
ラン科の多年草。植物名の由来は、一見して分かるとおり、花穂がねじれていることを表現した名。
別名、昔、陸奥の国信夫郡で行われた型染め、捩摺(もじずり)=忍摺(しのぶずり)の模様に、そのねじれたようすが似ているところから、モジズリの名が。
全国の原野の芝地、田のあぜや堤の草地などに普通に生える。5〜8月頃、たくさんの花が螺旋状に横向きに咲く。まれに白花もある。(草木花の歳時記「四季花ごよみ」座右版:講談社)
以前は、福島市の中央を流れる阿武隈川の土手にたくさん見かけたが、野草ブームのあおりか、今はあまり見かけない。
多年草とあるが、鉢植えにしておくと、ある年突然消えてしまう。しかし、一度花を咲かせて種子ができると翌年とんでもない所で発芽する。
種子は小さくたくさんできるが、発芽は思ったほど多くはない。ランの仲間は、発芽に色々な条件が必要だと聞いたことがあるが、そのせいかもしれない。
もう何十年も前のことだが、畳10枚ほどの大群落に出会ったことがあった。その時、花を真上から見て、ねじれが右巻きか、左巻きか調べたことが合った。詳しいデータは残っていないが、確か、百に近づくにつれて左右同数に近づいていった記憶がある。
百本に1本位の割合で、ねじらが全くない「素直なネジバナ」があるのが楽しい。
そんな目で見ていくと、巻き方にも色々あるのが分かってくる。
咲き始めの花と同じ場所に戻ってくるまでに、いくつの花が咲くか。
5個目なら、1/5 とか、8個目なら、1/8 等と記録していけば面白いデータが得られるかもしれない。
ちなみに、途中まで素直で、右か左にねじれるのもある。
