2006/5/31

ヴィブラフォン奏者の“おまじない”飲料!?  水曜:これは好物!


片時も離さずヴィブラフォン奏者が飲用するものがある。しかも子供の頃から今までずーっとである。

? ノー、ノー、

? ノー、ノー、

? ノー、ノー、

? ノー、ノー、

子供の頃からと言ってるでしょ。

世間的にそれは、やれ「身体に悪い」だとか、やれ「歯が溶ける」だとか、何かと良い印象を与えた事がない。まぁ、悪いのかもしれないけど(ちょっと弱気)、共演者からは「ふ〜ん」という感じで見られようが、女史からは「あらら、そんなものを」と呆れられようが、僕としては
一向におかまいなしだ

第一にそんな「悪いもの」をアメリカの病院で錠剤を飲ませる時にチョイスさせるかい?
ワイドショーで「ほら、歯が溶けました」なーんて大袈裟に実験していたのを見た事があるが、それはビーカーに何十時間も浸したもので口の中に何十時間も含んでいられるわけがない。

まぁ、決して印象は良く無いのかもしれないけど、ここまでの人生の大半に片時も僕の傍から消え失せなかったもの、これも「好物」と言えるかもしれない。

ちょっとオーバーなフリですが・・・
それがコレ
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「個室寝台で起抜けにパソコンでチックコリアのLight As A Featherを聴きながら“プシュッ”の図」

そう、コーラ
しかも「ダイエット」の付く。
小学生の頃からあの喉を駆け巡るシュワシュワ感がたまりませんで、ついつい手を出す毎に周りの大人達からは「歯が溶けるゾ〜」と脅されつつも苦節ウン十年、現在に至ります。
その昔は「そのものコーラ」しかありませんでしたが、その内に「ライト」の付くものが出て、アメリカに渡った頃から「ダイエット」と付くものに替わった。

ヴィブラフォンを演奏すると、とにかく他の奏者と比べると汗をかく
だって立ちながら両手に2本ずつのマレットを振り回し、絶えず片足でペダルを操作し、片足で全身のバランスを取るのだから、
座っている奏者の想像も出来ない運動量なのだ(ここでかなり強気に転ずる)

なので、咽が渇くからライブやスタジオの時は片時も傍から離す事がない。だから今までに僕と一緒に演奏した人は必ず休憩時間にコーラを飲んでいる姿を知っている。ちょっとオシャレにワインでもクイッと飲んで涼しい顔で演奏したいところだが、アルコールが入ると立って演奏するのは自殺行為に等しいのをかつて経験した。
それに楽器を運ぶには車での移動が原則だから、どうしても終わってからもコーラ。

ここまで書いて、もしも、ヴィブラフォンをやってなかったらこんなにコーラ好きではなかったかも・・・・・と、思ったりも、、、、っま、いいっか。

なので本番後の「おつかれさん」と言う時にライブハウスの人が「何か飲みますか?」などと聞かれようものなら、他のメンバーが「ビール」とか「ワイン」とか言ってる中で「コーラ、コーラ。あのー、ダイエットの付くのありますか?」などと軟弱路線をまっしぐら。ツアー等でも楽器を片付けてホテルに着くまでアルコールは飲まない。

と、そんな光景を冷やかに観察しているもいるものである。
昨年ピアノのユキ・アリマサ君とデュオでツアーの時、たしか名古屋から大阪に移動する車の中での会話・・・

「ところでサー、赤松さんって、いっつもコーラ飲んでんじゃん」
「うん」
「あれってサー、何か“おまじない”でもあるの」(笑)
「なんの“おまじない”よ」(笑)
「実はサー、ハーブ(ハーブ・ポメロイ氏の事)がむかーしゲイリーが(ゲイリー・バートン氏の事)学生の頃に、ニキビ面でいっつも片手にジャンクフード、片手にコーラ持ってウロウロしてたんで、ヤツと言うとそのコーラ男のイメージがあるんよねって」(笑)
「ヒャヒャヒャヒャヒャ・・、あのゲイリーが!」(笑)
「知ってた?」
「いや、全然知らんかったよ。僕は子供の時から飲んでるだけ。師匠がコーラ好きなら弟子もコーラを好きでなければならない、なーんて異常じゃん」(笑)
「そーっか、だからサー、毎日あれだけコーラ飲んで演奏してるのは、今日もヴィブラフォンが上手に弾けますように、、って“おまじない”か、ゲイリー門下特有の“儀式”か何かと思ってたんだよねー」(大爆)
「アホか〜!」(大爆)

偶然とは言え、同じ楽器をやると、同じ習性になるのかもしれない、、、、と、

「よ〜し!じゃ今日はヴィブラフォンが上手に弾けますようにって“おまじない”で一本飲んでみよーっか」(笑)

呑気に移動は続くのでありました。


注:マネしてコーラを“おまじない”に使っても効果がある保障は一切ございません(笑)


おしまい

2006/5/30

アーケード街の明暗  火曜:街ぶら・街ネタ

先週末から巷やWebでは我がヴィブラフォンの恩師ゲイリー・バートン氏率いるGary Burton Quartet Revisited featuring Pat Metheny, Steve Swallow & Antonio Sanchez(長いタイトル)の話題でもちきりだ。ステージは僕らの世代が一番熱く聴いた70年のアルバム「G・バートン & K・ジャレット」からパット・メセニー在籍中のECM連作を主軸としたレパートリーで組まれている。
もうすぐ会えるのが楽しみだ

