JRCの業務用真空管受信機NRD-1ELは現在の受信機に比較し、約40年も前の機種ですので混信除去機能、雑音除去機能などの面で劣る事は言うまでも無い事でしょうが、ちょいと良い点を拾ってみますと、
*1KHz直読出来るので当時憧れだった待ち受け受信が出来ます。
*周波数安定度が良い。TS-680Vと変りません。これは驚きです。電源ONからHAMのSSBのQSO聞いていてもまったく変動はありません。測定器は持っていないのでどれくらいの安定度かはわかりませんが。(^.^;
*6,3,1KHzのメカニカルフィルターの切れが良い。6KHz同じ周波数で中国局が聞こえる状態で3KHzに切り換えると潰されていた欧米局だけ聞こえる事もあります。
*音質が良い。
*シールドが良い。TS-680Vのそばに受信周波数に設定したDIPメーターを近づけると結構Sも振れますがNRD-1ELはまったく受信しないと言っても良いくらいです。シャックからアンテナまでは水平距離で10m程離れております。アンテナを外せばまったく入感しません。
*AGCがLong,Sort,Tone?,Offの4段で切り換えられる。CW受信に有効。
*BFOピッチコントロール出来る。これによりUSB,LSB切り換え混信を除去出来る。取り説にはCWですが、混信除去の方法が書かれてあります。
*1MHzのバンド幅をモータードライブで高速移動出来ます。なかなか面白く良いです。
*535KHz以上の電波を通さないLPFが付いてます。これにより長波聞く場合、強力な中波局などの影響が少なくなります。
*455KHz IF OUT端子があります。DRMコンバーターとPC接続すればDRM放送が受信できます。たぶん。
逆に良くない点は、
*雑音除去回路はIFリミッターだけでON/OFFスイッチも無いので効果の程は解りませんが、空電や車のイングニッションノイズには、ほとんど効果が無いと思われます。ただしフィルターを6KHzから3KHzにすると高音部が抑えられ雑音が減ります。
*重い。消費電力が多い。音が出るまで数十秒かかる。暑い。(重厚ケースのおかげか?想像よりは暑くないですが)これはしょうがありませんね。(^.^)
入手当初はAF,RF GAINのVRにガリがありました。VRシールドケースの隙間からブレーキ・クリーナーで洗浄しようとケースから外したら、業務機仕様?VRで隙間がまったくなく密閉された物でした。だめもとでシールドケースのツメを曲げたらシールドが外れました。洗浄し元に戻したらガリはまったく無くなりました。(^.^)
