
川内市街地。先日寺山から撮影した。川内は霧と靄と煙(中越パルプ)が多い町だ。
久しぶりに本屋だけを目的に出かけた。「フェルマーの最終定理」(新潮文庫)と「生物と無生物のあいだ」(講談社現代新書)の2冊を購入。ほかに2、3冊リストアップしていたが、宮脇書店、明屋書店とも在庫なし。こうやって、amazonだけが太っていく・・・。
「永田農法」の本を読んだ。3、4年前に買ってそのままにしていた。
刺激的な内容だった。
植物(野菜や果樹)を育てるには痩せた土地のほうがいい。無農薬。水と肥料はぎりぎりまで与えず、これはというタイミングで薄めの液肥を少しだけやる。(このタイミングの取り方を会得するまで何年もかかるらしい)
こうすることによって、植物は必死に生きようとし、強靱な身体をつくり、栄養を貪欲に吸収し蓄える。収穫する野菜・果実は高糖度で栄養たっぷりとなる。
肥料は、窒素・リン酸・カリのみのごく薄めの液肥(化成肥料)だけ。
堆肥や有機質肥料は根を傷め、土壌と環境を破壊するから、不可。
有機栽培と共通する点もあるが、考え方は基本的には対極にある。
成功事例も数多くあるらしく、実践している農家もすくなくない。
ただし、管理に手間がかかり、コストもかかる。(野菜はハウスとマルチが必須)
そのため、どうしても収穫する野菜・果実は割高になる。
かつてユニクロ(エアフールフーズ)が永田農法で栽培した野菜を販売しようとしたが失敗して撤退。原因はそのへんにあるらしい。
永田農法は、肥料のやりすぎを強く戒める。
多肥になりがちな堆肥や有機質肥料は×。簡単に液肥化できコントロールしやすい化成肥料は○。
しかし、肥料は地中と野菜の硝酸塩(発ガン性物質の生成に関係しているらしい)濃度を高めるから、としているが、硝酸塩は悪玉ではないという知見もある。
いずれにしても、農業にはいろいろな発想とやり方があるから面白い。
永田農法は、販売農家よりもむしろ家庭菜園向きかもしれません。