ドッペルゲンガーのつづき。
それでまあ、その教授が言うようなことが本当に起るんだろうかと
みんなは(たぶん)思ったが、日頃真面目一筋で、冗談の一つも言えない先生が
あんなことを言うなんてと、
私としてはとても信じられない思いだった。
一番に考えられるのは、本人は否定しているが居眠りしていて夢を見た。
そのときは、それに違いないと仲間内では
笑い話で終わらせたのだが・・・
次の講義は休講になった。
「ショックで熱でも出したんじゃない?」って誰かが言ったが、
何かとても不吉な予感がした。
私の大学時代はとても前のこと。
そう、私の娘が来年大学を卒業するのだから。
古すぎて記憶はもうそこで途切れてしまったが、
あれから二度と教授に会うことが無かった
ことだけは覚えている。
でも、何で今頃ドッペルゲンガーに遭遇した教授の話しを思い出したかというと・・・
私も見たのだ、もう一人の自分の姿を。
つづく