2007/3/31

譜面・・・クロマータの危機・・・  日記

只今午前6時
昨夜から探している譜面が見つからない。
今度のレコーディングでやってみたいと思ったアレンジの元譜。
ヴィブラフォンとピアノのデュオのセットで考えてる曲。

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Duet w/yuki arimasa(p)

音源は見つかった
1993年に録音した、当時頻繁に共演していたクラシック・ピアニストの上原由紀音さんとNHKの番組で演奏したもの。
当時アレンジした譜面は出てきたんだけど、肝心の元譜がない
ううぬ・・・・
彼女にメールして「譜面ありますか?」って聞いてみようか?
でもなぁ、、久し振りのメールが「譜面ありますか?」じゃあまりにも唐突だなぁ。
しかしもう3時間も昔の譜面を保管しているクローゼットを引っ掻き回しているし、、こりゃ引越しの時に他に紛れ込んでしまったとしか考えられないゾ。
今日の予定を考えるとそろそろタイムリミット。
メールだな。

と、メールボックスを開いたら、
ドイツのTaikoから協力要請のメール。

世界的に有名なパーカッションアンサンブル「クロマータ」が運営で危機的な状況にあるようだ。
引用すると、

“クロマータはスウェーデン政府による補助により活動してきましたがそちらのほうが危機状態にあり、これからも今まで通りに活動していけるように皆様の署名を集めています。

Follow the link for further information.http://www.startasmart.com/kroumata/englishBest
Best regards
Petition - Save Kroumata!

署名していただける方は
上のをクリックしてサイトの下の方にある記入欄にfirst name:名前 last name:苗字 e-mail:アドレス title/occupation:職業 を記入し、country国を選択して最後に sendを押してください。”

との事。

打楽器奏者、ファンの方、是非ご協力を。

おしまい

2007/3/30

シリコン・ダンパーパッドへの取替え  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック

毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。金曜第四十八回目の今日は先日装着したシリコン・ダンパーパッド(Silicone filled damperpad)のお話しです。

マリンバと違ってヴィブラフォンの大きな特徴でもあるロングトーン。それをコントロールするのがダンパーペダル。
そのヴィブラフォンの機能の中枢とも言うべきダンパーには鍵盤の振動を止める(消音をする)為のフェルトが着けられていますが、頻繁に使う為に経年と共にフェルトが硬化して鍵盤と接触する時にノイズを発したり、表面に凹凸が出来て消音にバラつきが出たりするものです。
また、普段からダンパーに組み込まれたスプリングの強いプレッシャーで押し上げて消音の状態が持続しているので、楽器を使わなくても経年によってダンパーのフェルトはプレッシャーによって硬化するのです。

近年のヴィブラフォン奏者の悩みの種はこのダンパーに適したフェルトの入手。最近は技術の進化によってフェルト類が耐久性に優れた物へと移行した結果「硬く形成を崩さない」物が主流となり、以前のように柔らかいフェルトが減って張替えると一般の市販品ではノイズが出てしまう事。
少し前の物は霧吹きで水分を与えドライヤーで乾かしながら表面を揉み解す事が出来ましたが、今の物は「頑丈」でちょっとやそっとの事ではビクともしません。あまり強引にやると形状が崩れてしまい使い物にならない。

これは世界的な傾向のようで、ヴィブラフォンのメーカーもフェルトに見切りを付けて新素材の開発が行われ5年くらい前から主流になりつつあるのがジェル(シリコン)を素材としたダンパーパッドです。
僕のBBSでも2004年の夏ごろにシリコンジェル・ダンパーの話題が注目を集めています(BBS過去歴
このBBSを見た海外のダンパー製造メーカーから「日本語で何と言って話題になっているのか教えてほしい」との問い合わせも来ました。

登場間もない新素材のダンパーパッドは装着された楽器を使った経験で従来と比較して長短あり導入を控えていましたが、さすがに経年には勝てずレコーディングも控えて悩んでいたところ、今回bluemalletさんの御好意で評判の良いメーカーのシリコンダンパーパッドを御提供頂いたので張替えてみました。

装着したのは我家のMusser Bros,2号、A=442の楽器。
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提供頂いたのはオランダのノールドワイク(Noordwijk)にあるvanderPlas percussion社製のシリコンダンパーパッド

何を隠そう、上記BBSの話題が知りたいとわざわざメールを送ってくれたのはこのvanderPlas社の代表者Nicoさんでした。世の中不思議な縁がありますね。

現在流通するシリコン・ダンパーパッドには大きく二種類のタイプがありシリコンジェルを何で包んでいるかに違いがあります。以前使ったシリコン・ダンパー仕様の楽器ではジェルの表面をキルティング加工していたのですが、表面が硬い為に微妙なミュート音とペタペタと言った感じのノイズが気になりました。
それに比べるとvanderPlas社の製品は表面を柔らかいフェルトで包んでいて従来のダンパーと同じ感触で優れています。