さて、本日は『街ぶら街ネタ』

ちょうど今朝東京に戻って来たのですが、このところ各地のアーケード街が寂しくなる一方の話しを書いていたら、僕の故郷でも明暗を分けそうな光景が目に付いたので時間のある時にパチリ。

近年は古くなったアーケードを取り壊して新しいアーケードに新調するよりも、そのまま青空の望める「ショッピング・ストリート」化を検討している商店街が多い様です。確かに古くなったアーケードは「囲い」のように天井を覆って開放感がありませんから取り壊したついでにイメージチェンジを狙って街路整備とした「元」アーケード街は全国にたくさんあります。僕の知る限りでも東北、北陸、東海、中国の各都市に。
開放感があるというのは気分的にも良く、天気が良いとついつい街ブラしたくなるものですね
しかしその裏事情には、近年は中心街の消費人口が郊外型のショッピングモール等に流出し売上げが落ちている事、都市中心部の駐車場問題(それに輪を掛けた「無謀な」駐車違反摘発の民間委託)等の環境変化の影響で、高価なアーケードを新調するほどの売上げ見込みが無いという事もあります(アーケード施設は地元商店街各店が負担して作られている)。

では、アーケード街がショッピング・ストリート化するのに賛成かと言うと、僕個人としては微妙な感じがします。
なぜなら

アーケード街は日本独自の文化だと思う

からです

年間を通じて降雨期間の長い日本で、雨の日のサービス対策として「傘をささずに買い物の出来る街」という発想から生まれたアーケード街。発祥地は九州の小倉・魚町銀天街で1951年10月、「銀天井に輝く商店街」という事から「銀天街」の名で各地に普及したそうです。
なので西日本の各都市には必ず一つや二つの「銀天街」があり、大阪、神戸など関西圏では今も多数存在しています。東京でも高円寺や中野、吉祥寺が有名ですが全体では「ストリート式」の駅前商店街が多勢なのは土地柄かもしれません。北に昇ると大規模な物は仙台市にあるアーケードを除くと比較的小規模なのはやはり「雪」の影響があるからと言えます。その代わりに「地下街」が勢力を伸ばす事からも裏付けされますね。

で、先日松山に帰った時に、実家の近所の「元」小規模アーケード街(歩道部分のみを覆っていたアーケード)が公的資金の導入によって「ショッピング・ストリート」化していました。今年の4月に竣工したそうですが・・・・

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(左)商店街入口付近/ひょっとしたらレイアウトの関係で(上)
(右)「く」の字に曲がった商店街中央付近より入口方向/ 同 (下)

この商店街の入口は松山市の中心地にあり電車(市電)通りを挟んだ反対側には大規模アーケード街があります。以前は歩道の上に銀色のアーケードがありましたが老朽化で薄暗く更新の際に「ストリート化」したものです。この商店街の中は松山城へのロープウェイ、リフト乗り場に続くので路線・観光バスも通行(一方通行)する為昔から「覆い型」のアーケードを作れなかった経緯も。

たしかに「ストリート化」されて明るくなりました。清潔感もあります。それぞれに看板や建物の色調(例えばシャッターの形状)等を景観に配慮している事もわかります。歩いてみるとそれぞれの店も店内が見通せるように改装され、以前とは確実に生まれ変わっています。

が・・・・

残念ながら、全国の街を歩くとこれと似たようなストリート型の「元アーケード街」を見掛けるんですねぇ。。。。
個性化を目指してストリート化したはずなんですが、どうも歩いていて「ここは何処だっけ?」と思ってしまうほど似ているんです。
そして、そういう場所に限って観光客しか通ってなかったりします・・・
ここにはちゃんと「古くから」の店もしっかり存在しているのですが、何となく前のアーケードの時の方が「個性と一致」してたように見えるのは僕の思い込みか、、

でも、ですよ。。。。

同じ時間帯に、電車通りを挟んだ「アーケード街」は御覧のように
買い物客で溢れています・・・・
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「松山・大街道」

二つの商店街を隔てるのは6車線たかだか25メートルの道路。その横断歩道の付近はこの街最大の待合せスポットでもあるのに、この差はどうしたものか。商店の規模や百貨店の有無などを差し引いても極端過ぎるように思えた。


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所用で市内の道後温泉近くにある城跡の堀沿いを歩いていた時に、遠目で堀を眺めていたら全然観光用に整備されたわけでも無いこの光景が先の「ストリート化」された商店街とダブって感じた。

遠目で観て風情を感じる偶然は街のそこかしこにあっても楽しいが、商店街は遠目で観て楽しむものではないような気がしてしまう。


おしまい

2006/5/29

ジャズフェスはハプニングの宝庫  月曜:ちょっと舞台裏

只今午前3時45分、快調に深夜の東海道を翔る東京行きの寝台特急サンライズは浜松駅で運転停車中
一番端のホームに停まったので僕の部屋の外にはちょうどACT CITYが見える。このACT CITYの中にある楽器博物館には僕の父親の写真がある。しかも実家の稽古場だ(笑)。開設当初からあって何年か前にも見たが今もあるのだろうか。不思議な縁の建物だ。

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1時間程前に目が覚めてメールのレスなどしていたらこんな時間になってしまった。元々深夜族だから普段この時間にやってるブログの更新もやっちゃおう(アップするのは自宅に着いてからだけどね)

舞台裏のお話し。

毎年夏に野外で催されるジャズフェスティバル。数は減りつつも大小合わせるとまだかなりの場所で健在だ。都心の野外音楽堂からスキー場のゲレンデを利用したものまで、とにかく夏は野外だ、と、まぁ、縁日の屋台みたいな感じで演奏する側も観る側もお祭り気分。大規模な物を除けば地元の実行委員会や有志の方々が運営しているので、
「ほのぼの」とした事件の宝庫でもあって楽しい

