2006/4/30

標識男では無いけれど・・・・  日記

前に『街ぶら街ネタ』で“電柱男とマンホールマン”について書きましたが、周りの人に聞くと電柱男は理解に苦しむが、マンホールマンは何となく理解出来るという意見がありました。
ほ〜お

只今GWの真っ盛りですから、あちらこちらに出掛けて普段見慣れない景色や街並の中で過している人も多いでしょう。是非その付近の「マンホールの蓋」にも注目しながら散策を続けてほしいものです、
と、マンホールマンなら呼び掛けるところでしょうねぇ。

その後気になって検索スタンダードのGoogleで検索するとすぐに見つかりました。

何がって?

もちろんマンホール同好の人達のサイトです。
これが物凄い数あるもので、「マンホールの蓋」と検索すると軽く7万件以上ヒットし、路上観察の世界ではマンホールは大変人気があるという事がわかりました。
ちなみにGoogleで「Vibraphone」と検索すると5万件強。略号の「vib」でやっとこさ13万件ですから、如何に「マンホール」の方がメジャーなのかわかります。
(いずれも日本語サイト検索)

あ、唐突ですが、それでもvibraphoneで5万件とは、随分増えたものです。約10年前にホームページを始めた時、(今では信じられませんが)あちこちの検索サイトからホームページの登録依頼が舞い込み、その登録画面上の検索キーワードを何に設定するかで悩み、あれこれ試す中でvibraphoneだと数百件しかヒットしなかったので、これなら新米のホームページでも「簡単に検索結果に反映されるな」と思い選んだものでした。


で、話しは戻ります。


「電柱」も検索してみたのですが、これはなかなか検索結果が「電柱男」と結び付きにくい。いろいろと絞り込んでみたものの、やはり「電柱の広告」に人気が集中しているようで、電柱そのものの愛好者は少ないと見ました。

やはり電柱はそのもののデザインという魅力が一般的ではなく、対してマンホールはデザインとしての価値が高く、観察の対象として成立ちやすいという事なんですねぇ。

人間って、やっぱり面白いです。







ここまで書いて、ある写真の事を思い出しました。

ジャケ写素材を集めていた時に出会ったものです。


ロケーションは・・・・・


海沿いを走る一本の国道........


道路の左は穏やかな海

右側にはそそり立つ崖
日本の海沿いに行けば、どこにでもある風景


手前の海側には海を見渡すカフェ。
こういうところで沖合いを行き交う船でも見ながらの
“お茶”もなかなかいいもんです

やがて道は海岸線に沿って、、、、


大きく右にカーブ


カーブ。。。





なんだー
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『R196某所』

大中小10個もの『右カーブ』の標識が並ぶ
ここは以前真ん中の大きな標識だけがあった記憶があり、海にそそり立つその標識を撮ろうと出掛けたのですが、行ってみると、まぁ、こんな感じで被写体としての魅力にすっかり欠けた姿に変貌していたのでした。言わば悔し紛れのショット。

よっぽど海に飛込む車でも多いのだろうか・・・?
濃い霧が発生する場所だからでしょうか・・・?
一つのカーブにこれだけの数の標識を掲げる場所を他に知らない。
ううむ。。
こういうのを撮影していると標識男になるんだろうか、、、
僕にはその資格を有するほどの知識が全然無いんだけどね。

旅先でおもしろい物を見たら忘れずパチリ ですね。


おしまい

(注:この標識は昨年大型ダイオード点灯式に変えられて現在は存在しません)

2006/4/29

戦ってゾロ目  日記

今日はいつもにも増して渋滞が多く、なんで〜と思っていたらGWに突入した人が多かったんですね。ウラヤマシイぞ。

と、言ってもですねぇ、渋滞や混雑の無い平日に休みがあるとフラ〜リと出かけられる僕らの業種も「まんざら」悪いもんじゃありませんよ。何処へ行っても空いてるので、ちょっと足を伸ばすだけ、の、つもりが随〜〜〜〜分足を伸ばしてしまう事なんかもあります。

天気が良いのでちょっと中央道に乗って富士山でも見て来るか・・・・・が、
富士山の周辺は雲が多そうなのでそのまま甲府辺りまで行ってみるか・・・・・・、
あらら、もう甲府に着いちゃうからこのまま諏訪湖まで行ってみるか・・・・・・・に代わり
諏訪湖で休憩したら元気になったので松本まで行って蕎麦でも食べて来よう・・・・
と、どんどん延長されて気がつくと日本海に抜けていたりする時もあります。
目的が無い旅って案外楽しいものです。

な〜んて話しをしていたら


いやいや、あの渋滞や混雑の中で四苦八苦しながら目的地に辿り着くのがいいんですよ。ああ、今日は休日でみんなも何処かに出掛けてるんだなーーーって充実感があるじゃないですかー、何処に行ってもガラガラだと寂しくなりませんか?という人もいる。

ちっとも寂しくなんか無いんだが、「みんなで」という意識が「楽しい」と感じる気持ちはわからなくもないが、、、まぁ、平日に1時間で行ける所に3時間も掛けて行く「楽しさ」は理解出来ない。そのくせ、飛行機で2時間で行ける所を電車で5時間掛けて行くのだから、僕はかなりの天の邪鬼なんだろうなぁ。

いいんです、地を這うのが好きなんです

地を這っている時に見えるいろいろな物が僕は好きなんです








しかし




仕事の時に楽器が一緒だと、かなりの長距離をひた走ります。一晩900km程度は何度もあります。昼間の長距離は旅行の時以外は嫌いです。神経の集中出来る深夜の移動が僕は楽なのです。やはり日頃から典型的な夜型人間なのでしょう。
まぁ、人それぞれですからペースがあるので真似はしないように。



深夜の移動の時には、いろんな偶然にも遭遇します。


ちょうど横浜のジャズフェスが終わって、そのまま松山へ直行している時の事でした。楽屋で「じゃ、一っ走りしてきまーす」とメンバーと別れたのが午後8時、土曜日という事もあって道路は激混み、まぁ、先は長いんだから慌てない、慌てない、

