2006/3/31

ノイズをノイズとアナドルコトナカレ  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック


毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。金曜第二回目の今日はマレットと鍵盤の使い方のお話しです。

今朝東京に戻ってバタバタと予定をこなし、もう日付けが変っている状態ですが、、、

就寝前にサクサクと


マレットの種類はたくさんありますが、ヴァイブに適したマレットは毛糸巻きのものです。過去には僕も綿巻きのマレットを使用した事がありますが、綿巻きは音がソリッドでクリアーな反面、ダイナミクスや音色のコントロールといった点で不満があり、より表情の豊かな毛糸巻きを使っています。また、ミュートやダンプリング(消音技巧全般)に於いてもノイズが少ない点で毛糸巻きが優っていると思います。
(但し、好みによれば必ずしも毛糸巻きでなければダメとは思いません)

あ、その前に

クラシックの人は曲によってマレットを替えたりしますが、僕らは一つのマレットを長く使い続けます。今夜の話はその辺りとも少し関係してるかも。。。。かも、ですよ

マレットで鍵盤を叩く、楽器としては最も単純で簡単明瞭な発音部類に入るだけに、個性を出すには苦労があります。ここに挙げるヒントを元に個性的な音色を創造して下さい。

鍵盤の叩く位置ですが、人間の心理としてはどうしても「真ん中」が良い音のような気がするものです。ド真ん中=ストライ〜ク、ちゅう事

しかし、鍵盤の下のホール(パイプ)を通じて反響してくる振動(うねり=Vibration)をコントロールする点では、鍵盤の振動をデッドにする「真ん中」は音をデッドにするだけでなく、鍵盤への負荷を高め、鍵盤の振動そのものも減衰させてしまいます。なので「真ん中を少し外した」位置が鍵盤を最も効率的に振動させる事になります。

時々無理矢理引っぱたいている人っていますが
よく見ると大体ココを狙ってしまってるんです 朝ズバっと (←出た!久し振り)
そりゃ音、出んわな。

「真ん中を少し外した位置」ここが一番音幅が大きい
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次に、例えは悪いですが、クラシックのサキソフォンとジャズのサキソフォンの違いのように、音の粒が揃い過ぎる=短いアーティキュレーションの多いジャズやポピュラーの主にリズム面で不向き、という皮肉な現状がヴァイブにもあります。上記の「真ん中を少し外した位置」だけで演奏すると、確かに音色や粒立ちは綺麗に揃うのですが、一瞬のダイナミクスや迫力を出すにはフォルテとピアノしか方法がなくなります。そこで、少しノイズ(例えば打撃音)は大きくなるが同じ力で叩いた場合でもニアンスが異なる点を上手に利用する手法に至ります。

「やや外側に向かうほど打撃音が増す」
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さらに最も鍵盤のデッドゾーンであるロープの上も演奏に取り込むと、音量は下げ気味でも迫力のある音が出せます。
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次に、マレットの振り降ろす角度も音色のコントロールに結び付きます。ヘッドの何処を鍵盤に当てるか、って事よ

マレットヘッドの真ん中を鍵盤にヒットさせるとアタック音よりも「うねり」(音量)が上がります
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マレットヘッドのやや上を鍵盤にヒットさせるとアタック音がクリアになります
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そんな事、ちゃーんと知っとったワイ
ってツッコミは無しよ。

ここまでの事なら誰に教わらなくても意識しているのが「正しいマレット道」なのです

後はそれぞれがいろいろと試して個性的な音色を出す楽しみを覚えてみましょう。そう「楽しんで」ノイズを出すんです。すると「ささやかな盛上がり」がやがて・・・・

ノイズをノイズとあなどる事なかれ

おしまい

2006/3/30

名盤2枚というけれど・・・・  木曜:Jazz & Classic Library


で、無事に東京に戻りいつものパソコンでチェキラ。画像デカいですねぇ、やはり慣れたパソコンで編集するのが一番楽です。

ジャズに名盤数あれど、人それぞれです

今日御紹介するアルバムを初めて聞いてから、もう30余年も過ぎたんですが、リアルタイムで聴けてラッキーだったと言える1枚です。

それが、これ↓
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「チック コリア/ライト・アズ・ア・フェザー」(ポリドール/1974年)