ある夏のシーズン。先週「靴の紐」事件で紹介したベテランピアニストAさんと僕のヴィブラフォンでDUOをする事になった。僕が帰国間もない頃でバブルの余韻も漂う時期の事。
ヴィブラフォンはツアー用の楽器をケースに入れ先に空輸で運び、僕は前夜中に東京から空路で入り、Aさんは前夜別の地方で演奏後当日列車で入るという現地集合式。
二人が顔を合わす当日午後の会場は正にピーカンの夏の日差しで茹るよう


「お〜い赤松く〜ん。生きてるか〜い、それにしても暑いねえ」とAさんが会場に現れた頃にはサウンドチェックの準備も進み後は音を出すのみ。
デュオなのでステージはそれまでにサウンドチェックをやっていたバンドと比べれば至ってシンプル。ヴィブラフォンとピアノだけだ。しかし野外となるとステージ上の音は四方八方に拡散するのでPAが必要。それで本番の前にサウンドチェックと軽い合せで約1時間割り当てられるのだ。

セミがガンガン鳴く午後3時、そろそろ、と、言う感じでサウンドチェックを始める

「最初はヴィブラフォンの音からお願いします」とPA氏から指示があり、一人でパラパラっと音を出す。「かえし(モニター)の音量どうですか?」「いいんじゃないでしょうか」「Aさんのところのヴィブラフォンのかえしはこのくらいでしょうか?」「うるさいくらい(聞こえてる)だよ〜」(笑)。

すでにセミの合唱は佳境に入り山間とはいえ湿気もサウナのような感じ

「それではAさん、ピアノのサウンドチェックお願いします」「よろしく〜」とA氏がステージに上がる。時折風は吹くが何の効果もなく頭の上から立昇る湯気を撫る程度

Aさんが軽〜くピアノを弾き始める。考えて見ればピアニストは大変だ。何が大変かと言えば、僕らのように楽器を持ち運ぶ事が出来ないから「そこ」に鎮座するピアノがどんな状態であれ弾かなくてはならぬ。良い状態のピアノもあれば良くない状態のピアノもある。でも聴き手はそんな裏事情など知らないから例えピアニストがあらぬ状態のピアノでアクシデントに見舞われていても同情してはくれない。

などと思っていると、突然ピアノを弾くAさんの手が止まった。

「あのさ〜」とA氏、「はい、どうしました?」と幾分緊張気味のPA氏。「さっきから気になっててさ、やっぱりこれじゃ無理だから言うけどさ〜」「はい ,,,,,」PA氏さらに緊張



「このピアノさ〜」




「・・・・・」





「Fが二つ並んでるんですケド・・・ 
ドボジダラいいのか、誰かおせーてくらさい」





「え〜〜!」



Aさんが低音側のスケールを弾くと

do-re-mi-fa-fa-la〜?
何度弾いてもdo-re-mi-fa-fa-la〜


「Gがないよ〜、返してくれ〜。いろんなピアノ弾いたけどさ、これは無理だよ〜」

会場にいた者全員大爆!
笑えないのはピアノ屋さん。
慌てて飛び出して必死の調整に奮闘中

あまりの暑さにピアノの弦を締めるピンが緩んでしまったんだ。

「早く僕のGを返して〜」(笑)と優しくピアノ屋さんに言葉を投げ掛けるA氏であった。

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只今静岡到着、午前4時40分。

今日は曇り気味なので富士山は望めそうにない
東京まで2時間余り。さてさてもう一度ベッドに横になって過ごしましょ
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富士川鉄橋より富士山方向を望む

おしまい

2006/5/28

バレてますけど・・・・  日記

本日は松山から
昨晩からの滞在で夜は行き着けのジャズバー“キーストン(3/29のブログで紹介)”へ
毎金土曜は秋のシュガービレッジで共演している渡部由紀(p)Trioのライブをやっている。
エレベータを降りると偶然にも昨夜ブログで書いた好きな曲の演奏が聞こえてきた

いつものマスターの笑顔に迎えられいつものカウンターに座ると両隣は常連の「F岡」さんと「へーさん」。おやおやとお酒の話しから温泉の話し、音楽の話しから武勇伝と飲むペースに合わせてどんどん話題が。「Fさん」は明日が休みとの事で普段よりも臨戦態勢、「へーさん」は昨夜飲みすぎて帰りに自転車を何処に置いたのかがどうしても思い出せないらしい。
演奏話し演奏話しの繰り返しで午前2時を過ぎた頃の話題は食べ物に。F岡さんはジモティーだし、へーさんに至っては酒・食・ジャズの生字引。
そこで、松山で蕎麦の旨いところって何処?と聞いたら全員が「うどんなら旨いところはあるが蕎麦ではない」と。
「しいて言うなら・・・」とF岡さんが「H」という店を挙げた。へーさんも「あっこは麺は旨い」という。マスターも「あ、あそこね」と加わる。
「ちなみに、あそこのカレーライスは昔おばちゃんが作ってたような黄色い感じのカレーでなかなか味わいがあります。私なんか蕎麦とカレーいっちゃいますもん」と。
ほ〜う
それはチェキラ!せねば!
それからカレーうどんは邪道か否かの論争で午前3時、へーさんは完全にカウンターにダイインし「自転車〜、何処行ったんや〜・・・・」

