松下幸之助の人間学に学ぶ「成功への情熱」
18歳の学生に「松下幸之助」を知っていますか?と聞くと50人中全員が知らなかった。
私は1985年に松下幸之助が創設した「松下政経塾」に入塾した。
幸之助の父親は地元の名士であったが事業に失敗して破産した。
幸之助は肺カタルで片肺しかなく、家族全員結核などの病気で死別している。
金はなく、体は弱く、学歴もない。
松下幸之助は一般的にはハンデと考えられるものを背負いながら40〜50年で世界の松下電気(パナソニック)に会社を成長させました。
●「経営の意味」
建築用語であるが、人間が目的をかなえる為には夢に向って目標をたて、たてた計画にたいして、今日何をするべきか?を考えるものである。という。
又、経営には「規模」があり、一個人、家庭、企業、学校、クラス、町、国、世界とそれぞれの経営がある。
といことは社長であろうが社員さんであろうがそれぞれの立場で全員が「経営」を行っていると言う事になる。
大切なのは目標を達成するとどうなる(目的)のか?と言う事を認識し努力する事である。
ありがとう経営とはありがとうを頂ける事を目的としてありがとうと言う言葉が仲間の中でわかち合える経営であり全ての人が行える経営である。
●「松下政経塾」の選考基準
・愛嬌のある人
・運の強い人
愛嬌のある人は判断しやすいが「運の強い人」はどのように判断するのか?
・本人に聞いてみる
「あなたは運が良い方だと思いますか?」
「どんな体験をされましたか?」
その人の応える体験談や話し方で運が良いと思っているか悪い人いと思っているかすぐに判断できるし本人が運が良いと思っていることが重要である。
何故なら、人生はその人の意識が決めるからである。
人間の脳みそは「+」と「-」を同時に認識できない。
幸せか、不幸かは本人が決めている。
コップに半分の水だけで3日間生活しろと言われたとき、その結果はスタートに時点で
本人が決めている。
・何とかなるかな?できる。
・できない。無理
と無意識のうちに人は2通りの意識を選択する。
前者はできるが、後者ならできない。
可能思考とは「現実をあるがままに受け入れて前向きにベストを尽くす生き方」をいう。
幸之助は体が弱く、学歴ものかったのでトップダウンできなかった。
それを成功の要因と考えている。
ただし、可能思考とノーテンキは違う。
リスクマネージメントは大切。
何でもかんでも+にとれば良いと言うものではない。
●人材教育のスタンス
信長・鳴かぬなら殺してしまえホトトギス。
秀吉・鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス。
家康・鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス。
幸之助はどのタイプですか?の問いに「私はどれにもあてはまらない」
私は「鳴かぬならそれもよし、ホトトギス。」
・ホトトギスは鳴くものと決めつけているが鳴かないホトトギスであれば、3つのパターンでは解決しない。そのホトトギスに他に良いところはないのか?と考える。
教育も同じ、その人のパーソナリティを全て受け入れてどのようにプラスにするかを考えれば答えにたどりつく。
●検索エンジンを作動させる。
「質問を投げかける」
どうすれば「目標が達成するのか?」という質問をすればその人の検索エンジンを作動させることになる。
すぐに答えが出なくても常に検索エンジンが作動している状態であれば其の答えは必ずみつかる。
重要なのは検索エンジンを作動させ続ける事。
●不確実性の時代
1980年代不確実性の時代と呼ばれていたが幸之助は「それなら確実なる時代にせねばならない」という。「決めたらなる」というのである。
●メンタルリハーサル=目標の達成(成功)の体験は達成の前に既にしている。
金メダリストは金メダルを獲得する前に既にその状況をイメージできている。
だから、2度その状況を体験しているような感覚になるという。
又、人間の脳は現実とイメージを区別しない。
成功する人はその体験を「旅」と考えるが失敗する人は「到着点」と捉える。
旅行をする時、ガイドブックを買ってきて行き先や宿泊先などを決める。
その時、数ヶ月前から旅行ははじまっているのである。
そして、その時の景色や状態が想像できているのである。
従って、今、何を考えているかで結果が決まる。
結果をつくった人は未来を過去から思い描いていた。→未来力
ようはどれだけリアルに細部までイメージできたかである。
洋服を買うときでも、自分が着用した姿をリアルにイメージできたものを買っています。
経常利益5億円と経営者が言っても社員さんはイメージできない。
社員さんの給料がいくら位になり、どんな状態かをイメージできるようにする事が必要になる。
成功体験(経験)はとても大切である。
例えば、一度食べた食べ物は「味」を覚えているのでもう一度食べる前にその味を理解している。そういう経験がないと食べる前に良し悪しを判断できない。
●実行力
今回の話を聞いて「新たに実行」する人は100人中1人か2人である。
実行する人のみが成功する。