もはや7年前の中国ではなかった!! というわけで、北京から戻ってきました。
中国人の生活は、地肌の上に小さな家が建っていて、ごみごみして 複雑で 整然としていなくて ざわざわしていた 様に以前は見えていたけれど、今回は大きな大きな都会で東京よりもかっちり管理された印象をふんだんに感じさせられまくりだった。
以前は、農村部や内陸を訪れていたので コントラストが大きくなってしまうのだろうけど、中国人の変わり身の早さ 向かっている方向は確実に近代的で現代的で合理的で便利で物に恵まれた生活だというのは違いないから 遅かれ早かれみんな小さな北京になるんだろうなと思ったりした。
で、その中でも今回最も私の行動に影響したのは、お茶に関すること。以前はお茶を売る専門店は多く目にしたし、量り売りでその場で上手に紙に包んでくれるのがとても面白かった。お茶呑みの私は おいしいお茶を買うこと、茶芸を見ることが一つ楽しみではあった。
さて、現実的には量り売りをするところが少なかった。大手のチェーン店ばかりがどこに出かけてもあったので、そこここのその店で購入することになった。紙には包んでくれなかった。ビニル袋に入れてくれた。それから、殆ど多くの地元の人は真空パックやティーバックをスーパーマーケットや市場で買う。
食事をするときも ティーポットにあからさまにティーバッグを突っ込んで何度もお茶を出す店も多かった。
そんな中で、このティーポットはやはり合理的で感動した。
一旦注水したら茶こしの上の部分にお湯は溜まるので浸透の時間は自由で、色を見てもうよしと思えばボタンを押してお茶だけ下のポットの部分に抜くことが出来る。そのまま置いておいてもお茶が出すぎたりしないし、蓋をしたまま蒸らすことも可能。透明で私好み。
こんな革新は趣は多少損なってもやはりありがたい。中国でも昔の建物を再現したような観光地や商業施設は人気があるようだった。過去と現在が隔絶されて好まれるところは日本とすごく似ている。脈絡を経たずに過去からつながっているものはヨーロッパには多いように思う。それでも現存するものでも もっともっと古い時代にどこかでなにか歴史の断絶が起こっていることが多くて、それが考古や懐古の興味をそそる。
7年前に中国に行ったことも今回出張で訪れたこともとてもよかったと思う。
写真の店員は、パフォーマンスもかねて高く掲げてお茶を注いでいますが、普段はポットにセットしたまますればよし、それが便利。
この店では店頭でお茶を振舞うのが特徴ですが、乞食っぽい老婆にお茶をご馳走していたのが随分とのどかで親切だと思った。池袋駅に立ったまま眠ったりするホームレスがいますけれど、池袋西武の地下食品売り場の日本茶エリアで店員に怒鳴られ追い払われてお茶をかっさらって行くのとエライ違い。迷惑な人なら店に入れなければいいし、それはむしろ店の責任、買う買わないで客を区別するのは間違いか?! 一緒に買い物を楽しめる価値のある人物かどうかという観点ではあれだけ沢山人の集まる日本の百貨店や商業施設はもうちょっとセキュリティーチェックしても良いようにおもうが…。
お茶はおいしく楽しみたい。お茶は人を癒し養うもの。お茶を振舞う心のある人から私はお茶を買いたい。
