毎日、ただ、ボーっと過ごしていると思われているようなので一念発起、昔から集めていたチョウの標本の整理を思い立った。
最近、友人と共通の図鑑を買い求めたら、昔の種類の仲間わけと違っていたのも標本整理を思い立った一因である。
日本産蝶類標準図鑑:白水隆(学研)初版によれば、日本では、7科(図版では7科、解説ではジャノメチョウ科とマダラチョウ科をタテハチョウ科にまとめて5科)、350種あまりのチョウが見られることになる。福島市でも10年ほど前には見られなかったチョウが温暖化のせいか普通に見られるようになった種もあり、なかなか興味深いものがある。
採集場所や月日がはっきりしない標本もあったが、あまり手をかけていなかった割には色の変化も少なく、まあまあの保存状態であった。
記録をたどると、1959年7月の標本もあった。
途中、仕事の関係や健康上の理由などで空白があるとはいえ、かれこれ50年の付き合いになるわけであり、これだけ興味が続いていることに我ながら驚いてもいる。
昨今は虫取り網など振り回している子どもの姿もほとんど見かけなくなった。「ムシキング」なるもののおかげか、カブトムシやクワガタムシには興味を示す子どもがいても、つかむとコナ(燐粉)がつくチョウ類は嫌われ者のようだ。
大の大人が捕虫網など振り回していると奇異の目で見られるので家の周りではできないので、庭の中か遠く山の中に出かけていた。
幸い数年前から仲間ができて、現在は二人で活動中である。しかし、これからの季節は成虫で越冬するチョウが、冬の日だまりに誘われて出てくる以外は、来春まで中休みに入るわけである。
上の絵が9/10の標本である。もう一箱ある。
標本は全部で7科、75種、350個体ほどだが、台帳を作り、個体ごとのラベルをつけるのに二ヶ月以上もかかってしまった。
科ごとの説明は次の機会にしたい。