「ゆとり」転換、主要教科の授業時間拡大…中山文科相(読売)
中山文科相、総合学習削減の意向 教科の授業時間確保 (朝日)
中山成彬文科相 学力低下対策「土曜日の活用も」初言及 総合学習削減を示唆(産経)
中山文部大臣が発言をした総合的な学習の時間見直し発言について考えさせられました。
学習指導要領が発表されてから頻繁に「学力低下の危惧」が言われておりました。報道などでは現場の教員は望んでいないのに文部科学省がごり押しをしたというような表現で語れていて、違和感を感じていましたがスタートして3年で早くも見直しを大臣が発言する事態となりました。
私の理解では、そもそも問題にされていたのは『詰め込み教育』だったのではないかと思います。
学歴偏重社会や受験戦争の過熱によって、学ぶことに意義を見出せないいわゆる「落ちこぼれ」が増えてきたり、試験のテクニックばかりが先行し物事の仕組みや理解ができていないことによって偏差値が高いのに学力が低い子供達が増えてきて、それを見直そうという話でなかったのでしょうか?
1991年の中教審答申でもそのように議論がされています。(
中教審のキーワード)
「生きる力をはぐくむ総合的な学習の時間」は、正解か否かよりもなぜそうなるのか、プロセス(過程)を重視すること。「解かる」や「自分と繋がる」といった学びを重視すること。失敗から学んだり感性をはぐくんだ上での知識に重きを置いたりという点が、私たち自然教育を志している人とたちが目指す『
環境教育』と共通する部分があって応援していました。
浜中町でも多くの学校がユニークで素晴らしい実践を続けていますし、中でも
茶内小学校は4年生から6年生まで湿原をテーマに独自のカリキュラムを作って成果をあげています。(立案に関わられたH先生と元湿原センタースタッフのS氏に深い尊敬念を持つとともに、継続して関わらせていただけることに感謝しいます)
これから、小学校で学びを深めてきた子供達が中学校高等学校と進んでいく中で様々なテーマを持ち自ら深めていく、そして9年間経ったときにはじめてその成果が評価できるのではないかと思います。
朝令暮改とは言いませんが、2年3年では成果は生まれませんし、小学校で耕され撒かれた種を刈り取り糧にするまでは、いましばらく猶予が必要なのではないでしょうか。