2007/2/28

お好みは奥深い・・・  水曜:これは好物!

先週の“温ずし”は僕の中ではかなりダークホース的でそれでいて生息領域?がイマイチ掴めなかった“好物”なんですが、意外や意外。いろんな所から情報をいただき反応の多さに驚いています。
福井では“蒸しずし”として「越前蟹の蒸しずし」というのがあるそうです(もっちーさん情報)。蒸籠盛りで、流石は越前ガニのお膝元。僕も蟹は生よりも火を通したほうが美味しいと思うので生唾ゴックン、、、と思っていたら、ナント東京の汐留にある「パークホテル東京」のレストラン・バー“花山椒”でもいただけると。
“温ずし”の名称では熊本の方から最近は見掛けないが昔はよく食べていた(どんぶり盛り系)という情報(キャラリンさん)や、試しにブログ師匠の田代さんの所で尋ねてみたら長崎の方から長崎の割烹“吉宗(よっそう)”にあり(nozonozoさん)、との情報も頂きました。肝心の田代B師匠は知らなかったみたいですが、、いやぁ、ココの茶碗蒸しとのセットはかなりソソラレますね〜。行きたくなって来た、長崎。しかもココのは冬季限定と書かれてないので通年でいただけるって、これも珍しいですね。

ところが
長崎な〜、チト遠いよぅ〜っとお嘆きの関東のみなさん。
同じメニューが東京で食べられるんですよ
ランチにたまに食べてるというY嬢さんの情報。
銀座、新橋界隈の本日のランチに是非チェキラ!

割烹“吉宗・銀座店
(って、今HPみて初めて吉宗の茶碗蒸しは元々松山から伝わったって記述があるのにびっくり。偶然とは恐ろしい)

そんな感じで、温ずし(蒸しずし)は北陸から関西、瀬戸内海側の中四国、そして九州に存在している事が確認できました。凄い!
みなさん、ホントにありがとう。各地で微妙に異なる味がまた楽しみになって来ました!このブログで初めて知った方も多いようなので、是非!
食べて残そう“温ずし文化”


さて、今夜はこれから
クリックすると元のサイズで表示します

一緒に行った人も店のメニューも「正肉」とありました。
「ハテ?何だろう?」
と思ったら注文するのが僕の方針(笑)
さっそく注文してもらって一口パクリ!

「あ、な〜んだ」

そう、これは“ミノ”ですよ。あのコリコリの食感がたまらない。
一緒に行った人は「ここらへんでは昔から正肉って言ってます」と。
ホルモン焼き大好き人間としてはなぜ「正肉」というのか、とっても興味が沸いて来たのですが、続いてドドド〜ンとメインが到着した途端に、「わっ!」と注意力を奪われてしまいました(笑)

はい、おまち〜
クリックすると元のサイズで表示します
『お好み焼き@広島』(ふみちゃん/広島市中区堀川町1-20)

凄い。なんせ大皿に一人前ずつ盛られて来るのだからボリューム満点。
この前に“正肉”、さらにその前には“特製牛スジ煮込み”も食べている。
一緒に行った広島カワイのスタッフは食べ盛りの男性ばかりではない。でもみんなこの大皿を前にいかにも“当り前”と言わんばかりに「いッただッきま〜す」。
いいねぇ〜、この豪快さ!

クリックすると元のサイズで表示します
などと旅人が薀蓄を垂れる間にもどんどん箸が進む。

元来僕はキャベツというには焼いたほうが美味いと思っている。三浦半島産のキャベツも本当に美味しい時期は別として、普段は焼くほうが美味い。
高校の頃、ホルモン焼き屋でおかわり自由のキャベツをそのままかじっていたら、店のオバチャンが「あんた、それ、肉の横でちょっと焼いてごらん。ムッチャ美味しいよ」と教えてくれてから病みつきだ。家でもフライパンに油を敷かずにちょった焦げ目がつく程度に直焼きする。

そんなだから、キャベツたっぷりの広島の“お好み焼き”が嫌いなはずがない。
ソースはかなり薄く塗ってあるみたいだが、元来お好みのソースは薄味が好きなので僕はそのままで美味しいんだけど、周りはソースをドバ〜っとかける。
「そんなにかけて濃くない?」と聞くと、「これが美味いんじゃけー」という。
ちょっと真似してかけてみたら、確かにスーパーで売られてるようなお好みソースよりもあっさりしていた。
パリパリで香ばしいそば。噛み締めると野菜や具の味が染込んでいて美味い。しかも噛むと少しもちもちするこの瞬間がいい。
この店は水分を飛ばして焼くタイプと見た。(水分を飛ばさずにクレープのような焼き方の店もあり多種多様)。

関西の“ぼてじゅう”系のお好み焼きとはまた違った旨味と食感は広島のお好み焼きの特徴。聞けば市内に100軒以上のお好み焼き屋があり、一緒に行った人に聞くとそれぞれ近所に贔屓の店(観光客など来ない地元の店)を持ってる。完全に戦後広島に根付いたお好み焼き文化。ジャンクフード?いやいや、これは立派にグルメの領域ですよ。

広島カワイのスタッフのみなさん、ごちそうさまでした〜!
気が付いたら僕もペロリと大皿一人前を完食。野菜ふんだんだから食べやすいのだ。納得。

おしまい

2007/2/27

似合わない奴と似合う人の遭遇  火曜:街ぶら・街ネタ

昨夜(と言っても限りなく早朝)、湯舟につかった途端、突然曲の事で“閃き”が・・・
「おお〜っコレだ」
とばかりに慌ててバシャワシャして出たら、なんか変です。
あまりに慌ててシャンプーしたら、どうやらボディーソープで洗髪してしまったみたい
おかげで今日はパッサパサ〜、の髪の毛で一日を過すハメに。。