チックコリアのこの時期のアルバムとしては前年の「リターン・トゥ・フォーエヴァー」(ポリドール/1973年)が“カモメのチック”としてあまりにも有名。「リターン・トゥ〜」最初聞いた時の感動は忘れられません。「やっとジャズも渾沌として世界から脱却したな!」と岡山の山の中の音楽科で高校1年だった僕は“生意気”にもそう思った。そう思ったのは僕だけじゃなく、寮で隣室のN森(現Nフィル楽団員)などは感動のあまりに僕のLPを「冬休みの間拝借させてね〜ん」と持っていってしまうくらい
それだけ「リターン・トゥ〜」は次の時代に希望と勇気をもたらしてくれた重要なアルバムだった。





こちらの「ライト・アズ〜」はと言うと、最初は正直なところ「リターン・トゥ〜」の残りテイクのような感じがしてそれほどでもなかった。ただ、これを聞いた環境の中では生活のリズムや喜怒哀楽、70年代半ばという時代の空気にピッタリとフィットしたもので、僕は冬枯れの山を散歩する時にこのアルバムの音とイメージを合わせて楽しんでいた。



時代は過ぎて・・・・・・

今の時点でこの二つのアルバムのどちらに軍配をあげるか、と言うと難しい気がする。自分がミュージシャンとして演奏活動する中で、自他のセッション等で取り上げられ実際に演奏してきた曲というのがスタンダードだと言えるんだけど、そうなると圧倒的に「ライト・アズ〜」。もうジャズスタンダードの名曲と言い切れる“スペイン”、ボーカリストが取り上げる“ユア・エブリシング”、セッションで昔流行った“500マイルズ・ハイ”・・・・・。ミュージシャンが好んで取り上げる曲は圧倒的に「ライト・アズ〜」なんだ。スペインは今でも若い人に人気のスタンダードだ。

その後チック コリアは「リターン・トゥ〜」をバンド名(RTF)にしギターを加えて「いわゆる」フュージョン・サウンドのアルバムを発売するけど、僕は少しずつ興味が薄くなってチック コリア個人の「フレンズ」とか「マイ・スパニッシュ・ハート」とかRTF名義以外のものばかり。
思うに、初期の2枚はとてもセッション的な作りで曲が出来ていて、特に「ライト・アズ〜」はかなりラフな構成。このアルバムの曲がミュージシャンに絶大な人気があるのも、大らかに曲を解釈出来るところにあると思う。
やはりチック コリアは素晴らしいメロディー・メーカーだったんだと、今になって思う


複雑ではない、シンプルなメロディーとコードにチック コリアの若き自信と素顔が見え、フローラ・プリムのボーカルが実に印象的な、現代ジャズの起点として是非聴いてほしいアルバム。

2006/3/29

DUETのパスタ  水曜:これは好物!


松山市駅(私鉄)前にあるジャズ&パスタの店“DUET”。この地で育った者なら誰でも知っているこの店のミートスパゲティー。昨夜覗いたら休みだった。本日の松山滞在最終日に突撃


それがコレ↓
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これアップで撮ってるわけじゃないんです
横から撮っちゃうと・・・・

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ど〜よ。

やや甘めの味は昔から変わらない。
前半はそのまま、後半はタバスコをかけていただくのが僕流の食べ方。

この店の存在を教えてくれたのは父親だった。小学生の僕に「ぜったい食べられんくらいの量があるよ」と言うのでムキになって完食宣言し、連れてってもらうも、、、、、ま、当然の如く完敗でした
父親は流行に敏感だったから街で噂の物に詳しかったとしても、僕の世代、次の世代、さらに次の、、、、という風にこの店を訪れる客は絶えない。

本日入った時はクリフォード・ブラウン。そしてソニー・ステット〜店内はジャズしか流れない。その昔街中にジャズ喫茶があった頃はジャズを単なるBGMに使っている店と思っていた。今、大半のジャズ喫茶が無くなったら、ジャズの聴ける落ちつく店に感じた。不思議なものです。