ようやく東名高速に乗って厚木辺りで午後10時。雨も上がって気分も

ちょっと風が強いのが気になりますが、週末でトラックが少ない高速を快調に走る。静岡を過ぎ日本平の付近になると前方に「事故発生」の掲示。しばらく進むと渋滞の最後尾に。どうやらワゴン車が横転して一車線規制らしい。30分ほどノロノロが続き、横転したワゴン車の横を通り過ぎると、みんな30分遅れの分アクセルで一気に浜名湖を通過。名古屋を過ぎ、名神高速に入った辺りから風が強まる。それでもハイペースのまま走って関ヶ原に差し掛かった時、、、、、、

おっと

前方の中央分離帯で

またワゴン車が横転している

今度は横転したばかりで発煙筒も何も無い。これは大変と思ったら、ドライバー達は全員無事のようで「大丈夫。行け」の合図。徐行しながら通過する。それにしても最近の1-boxワゴンは横風に弱いというのはこういう事だな、、、、と思いつつ大津。いつもココで給油と小休止。一晩で2回もワゴン車の横転をみるのも珍しいが、幸いにも長距離トラックが少なくて連鎖事故には至らなかった。
気を取り戻して大津を後にし、大阪を掠め、山陽道のトンネル区間で一気に岡山、瀬戸大橋と進む。
四国に入って大豊SEで小休止。ここで松山の会場で楽器搬入の待機をしているスタッフに電話。さて、後1時間半という距離。

と、

目が何気に車の走行メーターに。





もうすぐゾロ目になる



深夜の長距離運転は何でもイベント化してしまうのが疲れないコツ。
「ならば、ピッタリのゾロ目が撮りたい」
いや、撮る、もとい、撮らなければ(←誰も期待してるわけじゃないのに)

そうなると、ここから先は「メーター」との戦いである
仕事の為の移動中という事を忘れ、その事に集中するのだ。



しかし、敵も手強い

なぜならば、ここは高速道路。無闇矢鱈(何故か族風な表現)と車が停まれるわけがない。


「運良くば」


ジャストのタイミングでサービスエリアに駆け込みパチリ
最悪でも路線バスのバスストップに臨時停車でパチリ

到着地の松山まで走ると確実にゾロ目を超えてしまう。

選択は二つ。運が良ければ



戦いは始まった

徐々に迫るその瞬間。
一体何処だ、その瞬間を迎えるのは。何処だ

あと数キロでその瞬間という状況
道はどんどん山に入って行く。
頭で逆算すると次のSEまで行くと超えてしまう。
選択は後一つ、、、、、、、、バス・ストップ・・・・うぬぬ、、、

あと数百メートルという時になって目の前に現れたもの、、、、



それは・・



ト・ン・ネ・ル



ううん、、これはもうダメ、諦めるしかない、万事急須(きゅうす?)


と、突然トンネルの側面に「非常停車帯」
時刻は午前4時過ぎ、後ろから来る車は無い。

「非常停車」に値するか・・・・・・


する。する。する。


少なくとも今はする


はい
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おしまい

2006/4/28

どうしても・・・時にはマレットの加工も考慮  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック

毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。金曜第六回目の今日はマレットの改良についてのお話しです。

唐突ですが、つい最近まで僕は市販されているマレットに自ら手を加える事には抵抗がありました。パッケージそのままで製品としてのバランスがとれていると思っていたからです。もちろんハンドルの部分の反り等の不具合で何セットかを試した上で抜粋する事はありましたが、製品そのものは常にノーマルな状態で使ってきました。

しかし、、、、最近はマレット自体の質に不具合も見られるようになり
なかなか気に入ったマレットが定まりませんでした。
そこでヘッドとハンドルの感触(主に太さと“しなり”)で気に入った物を選ぶようになり、ハンドルの長さを選定の基準から外したのです。

ちょうど3年前になりますが、そのような選定で購入したマレット(ロングタイプ)を初めて加工しました。そのままではハンドルが長過ぎて演奏に支障があるからです。
最初、崖から飛び下りるような気持ちでドキドキしながらマレットにマーカーを入れ、糸ノコを取り出し、額に汗しながら、眼光鋭く、まるでオペに向かう主治医のような気持ちで 最初の一引き かなり慎重にやったのですが、とっても呆気無くスパっと綺麗に切れて、何だか拍子抜けしました

考えてみれば、人はそれぞれ身長から腕の長さ、手の厚さや大きさ、立つ位置、とみんな異なるのが当たり前。だから既製品であるマレットは全て長めに出来ていて当たり前(短いのを長くする事は出来ない)。こんな事に30年以上も気付かなかったのですから、一体何を僕は「過信」していたのでしょう
そのような経緯からマレットに起因する演奏上の問題に対しては、最低限度の加工によって解決を見る事例があるので紹介します。


■グリップの改善、、、、ちょっと待て!


僕のレッスン生はバートン・グリップ、トラディショナル・グリップ、スティーブンス・グリップと皆それぞれに馴染んだグリップで演奏をしています。但し課題として要求された事が出来ない時の理由にグリップの差異をあげない、というお約束があります。


自分で選んだグリップだから・・何でも出来て当たり前



どのグリップであっても良いのですが、一つだけ「チェック」する項目があります。
それは、叩く時に手首のスナップを利用するので「手首を不必要に上げて構えない」。手首や肘から腕を振り上げると4本のマレットを操作する上で「軸揺れ(支点揺れ)」を起こすのでこれだけはチェックします


しかし


意識して「手首を上げて」演奏しているわけではないのに「手首が上がる」場合も見られます。今までの経験から次のようなケースがあります。

(1)身長が鍵盤高に比べて低い人
(2)マレットを短かめに持つ癖のある人

あらら・・それ、ワタシ ッて心配しなくても大丈夫
ほらほら、いつも言う『創意工夫』ですよ。

(1)の人は少し底が厚手の履物でやってみてはどうでしょう。最近は楽器の高さを調節出来る(アジャスター)機種もあります。楽器の前に立ち、鍵盤(基音側)に腕を伸ばして手首が鍵盤に触れなければ大丈夫と言われます。



今日お話しするのは(2)の人についてです。


例として弟子のS倉さんに登場してもらいます。
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彼女はM音大出身でマリンバやパーカッション等も演奏しています。グリップを見るとマレットがかなり手からはみ出していますね。彼女はトラディショナル・グリップです。