あるテレビでやってたんですが、メディアのシンポジウムで今の中学生に「テレビと携帯メディア(主に携帯電話)、どちらが無くなったら困る?」という問いに、2/3の中学生が「携帯」と答えていました。
止まらないテレビ離れに危機感を持ったメディアが次世代の彼等に率直な意見を求めるというのは良い事だと思います。
かつてはこれが「新聞とラジオ」、あるいは「ラジオとテレビ」、はたまた「映画とテレビ」、「新聞とネット」だったでしょう。一つの大きなピラミッドを形成する文化が浸透すると、それが永遠に栄華を放つわけではありません。
大きなピラミッドには含まれなかった部分や、ピラミッドに欠けてる部分が要望となって次の文化を作り出すわけで、「何々と何々」のように表わす場合、「過去と未来」という並べ方で人に比較を求める場合が多いものです。
今回、これが「テレビと携帯」という具合に、初めて「テレビ」がその奥座を明け渡したところに注目しました。
「新聞」「映画」「ラジオ」が分化され今日でも支持されているような形に「テレビ」が納まるという事が見えた瞬間でした。

比較検討、というと、

ここに「一番ココが似合わない奴と、一番ココが似合う人」の偶然のショットがあります。
ほら
クリックすると元のサイズで表示します

セントラルパーク(Central Park)”
え? 名古屋の地下街じゃないよ、ニューヨークの。
都市型公園の世界的な代名詞。1858年の着工から約20年の歳月を掛けて完成させたセントラルパークはNY市とは独立した管理団体Central Park Con-servancy(セントラルパーク管理委員会)によって1980年から運営されている。
最近日本で目に付く意味不明で怪しいNPOと違って、この管理委員会はニューヨーク市と提携の形で公園の整備や管理を行っている由緒正しいNPO。当然寄付や募金だけでは成立たない財政部分はニューヨーク市がバックアップ。

ニューヨーク市民にとって、セントラルパークは日本の城(や城趾)と同じ大切な象徴になっている。今は行政が直接管轄している都市公園(含む城及び城趾)も行く行くはセントラルパークと同じようにNPOが管理する時代が来るでしょうね。
象徴という形に一番近いお手本だと思います。

それにしても、、、僕ってセントラルパーク、似合わねぇ〜。トホホ。。。

おしまい

2007/2/26

ステージで・・・  月曜:ちょっと舞台裏

昨夜はヴィブラフォン&ピアノのデュオ@横浜「KAMOME」に御来場いただきましてありがとうございました。

クリックすると元のサイズで表示します
Yuki Arimasa(p) Toshihiro Akamatsu(vib) Duo @ KAMOME/Yokohama

日曜日の少し早めの夜という時間帯(終演21:40)のライブという事で、ステージも客席も和やかな感じでした。午後10時前に終わるというのはなかなかいいものですね。
会場には遥々川越からお越しのTeruminさんご夫妻の顔も。休憩時間に話しすと、やはり午後10時までに終わってくれると終電を気にしないで遠くでも聞きに来れると。
そう言えば駐車違反や飲酒運転摘発強化などの影響で、以前は酔いを醒ましてから車で帰っていたお客様達もみんな電車の時間を気にしながらライブに足を運ばれる時代に代わりつつある。
だから今日は珍しくステージに腕時計を持って出た(←時間厳守のA型丸出し/笑)
クリックすると元のサイズで表示します

今夜は新しい曲を披露した。
前にブログに書いた、まだバークリーに行く前に作った曲だ。(1982年作曲)
これを人前でやったのは初めて。と、言うことは初演だから曲を作ってからなんと25年も経っている。四半世紀ですよ。
25年間サボっていたわけではありません。
譜面を何処かにしまってうっかり所在を忘れていたのでもありません(オリジナルの譜面は全てファイルに閉じて保管してるからいつでも取り出せるもんね〜、ってA型だわ~~;)
作った時に、あまりにもスラスラと出来てしまって頭の中で自己完結。だから封印してたのです。
それが今夜、やっと開封されました〜
今夜お越し下さったみなさんは、その(とっても些細な)出来事の目撃者。

スコアで7枚。殆どが書き譜です。
リハは演奏前に2回スルーしただけ。
途中で止めながら、テーマが終わった後のソロコーラスを何処にするかなどを決めながら、徐々にこの曲が25年前の音楽からの脱皮を創めたわけです。
本番ではリハよりもアグレッシヴになります。良かった部分、荒くなった部分など、今夜の本番の記憶をベースに曲の生きた姿が浮かび上がってきます。

この曲の完成形は新しいアルバムで披露しますからお楽しみに

クリックすると元のサイズで表示します

後半のセットは途中でお互いのソロ(独奏)を交えた。
よくレッスンでピアノで伴奏していた曲を急にソロでやりたくなった。
こんな事を書くと不謹慎かもしれないけど、ヴィブラフォンの独奏は比較的ゆったりした曲が多かったので、テンポのある曲は楽しい。が、いきなりやったから自分では思わぬ方向に行きかけた(笑)。でも、今までに取り上げたどの曲よりもヴィブラフォンの独奏に向いてるような気がしたので、今度時間のある時にまとめてみようと思う。人前でやって初めて「感触」というのが浮き彫りになるんです。いくら一人で練習しても、これだけは実感出来ないものです。今夜のようにいきなりやってみる、というのは、あれこれ考えて固まってしまうよりもいいのです。ま、完成度は「一度目」の後、という事で。内心はかなりチャレンジャーでした(笑)

