「二度あることは三度ある」と諺にもあるが、どおいう縁なのか地獄の閻魔大王から三度目の招待を受けて、行くことになってしまった。
一度目は、小さい頃から魚好きだったせいでもあるまいが、冷凍マグロにされて魚市場の冷たいコンクリートの上に並べられて「あちらの世界」とやらから戻されたが、人の姿を取り戻すまでにずいぶんとホッペタを叩かれたのを覚えている。
二度目もやはり冷凍にされてしまった。だいぶ重傷だったらしく、こちらの世界に戻されてからも人並みの体温に戻るまで二日間もかかり、寒さとふるえとの戦いのために、他のいっさいの痛みや感情など感じている余裕もなかったことを覚えている。地獄とはかなり冷たく寒い所、の印象が深い。
三度目の今回は、寒さ対策を万全にして出かけることにした。厚手の靴下や手袋、襟巻きや大きめのマスク、ホッカイロはもちろん、湯たんぽや電気毛布まで手配して行ったのである。が、今回は冷凍にもされなかったかわりに、すぐに戻ることも許されなかった。というのも、「ふくしま花案内人」の知名度が高く、有名になりすぎたからである。私は、「花見山」ならぬ「針の山」の案内をしなければならぬ羽目になってしまったのである。
残念、すぐ戻るわけにはいかなくなってしまった。といっても、針の山の知識など何もない。花見山の案内を始めたときの様な研修でもあるのだろうか?なければ、あの時のことを思い出しながら、少しずつ始める他はないだろう。どうなるかは分からないが・・・・・。
近くの血の池地獄では、ハスの花がきれいに咲いているというに・・・
「お盆」にかこつけて、ちょっと寄り道・・・・・。