3月頃から始まっていたアフリカ他国からの外国人に対する南ア国内での暴力/暴動は、ここ数週間の間で大きくなる一方だ。ついにはダーバンにまで波及してしまっている。巷の人々の話題もこれ。失業率が高いところへ、ジンバブエはじめ他国の政情不安で南アに職を求め、または生活の平和を少しでももとめやってきた外国人に対して南アの貧困層の不満が間違った方向で爆発してしまった。
新聞には本当に残酷なショットの数々。コーヒーを片手に、その記事を読み、同じ国で人が人の目の前で焼かれている、、、ということの事実を実際受け止めかねている私がいる。
ここダーバンでも、沢山のアフリカ諸国からの人々を見かける。私が頻繁に訪れる、タウンのシティーホール周辺、ビーチ付近、植物園、ショッピングセンターのカーガードの人々は大抵コンゴかブルンディと決まっているし、道ばたでビーズ細工を売ってくれるのはジンバブエ人、知り合いの版画/彫刻家 マニュエルはモザンビーク人、タウンでチャイニーズショップと競う割合で店を出しているのはナイジェリア人。友人のマラウイ人 ユーリはイタリアレストランのウェイター。大抵、挨拶とともに小さな会話をする。(これらの人々の大半は、私の英語なんかより遥かに洗練された英語を操る)。
彼らは、南アの貧困層と同じくらい、いやもっとひどく、生活に苦労を強いられている。滞在許可のない人を、ただ同然で雇う事業者も沢山いるし、政府から供給される住処も手に入らない。それでも、話をしてみるとなんとみんな穏やかなことか。もっと怒っていてもいいのに、と思う程、自分の状況を受け止め、耐え忍び、毎日を少しずつでも前に歩んで行っている人たち。外国人という共通項を通して、同胞の感で言葉を交わす度に 弱い私の方が癒されることも多い。
確かに南アの貧しい人々のゆきばのない憤りも理解できなくはない。それでも、それを暴力で表すことほど 貧しいやり方はないと思う。今日、南ア人のマユーニもノシーポも同感だった。
日本政府は現在南アについて、下記のような通達を出している。
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=122
先週は大使館から、貧困層が住むエリアには極力行かない様にとメールが回ってきた。日本人も、”外国人”だから何が起こるかわからないということ。大使館としたら、在外日本人を守るというのが一番の仕事なのだろうから理解はできるけれど、どうにも日本人が無事なら、、、的な文章にとれて、なんだか残念だった。