さて明けた本日
用事を済ませて午後3時半。昨夜のちゃんぽんが効いてようやく小腹が空いてきたので実家から徒歩5分の最近街路が新しくなった通りにある「H」へ

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入るとカウンターとテーブル席があり、カウンターでは常連とおぼしき連合いがかなりいい感じで。さっきから「どう、ワシ顔赤こーなってない」「だいじょぶ、だいじょぶ」「そう、ほなええんよ。まだ仕事中やから、ハハハ〜」グビグビ〜どう見ても赤いんですけど背広の方(笑)。これを5分に一回は繰り返している。
「なんにしましょ」というので「蕎麦、冷たいの。それとカレーライス」
ちょっとオヤジが怪訝そうな顔をしたが、先に出てきたのは蕎麦。オヤジは大きな声で「おまちどーさん!」と言って蕎麦を出す。おお!確かに麺は旨い!つゆは・・・惜しい〜。でもちゃんとこちらが蕎麦を食べ終わるのを見計らってカレーが出てきた。今度は心無しか小声で「おまち、」と置いてった。

あれ〜黄色くないこげ茶色の何処にでもあるカレーだ。ふむ?
ま、まずくはないけど、夜中に大の大人が話題にするほどのものじゃない。
ふ〜ん、、、

と、カウンターで(もうかなり浅黒く見えるまで飲んでる)「どう、ワシ顔赤こーなってない」「だいじょぶ、だいじょぶ」「そう、ほなええんよ」コンビが「オヤジ、ここカレーなんかあったんかい。何年も来とるのにゼ〜ンゼン知らんかったゾ」「仕込みが大変やなあ〜」「鍋焼きうどんしか食ってなかった。カレーか、それもえ〜なあ、でも器用やなあ、カレーは全然別ものやしな」「ほんまや〜」


するとさすがに常連には正直な事を言うもんです、オヤジさん。

「い、いやね、ぎ、、業務用なんよ。あそこの所に●和コーヒーってありますやろ。あそこで売っとるんですわ、、、一人前からね、、は、、ハハハ〜」

フッフッフッ、ミュージシャンの耳を侮ることなかれ。鮮明に聞こえておりますよ。しかも今食べております。さらに●和コーヒーは僕の同級生の家だ〜!ニャロメ〜

で、さっき再びキーストンに行ったら常連のF岡さん発見。へーさんは・・・自転車無かったか・・姿見せず。
「今日“H”行ったらカレー黄色くなかったですよ」
「私も今日行きましたよ。確かに黄色じゃなかったですねえ。何時頃に?」
「午後3時過ぎです」
「え、じゃあ私が行ったすぐ後ですワ」
「ちゃんと蕎麦とカレー食べましたよ」
「え〜(大爆)こっちも、しかも連れも同じでしたから」
ギャハハハハ!!
そりゃそうでしょう。鍋焼きうどんが本命の店で人気メニューでもないざる蕎麦とカレーを注文する客が連続したわけですからね。
「道理で注文受けたオヤジが少し怪訝な顔したはずだ!」(爆)

そして
「実はあのカレーはね・・・・・・」
とみんなにネタばらしです。
それを聞いてたカウンター全員さらに大爆!!
「だからか蕎麦の時は威勢がよかったのにカレーじゃ小声だったもんな〜」(大爆)
F岡さんはさっそく一緒に行った連れにメール。
「そ、そんな〜〜!」とレスあり。

オヤジさん、バレてます
今度までにちゃんとコツコツと仕込んだ黄色いカレーを出しなさい

今夜は1セット渡部由紀トリオにドラムでシットインし、トランペッター二人が飛び入りセッションするなどテンコ盛りで午前1時半にキーストンを出た。

おしまい

2006/5/27

独学の種明かし  日記

僕が育った街にはヴィブラフォンの先生などいなかったし、それまでに木琴すら習った事はなかった。ただ3才から弾いていたピアノと同じ鍵盤の並び方をした楽器なので何処に何の音があるかだけは分かっていた。13才の時にマレットを4本持っていきなりヴィブラフォンを弾き始めたんだ。

2本から始めなかったのは一つだけヒントがあったからなんだ

今でも完全に理論に沿ったメソードは無いに等しいんだけど、僕が始めた頃はもっとな〜んにもなかった。第一にジャズがどのような譜面を使って演奏してるか、なんて17の時まで知らなかった。コードネームと密接な関係があるなんて・・・

で、やみくもに4本のマレットを持って弾くには、どのように持てば良いのかが分からないと手も足も出ない。
そこで何をお手本にしたかと言えば

その頃聞いていたゲイリー・バートンのアルバムの写真。

もっとも参考になったのはこのアルバム
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「The Time Machine/Gary Burton」(RCA/1966年録音/現在非CD化)

このジャケ写は4本のマレットをどのように動かせばよいのかがよく分かった。もちろんグリップもね
だってこれはLPだから大きさはCDの約4倍はあるんだ
隅々まで食い入るように見て、最初はマレットを持っていなかった(中学校の吹奏楽部のものを借りてた)ので鉛筆を4本握ってグリップをイメージした。

余談ながらこのアルバムでは往年の名曲“Falling Grace”が初演されている。僕の最も好きな演奏なんだなァ。

この話しをネットで知り合った神戸のtakiさんにしたら、驚いた事に彼もヴィブラフォンを始めた時にまったく同じ事をしたらしい彼のブログにも書かれている。
身近で二人もいるのだから、世界中で当時同じ事をやったマレット人間がどのくらいいたのだろう?そう考えると楽しくなってしまう。