演奏するとはみ出したハンドルが手前の鍵盤に当たる事もあり改善が必要なんです。
グリップをアップで撮って彼女に見せました。
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「ほらね、手首が上がってるでしょ」「ホントだ」

小柄な彼女は演奏中に手やハンドルが鍵盤に触れないよう知らず知らずの内に手首を上げて回避する癖がついていたのです。
「でもね、これは小柄だからじゃなくて、マレットが長過ぎるんだよ。はみ出したハンドルが手首に当たるので“さらに手首を上げて”しまうんだよ」。

そこで普通に持って安定するフォームで演奏してもらい、余分にはみ出した部分にマーカーを付けました。

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そして、余分な長さの部分を“オペ”してみました(もちろん彼女の承諾の上ですよ)

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左が“オペ前”、右が“オペ後”。約3cm弱マレットが短くなりました。

最初2本短くし片手で試してもらってOKが出たので残り2本も揃えます。

そして、4本揃った長さのマレットで演奏している時のアップ。
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ちょっと光って見辛いですが、確実に手首は上がらなくなり、鍵盤に当たるノイズも無くなりました。

この加工によってマレットの支点が若干変りますがしばらく練習すれば落着くでしょう。
第四回の「グリップとマレット」の時に登場してくれたH田さんも短く持っていますが(彼女はバートン・グリップ)、彼女も演奏中に鍵盤にハンドルが当たりノイズが出るので「少し長く持つ」或いは「加工」も検討してみましょう、と今日伝えたところです。


短く持つ人、理由はマレットが長いからじゃありませんか?
既製品を長いまま苦労して使ってませんか?


現状のまま放置しないでチャレンジ

おしまい

2006/4/27

遥かなるECM (Edition for Contemporary Music)  木曜:Jazz & Classic Library

ECMと言うと「ああ」という懐かしさを伴った笑顔になる人、「ふむ」と怪訝な顔で通り過ぎようとする人、「?」とまったく存在を知らない人、その印象は様々だ。

しかしECMは好むと好まざるに関わらず、70年代以降のジャズを今日に導く切っ掛けを作った功績は誰もが認め、また、新しくジャズに興味を示す人達は歴史として知る価値のあるブランドになっている。ある意味、僕らがミュージシャンとして今日存在しているのもECMレーベルの音楽に出会わなければあり得なかったかも、というのも大袈裟な表現ではないんだ。ECMの音楽は将来を考え始めた僕らの肩をポンと軽く弾いてくれたんだ。

70年代は実に「多彩」な時代。ジャズで言えば本国アメリカのジャズ産業が衰退著しく、名立たるジャズの名門レーベルが破綻、叉は縮小され、とりたてて宣伝する必要のないアーチストのアルバム以外はなかなか発売されなくなった。また、そのようなアーチストのアルバムも産業ベースの重視によって、実に「曖昧」な内容のアルバムが目立つようになり、企画色の強いアルバムからリスナーは離れていった。

でも

ミュージシャンは負けてなかった。

アルバムを作ってもレーベルがちゃんと売ってくれないのなら、自分達で制作した濃度の高いアルバムをレーベルを立ち上げて販売したのだ。そのようなセルフプロデュース作品の完成度や商品性が「優れていた」か?と言えば、これはまた別問題と言える物も多いとは思うけど、その心意気はいつの時代でも忘れてはならない。
ある意味でこの状況は今の日本に酷似している

そんな状況下にあって、アメリカ以外の国でこの時期のミュージシャン達の「心意気」を伝えてくれるレーベルが誕生しそのムーブメントは瞬く間に世界中を発信地に変えた。自分がお世話になったから言うわけではないが、日本でスリー・ブラインド・マイス(TBM)が誕生したのもこの頃で、それまで国内で制作されていた邦人ジャズとは明らかに違う「心意気」が
地方に住んでいた僕の耳元にも届くようになった
大手が唱える「ジャズではやって行けない」と言うジンクスを次々とひっくり返し記録的なベストセラーを連発していたのだ。

新興レーベル(敢えて『ブランド・レーベル』と表現)は殆どが一人の頑固なポリシーを持った主監者(すいません)によって制作されるので趣向の明確なものが多い。だからリスナーも「このブランドであれば安心」と購入していた。もちろん“顔”はリーダーとなるミュージシャンなのだが、その背景を占める“主監者”の選眼が大きい。

そのような世界的な流れの中にあって、ドイツに拠点を置くECMレーベルはとりわけアメリカで活躍するミュージシャン、キース・ジャレット、チック・コリア、ゲイリー・バートン等が本国のレーベルでは出来なかったフォームで新境地を開拓する点に世界中から注目が集まった。オーナーはクラシックのコントラバス奏者であったマンフレッド・アイヒャー(Manfred Eicher)。最初はソロ演奏や小編成による作品が多く、特にピアノではキース・ジャレットとチック・コリアのそれぞれのソロ集がリリースされソロピアノ・ブームにまで繋がった。

最初に聴いたECMの純粋なアルバム(初期のいくつかは国内販売の提携先が定まらずECMと知らずに聴いている)は中学の頃に買ったキース・ジャレットのソロ(スタジオ録音)『フェイシング・ユー』。例のまるいレコードで買った。
キース・ジャレットはそれまでにマイルス・デイビス(tp)やチャールス・ロイド(ts)のアルバムで聴いていたけど、こんなにピアノが上手いとは知らなかった。録音の良さもあり、続いてチック・コリアの『ピアノソロ・インプロヴィゼーションVol-1』ほどなくしてゲイリー・バートンの『ニューカルテット』と、みるみる内に中学生の部屋にはECMのアルバムが増えて行った。中学生でもわかる「音質の良さ」と次々に発売されるソロやデュオのアルバムと印象的なジャケ写。
キース・ジャレットのベストセラー『ケルン・コンサート』やゲイリー・バートン&チック・コリアの『クリスタル・サイレンス』が出る少し前の話だ。
上記2枚がリリースされる頃になると、それまでジャズが「肉声的」であったとすればそこが苦手ながらジャズは好き、という「官能美」層に圧倒的な支持を得て一気にブームへ。これがECM第一期だと思う。