4:00pmに訪れたが、店内には女子高生の集団やら休憩中のビジネスマンやらでにぎわっていて、僕らが通っていた時代と客層に何ら変わりがなくて妙に安心した。
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(「デュエット」松山市駅前/鉄道線・市内線駅地下街上)

何とか完食したぞ
今夜は寝台の個室でおつまみとジャズまみれになりつつ明日の朝には東京です。

2006/3/29

3月28日的ジモティー・街ぶら街ネタ合体編  火曜:街ぶら・街ネタ


ただいま私用で実家のある四国は松山から
昨日はホストメンテで接続が出来ないものと思っていたら、みなさんご覧になってます。見てないのは僕だけ大変失礼しました〜
で、アクセス出来たので今日一日の時系列的ジモティー・ブログを臨時アップ

松山、本日は晴れ時々雨時々曇りで雨の後急に寒くなった。

1:00PM
いつもなら寝ている午前中から用事を済ませ、小腹が空いたので何を食べようかと思い実家界隈に出る。
実家の界隈はこんな感じ。
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車の渋滞を尻目に道路の真ん中を丸っこいのやら四角いのやら様々な形の市電がスイスイ走る
信号が変わると車・バイク・バス・市電が猛ダッシュ!
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どさくさに紛れてこんなのまで道路の真ん中を走る
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観光客用ながら夏目漱石の小説に出てくる復元版“坊ちゃん列車”

背景の某有名量販店や後ろの四角い21世紀型の市電とかなり妙なコントラスト
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こんなのが走るんだから子供の頃から電車に興味が沸くはずでしょ

で、近くのアーケード街までの100mにまた雨・・・傘無しで出たから見事に濡れた
思い立った店はアーケード街から一本路地に入ったこの店
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(「ことり」松山市湊町3−7−2)
いい感じで昭和してます。メニューはこれのみ
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由緒正しいアルマイトの鍋焼きうどん(関西以西の定番)といなりずし(三角いなり)。高校時代の帰省中にこの界隈にたくさんあったジャズ喫茶詣での合間にここでよく食べたものです。それで家の夕飯も食べてたんだから
久しぶりに食べた。

1:30pm
一度実家に戻って用事に。途中東京の市川秀男(p)さんから連絡あり。

4:30pm
用事を済ませて実家に戻ると今度は某事務所から5月のスタジオ予定の連絡が留守電に。一段落で近くのジャズ喫茶に向かう。
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先のビルを一筋曲がると・・・・
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(「プレーム」松山市大街道3−1−2F)
以前は電車通りのこちら側にあったが最近向こう側に引っ越した。信号渡るのがちょっと億劫かな
勿論ジャズ喫茶とくれば・・・・
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ジャズ喫茶。ライブハウスとは違ってまたまたいい感じです
何処へ行ってもあるカフェなんかより僕は好きだな。

6:30pm
プレームを出てアーケード街の入り口のある大街道(おおかいどう)電停から5番の電車で松山駅(JR)へ。
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髪をなんとかしたくなり贔屓の美容室へ。松山駅からタクシーで5分。この時間道路の渋滞を尻目にスイスイ走る市電を活用。何処まで乗っても何回乗っても一日300円!ICカードをかざすだけでOK。田舎の私鉄と侮る事なかれ、これで市電・鉄道・バス・タクシー全部清算出来てしまうのだ。
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7:00pm
松山滞在時の「髪」はここ“HANAVI”(松山市生石町153−2F)。以前はここのオーナーが実家60mのチェーン型の美容室に居たが独立した。夕方予約が取れたのはラッキー。かなり盛り上がりトークで爆笑するうちのあっという間に完了。最後は「なぜ店の前の道が西環状通り」ではなく「フライブルグ通り」と言うのか、、、というローカルな話題に。