続くユキ・アリマサは予想通りゆったりした独奏を選んだ。
僕は彼のゆったりしたピアノ独奏が好きだ。なので打ち合わせ無しでやると、この場面ではそうなるんじゃないかと期待していた。
その曲はやがて彼のオリジナル“The Bitter Life Of Scarecrow”へと発展していった。ボストンにいた頃に聞いた記憶のある曲で、MCでもそれについて触れた。

クリックすると元のサイズで表示します

あまりに懐かしかったので、再びデュオになってからは、自分達の中の懐メロの連射になり「あんな曲」や「こんな曲」と最初考えていたものとはドンドン違う方向へ。
しかしそれは僕らだけが「懐かしい」と思っていたらしく、終演後にお客様と話すと「あんな曲」がココで聴けるなんて!とか、「こんな曲」好きだったんですよ〜、とか、みなさん感激して下さって、なんだか嬉しくなってしまった。

そんな感想を聞いてる内に、僕らのスタンダードが何であるのかを再確認させてもらった。

うん!
これでいいんだ。
声を大にして言おう。
間違いない
クリックすると元のサイズで表示します クリックすると元のサイズで表示します

と、今夜の舞台裏は、今夜のステージにまつわるお話しでした。

おしまい

2007/2/25

いよいよ本日はヴィブラフォンとピアノのデュオ!  日記

凄い風でしたねぇ〜。一気に気温も下がったと思ったら、これで平年並みなんだそうです。暖冬の影響が予測のつかないだけに軽はずみな事は言えませんが、暖冬の恩恵を嫌というほど身体で感じた一日でした。
そうそう、昨夜新宿に上陸?した九州のマリンバ・タイフ〜ン(笑)も今は無事にいつもの定位置に納まったようです。おつかれさま。

さて、さっきからパソコンとキーボードを前にリピートマークの位置で悩んでいます(謎)。朝までには何事も無かったように謎は氷解してるでしょうけど、ね。
なので気分転換に今夜は早めにブログを更新。
うんうん、浮かんできましたよ、やっぱこっちがいいな(謎)

で、本日は横浜でヴィブラフォンとピアノのデュオがあります。

クリックすると元のサイズで表示します
写真は前回のカルテットの模様なのでドラム(橋本学)が写ってますが、今回はユキ・アリマサ(p)と一対一の大決戦です(笑)

なんだか今日も寒そうですが、“晴れ男”なので雨や雪の心配はご無用!
横浜ならびに横浜にお越しのみなさん、是非お食事と合わせてライブレストランでホットホットにお楽しみください。
午後6時からオープンしてます

■2月25日(日)横浜・関内『KAMOME
開演:19:00〜 20:30〜(二部制・入替え無し) 21:40終演予定
出演:赤松敏弘(vib)ユキ・アリマサ(p)
・料金:3000円(学割あり)+オーダー
・JR根岸線関内駅北口徒歩7分、横浜地下鉄関内駅9番出口徒歩3分 みなとみらい線馬車道駅馬車道口徒歩5分 横浜市中区住吉町6-76 
・予約/問い合わせ(予約受付中) 045-662-5357 (KAMOME)
・Mail予約: kamome@yokohama-kamome.com

当日予約出来ます!

では、再びキーボードに向かって

おしまい

2007/2/24

タイフーン来る!  日記

就寝前の早朝の予報では「今日の東京地方は午後から雨・風ともに激しく気温も一気に下がり、お出かけにはコートが欠かせないでしょう」。つまり覚悟せよ、との事。

こういう日は一日覚悟のモードで過すわけで・・・
ずっと「いつ降り出すか」などと思いながら予定をこなし、

夜は新宿に向かう。
「雨・風ともに激しく・・・」はさっぱりで、晴れ男は傘も持たずに約束の場所へと向かう。
「天気予報はハズレだな」
一滴の雨の痕跡も残らない新宿通りを歩きながら晴れ男は“ハッ”とした。

「いや、、天気予報はハズレたが、これから向かう先には“雨・風ともに激しく”が待ち受けているではないか!」
天気じゃなくて今日の予報は占いとしてズバリ適中しているゾ

「いらっしゃいませ〜」と、とあるビルの地下に降りて迎えられ、その先に待ち受けていた「雨・風ともに激しく」とは・・・

クリックすると元のサイズで表示します
で、出た〜、もとい、来た〜!九州からタイフーン上京(笑)

そう、僕のこのブログの師匠でもある、マリンバ奏者田代佳代子さん登場
彼女が東京に来ると召集がかけられるのだ(笑)。
当然、そうなると某Y社のマコティーも召集。
このメンバーでは1年半振りだ。
しかも場所は同じ新宿。
こうなったらこのメンバーでの召集は「新宿同盟」にしようか、トコトン。

いやはや、彼女とこうして再会出来たのもネットのおかげ。
若かりし頃、さんざん一緒に遊んで、時に真剣に悩み、、、、、そう書くと格好良いが、まぁ、殆ど楽しい事だらけだったが、やがて僕はアメリカへ、マコティーは全国各地を飛び回り、田代さんは九州へと散らばり、それぞれの人生をスタートさせた。
ここまではよくある話し。

それがウン十年後にネットのホームページを介して再会する事になるなんて、昭和の時代ではあり得ない事。21世紀ですね。
これからはこれが普通になる「再会」なんだと思うけど、当人達は盛り上がった。

で、今回は、所用で福岡と東京の往復をしていた彼女が飛行機の搭乗券を集めると賞品が当たる(ううん、、さすが主婦!エライ)というキャンペーンで半券を適当に出したら「タダ券が当たった」というのだ。さすがカーコ(田代さんのニックネーム)、転んでも(いや、転んでないけど)タダでは起きない。いや、タダで来たんだから、正確には「転がしてタダで来た!」だ(笑)。