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『ECM SPECTRUM Vol.1』(ECM/1987年)
Keith Jarrett,Jan Garbarek,Egberto Gismonti,Shanker,Pat Metheny,Ralph Towner, Terje Rypdal,Charlie Haden,Don Cherry,Ed Blackwell,John Surman,John Abercrombie,他

紹介するのはECMの第二期と言える演奏のオムニバス。第一期のそれぞれの作品についてはいづれ触れる時があると思うが、この第二期と言える時期のECMを代表するミュージシャンが一気に聴けるオムニバスは面白い。キース・ジャレットは「Never Let Me Go」でStandardsの二枚目、(ECMが無ければ出て来なかったかもしれない)パット・メセニー(g)は今日まで続くPat Metheny Groupでベストセラーを連発した中の『Offramp』から、この時期突如現れたバイオリンのShankar等、1970年代後半から1980年代半ばにかけてのECM第二期の様子が今聴いても初々しい。

1980年代になると、アメリカのミュージシャンは本国のレーベルに戻り、ECMは徐々にヨーロッパ色の濃いレーベルに移行した(第三期)。

今思えば、それはECMが70年代に果たした一つの成果の終焉であったのかもしれない。

国内に於いても流れは同じで、70年代に誕生した『ブランド・レーベル』とは違う新興『マイナー・レーベル』が新しいメディア(IT産業)と融合する事によって、ジャズは再び新しい進化を目指して進み始めた。70年代の『ブランド・レーベル』の設立者達の頑強なポリシーを引き継ぐものであってほしい。

おしまい

2006/4/26

数ある中でも・・・・やっぱりコレ!  水曜:これは好物!

昨日(4月25日)も一昨日に続いて東京地方は天変地異もどきの空模様
一日で全部見れます
さすがにはどうかと思いましたが、弟子T改めN嬢の情報によれば高幡不動方面で降ったそうです。昼頃は空が真っ暗で屋外のセンサー式照明が全部灯るほど。さらにまっ黄色(黄緑色)の空と豪雨。それが去ったと思うと、、完全に冬の気温に逆戻り。カーエアコンをオートにしていたら自動的に暖房に切り替わってました。
どーなってるの?



さて、水曜日は好物のお話し。先週登場した東京駅の『東京弁当』。その中で駅弁マークのある弁当と無い弁当では雲泥の差があると書きました。
最近は紐を引くと温まる仕掛けの駅弁もありますが、基本は「冷めた状態で美味しい」というのが駅弁の基本で、その為には製造業者さんの長年のノウハウが生かされているわけで、その基準に適合した業者の弁当のみに「駅弁マーク」というものが与えられているのです。

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これがソレ 基準に適合した弁当の包装紙や入れ物の何処かに表示されています。
どうせ買うなら作り手のノウハウがぎっしり詰った駅弁。是非チェキラ

もちろん新規参入の業者さんのものも美味しいと思われる(買わないのでわからない)のですが、一度は「駅弁マーク」試してみる価値はありますよ。コンビニのお弁当を温めないで食べるとまずいのは、その辺りの素材と技の差で、ビニ弁の価格が安いのは当たり前です。


さて、その前の週の川越市「小川菊」の鰻。これは鰻専門店の出来たてホカホカの鰻重のイチオシでしたが、駅弁でもイチオシの鰻弁当があります。もちろん鰻は嫌いという方々が一様に言う「臭み」などまったくないのは当然です。

それがコレ
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東海道本線・新幹線 浜松駅『うなぎ弁当』自笑亭製
(東海道新幹線・東海道本線 掛川駅でも販売)

昔から東海道新幹線の車内販売で浜名湖が見える付近になると「浜名湖特産、ホッカホッカのうなぎ弁当はいかがですか〜」と売りに来ますね。高校の頃から新幹線で毎月東京に通っていたので、岡山から乗ると名古屋の次は東京。この間の停車駅が微妙に長い。しかも早朝に山の中から出て来ているのでこの辺りになるとお腹のムシがグ〜
育ち盛りなのでもう耐えられません。「すいませ〜〜ん、ひとつ」
で、発砲スチロールに入った温かい「うなぎ弁当」をパクリと食べて、「うまい」と。

しかしですよ? 冷静に考えるとですよ? 名古屋の次は東京まで停まりませんから、浜名湖の特産品で出来たて、というのはですよ? いったい何時仕入れたんでしょ??

何往復もしない内に「これはおかしい」(←高校生ですから単純です)
浜松にでも停車していれば、ホームからドッサリと出来たての「うなぎべんとう」が積込まれていて「なるほど」(←それでも矛盾はあるっちゅーの!)
とか納得したかもしれません。いえ、高校生ですから、、いや、今のじゃなく、コンビニとか無かった時代の高校生ですから。
その疑問が湧いて以来、新幹線の車内では「うなぎべんとう」を食べませんでしたが、「浜名湖特産」と「鰻」が気になり、ある時、東京からの帰りにわざわざ名古屋まで「こだま」(当時は「ひかり」が現在の「のぞみ」と同じで各停は「こだま」のみ)に乗り、僅かな停車時間にヒヤヒヤしながら浜松駅で“自笑亭”の「うなぎ弁当」を買ったのです。

それを過ぎ去る浜名湖を眺めながら食べた時の驚き

冷めていてもなぜこんなに鰻が柔らかいんだ? しかも味付けもいい

以来、幾度となく「浜松」に停車する新幹線に乗ると懐かしくて買ってしまいます

しかも、今も昔と変らず旨い
他の地方でも「鰻」を冠した弁当は多々あり、それは専門店で味わう物とは別の楽しみとして食して来ましたが、やはり「いつでも、誰でも買える」駅弁の中では、ダントツにお薦めです。

中身は昔から至ってシンプル(鰻料理はシンプルなのが旨いのです。それだけ鰻を活かす工夫に知恵を絞っている証拠)
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冷めていても箸で身がほぐせる鰻。
甘過ぎず、辛過ぎず、そして香ばしさに溢れたタレのかかったご飯。
補完的な「タレ」と「山椒」
それに「わさび漬け」
これだけ。