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装着前に従来のフェルトと比較すると厚さ幅とも一回り太い
真ん中の黒い部分はシリコンジェルのストッパー

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剥がす前に従来のフェルトダンパーの感触を確認

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この楽器は主にツアー用としてサブに使っていましたが鍵盤を取ると経年による凹凸が。ノイズの一番の原因はこの凹凸の角に鍵盤が触れる為

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フェルトを剥がす。端は糸で結んであるので最初にハサミで切る

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フェルトは手でも剥がれる。接着剤でダンパーに残ったフェルトはサンドペーパーで綺麗に落とす

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シリコンパッドは両面テープが付いているので接着剤不要

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両サイドの指ひとつ分はジェルが飛び出さないように加工してあり硬いのでこの部分に鍵盤が来ないように(重要)

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装着完了

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鍵盤を載せて各部の調節をして完成

装着後2〜3日でパッドが鍵盤に馴染んできます。
とても良好な感触でノイズはゼロ。
唯一の課題はフェルトが一回り太くなった為にペダルの踏みしろが深くなった点。メーカーにもよりますがペダルの踏みしろ設定が浅い楽器に装着する時はダンパーアームとボディーの間隔の調整(溝を作る等の加工)が必要かもしれません。

ともあれ、これで格段にダンパー操作が向上して、レコーディングに向けた最終調整に入れそうです。

おしまい

2007/3/29

冠からJazzを外したら・・・みるみるヒットThe Crusaders  木曜:Jazz & Classic Library

ジャズには二つの「West Coast」があります。

一つは1950年代初頭にロサンゼルスを中心に流行ったチェット・ベイカーやジェリー・マリガンらビッグバンド出身のミュージシャンが先陣を切って始めたポスト・ビーバップに属する音楽。流石に生まれていませんので僕があれこれ語る資格はありませんが、その後のジャズをバラエティー化に導いたミュージシャン(例えばデイヴ・ブルーベックとポール・ディスモンドが組んでヒットした「テイクファイブ」)を多く輩出したムーブメントであった事は歴史が立証しています。

もう一つの「West Coast」は1970年代にやはりLA(この頃はロスとは呼ばずにみんなこう呼んだ)を中心にスタジオワークの世界で「West Coast」が世界制覇をしました。今で言う「オサレ」系サウンドの元祖で、ジャズ、ロック、ファンク、R&B、BPM、の中のあらゆる「心地良い」サウンドをミックスしたスタイルでその影響は対岸のEast Coastにまで飛び火し、今日のSmooth Jazzにまで影響を及ぼしています。こちらはリアルタイムに経験してるのでアレコレ言っても誰にもとがめられません(笑)。

その「West Coast」第二期の中で特に多方面での活躍が目立ったミュージシャンを辿ると行き着くのが「The Crusaders」でしょう。1970年代のポップス、AOR系のアルバムのバックに聴こえるサウンドの何処かにこの「The Crusaders」が潜んでいるのですから。

「The Crusaders」のアルバムとして僕が一番好きなのは・・・
コレ
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『SCRATCH(Live at the Roxy)/The Crusaders』(Victor/1974年)

ちょっとジャケットの色が褪せてしまいましたが白ではなく「ピンク」です。
元々この「The Crusaders」は頭に「Jazz」がくっついて「The Jazz Crusaders」と名乗って1961年から活躍していました。個人的にはライトハウスでのライブ盤などは軽快なタッチのジャズが聴けて好きでしたがジャズ喫茶での鑑賞に留まっていました。60年代の後半になるとジャズ&ロックブームになり、その流れに飲み込まれるように変化が始まり活動10周年を機にバンド名から「Jazz」を外して「The Crusaders」に。

当時は音楽の種類も今の10分の1くらいでしたから、実に短絡的に「ロック」は売れても「ジャズ」は売れないとさえ言われ、ましてバンド名に「ジャズ」などと付けていては将来が危ぶまれるではないでしょうが、あっさりと「The Crusaders」に転身。この辺りの変わり身の早さは見事です。

そんな「The Crusaders」。最初はジャズのうるさがたからは不評で、当時中学生だった僕はジャズ雑誌の酷評を鵜呑みにして通り過ぎていたんですが、高校を卒業する頃になると活字よりも自分の耳を信ずるようになり社会現象(フュージョン全盛期)と論評のズレも自動修正。知らずの内に「The Crusaders」圏内に足を踏み入れていたのでした。