もう一つ重要なアルバムがある。

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「Throb/Gary Burton」(Atlantic/1969年録音)CD化
これは見開きジャケット(LPの)の内側にあった写真。持ち方(グリップ)は分かってもどうやって2本ずつのマレットを交差させるのか分かりにくかったのが、この写真で判明した。もしもこの写真がシャレで反転していたら今頃ぼくはトラディショナルグリップだっただろうなァ。

この二つがあったから僕は自信を持って独学で4本奏法を短期にマスター出来たんだ 2本奏法の基礎は高校に上がって改めてやった。

バートン氏は僕らのような興味を示す人間にいろいろなところでヒントを示している。それに気付いた人間だけのヒントなんだけどね

今のCDで細部を見て何人の人がヒントを見つけるかは分からないけど、もしも自分が目指す音楽があれば、たとえジャケットであれ隅々まで目を凝らす事が一番楽しく短時間で目的に達する秘訣ですよ。

今週からバートン氏は日本ツアー中。
僕も9ヶ月振りに会いに行き、そして30年越しの待望の編成に酔いしれようと思ってます。

おしまい

2006/5/26

BSコードのスプリングフックは・・・  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック

毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。金曜第10回目の今日はBSコードのフックのお話しです。

ヴィブラフォンやマリンバには必ず鍵盤を結ぶBSコードがあり、音色に与える影響が少なくない事を述べていますが、今日はBSコードを最終的に繋ぐフックについて。
ヴィブラフォンでもマリンバでもフックはスプリング式になっています。
BSコードを張替えた時に1週間程度様子を見るのもBSコードの伸び具合と関連する
フックのスプリングの落ち着き具合も同時にチェックする必要があります

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L:Vibraphone(saito製) R:Marimba(yamaha製)

フックの形状はメーカー毎に若干の差異はありますが、概ねフックから伸びるスプリングがすり鉢状になって、その中にBSコードを通しストッパー代わりに結び目を作って引っ掛けるものです。

ところが、、、、

この結び目という奴が経年によって「うんとも、すんとも」言わないくらいに硬く結ばれてしまう経験って、、、、
ありませんか?
あるいは、張替えで結び目を出そうにも「しっかりスプリングの中に引っ掛かって」出てこない。。。
また、結び目を作ったのに「すっぽり」と抜けてしまったな〜んて経験ありませんか?

硬くなってしまうのは演奏する度にBSコードが常に振動を与えられてグイグイ締められるからで、抜けてしまうのは張替えが頻繁でスプリングの穴が緩くなっているわけです。

そのどちらにも応用が利く結び方を書きますよ〜〜

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(musser製)
まず2つあるスプリングフックの片方は通常の通り硬結びにして・・・

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スプリングの中を通して底(鍵盤側)に引っ掛け抜けないようにします。

続いて、もう片方のスプリングフックは・・・

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スプリングフックの中を通したBSコードをフックに絡ませて硬結びを作り締めます。

これで出来上がり

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左のフックが「絡ませ結び」で右のフックは通常の形

BSコードは張り替え1週間程度で伸びた分を締め直すので、その時は左のフックだけ外して締め直せばOK。
また、経年による結び目の硬化も左側は殆どありません。
スプリングの耐久性が気になる場合は左右を交換する事で耐久力を伸ばします。

まあ、BSコードが切れるまで気にしない・・・・という人は
ザックリ切っちゃいますからハッキリ言って関係ないですが、

その時にでも是非お試しあれ

おしまい

2006/5/25

深夜の長距離走行必須アイテム・・・Keith Jarrett  木曜:Jazz & Classic Library

キース・ジャレットを知らないジャズファンは恐らくいないだろう
古くはキースがバークリーを卒業(いや、正式には名誉中退だったかも)した直後の1960年代後半のチャールズ・ロイド(ts)のバンドでの活躍(5/4のブログで紹介)、そして彼の名前を一躍有名にしたマイルス・デイビス(tp)バンドへの参加、70年代に入るとドイツのブランド・レーベル「ECM」(4/27のブログで紹介)で次々と放ったソロ・ピアノ集、80年代以降はトリオ「スタンダーズ」によるジャズスタンダードの新しい開拓。大まかに分けるとこの3つの何処かをみなさんも目撃している事になると思う。

さて、ヴィブラフォン奏者がキースの名前と演奏に出会ったのは1969年のマイルスのアルバム『アット・フィルモア』、当時中学校の同級生(音楽体験記にも出て来る漢方薬局の息子T君)が持って来たこのアルバムだった。しかしこの時のキースはオルガンしか弾いておらず大して気にとめる存在ではなかった。その直後に同じマイルスの『ライブ・イビル』を買って初めてオルガンながらその斬新なコードヴォイシングに感銘、直ぐレコード屋で探した結果ロイドの『フォレスト・フラワー』に辿り着きこの人が並々外れた力量のピアニストである事を知った

そんなキースの数あるアルバムの中で今夜お薦めするのはコレ
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『STAIRCASE/Keith Jarrett』(ECM/1976年録音)