約一年半振りだから話したい事が山ほど溜っているらしく、機関銃のように次から次へと話題が飛出す。マコティーが予約した午後8時から10時までなんてとっくに過ぎて、その間店員が「そろそろラストオーダーのお時間ですが・・・」と何度も聞きに来ては「あ、もう足りてるからいいよ」の繰り返し。結局店を出たのは閉店時間を過ぎての事。
正にタイフーンだった(笑)。

話しを聞きながら、九州をベースに活躍するのは真っ白なキャンパスに絵を描くように新鮮な出会いと感動の連続なんだなぁ、と思うとともに、様々な問題とも直面していると感じた。何処の世界でも「開拓者」は自分がお手本とならなければ後継者が出て来ないものだ。後継者が育たないと、その世界はやがて忘れられて消えて行く。
彼女がチャレンジしている事は正に「普及」という姿勢で音楽に携わる者の鏡。誰からも邪魔されてはいけない。次々に立ちはだかる「困難」に直面した時、前に進むか、一時撤退するかは全て等身大の彼女次第。言い換えれば「困難」を一つ克服する毎に「普及」は加速するものだと思う。それは大変な事だと思うけど、今の若い人には出来ない事。
全てが今の彼女にフィットしているのだから、きっと出来るでしょう。

こんな開拓者のいる九州のみなさんは幸せ者ですよ!
マリンバの普及の度合いをリアルタイムで見られるのですから。

その内に「福岡中洲同盟」しましょ。

おしまい

2007/2/23


毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。金曜第四十三回目の今日はCompingの中枢・Voicingのお話しです。

最初に2月19日のブログでPSE法の規制によって海外製のヴィブラフォンに輸入販売のストップが掛けられている事をお伝えしましたが、新たな情報が入りましたので事実確認が取れ次第報告します。まったく迷惑な法律を作ったものですねぇ。対象から楽器を外せば良いだけなんですけどね。

さて、シリーズでお届けしている金曜日のマレット奏者向けのお話し。このペースで行くとちょうどブログ開設一周年を過ぎた辺りで50回。よくもまぁ続いたものだと思っています。アクセスもほぼ平均し安定しているので要所々々をDLして活用されている方もいると思います。ヴィブラフォンやマリンバなどのマレット奏者がコードミュージックに入る切っ掛けはなかなか無いもので、譜面の書き方すら満足に伝わってない現状から、ベーシックな部分はこのようにブログを通じて公開するのが今の時代らしいと思っています。コードネームはギターを手にした中学生でも奏でられるのですから、決して特別なものではありません。そういうベーシックが備われば今後マレット族の活動範囲が広がると確信しています。

さて、このコーナーの1月12日のブログ以降、断片的に「音感」にまつわるCompingの話しを書いていますが、今日は2月2日のComping-2(Rhythmically Supporting)の続編、ハーモニーの作り方、すなわちHarmonically Supportingについて基本を記します。


ハーモニー(コード)のVoicing(声部配列)の基本はホームページのクリニック・コード奏法編を参照して下さい。ここではその続きを簡単に説明します。

各コードのコードトーン(root,b3rd/3rd,b5th/5th,b7th/7th)の中で四声の和音を弾く時、左手の低音側に3rd(含むb3rd)と7th(含むb7th)、右手の中音側にroot,5th(含むb5th)を配置するのがマレットキーボードのVoicingの基本になります。
左手にコードのroot(根音)を入れないのはベース等低音域の楽器との干渉を避ける為ですが、初期の段階でベースの音を予測するのが難しい場合(一人で練習する場合など)、サウンドの確認の意味合いも込めて四声の和音(ブロックコードと呼びます)を弾く前、叉は後にコードのrootを弾くとよいでしょう。

ここではヴィブラフォンの最低音“F”をrootとしたコードのVoicingについてまとめているので、ブロックコードを弾きながら(ペダルでサスティーンした状態で)rootの“F”を弾いてどのようなサウンドが響くのかを確認して下さい。

クリックすると元のサイズで表示します

まずは調号を見落とさないように。何調の中で出来上ったコードであるのかを理解して下さい。FMaj7は調号がありませんからこれはKey of C の音階の四番目の音をrootとするMaj7コードという事です(Voicingの類似性からI Maj7も加えていますが)。
コードトーンはわかっているけど、テンション(Tension)に馴染みがない、という人も多いでしょうね。コードトーン以外で調号から割りだせる残りの音がテンションという事になります。この場合実音Gが9th、Bが#11th、Dが13thと呼ばれますが、もしもFmaj7がI Maj7の場合は、まず調号にフラットが一つ付いてBbとなってこれが11thと呼ばれます。
和音は同時に響くのが原則の為、コードトーンと半音の位置にあるテンションは様々な用途のあるドミナントセブンスコードを除いて使えません。従って#11thはOKでも11thはダメという違いがKeyの設定によって起こります。

ここでは確実に使える9thと13thを基本形に加えて行きます。9thが入るとroot、13thが入ると5thがそれぞれ省略されます。

但し、左手に13thを配置した場合は7thが省略され、右手に5thが復活します。コードサウンドで基本となるのは2つのコードトーンと2つのテンションという組み合わせ。

下のV7はkey of Bbの中に出来るF7です。基本的な考え方はFMaj7と同じ。

ドミナント・セブンスコードはオルタード・ドミナント(調性の関係で一時的に音階を変形させたドミナントコード)やセカンダリー・ドミナントでは変形した音階を活用する為にコードトーンと半音の位置にあるテンションを使うので、用法を理解してからVoicingする必要があります。