7:50pm
松山(JR)駅前から2番の市電で松山市駅(私鉄)に向かう。夕飯をここの駅前にある“DUET”というパスタとジャズの店にしようと思ったから。
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ここのデパートの屋上には観覧車がある。由緒正しい関西系の店だ。

あらら、店の前に行くと休み。仕方なく駅前の地下街に入って夕食を済ます。

9:30pm
再び松山市(私鉄)駅前から3番の市電に乗り実家界隈の大街道電停に。そこから7分ほど歩いて松山滞在時の行き着けのジャズバー“キーストン”へ。
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(「キーストン」松山市三番町1−10−13−3F)

先日甲府に行ったときの日本酒の原酒をジャズドラマーでもあるマスターにおみや。
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今夜のカウンター担当は地元E大でクラシックの作曲を専攻しているI君。
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しばらく飲みながら談笑していると今夜のステージ。W君(as)率いるバンドの演奏が始まる。
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彼らの演奏を2セット見てから、5分歩いて実家に戻った。

おしまい

2006/3/26

前倒し更新/火曜:街ぶら街ネタ  火曜:街ぶら・街ネタ


またまた不在の第一回目の前倒し更新です
身近な街、遠い街、特に地方都市に出かけると個性があって面白いものです。
再開発とやらで何の面白味もない街の顔になってしまった部分も散見されはしますが(住んでる人はそれで便利になったと思ってる場所もたくさんありますから否定はしません)、それでも歴史あるものや、風習、風土といったものが、脈々と今日まで残っていて(時には「もの凄い」事となってるモノもあります)かなり好きです。

日本は街にせよ、味覚にせよ、本当に個性豊かな場所なんです。最近どんどん壊されて、決まったように郊外に大型ショッピングモール。これでは留学時に無個性で呆れた20年前のアメリカの地方都市(中枢都市)の再開発と同じ。だって何処に行っても同じ色調のガラス貼りの高層ビルを建ててるので街の顔の印象が大都市よりも薄いんです。



さて、





「ますの寿し」繋がりになりますが
この写真の街は富山市です。過日行った時のショット。
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いい味だしてます 富山
個人的には正しく路面電車が街の中を走り独特の建物(茶色のビルはDAIWAという北陸地方では有名な百貨店)など、昭和のジオラマのようです。でもちゃんとそれで機能しています。繁華街も正しくアーケード街(つまり町ぐるみのショッピングモールって事よ)があり、郊外の非個性的な大型ショッピングモールよりも歩くのが楽しい(と、僕は思う)。
初めて雪の積もる土地に行った時に感激したのは「縦型」の信号機南国には無いのです。





と、突然。悪戯を思い付きました






東京に富山出身の知り合いがいたので、メールに「これって何処よ」
とメールに添付して送りました。



それがコレ
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何処にでもあるファーストフード店。いいですねぇ、クイズには非個性的でうってつけ。ちょっとだけアーケードの形が分かるように押えました。

すると、直ぐに返事がきて「富山!西武百貨店の前から撮ったでしょー」

凄い もちろん、10点差し上げる
このアングルでもやっぱりわかるものなんですね。無意識に見ていた街の造形ってやっぱり大切ですそれだけ街に愛着がある証拠でしょう。


おしまい

2006/3/26

前倒し更新/月曜:ちょっと舞台裏  月曜:ちょっと舞台裏


不在中に第一回目というのも悲しいものがあります
そこで前倒しに出かける前に蔵出しで第一回目をしのぐ事に

舞台裏というとまずは楽屋でしょうか。しかしこのプライベートな空間でパチパチやるのもおかしいですが、最近は本番が終わるとリーダーから写メールが届く事も。

で、これは先月の高円寺JIROKICHIでの鶴谷智生(ds)氏主催のライブ終了後楽屋でのショット
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翌日リーダー鶴谷智生氏がメール添付で送ってくれました。
まるでコタツのある居酒屋で打ち上げしてるようにも見えますが
なかなか珍しい楽屋風景です。
本番が終わった後のミュージシャンの顔はステージとは別人28号。そのまま店で朝まで飲む人、楽器の撤収に一苦労する人、終電に慌てて駆け込む人....
昔に比べるとミュージシャンは実に健康的になりました。酒も煙草もやらない人も増えました。どちらが良いというのではなく自分の意志で行動するようになったわけです。
僕はと言えば、、、、、楽屋で乾杯(ノンアルコールですよ)して必死で楽器を撤収し必死で車に積み、必死(?)で運転して帰るわけです(←この必死の運転の意味は違うような気がする)。ま、車移動というのがある限り飲む事はなくなりました。
ここでは楽屋の話しに限らず、ちょっと表面には出ないような事について更新して行きましょう。
おしまい

