恋人が熱の為に休むと職場で知った。
あたしはその日朝6時半から働いていて
携帯電話にも何も連絡がなかった。
仕事中心配で心配で堪らなかった。
お昼休みにすぐ電話をかけたら
少し鼻声の辛そうな声。
38度以上の高熱がでているという。
こんな時に限って両親は旅行で留守。
かなり迷った挙句に
3時半に仕事を終えて家まで行った。
車の運転が苦手なあたしにとって
近所以外の道を運転するのは挑戦だ。
恋人も「来ないで。」と言ったくらいに。
でもやっぱり顔を見ないと安心出来なくて
カーナビを頼りに恐る恐るの運転。
途中コンビにで色々買ってお見舞い。
恋人はちゃんと生きていた。
病院での注射が効いたらしく
熱も少し下がってきたみたい。
でもいつもより弱々しく
少し目が赤い恋人は
妙に小さく見えた。
そんな状態で
「来てくれてありがとう。」
とあたしに優しい言葉をかける恋人。
「守ってあげなくちゃ」
突然心からそう思った。
今日は頑張って運転した自分にはなまる。
そして明日こそは
恋人の熱が下がりますように。
余談:料理の苦手なあたしだから
見かねた恋人は美味しいうどんを作ってくれて一緒に食べた。
そして病人にやらせるあたしは悪人だと思った。