クリックすると元のサイズで表示します

今度はkey of Eb の中の二番目の音をrootとするFm7。基本的な考え方は同じですが、マイナー・セブンスコードは一つの調の中でも三種類(音階も異なる)あるので、この形が使えるのは二番目の音をrootとするIIm7のみです。
マイナーセブンスコードは第三音がフラットし隣の11thとの間が全音程となるのでメジャーセブンスコードやドミナントセブンスコードと違ってテンションの活用ではこちらが中心となります。

各コードを全調で試してみましょう
サウンドをコードから真似るのは一番簡単な方法なのです。


[お知らせ]
■2月25日(日)横浜・関内『KAMOME』 19:00〜 20:30〜(入替え無し) 21:40終演予定
出演:赤松敏弘(vib)ユキ・アリマサ(p)Duo
予約/問い合わせ 045-662-5357 (KAMOME)

もお忘れなく。4本マレットの使い方は見るとすぐに理解出来るでしょう。(と、しっかり宣伝/笑)

おしまい

2007/2/22

デュゴダカダカダカ・・・・Stomu Yamash'ta(perc)  木曜:Jazz & Classic Library

まず訂正から
昨日お知らせした今度の日曜日のヴィブラフォンとピアノのデュオライブの開演時間に訂正
下記が正解です。

■2月25日(日)横浜・関内『KAMOME』 19:00〜 20:30〜(入替え無し) 21:40終演予定
出演:赤松敏弘(vib)ユキ・アリマサ(p)
・料金:3000円(学割あり)+オーダー
・JR根岸線関内駅北口徒歩7分、横浜地下鉄関内駅9番出口徒歩3分 みなとみらい線馬車道駅馬車道口徒歩5分 横浜市中区住吉町6-76 
・予約/問い合わせ(予約受付中) 045-662-5357 (KAMOME)
・Mail予約: kamome@yokohama-kamome.com

お詫びと訂正をさせていただきます。
ごめんなさいm(_ _)m
昨日の「21:30〜(入替え無し) 21:40終演予定」では二部はたった10分で終了(汗)
一部19:00開演、二部20:30開演です。


さて、本日は“Jazz & Classic Library”

僕がやってるヴィブラフォンは分類上「打楽器」に属していますね。でも、この“Jazz & Classic Library”を御覧になるとお分かりのように、殆どがピアニストで、次にギターやベースや管楽器、時たまヴィブラフォンという頻度で(もっともヴィブラフォンに関しては金曜日に特集している関係もありますが)打楽器に関するアルバムは皆無に等しいのです。



今までで、唯一興味を持ったのが今夜御紹介するStomu Yamash'taです。
うん?
ストーム・ヤマシッタ?
変な名前だなぁ・・・って?

こう書けばわかるでしょう。

“ツトム・ヤマシタ”

そう、天才パーカッショニストとして17歳で渡米し、米タイム紙に「打楽器のイメージを変えた人」と評されシカゴ交響楽団やベルリンフィルなどと共演し若くして巨匠と呼ばれ、その後映画音楽や舞台音楽を数多く手掛けているワールドワイドな音楽家。

なぜ「Stomu」なのかと言えば、渡航中に誰一人として「Tsutomu」と正確に発音出来ないので一番納得出来る発音の“ス”に変えたという逸話がある。
(海外でtsuはよくて“チュ”と発音出来る程度。僕の師匠のゲイリー・バートン氏もず〜っと僕の名前を“アカマチュサ〜ン”と呼んでいたが最近やっと“ハ〜イ、トシ”に代わった)

そんな“ストム・ヤマシタ”の音楽に興味を持ったのは高校の音楽科に在籍中だった。元々ピアノ科で入学してヴィブラフォンがやりたいのですぐに打楽器科へ転科したのですが、何事も基礎トレーニングをやり始めると興味が沸くものです。
気分は完全に“先走り”でしたから、早く人前で“何か”をやりたかった。
ちょうど同じ学園の音大でパーカッション・アンサンブルが結成された直後で、レッスンを音大で受けていた関係で音大生に「何か面白い打楽器のレコードありませんか?」と聞いたら、ツトム・ヤマシタの名前が出てきたのでした。

早速レコード屋に駆け込んで買ったのがコレ
クリックすると元のサイズで表示します
『FLOATING MUSIC/Stomu Yamash'ta & Come To The Edge』(king/1972年)

はっきり言って“ブッ飛び”ました。
デュゴダガダガダガダガ・・とタイトルに書いたのは、このアルバムでツトム・ヤマシタ氏がパーカッションを演奏しながら発する“奇声”の一部なんです。
聞いてから3日三晩、この奇声が頭から離れませんでした。
幸いな事に、このアルバムはツトム氏が率いていたロックバンド“Come to The Edge”とのライブ(英・ロンドン、エリザベスホール)で現代音楽モノではなかったので何度も聴き返す内に、ツトム氏が何をやりたかったのかをキャッチ出来たのです。

クリックすると元のサイズで表示します
アルバムの内写でステージの様子が想像出来たのも好めた大きな要因

ここにあるのは、喜怒哀楽そのもの。
打楽器とロックバンドという融合点も、東洋と西洋の対比のようで面白い。
また“ヒロシマ”というツトム氏のメッセージソングにあるように反戦と平和を音楽で表現しようとする強い姿勢も。(現代音楽でこの種の主張をしても東洋のミステリックな感覚にしか受け止められなかった。ロックバンドと一緒にやる事でより多くの人のメッセージが伝わるという思考)
ジャズではないけど、こういうコンセプトのはっきりした音楽はダイレクトに好きだ。