キースのソロ・ピアノ集とくればきっと誰もが推薦するであろう永遠の名盤『The Koln Concert』(ECM/1975年録音)なんだと思う。
確かにあの「恐ろしいほどの静寂に包まれて」始まるPart-1の出だしのDm7-Am7-FMaj7-Gを聴いただけでホロリときてしまう
完全なる即興演奏でしかもライブ録音。一夜の幻を見るような思いで聴き進む事が出来る。それに対してこの『STAIRCASE』は完全なる即興演奏とは言えスタジオ録音だ。だからケルン・コンサートに比べるととてもクール。
同じ演奏者として思うのは「集中している時の演奏は短かめになる」という事。だからケルン・コンサートは連続演奏としても後に「Memories of Tomorrow」と題された最終曲を除けば15分に及ぶ演奏が多い。対して「ステアケース」は平均すると8分前後を1曲として区切ってある。だから「やりたい事だけをその瞬間にやったんだ」と言うのがこのアルバムの魅力。70年代初頭のスタジオ録音によるソロアルバム「フェイシング・ユー」もそう。
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『The Koln Concert』(ECM/1975年録音)

完全なる即興演奏は「まるでその場で譜面に書こうとしているような」音であるべきで、決して何度も繰り替えして代用出来るような音であってはならない

僕もキースと同じ完全な即興演奏を録音しています。スタジオの中にはヴィブラフォン、イメージ映像を映すスクリーン、録音用の2本のマイクロフォン、そしてTCR(タイム・カウンター)だけ。コンソールルームからは「目安となる5分前後のCue」のみ。譜面も譜面台も無い。午後から夕方までスクリーンに写し出される様々な風景を観ながら20曲近く演奏。
今でもCSテレビで時々放映されているのでタイムテーブルをチェックしてみて下さい。
番組名:ECO MUSIC COLORS
「ビブラフォン・エコー1」「同-2」。他に収録曲名が冠される場合も。

実はヴィブラフォンを始めてまだコードの事がよく分からない時期に、キースのこれらのアルバムを聴いて「耳」と「音感」だけを頼りにインプロヴァイズのトレーニングを頻繁にやりました。毎回終始を録音し、そして後で聴き返す。共演者などまだ見つかるあてもない高校時代ですから練習の素材はいつも自分自身。その甲斐あってコードネームだけに頼るコードインプロヴァイズとは違う「能力」(←ヲイヲイ)が後に作曲やアレンジと結び付いたので、人生バカバカしいなどと言う前に音楽家は実践あるのみ。

さて、キース・ジャレット

突然ヴィブラフォンの話しに飛びますが今週末から来日する師匠のゲイリー・バートン氏と言えば、チック・コリア(p)とのデュオが有名ですが、実はキースとの共演の方がアルバムとして先です。
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「Gary Burton & Keith Jarrett」(Atlantic/1970年録音)
バートン氏は68年のごく僅かな期間(ラリー・コリエル/gの退団後)バンドにチック・コリアを入れていますが編成としてそれは失敗だったようです。ヴィブラフォンとピアノの組み合わせは当時の音楽コンセプトとは一致せずギターと交替。そのバートン氏のバンドにキースが加わったのですから当時かなり注目されました(71年にこの編成で来るという噂がありましたが実現しませんでした)。デュオではなくバンドなのでその後のチック=ゲイリーのようなサウンドとは別ですが、曲の随所に二人のデュオが盛り込まれており、その後のヴィブラフォンとピアノのデュオに至る動機をこのアルバムから伺い知る事が出来きます。

今夜御紹介した『STAIRCASE/Keith Jarrett』の中で僕が好きな曲は
5曲目の“Hourglass Part-2”。当時この曲をドライブの時によく流していました。ある夜ループ橋に差し掛かった時、この曲が流れてその融合振りに思わず星空に吸い込まれそうになったのを覚えています。
今でも深夜の長距離走行でキースのソロ・アルバムを聴くと不思議と頭の中が浄化されてスッキリ。キースのピアノは夜が似合うのかも。

おしまい

2006/5/24

二者選択の・・・・・新宿駅  水曜:これは好物!

演奏とは関係のない旅、それも気紛れに「朝起きたらあまりにも快晴で何処かへ出掛けたくなった」
な〜んて〜のが休日(暦のじゃないよ)と重なったりしたら最高。そんな日は年に数度あるかないかだけど、昔からついつい新宿駅や東京駅からフラリと電車に飛び乗ってしまう。
中でも新宿駅は少し前まで「かいじきっぷ」という重宝な割引ききっぷがあって
「取りあえず甲州か信州」行きの特急“かいじ”の人となったものである

晴天のお昼少し前の特急“かいじ”はいつでも空いてて快適なものでした。
中央本線は不思議と東京に出て来た時から行楽利用が多く、中央自動車道と合わせて気晴らしのぶらり旅にちょうどよい距離の目的地がたくさんある。

で、その今からウン十年も前から新宿駅で電車に乗る時に見かけると買っていた駅弁、それがコレ
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「新宿・鳥めし弁当」(日本レストラン・エンタプライズ/NRE製)

以前は新宿駅構内の駅弁業者・日食田中屋の販売商品でしたが、いつの頃からか見掛けなくなり寂しいと思っていたら、2年くらい前から朝に限って(恐らく限定販売)ホームの売店で売ってます。NRE製となっているので復刻販売されているんです。
あまりの懐かしさに夜行で戻った朝の朝食がてらに買ってしまいます。

JRになる前は各地で様々な駅弁屋さんが個性豊かな「味わい」を出して僕ら電車旅族の胃袋を楽しませてくれたものですが、JR化と不況によって個性的な駅弁屋は次々と撤退し替わってNREがJR東日本エリアの駅弁を一手に引き受けた形に変貌しました。
NREになってからはどちらかと言えばそれまで西日本の駅弁に比べると少々モノクロ的だった東日本地区の駅弁が味も見た目も華やかになり、それはそれで良い事ではあったのですが、東日本エリアの何処で買っても主菜以外は同じような感じが否めなかった。ところが最近になってNREは地域毎に個性的な駅弁を次から次へと発売し、特に個性的だったものは復刻までさせているようですから、ありがたい事ではありませんか