2006/3/26

身分詐称魚と「路弁」ますの寿し  日記


昨夜に続いておかしな決まり事・・・02年から食品表示法が変って一気に魚の身分が明かされ「アンタだれ」という身分詐称魚が見慣れぬ名前で店頭にゾロゾロ。
詐称と言っても国民に認知されるまでの「芸名」?ですから「俗称」を加えただけに過ぎません
今でこそ「メロ」という魚を「めろ」として食べますが、改訂直後はなんだか今まで騙されていたような気になって「メロ」を白い目で見た人も多いでしょう。「銀ムツ」と呼ばれた事で日本の家庭のポピュラリティーを早く得られたわけです(まぁ、対価が適切であったかどうかは別として)。ただしムツとメロが魚科の中で同一種であるかのような誤解を招いたのは事実。似ても似つかぬ魚同士が切り身となって見た目が(少し)似ていた有名魚と抱合せて売る、というのは(対価が適切であれば)いちいち条例を持ち出すような事でもないかと。
おかげでトロに至っては「生」の他に「解凍」の表示、さらに養殖ものまで(出来たんです)あるのでアルゼンチン産やらインド洋産、はたまた地中海産等、まるで地理の勉強をしてるみたいです

しかし古来から出世魚というのも日本にもありますね。これなど食品表示法を当てはめるとかなり面倒な事になるんじゃないかと・・・・・。
で、施行後5年も経つとそれなりに落着きを装っている食品表示法。普段は何も気にせず魚に出会っていましたが、ハタとその実情に遭遇しました。

それがコレ。
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富山名産ますの寿し/特撰高速限定(富山・味よし食品)

昨夜帰りの中央道石川SEで見つけたもの。「ますの寿し」と言えば富山の駅弁としてあまりにも有名。最近はコンビニでも見掛けますが、これは富山の駅弁として見慣れた「ますの寿し」ではありません。サービスエリア限定品(最近そういうの多い)。富山駅弁「ますの寿し」はもっとオレンジ系のパッケージ。富山といえば「寒ブリ」や「白えび」そして日本酒など旨いものが多いお気に入りの街。
今回は「初代田中外治伝承の味」というキャッチに釣られて買いました
     





         が






         しかし・・・・・







肝心の初代・田中外治さんの事を全然知りません。包装を眺めてもこの人が何を発案したのか偉大なのか語られてなくてさっぱりわかりません。気になってネットで検索してもわからない。ううん。。。富山出身の元弟子にでも聞いてみようか それとも以前出演した事のあるFM富山の「未来倶楽部」に電話してみるか

ともあれ、食して思ったのは「あっさりに磨きの掛った味」で気に入りました。真空パックで味が妙にエグくなってる一部の「空弁」に比べると、従来通り当日限定品の「駅弁」はそのまま包装しただけなので良く出来ています。その駅弁よりもさらに「あっさり」しているのだから「路弁」とでもカテゴライズしても良さそう。

で、食べた後で裏に貼られたシールを見ると
原材料「マス(サケ科)」とありました。この辺りどのような経過で落着いたのか興味のあるところですが、

「さけ科の寿し」にされなくてよかったなー おい 

と、思わずピンク色の「ますの寿し」に激励せずにはいられませんでした。

おしまい

2006/3/25

0325:不可思議な条例とプリンの「す」  日記


今日からはレギュラーサイズ。

最近どうもPSE法(電気製品安全法)といい、わけのわからん事だらけ。ちなみにPSE法の概要は以下のURLに。みなさんちょっと見ておいた方がいいですよ。なんせ3月31日で5年間に渡る施行猶予期間(殆ど知られていないけど)が終わってしまいます。
経済産業省PSE法ガイドラインのページ
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/outline/hou_outline.htm