この後、ツトム氏は“ヒロシマ”をさらに日本、東洋のエリアに拡大した舞踏音楽集団を結成して欧州にショックを齎すことになります。

クリックすると元のサイズで表示します
『THE MAN FROM THE EAST/Stomu Yamash'ta's Red Buddha Theatre』(King<Island Records>/1973年)

このアルバムはツトム氏率いる「Red Buddha Theatre」のサウンドトラックと呼んでもよい作品(ロックバンドとの共演も継続)だが、前作でも取り上げていた“ヒロシマ”が日本の深い悲しみを表現してよりメッセージ性が強い。今思うと一体どんな舞踏だったのか興味のあるところだ。

クリックすると元のサイズで表示します
アルバムの内写でこの作品の舞踏シーンが想像出来る
激しい打楽器の音楽と日本の民話のような音楽がやがて“ヒロシマ”で全て飲み込まれてしまうような音楽構成。

前後して発売された現代音楽作品集。
クリックすると元のサイズで表示します
『PERCUSSION/Stomu Yamash'ta』(King/1972年)
武満徹の作品などが収められている。

ほんの僅かな期間だったけど、僕は本当にツトム・ヤマシタの音楽が好きだった。
早速、高校のコンサートで打楽器、ヴィブラフォン、ピアノを並べ、ツトム・ヤマシタ的即興演奏をやったのでした。

おしまい

2007/2/21

抜くんじゃないよ、ほっかほか・・・  水曜:これは好物!

まずは直前ライブ情報。
今度の日曜日のちょっと早めの夜!お洒落なライブレストランでヴィブラフォンとピアノのデュオを是非どうぞ。

■赤松敏弘(Vib)ユキ・アリマサ(P)DUO

2月25日(日)横浜・関内『KAMOME』 19:00〜 20:30〜(入替え無し) 21:40終演予定
携帯URL http://www.yokohama-kamome.com/keitai

・料金:3000円(学割あり)+オーダー
・JR根岸線関内駅北口徒歩7分、横浜地下鉄関内駅9番出口徒歩3分 みなとみらい線馬車道駅馬車道口徒歩5分 横浜市中区住吉町6-76 
・予約/問い合わせ(予約受付中) 045-662-5357 (KAMOME)
・Mail予約: kamome@yokohama-kamome.com

・・・・・・・・・お知らせおしまい

さて、本日の“これは好物!”

子供の頃から寒い冬になると、この時期だけ食べられる「ほっかほか」の好物がありました。

それが

“温ずし”

「ぬくずし」と読みます。関西以西〜中四国辺りでは温かいことを方言で「ぬくい(温い)」と言うんですね。温かいすしだから「ぬくずし」。
なので、この方言が使われる地域一帯に冬季限定メニューとして知られる究極のすしなのです。(一部では“蒸しずし”とも呼ばれるようですが同じものです)

クリックすると元のサイズで表示します
実家近所の『ぬくずし』(すし徳本店/松山市二番町、大街道そば)

すし徳さんは、以前愛媛の(あいテレビ)バラエティー番組出演の時に「地元の思い出の味コーナー」としてこの「ぬくずし」を紹介させていただいてお世話になりました。生放送のスタジオで「ぬくずし」を頬張るショットは喋ってる時と違って妙に緊張しました(笑)。番組スタッフも初めて食べた人が多く「美味しい」の連発でした。愛媛の方、松山に行ったら是非お試しあれ!食べると汗だくで幸せな気分になれますよ!期間限定なのでお早めに。

「ぬくずし」は大阪とも京都とも発祥と言われますが、明治の頃から関西地方を中心に広まったようです。
上方系の寿司の「バラずし」のホットバリエーションと言えると思いますが、
これが実に旨いんですよ
ネコ舌の僕でも。

子供の頃に寒いと「今日は“ぬくずし”でもとろうか」とか近所のすし屋に「食べに行こうか」とかで、冬を実感する食べ物としては欠かせない存在でした。

“ぬくずし”研究家ではありませんから、正統的な姿がどのようなものであるかは定かではありませんが、僕の育った松山では、

(1)小口の蒸籠で蒸し上がったまま出てくる店
(2)大きな蒸籠で蒸したどんぶりが出てくる店
の二種類があります。

どちらも、バラ寿司の酢飯に色とりどりの具(基本は松茸や錦糸卵、海老や焼き穴子、味付け干瓢や銀杏等で、店によって烏賊や鯛、絹さや、桜でんぶなどの色添えが工夫される)を乗せて容器ごと蒸籠蒸しにするもので、注文すると「多少お時間が掛かりますがよろしいでしょうか」と聞かれるのが常。(約15分から20分が相場)

クリックすると元のサイズで表示します
松山の「すし徳」では目の前で盛り付けた小口の蒸籠を約15分ほど蒸して出す。

クリックすると元のサイズで表示します
ランチメニューで吸い物付き720円はお徳ですよ。
僕はやはりこの子供の頃から馴染んだ蒸籠スタイルが好きですねぇ。
松山では他に「すし丸」で「どんぶり蒸し」スタイル。大阪、京都もどんぶり蒸しスタイルが多いが、岡山県の備中高松の最上(さいじょう)稲荷の門前では、すし徳と同じ「蒸籠蒸し」スタイルが健在。

バラ寿司(又はちらし寿司)を蒸籠で蒸してしまうなんてもったいない、って思うかもしれませんが、焼き穴子や具材の旨味が蒸される事によって酢飯に馴染んで、実に「はんなり、ほっこり」した味わい。しかもほっかほかの熱々なので、一口頬張る毎に身体はポカポカ、額に汗していただくのがたまりません。