で、この「新宿田中屋・鳥めし」も器こそちょっとコンビニチックにはなりましたが、味は記憶に残る「コレ!コレ!」という出来栄え。最初に食べたのはウン十年も前の夏の夜行(寝台ではない)急行「アルプス」の車内。確か松本の先まで行った。
まだ東京へ来て間も無い頃なので一口食べたら「濃いなぁ〜〜〜」
と思ったものの、ちょっとずつ食べると、あれあれ、意外と旨いかも〜
なんせ当時確か他の駅弁が700円前後の時代に300円前後という廃価。おかずなんてー、気の利いたものは、、、あんさん、ごはんの上に乗っかっておりましょうに、、と
今も500円という反骨の精神?が嬉しいじゃありませんか(大体限定品は高いのが相場)
新宿はジャズのメッカ(当時新宿ピットインは伊勢丹の駐車場の所にあった)という時代を今に伝える貴重な味です(意味がわからないですね)

そして、新宿駅ではもう一つ好物と言える駅弁が。
以前はテレビ番組で考案した駅弁とか高原レタス弁当とか、中央線沿線に所縁のある素材で作られた駅弁が目立ちましたが、
最近はコレ
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「新宿弁當」(日本レストラン・エンタプライズ/NRE製)

おかずにはやはり中央線沿線の素材が使われており、味付けも上々。以前紹介した「只今駅弁の個人的首位は・・・」の『東京弁当』と双璧です。「東京弁当」が1600円に対して「新宿弁當」は1000円、とグッと庶民的なプライス。
でも、これが旨いんだな

これから6月にかけて、初夏の少し前の甲州〜信州はお薦めですよ。梅雨のわずかな晴れ間に電車の車窓から見える山々の緑を眺めながら、駅弁を頬張る目的のない旅。
途中で降りて歩くもよし、ローカル線に乗継ぐもよし。道中にはたくさんの偶然との遭遇が待っているかもしれませんよ。

おしまい

2006/5/23

分断されたアーケード街  火曜:街ぶら・街ネタ

プロになる準備をあれこれとしていた時期と言うと、高校時代から大学に掛けてと言えるでしょう。今の東京でさえヴィブラフォン専門のプレーヤーは20人いるかいないか、と言った感じですが、それが地方ともなると三人ぐらいいれば良い方で、唯一だったり、とそういう面では人に顔と名前を覚えてもらえるのを利点と考えれば“目立つ”存在ではあります
だから何十年経っても覚えててくれる、そういう街がある事はとても嬉しい気分になります。

このブログやHPでも度々登場する岡山県の山の中の小さな街、津山市と縁が出来たのは僕が当地にある作陽高校の音楽科に進学した事から始まりました。初めての寮生活の事や珍事件はHP「音楽体験記」にありますが、ちょうど僕がこの地に越して来たと同時に開店した街唯一のジャズ喫茶『邪美館』が僕にとっては現在何よりもこの街の印象となっているんです(実は10年くらい前に通った音大が倉敷市へ引っ越してしまい津山市に在住するの学生の数が激減)

それでも元気に今日も「そっと・・・」が基本動作のマスター健在(左)
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まぁ、このお店とヴィブラフォン奏者創成期の話しは音楽体験記-2にあるので略します。写真は「邪美館」の入口で、一昨年のデュオw/yuki arimasa(p)ライブツアーの時のもの。うっそうと繁るジャングルの中に店があるように見えますが街の中で異彩を放ってます。昔は「ツタの絡まる」程度でしたが・・・

そもそも、コンサートとか発表会以外で自分の初ライブというものをやったのもこのお店でした。高校の文化祭でやったのに味をしめて「やらせて!」。しかし、当時マイルス・デイビスのエレクトリックバンドを見て大音響サウンドに心酔いしていた僕は大音量のPAを持ち込み大音量事件を起こしていたのでした(汗)
と、まあ、いろんな初恥の宝庫でもある津山(まだ汗)ですが、まともなジャズヴィブラフォン演奏の第一歩もココからなのでチャラ(笑)
しばらく振りに行って街を歩くと、その変貌振りに少々どころか、

日本の再開発問題の現状をつぶさに目撃する事となってしまったのです


津山市は山陽側の岡山市と山陰側の鳥取市のちょうど中間地点にある津山盆地の中心地で人口は現在約9万人で減少傾向の小さな街です。しかし周りの中国山地の中で唯一と言える商業都市の顔もあり、観光地も点在するなど、江戸時代から交通の要所として物流で栄えていた土地。なので僕らが居た頃も、とてもモダンなライフスタイルのお年寄りが開いた店鋪など、とても中国山地の山奥とは思えない雰囲気と盆地独特の気質の入り交じった活気のある街でした。

この地方の旧国名は「美作(みまさか)」。美を作るという不思議な地名を持つ側面もあります。

さて、久し振りの津山に入って、まず最初に飛込んで来た景色がコレ
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「今津屋橋」より中心地を望む

この10年くらいこの地を訪れてない人は何処だかわからないでしょう
元々、記憶によれば、JRの駅からこの今津屋橋を渡ると、最初に商業施設として目に入ったのはアーケード街の入口にあった「大手町デパート」というローカルな百貨店だったはず(その後高島屋の分店となったらしいが既に撤退)。

らしき・・・建物があったのでパチリ
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よく見ると「場外馬券発売所」ですと
なんだかよくわかりませんが、街が凄い事になっているようです。

