実際AKIOだったかOKIHIDEだったか、そば職人らしいです。そっちの仕事が忙しいのか、新譜が全然出ない。まちどおしい。
他にも、紹介したいアルバムは無数にありますが
これらの音楽が、僕の中で混ざり合って
それをはき出したって感じが、今回の楽曲です。
まんまじゃ〜んって言われたらどうしましょ…
そもそも「俺もやりてぇー」が、全ての作るきっかけなんで
まんまだろうが、さんまだろうが
自らやることに意義あり!
でわまた、皆さん宜しく。