秋の野山を歩いていると黄色い花によく出会う。
山道で目にするのが「アキノキリンソウ」である。
河原や荒地に多いのが「セイタカアワダチソウ」である。
どちらも、キク科、アキノキリンソウ属の植物である。
原色牧野植物大図鑑によれば、「北アメリカ原産で明治30年頃渡来した帰化植物。各地の土手や荒地に生える多年草で、昭和20年頃に急に多くなった。長い根茎があり群落を作る。高さは1m〜3m。・・・・」とある。
また、週刊朝日百科「世界の植物・2」によれば、「花粉が飛んで窓や洗濯物が汚れるとか、花粉病の原因とか言われて、すっかり公害雑草として嫌われているが、セイタカアワダチソウは虫媒花で、金平糖のように多くのとげがあって虫にくっつきやすく、風ではあまり飛ばない。晩秋の花の少ない時期の蜜源として養蜂業者に利用されている。・・・」とある。
私自身今まで花粉症の犯人かと思っていたが、キク科では、ブタクサやクワモドキなどの花粉が飛びやすいという。
調べてみると、もとは花がきれいで庭に植えられたものが、いつか逃げ出したという記述もある。
小さい頃に読んだ釣の漫画に、確か「紀ノ川」(釣も好きだったが、紀ノ川のひびきも好きで)の河原のセイタカアワダチソウが詩的に書かれていたのを思い出すが、今の黄色いじゅうたんには詩のイメージは感じられない。
押し花にすると黄色がきれいに残る花ではある。