で、昨日も不可思議な条例がまたひとつ可決
奈良県は未成年者が午後11痔から朝4時の間保護者同伴以外で街を歩いているだけで不良という事になって警察に補導するような条例が定められたそうです。コンビニにちょっと、、、とか、ライブの帰り道に、、、とか、補導なんてあり得ない話です。第一に街中に住んでたらどーすんの。一番笑ったのは、その条例で18禁のインターネットサイトを見ただけで補導とか。じゃ、テレビのドラマは?週刊誌は?

第一ネットで誰が何を見ているのかまで監視するなんて統制下の戒厳令みたい。条例よりも上のプライバシー保護法があるんですけど。要するに条例の目的は指導じゃなく補導してしまえば済むと考えたな。変な大人がヨコシマな想像で勝手に個人のプライバシーに侵害するのはよしなさい。

     後で条例を撤回するなんて惨めです

         朝ズバっと (今日も出てしまいました)



 
          いや




          正確には
           ・
           ・
           ・
           ・
           ・

        サタずばっと


           で、




昨日は山梨に出掛けました。
久し振りの甲府市。ちょっと街中のデパートも覗いてみました。地方に行くとその土地々々の繁華街を見るのが好きです。自分が地方都市の中心地で育ったからでしょう。デパートを巡るには個人的に流儀があります。何はともあれ必ず「正面入口」から入ります。それでそのデパートの商売意欲やサービス、質や品位といったものが全てわかってしまうのです。採点方法は個人的な事なので秘密(笑)。このデパートは前々から合格でした。で、そこでこんなモノをめっけました

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地鶏たまごプリン(八ヶ岳ほ〜むめ〜ど舎)

さっき帰ってから食べる前にパチリとやったものですが、これ、昔流行ったナタデココではありません。「す」だらけです。「す」を見なさいとばかりに「す」「す」「す」。何かの間違いだろう、、と陳列されていたもの全てをチェキラするも、どれも「す」「す」「す」「す」・・・・・。

これはきっと「す」を売り物にしてるんだ「す」の舌触りを楽しみなさい、と解釈するしかありません。で、さっき食べましたら、しっかりと「す」の舌触り(中の中まで・・)。
なめらか系が主流の中に、颯爽としてインパクトがあって、これはこれで美味しく楽しめました。

意味のない条例よりも、こだわった「す」の勝ちです

おしまい

2006/3/24

祝!ブログ開設記念 最終日の今日は“バートン グリップ”解説  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック


毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。金曜第一回目の今日はいままで掲示板で何度も論議されたグリップの話しです。

が その前に・・・・・

私はPSE法(電気用品安全法)に断固反対します


楽器だけの事じゃなく、例えば電化製品でも「機能」よりも『形が美しい物』をインテリアとして購入される人も多いでしょう。電気スタンドから冷蔵庫まで、新旧集めるとバラエティーにとんでます。車だってそうです。新製品には無いものをわざわざ買うのだから自己責任は当たり前。ニュースで元YMOの坂本教授も怒ってました。曰く「人が自己責任で買うものまでいちいち国が横からとやかく言わないでくれ」。

どんな物にも価値がある、と言い続けていたのはお役人さん、あなた方の時代じゃありませんでしたか
今頃になって矛盾した事を言うんじゃありません そんな途中でクレームされて対象除外がいっぱい出るような法律、やめてしまいなさい

朝ズバっと   (、ゆっ、指,,,,,,,,まえ出ませんケド、)