●ーパーや●ンビニ弁当で見掛ける「いかにも」とか「どうよ〜」みたいな押し付けがましさの無いシンプルさ。昔ながらの技を昔ながらのやり方でやっているのでしょう。
もちろん●ーパーや●ンビニ弁当の鰻のあの嫌な「臭さ」なんて微塵もない。

近くの百貨店に某有名鰻専門店が出店しているんだけど、自笑亭の駅弁の足元にも及ばない。たかが駅弁と侮る事なかれ。冷めて美味しいというのは、実は食の基本なのです(いつの頃からか味覚の表現にアツアツ、というのが混ぜられてますよ。それは刺激の表現で味覚とは別でごわす。熱い物は五感で味わう事など出来ないので無意味。注意、注意)

それがギュッと詰った自笑亭の「うなぎ弁当」

ほらほら、食べたくなったでしょう

デパートの駅弁大会などには「味が守れない」となかなかブースに出店しないところが、僕は好きだな。

ありました自笑亭ホームページ 浜松方面へお出掛けの際は是非賞味あれ

おしまい

2006/4/25

ストロー現象と軌道敷跡に心は痛みつつ  火曜:街ぶら・街ネタ

突然ですが、昨日(4月24日)首都圏にお住まいのみなさんで“足”を奪われて大変な目にあった人、たくさんいるんじゃないでしょうか?かくいう僕もその一人

まったく朝からテレビを見てなかったものですから、夕方銀座に寄ろうとするも、山手線は駅毎に小停止を繰り返しズルズルと遅れ気味、こりぁダメだ、と乗換えた京浜東北線は「スシ詰め」の洗礼、それでも新橋からダッシュで何とか間に合って一安心。さて、帰りに久し振りに青山に顔を出して帰ろう(電車で出た時じゃないと寄れない店って実は多い)と地下鉄の新橋駅に降りて何やら改札に人だかりが・・・・うん?
何やら係員が紙を柱に貼付けている  ッゲ

「午後6時30分頃銀座線青山一丁目駅で発生した人身事故により只今銀座線は銀座〜浅草間で折返し運転中」 

つーことは、新橋駅で待っても電車が来ないって事。諦めて再びJRまで上がって取りあえず青山方面まで動いている千代田線に乗るべくお茶の水を目指す。すると乗った京浜東北線は東京駅手前でノロノロ運転・・・・「只今先行列車が遅れの為徐行運転中です。この先停止と徐行が続きますが御了承願います」。

どうなってるんだ?今日のJR

神田で中央線に乗換え、お茶の水に着いた頃には空模様まで怪しくなってきた。持ってない・・・そこで青山の帰りに寄ろうと思っていたお茶の水の店に急きょ変更。
久し振りに寄った店に入ると偶然にも久し振りに会うミュージシャン達がいた
やぁ、やぁ、やぁ、と懐かしい会話と彼等のファースト・セットを見て店のオーナーにお邪魔のお礼を言いつつ、今日はこのまま帰る事にした。(案の定その後都心は土砂降りの雨だったらしい)

困りますねぇ、“足”が乱れると。帰ってニュースを見るとアレま山手線があんな事に、湘南新宿ラインが一日運休で、埼京線まで折返し運転ですと・・



さて、前フリが長くなりました。本題を急ぎます。
この間名古屋の仕事の翌日に隣の岐阜市を見てきました。僕のような電車好きにとって岐阜市は「その後」がとっても気になる街なんです

昨年の3月限りで岐阜市内を走っていた路面電車が全廃されました。岐阜市は人口約43万人。昔から市内を「赤い」路面電車が走り、僕は結構お気に入りの街でした。奇しくも昨年4月の頭には当地のライブハウス“バグ”でライブをする機会にも恵まれ、楽しい仲間も出来た所。ちょうどそのライブの一週間前に岐阜の路面電車の歴史に幕が降ろされたばかりでした。だからまだ市内には電車の架線が残ったままで、今にも「赤い」路面電車がやって来そうな錯角を覚えたほどです。

さて、その後、ちょうど1年経った街は一体どのように変ったのでしょう

まずは名古屋から「赤い」はずが「赤くない」名鉄の特急で名鉄新岐阜駅までミニトリップ。「赤くない」名鉄よりも隣のホームに停まっていた由緒正しい「赤い」名鉄電車をパチリ
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やはり名鉄は「赤」であってほしいです・・・・などと、思いながら名鉄新岐阜駅の改札を抜けてまず、ア然
なんと、駅と一体となった「新岐阜百貨店」が閉鎖されている。。。
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このビル全体が「新岐阜百貨店」だった・・・今は階段のみ駅入口として機能

これじゃまるでゴーストタウン。隣のJR岐阜駅の横には岐阜県一の高層マンションやら駅前再開発やら行っているというのに

気を取り直して階段を降りると目の前にソレが姿を現わした。
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架線は外されているものの、道路上の軌道はそのまま残されている。
かつての繁華街「柳ケ瀬」に向かって歩く。
ず〜っと軌道は残ったままで途切れる事がない。
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このカーブを曲がると線路が無くなるのかな?と思った





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御覧のとおりちゃんと残っている。



あ、でも


このカーブの所にあった「近鉄百貨店」が無くなってる


ううん。


時間も無かったので“バグ”にも寄れず、ここで駅に折返す。駅前に戻ってまた唖然

駅前の「岐阜パルコ」が今年中に閉鎖される。


ストロー現象という言葉を聞いた事があるでしょうか?勢力のある街が近隣の街の消費人口を吸い寄せてしまう現象。つまりココでは“名古屋”が勢力を拡大し岐阜市の消費人口を吸い取っていると言う事。岐阜市ほどの規模の街が吸い取られてしまうとは少し前までは考えられなかった。路面電車は街の中の移動を支える便利な乗り物。バスでは捌き切れない規模の街。しかも平面移動なので地下鉄のような無駄な移動時間と労力がない。しかし、もうその消費人口が名古屋に移ってしまったから役目は終えた?

