以前、ALP氏にもらった、ロッドアンテナ式のバーチカルのエレメントがしなってきた。
ちょいとした旋盤加工をおこなえば、立派なアルミ製自立アンテナになるので、昨晩は俺が「会長」と慕っている人に電話をした。体調さえ良くなれば、俺も工場に行くくらいの時間はとれるようになったからだ。
すると、久しぶりに自動機の制御の話が出た。
とかく、設計者は機械が順調に動いている場面しか想像していないので、この機械にはシーケンサー制御は不要とか言うのだが、朝の最初の動き始め、終業時の払い出し、非常停止の後の再起動などを考えると、簡単な制御でもシーケンサーを使っておいた方が楽である。
こういう話が出たので、制御盤屋の知り合いにも電話をした。
頼りになる人(間違えずに配線をしてくれる人)がいないので、孤軍奮闘らしいが、きちんと仕事はこなしているそうだ。
最後に、以前数回もシンガポールで、俺と2人で人質暮らしをした奴に電話をした。
親会社が倒産した後、地元の大きな鋳物の加工会社に入ったが、いろいろあったようで、今ではネクタイを締めて麹町方面に通勤しているらしい。
加工技術を持った商社マンという事らしく、工場に行って指導もおこなっているそうだ。
先日は国際免許まで取り、ヒューストンまで行き、その場からレンタカーの運転もしたという。
俺の父は「学歴なんて何の役にもたたない」とよく言っていたが、こいつを見ていると本当にそう思う。
どんどん実力を付けていくうちに、回りが「欲しい」と思うようになっていく。
語学力なんてものは、日本で定型文を学ぶよりも、海外に行ってしまったほうが嫌でも身に付くだろう。
俺は語学が堪能だから商社というのはおかしいと思う。日常会話がいくらできても、専門分野のテクニカル・タームを知らないようでは、単なる頼りない通訳だ。
国内でも国外でも、口が達者なだけで無知なバカ商社マンをさんざん見てきたつもりだ。