と、昨日に続いて、みのもんたさん風の挑発(すいません昨日は“フンコー”して変換キーを叩いたら間違って変換してました)発言で始めましたが、

本日のお話しに、これはひじょ〜に関係があります。

PSE法は時事ですが(前フリじゃないよ)、関係するのはこの
朝ズバっと の  ←これ

   つまり
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
グリップです。

僕らのようなバチを何本も持って演奏する奏者の事をマレット・キーボーディストと呼びますがマレット(Mallets)を片手に2本ずつ持ってポロンポロンやるには、このバチの持ち方にひと工夫あるものです。
ここからはちょっと専門的になりますが、片手に2本のバチを握るには流派があって、大別すると次の3つがあります。

(1)トラディショナル グリップ(叉はスタンダード グリップとも)
(2)バートン グリップ
(3)ムッサー グリップ(叉は亜種にスティーブンス グリップなど)

それぞれにメリットとデメリットがあり使い分けは個人の好みというもので自由です。13歳の時にこの楽器(vibraphone)を触った瞬間から僕はバートン グリップなので他のグリップに言及しませんが、大まかに

(1)は左右1本ずつで演奏していた人が和音を弾く為に各々の外側にマレットを足した形の発展型
(2)は僕の師匠ゲイリー バートン(Gary Burton)氏が始めた持ち方で(1)とは手の中で重ねるマレットの上下が反転
(3)は片手2本ずつをほぼ平行の形で持つ形

(1)以外は全て人名が付いているように近年の演奏者が「握り方」を発展させています。

で、今日のお話しはバートン グリップの事です。
ホームページやBBSで何度も取り上げていますが、ネットユーザー、リスナーの人から「バートン グリップは手の中で重ねたマレットが振動してグリップノイズが出やすくないですか」という質問。

答えは「ありません」

人それぞれに体格が異なるように、グリップに関わる手の大きさや、手のひらの厚さ、指の長さや腕の長さというものが違います。その違いが音色の個性を生む大切な要因なので選択したグリップを自分の体格に合わせて改良しながら身に付ける事が重要。
確かに13歳の時にこの握り方を始めた当初は多少のグリップノイズがありましたが、それはすぐに改良すれば無くなりました。

文章での説明ではなかなか理解出来なかったと思うので、ブログ開設記念に公開します。(と、言ってもグリップに商標はありません)

まずはバートン グリップってこうよ 右手。これは下側から見たところ(左はこの逆)
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メロディーに使うのは写真で言うと「あっち」側。それが上に重なってます
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見えやすいように手前の親指立てちゃいました
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・・・・・で、このままでは僕の手の大きさではグリップノイズが出ます・・・・・

そこで、題して“バートン グリップ 赤松バージョン” (特許出願中 ← うそ)

薬指を少し立て気味にして外側(上側)のマレットを軽く押し上げます。 あ、さっきから親指は立ったままですがこれは見やすい為の特別大サービス
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ちょっと角度を変えると手の中でマレットが重なってないのがわかるでしょ
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はい、出来上り!
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ちょうど僕ぐらいの手の大きさ、厚さの人にはお薦めです。

何だか細かいコトゆーブログだなぁ、と思う方もいるでしょうねぇ(笑)

下はバートン グリップとトラディショナル グリップの例。遠目じゃほとんど同じに見えますが、「手の中は・・・・」こんな感じ。
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左から あかまつ/vib(バートン グリップ) 松島美紀/marimba(トラディショナル グリップ) @ 銀座ヤマハライブ

金曜日はこのようにちょっとホームページで説明が難しい事や掲示板の投稿質問等で画像解説に適した事について話題と共に不定期で触れて行きます。新たな質問はこちらへ、、、
ドゾ(投稿質問の前にHPメインコンテンツのQ&Aログも参照してね)

2006/3/23

第一回目は祝・ブログ開設記念で一挙に2連発!  木曜:Jazz & Classic Library


最近、音楽の事を「素材」だとか「ネタ」だとか言う連中がいるけどそういうのは嫌いだね。音楽はもっと豊かで貴いもの。愛の無い人達がやってる事は、いくら最新の機械を駆使しようがブームを作ろうが、結局元ネタの上辺だけを削ぎ取っているだけ。オリジナリティーも無いし、すぐに次の展開が予測出来てしまう。 朝ズバっと