元を正せば、余分な酢飯の有効活用だと思うのですが、その発想を今日の惣菜のバラ寿司やちらし寿司の応用電子レンジメニューにすれば、ちょっと工夫でこの旨さ!(神田川料理道場みたいだ)
でも、これ、寒い冬にはとっても良い案だと思いますよ。
デパ地下やスーパーとかで買ったけど冷えて硬くなったバラ寿司をほっかほかにして再生するとか。
蒸される事で酢が飛んでしまう事を心配するなら、蒸す前か後に少し「かに酢」を振り掛けると良いでしょう。僕はレンジじゃなく蒸し器を使って「かに酢」をかけて酒蒸しします。「はんなり」に一層磨きが掛かります。


最近はすし屋さんも収益率の良い「江戸前」に鞍替えした所が多く、上方系のすし屋を名乗る所でも「手間の割りには儲けが少ないメニュー」として外す店も多いので関西以西で育っても知らない人がいても仕方はないのですが。。。
って言うか、家族ですし屋に行く機会が減って、「回転寿司」文化に馴らされてしまった「江戸前鮨」でも「上方寿司」でもない無党派層が多勢なんですね。確かに子供は回転寿司のほうが見た目は楽しいかもね。

でも、やはり食文化というのは「食べて残そう」ではありませんが、「一度そのものを食べてから」その知恵を御家庭の献立に生かす方向で残して行きたいですね。紹介したように「ぬくずし」などは、簡単に応用電子レンジメニューになりますから「まず何処かで見かけたら、一度は食して」その味を知っておいて損はありませんよ。
昔の人の知恵は凄いっス。日々勉強です!

おしまい

2007/2/20

伝統のミクロな世界・・・  火曜:街ぶら・街ネタ

東京に誰か遊びに来た人が特に希望が無い時に連れて行くのは、、、

断然“浅草”なんですねぇ。

銀座や六本木や表参道もいいけど、東京に来るなら「浅草」は外せませんよ。
だってこんな街は全国の何処にもありません。
数年先には『第二東京タワー』が近くに出来るので再び脚光を浴びる街です。

クリックすると元のサイズで表示します

初めて浅草の地に足跡を記したのは小学校4年の時。家族で東京に来た時の印象の中で一番記憶に残っているのが浅草なんです。上野駅からタクシーを飛ばした雨まじりの空の下をまだ都電が部分的に走っていたのをかすかに覚えています。浅草と言えば、僕は「松屋」!(ギューのじゃなくて東武電車の浅草駅)
隅田川を越えて、このビルの二階に電車が食い込んでいるのですから不思議なインパントがありました。(この時はココから東武のデラックス・ロマンスカーに乗って日光まで行ったのを覚えています)
余談ながらこの浅草駅は1931年の竣工ですから76年の歳月が経った近代建築の文化財的な価値があるそうで、建替え論が何度も浮上するものの文化財的な価値以外にも電車の運行とデパートの営業を確保しなければならず暗礁に乗り上げたままです。
出来れば残してほしいものですね。

さて、そんな浅草は以前東武伊勢崎線沿線に住んだ事もあるので親しみのある街。
まず街ブラの基本は駅からですので、この駅で一番ディープな名所を。

それは駅の松屋デパートから東京メトロ銀座線の「浅草駅」の間にある「浅草地下街」
こ、これが、、東京か!?と思うほどに・・ディープです
1953年に完成した「地下街」は食べ物屋(焼そばの「福ちゃん」や地下街一古い「珈琲スタンド」)、怪しい占いの館など、何処かのレトロパークなど足元にも及ばない「昭和の残像」がそこかしこに。

駅横からアーケードに入ってブロードウェイ商店街(名前が凄い)にある洋食の「リスボン」はとにかく安くてボリュームがあったので若かりし頃は小腹が空いたらよく立ち寄っていました(浅草ROXの裏側)。ディープな浅草を象徴するチャップスイという生卵入りの野菜スープがあるんだけど、最近はどうなのでしょう?
浅草は洋食屋が多い事も特徴で大衆食堂的に入れる「リスボン」から有名どころでは「レストラン大宮」まで多種多様、本当に洋食好きにはソソラレっぱなしの街です。

さらに浅草では天丼にソソラレます。
真っ黒に見える甘辛のタレがかかった海老天がドンブリからはみ出す「大黒屋」、カリッカリのクリスピーさが売りものの「葵丸進」、本来は蕎麦屋なのに天丼の豪快さが有名になってしまった「尾張屋」、いづれも優劣付けがたい江戸前天婦羅が味わえる(実はネコ舌の僕は天婦羅屋のカウンターで揚げたてを出されて“はい、お次どうぞ”と言われてもダメなのでもっぱら天丼党なんです)

そして、何といっても、やはり浅草と言えばココでしょう

クリックすると元のサイズで表示します
仲見世商店街

まぁ、いつ行っても人で混雑している仲見世ですが、いい感じです。
商店街の原点のような姿があって好きです。

その中でも、行くと覗くのがココ
クリックすると元のサイズで表示します
『江戸小玩具 助六』

ほぼ定期的に会合で父親が東京に来る度に「運転手」としてつきあわされたこの店。要するに江戸玩具のミニチュアを作っている全国でも唯一のお店。父親は趣味が広く、ブランドものばかり集めているものだと思ってたらこんなマクロな世界にまで及んでいたのです。そう言えば実家の各所の飾り付けは全て父親が担当で、次から次へと四季折々の飾りが出てくると思ったら、ココにまで買いに来てたんですね。僕も子供の頃ミニチュアは嫌いではありませんでしたが、それはミニカーやHOゲージの模型の話しで、風習や祭事を一つ一つ(いや、一人一人)再現するマクロな世界は確かに眺めていて「ほのぼの」するものです。
生前に「いったいいつから集めてたの?」と聞くと、「子供の頃から並べて眺めるのが好きだった」と。実は僕もこうやって街ブラ街ネタなどでウォッチングしたり、小学校の夏休みの宿題で近所の街の建物を立体再現した「マクロな世界」を作ったりと、、、DNAは確実に受け継いでいるようです。

