小沢氏による民主党党首辞任会見には驚いたが、収まるところに収まってくれた。素直にここは喜びたいと思う。
早く収束すれば「わずか三日で」といい、長引けば、「ごたごたで政治停滞」というのだ。
マスゴミは本当に勝手なことばかり言う。
一連の報道の中で、もっとも不快だったのはコイズミのコメントが記事になっていたことだ。次のようにコイズミのコメントを記事にしている。
『 小泉氏は大連立構想が不調に終わったことについて、「残念だった。小沢氏が『やらない』と言っているから、次の衆院選までないだろう。選挙が終われば(再び)出てくる」と語ったという。 』読売新聞より抜粋
コメントの主がコイズミだというだけで非常に不快である。弱者を圧殺するような格差社会を嘘と方便で作り上げた張本人が、いまさらどの面下げてコメントするのか。朝日もこのコイズミ発言を取り上げていた。
マスゴミは、コイズミの発言など記事にして何を期待しているのか。馬鹿馬鹿しいが、コイズミはまだまだ人気者だと判断していることは間違いない。亀田を持ち上げるTBSと程度が同じなのである。
政府の垂れ流し情報と自ら後ろから糸を引いた偽情報を流し続けたゴミウリを筆頭に、マスゴミの報道は小沢氏でなくとも腹立たしいものだった。
『 鳩山氏は記者団に対し、衆院解散の時期について、「今年解散、来年1月の衆院選も十分あり得る。小沢代表(と福田首相)の党首会談とその後の一連の状況があったから、首相は『今やれば勝ちだ』と思っているかもしれない」と述べた。そのうえで、「(小選挙区の過半数である)151議席を取ることは生半可な気持ちではできない。一人一人が何としても勝ち上がってくる態勢を作らなければならない」と強調した。(2007年11月8日19時3分 読売新聞より引用)』
小沢氏への疑念は払拭された。彼の信念は揺らいではいない。自民党の政策大転換を前提に、大連立を形成することが念願の安全保障国連中心主義を実践でき、対米追従政治から脱却できる・・・結局は、政策協議を行う方が天下国家に資すると小沢氏は考えたのだろう。
しかし、民主党役員と国民の多くはこれに反対した。天下国家よりも国民生活が先なのだ。
この件に関して福田は『大胆』なことをするという声がある。しかし、本当にそうなのか。彼は記者の前で、ふぇっふぇっふぇっと笑って煙に巻くことしかしていなかった。
はっきりしたのは、福田氏には自民党を掌握する力はなく、彼を操るものは他にあるということだたった。福田に力はない。ただ大きな後ろ盾=森・ナベ・ソネの言うがままであったのだ。彼に決断はなかった。情けない話である。
『 「党首会談、参院選後から模索」首相、異例の弁明
2007年11月06日11時36分 福田首相(自民党総裁)は6日、国会内で開かれた自民党役員連絡会に急きょ出席し、小沢民主党代表との党首会談について「参院選に負けた時から常に相手と話し合う必要性を考え、その機会を模索してきた」などと説明した。役員連絡会への総裁の出席は極めて異例だ。』時事通信 引用終わり
マスゴミが責めるべきは、政府与党である自民党のこうした謀略と、それに乗って対立党首に面談を持ち込みながら、意図した結果を得られなかった日本国総理大臣の福田である。なぜ福田を責めないのか?小沢氏は総理でもなんでもないのだ。野党の党首に過ぎない。
大連立を望んだということは、もはや自公連立政権では政策を実行できないと判断したからに他ならない。だからこその連立構想であったはずだ。そうした大連立構想が破綻し、状況はなんら変わっていない以上、政府の責任者である福田はこの失策を責められるべき立場にある。政策の実現が難しい状況は変わっておらず、最後の切り札としての連立構想が破綻した以上、政権の維持は困難だと判断するのが当然ではないか。
応じるかもしれないから、一応提案してみただけという程度の話だったのか?そんなはずもあるまい。福田一人の行動であればそれもありうるが、福田一人の行動であるはずもなく、事実、森ナベソネの陰謀であることは朝日新聞などが「連立仲介 2人の影」と題してはっきりと報道している。
『 連立仲介2人の影 読売・渡辺氏「国のため」「首相の代理」森元首相
・・・・小沢氏は仲介者の名は明かさなかったが、首相や小沢氏の関係者らの証言で補うと・・・小沢氏は約2ヶ月前、ある人物から誘われ、食事をした。双方の関係者によると渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長のことだ。「お国のために大連立を」と訴えられた小沢氏は「民主党は参院選で国民に力を与えてもらった。衆院選に力を合わせて頑張ろう、勝てるという雰囲気の中にある」と説明。「連立は政権を担っている人が判断する話。私どもの方からとやかくいう話ではない」と丁寧に断った。』朝日新聞より引用
それにしても、ナベツネはジャーナリストとしてどうなのか?仲介した行動云々はどうでもよいが、自らの願いを大々的に記事とし、噂を流し、小沢氏の背中を押すこととなった扇動行為は許せることではない。新聞はやはり取材の積み重ねによる事実報道が原点であり、だからこそ民主主義を支える公器と目されているのである。新聞の主幹がみずから政治誘導に乗り出し、公器を用いて扇動することなどもってのほかではないか!
小沢氏は首相との会談に傾いていき、自民党の大胆な譲歩に、連立案を党に持ち帰ることとなった。後はご存知の通りである。
こうした自民党の一連の動きは、政教合体の公明党にも不信感を強く抱かせたはずである。
政教分離を無視して公明党に擦り寄って権力を維持した自民党、かつて自民党から散々公明党批判をされていたのにも拘らず自民に擦り寄った公明党、こんな厚顔無恥な2政党にとっては、そんなことはどうということもないのかもしれない。権力を握っておくことのおいしさを、彼らは熟知しているのだろう。100年年金などと奇麗事を言いながら、その実、国民を騙してきた政党に、潔癖さなどない。
それでも、権力を支える公明党員=創価学会員つまりは一般国民により近い信者達の間には、間違いなく自民党への不信感が形成されたはずである。私の周りの学会の方々は、まじめで誠実な方が多いのだ。こうした一般の方々に芽生えた自民党への不信の芽はいずれ大きくなると思うし、それを期待もしている。騙されるのはもういい加減にしたらどうか。
民主党はこれで結束を強める。対決姿勢を鮮明に取ることとなる。
自民党から政権をもぎ取らなければ、やりたい放題は更に更に蔓延してしまう。参議院議員選挙における民主党の勝利は、取り返しがつくかもしれない最後のチャンスかも知れない。
民主党、社民党、国民新党、共産党、政権交代を目指す勢力を精一杯応援するつもりだ。