地元の人達は街の活性化や高齢者に優しい公共交通機関の確保の為に「運転再開」運動を起こしていると聞く。それが証拠にまだ軌道はいつでも電車が走れるように残してある。今全国で現存している路面電車のある街は非常に元気。LRTという近代的な車両の導入さえ行われている。そんな中で軌道線を廃止した岐阜市は例外的。しかし、しっかり道の真ん中に残された軌道、(相次ぐデパートの撤退は予想外だったけど)それをこの目で見ておきたかったんだ。
隣のJR岐阜駅前の再開発は、高層マンションだから名古屋への直結を高めるだけと僕には見える。

頑張れ岐阜の商店街

おしまい

2006/4/24

いざ出陣!楽器運搬の巻  月曜:ちょっと舞台裏

今回の“舞台裏”は宿命の楽器運びのお話し。
どんな楽器でも運搬はつきもの
じゃあ運搬の無い楽器が良いかと言えば「現場の楽器の状態にその日一日の演奏が左右される」という大きなリスクがあるわけで、それに比べれば楽器の一つや二つを持ち運ぶ事など、

ナンテコトナイよね

だって自分の最高のコンディションの楽器で演奏出来るんだよ、悪い演奏になるわけがない

しかし、である。
やっぱり楽器が手に持てる、或いは肩から下げられる、に比べると、やや大型の部類に入るvibraphoneは大変と言えば大変



『誰に頼まれたわけでもござんせん。自分で選んだ人生だから・・・・・』



まず、絶対に免許と車がいる。これは大きな楽器やパーツの多い楽器の宿命。

そのおかげで・・・・

住むところもある程度の広さと防音関係の完備(または気密性)と人間は住まない駐車場がいる。

まだまだつづくぞ・・・・

車も楽器が積める形のものに制約される(かっこいいスポーツカーとかには乗れない)、街中の仕事は常に駐車スペースの争奪戦、不慮の渋滞で遅れても自己責任になる、どんなに気分良くても帰るまでお酒は飲めない、積み降ろしは毎回の準備体操?と諦める・・・・・

とまあ、挙げると切りが無いですが、それでも「やりましょう!」と思う人だけがやれる世界です。学生の内に社会に出て必要なものは揃えておかないと大変です。社会に出ると全て自己責任。誰も楽器を運んでくれません。
あのグラミー賞を何度も受賞している師匠(ゲイリー・バートン)でさえ、

常に自分で楽器を運んでいるのですから


今日もサクサク涼しい顔で演奏
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マレットも軽妙に・・・・・・・と、見えるでしょう







しかし




その裏舞台は、何度となく繰り返される、楽器の分解と積込みを覚えなきゃ何も始まらないんですね、これが

まずは楽器の分解から
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いつも使ってるMusser M−55(A=440)。
鍵盤を外し梱包。続いてパイプ、ペダル、本体と次々に分解して行きます。ライブハウスなどでこれをやると、必ずと言っていいほど客席に残っているお客さんの注目を浴びます  
 
 題して『解体ショー』

鍵盤は手前の基音側から外して派生音側は後にします。マリンバやシロフォンとは逆(マリンバは段差があるので派生音側からしか外せない)ですが、鍵盤が重たいので傷つけない為のものですが、特にこの手順に法則はありません。(←どちら側からでもOK)

鍵盤の脱着ではダンパーペダルを踏んで脱着しましょう。鍵盤を引っ掛けるフックがL字型になっているので無理矢理外そうとするとダンパー表面を傷めるからです。

外した鍵盤の梱包については以前掲示板でいろいろ論議されたので参照して下さい。僕は写真のように楽器の下に敷いて下で巻きます。

とにかく布等で巻取ると↓こんな感じで出来上り
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巻取りに使っているのは合皮素材のメーカー(musser)純製品。

これ↑を運搬用の鞄またはケースに入れてペダルとのセットで『パーツ1』
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女性ならキャリーバックに鍵盤を入れると転がして行けるので便利かも。
この鍵盤が実はパーツの中では一番重たい(重たく感じる)

続いてパイプ二組(基音側、派生音側)が『パーツ2』
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そして脚をたたんだ本体が『パーツ3』で加わりオールセット完了
いざ出陣・・・・となるわけです。
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運搬に使う車はこのスタッフが入る車であれば何でもOK
でも1-boxだとケースに入れないと輸送中に損傷トラブルが起こる可能性があるので、みなさん2-box(ハッチスタイルのワゴン等)が日本では主流。普通乗用車(3-box)でもトランクルームと後席がスルーするタイプなら助手席を犠牲にすればOK。

ファイバー・ケースもありますが、結局ケースに入れると一人で運べる重量ではなくなるので、都内及び車で行ける範囲はこの方法が楽です。
ファイバーケースは飛行機で輸送する用のもう一台のM-55(こちらはピッチもA=442で普段使っている楽器A=440と異なる)と共にクローゼットで寝ています


運ぶのは積込みの手順を考えて、本体を立てて持つ『パーツ3』で一往復、パイプを両脇に抱えて『パーツ2』で一往復、左右に鞄とペダルの『パーツ1』で一往復、合計3往復。積み出しはこの逆順。

分解に約5分、組み立ても約5分。(梱包時間は含まず)
ムッサーのこのM−55タイプがベストセラーなのは運搬が容易いように設計されているからです。
(僕のはM−55の旧式タイプなので新式タイプとはパーツが若干異なる部分があります)

かくして、これを車に積込んで西へ東へ北へ南へ、、、、、
ヴァイビストは駆け回るのでした。



まだ10代の若い頃の事ですが、楽器を運ぶと本番で手が思うように動かない事が時々ありました。まぁ、若い時は解体の直前まで練習していたからかもしれませんが、運搬と演奏はある程度時間をおいてするように計画しましょう。無理に演奏すると腱鞘炎になります。

楽器を触る手は大切に

おしまい

2006/4/23

昼と夜の境目  日記

本日最後のレッスンは“王子”こと●INSKE君。
クールにやるとむちゃカッコええ知る人ぞ知るジャズの名曲PENSATIVAを奮闘している。頑張れ!