この店に行くと、いつもガラスケースを子供のような眼差しで眺めていた父親に会えるような気がするんですよね。必ず子供っぽく僕に言うんです。「これ買ったの、(母親に)内緒にね」と(笑)。口止め料は高いぞ、とその頃は普段高くて入れなかった店に連れて行ってはおごらせるのでした(笑)。懐かしいなぁ。

おしまい

2007/2/19

遂にムッサー社ヴィブラフォン輸入の可能性無くなる  月曜:ちょっと舞台裏

今日は裏話しとしても、大変ショッキングな報告をしなければなりません。

ヴィブラフォン奏者や関係者は勿論、全国のパーカッション関係者、及び音楽教育指導の方々も含めてこの問題を深く受け止めて下さい。そして打開策があればそれぞれの方法で実践し情報をみなさんに向けて公開して下さい。

なぜなら・・・・


少なくとも年内のヴィブラフォンの輸入の道は完全に閉ざされてしまったからです。

クリックすると元のサイズで表示します

事の経緯は。。。。

昨年4月に施行猶予期間が終了した「PSE法」は多くの音楽関係者からの非難を浴び、一部適用外の措置が嵩じられたものの、未だに多くの指定電気部品を含む楽器(及び楽器周辺機器)を販売停止に追い込んでいます。
そもそもは「家電」部品の「老朽化による不慮の火災等の事故を抑制する」目的が「PSE法」施行の理由で、それ自体には何の不満もありません。
しかし、大いに不服があるのは、そのPSE法が適応された「家電」に、「楽器」が含まれている事です。
「家電」は冷蔵庫やテレビ、エアコンなど常時電源を入れたまま利用する物と常識的に思うものですが、利用する時だけ電源を使う(又はコンセントに差し込む)楽器をも「家電」と見なして規制するのは大きな間違いとしか思えません。

クリックすると元のサイズで表示します

昨年様々な音楽家や芸術家が反対運動を起こし、それによって一部の適用除外項目が楽器等の一部で見られたものの、

たいへん不可思議な事に、

当初はリストアップされなかった海外製のヴィブラフォンの「電動部品」にPSE法の規制を掛けてきたのですから、利用者、関係者、販売者はたまったものではありません。

海外規格を受け入れないというのは、世界産業の流れからの孤立を意味し、しいては「国産の携帯電話」のように、グローバル規格から外れ「国内でしか通用しない」国際競争力の無い産業や構造を増やすだけで、そのツケはやがて利用者が不便を強いられるようになると危惧します。

この流れによって、昨年の7月以降、アメリカのMusser社のヴィブラフォンは国内販売にストップが掛けられたままです。(他の海外メーカーも同じ)

これは新品が入らないだけではありませんよ。
現在Musser社のヴィブラフォンをお持ちの方が「電動部品」でリペアの必要に迫られた時、その純正パーツも輸入販売出来ないのです。

さらに滑稽な裏事情をお話しすると、Musser社の「電動部品」を生産しているのは、日本国内のメーカーなのです。自国の輸出製品はおとがめ無しで、それが一旦外国製品の部品として組み込まれた途端に規制を掛けているのですから、この国は何を考えているのでしょう?と、海外からは非難されます。

国内販売の代理店と相談して、モーターを外したモデルの輸入をアメリカのMusser社に伝えたところ、

『Without Motor sectionの受注は受けられない』

という回答が先日代理店を経由して返ってきました。

クリックすると元のサイズで表示します

関係筋によれば、現在Musser社のヴィブラフォンはアメリカ国内の販売が絶好調で現在の日本の市場状況(PSE法の影響など)に対して危機感が無いようです。
(販売が好調に加えて向こうからすれば、お前の国のメーカーが作ってよこしているモーターを装着している製品なのに、なぜお前の国で規制されるんだ?と思うでしょう、、、ねぇ。ホントに奇妙な国になっちゃってますよ、国際的感覚では)

この返答をもって、少なくとも年内のヴィブラフォンの輸入の道は完全に閉ざされてしまいました。
それどころかこのままだと、日本からMusser社のヴィブラフォンが消えてしまう危機に直面しています。

クリックすると元のサイズで表示します

国産メーカーのヴィブラフォンが悪いというのではありませんが、国産品の場合、今度はJIS規格(工業規格)の制約が鍵盤の材質に影響を与え「音色」の点で海外メーカーとの間で差が生じて苦戦を強いられている現状があります。
(海外の基準よりも日本の工業規格のほうが厳しく、工業製品としての純度も高いのですが、それが楽器として良い結果に結びついていない事は国産メーカーも認めています。限られた条件の中での国内メーカーの努力は製品に反映されているのですが、、、)

世界最大のベストセラーで、国内にも多くのユーザーを持つMusser社のヴィブラフォンが、このような危機に面している事をお伝えするのは僕も長年のユーザーの一人として辛いですが、これからMusser社のヴィブラフォンを購入しようと心待ちにしている皆さんに、この現状をお伝えしなければならないと思いアップしました。

PSE法の適用品目から楽器を除外せよ

当面、残る手は個人輸入しかないのでしょうか。。。
マリンバも人事ではありませんよ。世界規模の環境保護運動との関連から。。。

どうやら楽器に厳しい時代がやって来てしまったようです。

おしまい



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