気を取り戻してアーケード街に入ると、確かに見覚えのある「一番街」というアーケードなんですが、、、、
その先がナント「行き止まり」に

その行き止まりの正体こそが、「今津屋橋」から見た巨大な建物だったのです。
何をそんなに驚いているかと言いますと、
実はこの街の中心街はL字型のアーケード街が形成していて、小さいながらも整った街の形をしていたんです。
ところが、そのL字のド真ん中に、再開発ビルを建てて、しかもアーケード街を辿って歩くとどうしてもこの再開発ビルの中を通らないとその先に行けない、という、摩訶不思議な構造の街に変貌しているのです。
こんな不可思議な商店街は全国でもここだけでは

そのアーケード街ですが、分断した再開発ビルに商業施設が入ってるので、
御覧の通り、、、、、、、
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閑古鳥どころかイヌ猫すらいないではないか

このまま直進すると再開発ビルにぶち当たる。アーケード街はビルのエントランスか?

僕はこんなに悲惨なアーケード街を見た事がない。
施設はピカピカ、改装されて本来であれば人が集うであろう場所、、、
衰退しているアーケード街はそれなりに施設も老朽化していて寂しくも納得するものですが、こんなに綺麗なゴーストタウンというのもなぁ・・・・

で、肝心の再開発テナントの商業施設にも入ってみましたが、お世辞にも流行っているようには見えませんでした。平日だったからとしてもね・・・
便利になった面もたくさんあるのだろうけど、流石に素人の僕でも「これはやりすぎじゃないのー」と考えさせられてしまった。

その先の分断されたもう一つのアーケード街は写真を撮るのも嫌になるほどシャッター街と化していた。

これからは「邪美館」詣でだけでいいな〜。

おしまい

2006/5/22


昨日はちょっと重たい話しだったので今日は軽めに
いろいろな所へ出かけるヴィブラフォン奏者は様々な光景に遭遇するが、
やはり楽屋の出来事というと日々笑える話しばかりである
本番に必要な緊張感を180度ひっくり返って維持していると思えばいい。

本日は某ピアニストA氏の楽屋にて。

D(ベーシスト):「ちょっと出てきます」
と、ベーシストが楽屋の外に出て行くと中にはA氏(ピアノ奏者)、B氏(ドラム奏者)、C(ヴィブラフォン奏者/つまり僕)の三人

A:「Bさん、悪い、ちょっとこの紐緩めるから締め直してくれる」

A氏は今日買ったばかりの●allyのシューズの紐をほどき、ドラマーのBさんの前に突き出す。

B:「どしたの?きついの?」
A:「そう、そうなんだよねー。なんかさー、この指の付け根んトコがさ、痛くなりそう、、、」
B:「靴が合ってないんじゃないの」
C:「あ、それ、気をつけた方がいいですよ。僕も前に合わない靴を無理矢理履いたらソコがおかしくなっちゃった」
A:「今日さ、履いたばかりだから、その内慣れるだろうって思ってたんだけど、、ダメだこりゃー」
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C:「おかしな事にそん時に他の靴だと全然問題ないんだよね。で、大丈夫かなって思ってその靴履くとイテテテテ、、」
A:「前はこのメーカー、僕の足にピッタリだったんだけどなー」
B:「本物?」
A:「だって昔から行ってる●勢丹の係りに頼んで合わせてもらったんだよ」
C:「ちゃんと合わせた?」
A:「うん。だって、ほら、今は平日とか結構マーヒしてるじゃん。だから『しばらく履いてていい?』ってったら『どーぞ、どーぞ』ってね、売り場にあるの全部出してもらってさ、1時間くらいそこいら辺歩き回ったんだよなー」
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BC:「そんなに履き倒したら売り物にならんよー(笑)」
A:「でもさ、相手もマーヒだから、どうぞ、どうぞってね(笑)」「あ、Bさんありがと」

シューズの紐の締め直しが終わった。

A:「う〜ん、まだ変だなぁ」
B:「足の甲んとこが合ってないじゃないの?」
C:「製造する場所でひな形と微妙に違う事もあるからねー」
B:「エアマックスとかはダメなの。あれ軽いよ」
A:{あれってフワフワするじゃん。ダメ。しっかり足が地に着いた感触のがいい」
C:「で●allyなんだ」
A:「うん。でもこれは何か変だなぁ、いつもと違う」
C:「レザーだからじゃない」
A:「そう。だから今日履いて慣そうとしてたんだけど、まいったなこりゃ」
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B:「レザーは履かないとどうにもなんないからねー」
C:「そうだね」
A:「なんか、こう、レザーの靴をギュギュッッッって広げる道具ないかなぁ」
B:「ないよー」
C:「スリッパ立てみたいな感じで足型になってるやつ!」
A:「・・・・・・・」

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A:「そうだ!」
BC:「どしたの?」
A:「Bさん、足のサイズいくつ?」
B:「いくつって聞いてどーすんのよ。コレコレよ」
A:「同じサイズじゃん」
B:「うん」

A:「あのさー」




B:「・・・・」





A:「今度のステージさ、僕の靴履いてやってみてよ」




BC:「はぁ〜〜?」


A:「だってさ、ドラムってペダルとかハイハットとか忙しそうに動くじゃん」
BC:「@@;@@;」
A:「だから靴がいい感じにほぐれそうじゃない」
BC:「ギャハハハハ・・・」
A:「ダメ?ダメダメ、ダメ?」

はい、本番よろしくーと、雑談は撤収されて次のステージに向かうのでした。

おしまい



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