なぜ僕が“殿”で●INSKEが“王子”と呼ばれるようになったかと言えば、いつの頃からかこの界隈のネットでこれまた何故か僕の事を“殿”と呼ぶ人達がいて、ネットでそれを見た人が今年の新年会の席で「赤松さんは“殿”。●INSKEさんは“王子”」という事で命名される。
メールで質問いただいた方、そんないきさつなんですよ
だからけっして僕がチョンマゲを結ってるわけでも、●INSKE君がフリルのついたシャツを着ているわけでもありません(笑)

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↑現場写真(殿と王子 & 「姫君シスターズ?」)

まあ、この時は他にもいろんな事が噴出して大いに盛上がったんだけど、、、
とにかく、それじゃあシャレでそうしてみようよ、という事になり、このブログのリンクにあるように“王子”●INSKE(←ほとんど伏せ字意味なし)と明記してみたんだ。(●INSKE君のブログリンクもちゃんと“殿”になってます)

いつものように「王子モードの“熱っつい”レッスン」が終わって、ふと外をみるととっても幻想的な空よ。。。もちろんしっかり

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      Apr/22/06  19:30

またジャケ写になりそうなカットですが、まぁ、これはこれ、今日の記録。
ちなみに、こういうカットをベースを白地にして真ん中に入れたりすると、ちょっと懐かしい70年代のECMレコード風なジャケットになります
すぐこういう風に思うところが、やっぱり影響が強かったんだなー、ECM。

深い藍色の闇の部分が夜、うっすら霞がかかった部分が昼、その真ん中に偶然雲の切れ目があって、夜と昼の境目を演出している。(←と、勝手に思ってるだけですよ。低気圧の境目なんてぇ〜想像力の無い事は口が裂けても言わんように)

すっかり夜の帳(とばり)が降りた深夜。
リビングの照明を暗くして、ちょいとアルコールを嗜みつつ聞くジャズ。
いいっスねぇ。こういう時は、、、トランペットやサックスがよく似合う。
高校の頃はアルコールがコーヒーだったけど、こういう時間を大切にしてたな。

毎日バタバタしているので構想をまとめるにはいい時間。
久し振りに週末の今夜は、
ちょっとこのまま夜更かししてみましょう

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  26:30 上の“現場写真”と同じカットで

ちなみに、ダウンライトの横には怪しい光を放つライトもある
“王子”が上記新年会の時に「差し入れ」としてプレゼントしてくれたものだ。

スイッチを入れて下のライトをつけると、
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ライトの熱で暖められたオイルに対流がおこり、中で様々な怪しい形が出来る・・・・・
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さすが“王子”、怪しいゾイ

“王子”は「殿のベッドルームに是非」と薦めるのだが、、、、
電熱ラストは熱い熱い
“王子”のベッドルームは、このような怪しい光で満ちているのだろうか?
ドンキで散財している事だけはブログを通じて知っているのだが、、、

かくして、このライトも鎮座するリビングでまもなく午前3時。

おしまい

2006/4/22

渋滞は渋滞でも・・・・  日記

昨日久し振りに羽田空港の『第一ターミナル』を利用した。
「第二ターミナル」が出来てからは、めっきりこちらを使う事が無くなった。

「第二ターミナル」は何故か僕と相性が悪い
出来てから二度飛行機に乗り遅れた
しかも一度は最終便
それに「第二ターミナル」は狭い
狭いからごった返して自動チェックイン機の所に係員が見つからない(←乗り遅れの理由)
おまけに搭乗するのがボーディングブリッヂじゃなく、バスに乗る便が多すぎる

*筆者注:飛行機の出発時刻というのはエプロン(駐機している所)を離れる時刻を記載。だから搭乗手続きの締きり時刻はボーディングブリッヂで直接乗れる便とバスに乗る便とではかなり時間差がある。新幹線のように10秒前にホームに駆け上がってセーフ、はナシ。


と、まぁ、「第二」での「二度」の乗り遅れの恨み節はこの辺りにして、

久し振りの『第一ターミナル』


それにしても、、、、、、随分と人が少ない。
ここがかつてBIG BIRDとしてリニューアル(沖合い移転)した1993年頃と比べると、どうも拍子抜けの連続なんだ。帰国3年目でまだバブリィな時代だったから比べるのがおかしいのかもしれないけどね。確かに半分(以上)の旅客が「第二ターミナル」に移った跡とは

・・・・・・こんなにも淋しいものか
東京から広島までの間は完全にJRの「のぞみ」に客を取られてしまったし(広島空港が山の中に移転したので東京からは「のぞみ」の方が早く広島市内に着く)

それでも少しずつ『第一』と「第二」で個性を出そうとしているのは好感が持てた。
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頑張れ羽田空港第一ターミナル!!君はバブルの生き証人だ

とまあ、呑気な事を言ってられるのも駐車場に向かう前のお話し。昨日は金曜日、時刻は午後6時30分。

まずターミナルから駐車場へと繋がる4Fの通路の入口に、不吉な予告板がある・・・
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そう、首都高速の道路情報板だ。
案の定都心に向かう線はどれも、物の見事に「真っ赤」
つまり「只今渋滞中」という事なんだ。

羽田からお台場〜レインボウブリッヂ〜三宅坂〜経由で新宿線全線は正に「真紅」。
早速首都高は諦める。

この萎えた気持ちを慰めてくれるかのように、駐車場4Fの入口には「事前精算機」が鎮座している。これは「第二ターミナル」側の駐車場ではお馴染みだったが、前回『第一ターミナル』側の駐車場には無かったので1年以上はこちらを使ってなかった事に気付く。
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まぁ、この事前精算機は優れもので、ココで精算すれば出口のゲートはフリーパスになるシステムなんだけど、、、、、、、ちょっと一抹の不安が過った。それは後で。

この事前精算機を通すと15分間の猶予が付く。つまり2時間停めていたとすれば2時間15分有効となるわけ。朝から停めていた場合はあんまり関係ないけど(一日2500円均一)ちょっと送迎に利用した時には便利・・・・・かもしれない。

例えばこんな光景

田舎からおばあちゃんがやって来たのを家族で迎えに来て、さて、都心に向かいましょう、おっと、その前にお父さんはへ、お母さんは子供を連れて飲み物を買いに、、再び集合していざ都心、、という時に、おばあちゃんがへ、じゃおかあさんもへ、すると子供もへ、お父さんは眠気覚ましのコーヒーを買いに、、、、などとバタバタしている内に一時間や二時間はあっと言う間に過ぎてしまう。さて、出口へいざ、と思うと、これまた出口へ降りる車でなかなか動きません、、、で、ようやくゲートに辿り着いたと思ったら10分延長。。。な〜んてね。