と、まあ、のっけから今日はみのもんたさん系の徴発路線で始めてみましたがネットが普及していろんな情報が交錯しているんだし、あちこちでいろんな論議が存在してもいいよね。

で、誰しも最初は憧れや模倣というのもが音楽の入口には必ずあるもの、と言うのを前提すれば、例え一時でもたった12個の音の組み合わせに酔心し幸福に満たされた時間の事を決して忘れないでしょう、、、という部分。まるで魔法の呪文のような音楽の不思議な(良い意味での)錯角と愛着が現在の自分の細胞の何処かに潜んでいるんだよね。古くても新しくても 有名無名に関わらず 手元にある音楽で日々ピンと来るものを紹介してみましょう。
何処かで見つけて聴いてみてほしい音楽


◆『My Funny Valentine/MILES DAVIS』(SONY/1964年2月録音)

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ビブラフォンをやってるからと言ってビブラフォンの音楽ばかり聴いていたら、きっとすぐに飽きてしまったでしょう。第一に昔からビブラフォンのアルバムよりも他の楽器のアルバムの方がずっと多く店頭でも多く人目に触れるもんね

まずトップバッターはジャズではあまりにも有名なトランペット奏者マイルス・デイビスのアルバムから。

これは曲のテーマからコード、果ては各ソリストのアドリブやカンピングまで全て歌えてしまうほどに頭に残ったアルバム。子供の時だったから記憶力が良かっただけ、、

いやいや、それだけじゃそんなに覚えるもんじゃないよね。最初聴いた時は「なんてミストーンの多いトランペットでしょう」 と、正直なところピアノやサックスやドラムにばかり目が向いていたんだけど、何度も聴いている内にトランペットが吹いてる(例えメロディーでもソロでも)時のバックと、他の楽器がソロに回った時のバックの緊張感があまりにも違う事から、このマイルス・デイビスという人に俄然と興味が湧いたんです

音楽って音色の幅と緊張感だ

と、その時はかなり早合点 した小学生でしたが、その後理論を吸収したり技術を修得したりするにつれ、やはりそれが脈々と自分の中でも生き続けてるんです。
日本ではこの少し前のクールジャズ時代や、このすぐ後のウェイン・ショーター(sax)の入ったマイルス・デイビス・クィンテットのアルバムが人気ですが、僕はメンバー全員がマイルス・デイビスの吐息にまで耳を澄ませているような 演奏をしているこのアルバムが好き。また70年代前半のエレクトリック・バンドも同じ意味で好きなのです。



◆『TUBOMI/緒方裕光』(Watercolors Music/2004年12月発売)

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昔のジャズファンは7割が海外演奏家の演奏家に惹かれてジャズや人生・哲学までも語られましたが、今や海外も国内も何ら隔てなく明確なメッセージが込められたジャズがたくさんあります。だって見ず知らずの人の事をとやかく語れるほど、僕は空想力は豊かじゃないよ
でも、音を分析する事は嫌いじゃないし、それをベースに演奏中のプレーヤーの心境を予測するのは得意かもしれない。音楽への入口でやった模倣というのはそういう事だったような気がするな。レコードに合わせた単なる音合わせじゃなくね。(時にはプレーヤーの調子が悪く半音ズレで覚えた事だってあった。半音下げたら全てのイメージが変ってしまった)

このアルバムのリーダー緒方裕光氏は現在九州で活躍していて、自らを「印象派ギターリスト」と位置付けている人。このアルバムが届いて最初に聴いた瞬間に「わぁ、何て『愛』に溢れたジャズだろう」と思った。音というのは正直で、本人の微妙な心の変化さえもレコーディングでは記録されてしまう。ここには何の気負いも迷いもなく、ひたすらギターに向けた緒方氏の愛が周りの空気さえも温かく、清々しい、幸福感に満たされた喜びの振動が聞こえてきます。
きっと音の持つ幸福のオーラが宿っているのでしょう。
楽しい事があった時や、気分のいい時に是非聴いてもらいたい音楽。

緒方裕光ホームページ:
http://www005.upp.so-net.ne.jp/watercolors/index.html




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