そういう時にはこの15分の猶予はなかなか嬉しいものです










しかし





僕が一抹の不安、と書いたのは、、、、、
この精算カード、磁気式で出口のセンサーが精算済みの信号をキャッチすると自動的にゲートが開く近代的な物なんですが、なかなか世の“オバチャマ・ドライバー様方”には理解仕切れないようなんです。
それは無理もない話しで、“オバチャマ・ドライバー様方”が普段利用するデパートやスーパーの事前精算機にはこんな近代的なものがあるはずもなく、ゲートに係員がいて回収するか、出口の機械に投入してからゲートが開く、という習慣。

で、4Fの駐車場はこんな具合でゴーストタウンのようにガラガラ・・
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なのに・・・

下のゲートへ降りる車列は2Fくらいから数珠つなぎ。
前方のゲートが見えると、やっぱし
“オバチャマ・ドライバー”がゲートが開いてるのに精算済の駐車券を機械に投入しようとして係員に説明を受けてる。
それが何台も何台も何台も何台も続くのである。
また、それを見た後ろのドライバーは、てっきり係員が駐車券を回収しているのと勘違いして停まる。また続く、、、で、出口ゲート渋滞となる。

駐車場の出口から渋滞しているのだから、これは大変な帰路になるゾ

と、覚悟して首都高を捨て環八に向かう。

すると、、、思いのほか道路はガラガラ。。
信号待ちで停まっても前に車がゼロ
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なんだかんだと混雑はしたものの、自宅には午後8時ちょうどに着いた。
所要1時間30分。まぁ、出口ゲートの10分は御愛嬌渋滞という事で

おしまい

2006/4/21

余裕があれば使ってみよう!装飾的なピッチベンド奏法  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック

毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。金曜第五回目の今日は装飾的な奏法であるベンド(Bend)のお話しです。

昨夜(06年4月20日)の“やはり原点はコレ!”でもお話ししましたが、我が師匠ゲイリー・バートン氏のアルバム『Lofty Fake Anagram』(1967年/RCA)にちりばめられた独創的なvibraphoneのテクニックは13才の少年の心(←俺だってば!)を捕らえて離しませんでした

ジャズのムツカシイ事はさておき、実に様々な音色が聞こえてきて、すっかり「鉄の固い楽器」、あるいは「常に機械的なビブラートでピッチが揺れてる楽器」というイメージが拭われたわけです。

その頃にレコードから聞こえてくる音色の中で最も興味を示したピッチベンド奏法。この謎解きは(当時)中学校の吹奏楽部の部室にあった「ビブラホン」で解明する事ができ早速翌年には人前の演奏で披露していました。目先の興味の対象にすぐ手を出すいかにも子供っぽい行動でしたが、以来自分の演奏表現の中の一つのボキャブラリーであり続けている事だけは確かです。

ベンド(Bend)奏法の解明で当時僕のヒントとなったのは、テレビで見たラテンパーカッションのコンガのソロ

ラテンバンドの演奏の中でコンガだけがフィーチャーされるシーン
「イェ〜〜!」とか言いながらコンガ奏者がポコポコパコパコペペペペペペペ・・・ッンペ!
な〜んて、やってるやつ。子供の頃よくテレビで見ました
ひとしきり バコンバコン、デュベベベベベベ、、、、ポンッ! とか盛上がった後に、指をペロペロ舐めたかと思うと、突然コンガの表面を撫で始めて、少年ならずとも「いい大人がナニゴトか」と思っていると、「ヒュン」「ヒョン」とか指を滑らすと不思議な音が聞こえてくるやつ。

(スイマセン、ついつい“フンコー”して濁音表現増えました)

あれです
鍵盤を指のようなもので擦れば音はベンドするんじゃないか?・・・・と。

そこでいろいろと試した結果、僕は硬質ゴムのマレットに辿り着きました。
実際にバートン師匠が何を使っていたのかは謎のままですが(そんなレッスンはない)
そこは想像力と創意工夫です。



では、中学生の時に解明したベンド奏法を


まず、マレットは通常の4本ですが、使用頻度の点から一番下(左手外側)のマレットを硬質ゴムのマレットに替えます。
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(硬質ゴムでも硬すぎるとノイズが、柔らかすぎると鍵盤に跡が付くので注意)

仮に派生音側の『A♭』の音をベンドさせてみましょう。
・ペダルを踏んだまま
・右手外側のマレットでAbを弾き
・ほぼ同時に左手外側のゴムマレットをAbの鍵盤のデッドゾーン(紐の上)に当てる
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・ペダルは踏んだまま
・左手外側のゴムマレットを外(この場合は手前のダンパー寄り)にスライドさせる
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これでピッチがベンドします

スライドする方向は鍵盤の外側と内側の両方向が可能ですが、ノイズ(振動幅の大きい箇所に触れると発生しやすい)を抑える点では外側、ベンド音を強調したい場合は中側と使い分けています。

まず基音側の『G』をさっきの要領で
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普通にベンドをするには鍵盤の外側へ
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ベンド音を強調したい時には鍵盤の中側へ
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ど〜よ 簡単にピッチベンドが出来たでしょ

と、まあ、この奏法はあくまでも表現として必要な場合にのみ使ってみなさい、っていう装飾的なテクニックなので、必死になって練習するものではありません。
また、これを使う場合は、予め「心の準備」のようなイメージ(かなり冷静な)を先行させなければ音楽にフィットしないので、

無理矢理使う為の奏法ではない事をお忘れなく (きっぱり)

他にも弦楽器の弓で鍵盤を弾くような装飾的な奏法も70年代の現代音楽で経験しましたが、、、
あくまでも代用的、実験的で終わっています。


ちなみにマリンバでもピッチベンドを試しましたが、中音域以下であれば効果があります。一種のダンプリング・テクニックとも言えるのですが、40年経ってもあまりマリンバでは使われていないところを見ると、この種のダンプリングテクニックではヴァイブが先行しているように思います。(木の鍵盤に対する負荷が大きい事も理由)

ともあれ、もっと面白くてわくわくするような音をマレットキーボーディストみんなで出そうではありませんか

おしまい



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