何気に聴いてたFMから流れてきたLAサウンドっぽいインストバンド。フロントがトロンボーンとサックスというのもあまり他に例がありませんから「おや?」と思いました。そこでコールされたバンド名こそが「The Crusaders」。
あ、これがそうなのね、いいじゃん!
という事になってレコード屋に直行

いやいや、ホント。なんと言うのでしょうか、当時ごく当り前に洋楽のサウンドとして耳馴染んでいたサウンドでインストをやってくれて、適度にソロも熱いのですから、これで人気が出ないわけがありませんね。

ライブ盤独特の熱気もそのまま記録されていて、バンドのパフォーマンスも完璧に近いものだと思うのです。
途中のトロンボーンの循環呼吸法による超ロングトーンの見せ場、最後の"Way Back Home"への持って行き方、ライブ故にそれらが臨場感を伴ってこちらへ飛び込んできますね。
時代の音とはこういう音を指すのですね。

その後もLAサウンドは世界中に浸透し、その事を最も強く印象付けてくれたのがマイケル・フランクスのアルバム『Sleeping Gypsy』(06年4月6日のブログで紹介)でした。クレジットを見ると、マイケル・ブレッカーを始めデヴィッド・サンボーン、トミー・リピューマ、ラリー・カールトン、ウィルトン・フェルダー、そしてジョー・サンプル、、、おやや?フェルダーもサンプルもカールトンもみんな「The Crusaders」のメンバーじゃないですか。
そういうアルバムがわんさかとあった、LAサウンド第二期全盛期が去ってから四半世紀。そろそろ第三期LAサウンド・・・・くるかなぁ。。

おしまい]

2007/3/28

いわば王道の・・・  水曜:これは好物!

この一年で意外にも登場の機会が少なかった好物。
子供の頃から慣れ親しんでいる好物。
それがパン類。

歩いているとどこの街でも必ず手作りを売り物にしたパン屋さんがある時代で、またいい香りがするのですね、こりが。ついついソソラレて足を踏み入れてしまうのは何も女性だけではないんですよ。

しかし、ちょっと最近ある現象に気がついています。
“石窯で焼いた”と言われるパン屋さん。
これは極端に人気が別れますねぇ。

それが証拠に、ある時期(5、6年くらい前かな)にブームで一挙にドドド〜っと“石窯で焼いた”というパン屋さんが日本のあちこちに乱立。
ウチの近所にも数軒出来ましたが、どうもパサついた食感が好きになれずすぐに飽きてしまいました。遠赤外線効果だから素材の風味が損なわれずに焼きあがる、というのが売りだったように思いますが、大概の個人店では難しい遠赤外線のコントロールが上手く行かず、パサパサのまま店頭を飾るハメに。
「これ、焼き過ぎじゃない?」
そう思ったのは僕だけじゃなかったようで、客は正直なもの、見てるとドンドン客足は遠のき、1年持たなかった店が続出。
結局、どの街でも昔からあるパン屋さんに客は戻って行くのでした。

最早、今の日本では、製法と雰囲気を売り物にしても商売にはならないという典型ですね。つまり、それだけみんなの美味しさの基準が多様化したからです。これは食べ物の世界の話だけじゃなく、家電から音楽に至るまで「好みの多様化」が進んでいる日本の現状です。

そうなると、やはりロングセラーを持つ準大手(ベーカリー小売業界の)クラスの店は安心。いわば王道ですが、好きな味が長年変わらないのも大きな魅力になります(大手は最近何がしたいのかわからない目先の味付けでコロコロ商品が変わってパス)。

で、

僕はやっぱりココ
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Johan

そもそも、大半の男性でパンが好きな人は何処かに“母親”の影響があると言われますが、正しく僕もストライク(笑)。

女性のパン好きは凄いですねぇ。子供の頃から朝食はず〜っとパンと紅茶。これには母親のパン好きが家族に大きな影響を与えていました。いや、半ば無理やり家族が巻き込まれていたと言っても過言ではないでしょう(笑)。
買い物に付き合うと必ずパン屋に足を運びます。僕が覚えてる最初は近所の商店街にあった広島に本店のあるベーカリー「アンデルセン Andersen(タカキベーカリー)」直営店。朝食用に切ってもらう厚切りトーストだけかと思ったらちょこちょこ間食用のものを、、あ!ちょこちょこじゃないぞ、その数(笑)。

こんな感じで子供の頃の“おやつ”は(殆ど母親の口実に巻き込まれて)パン。
だからパン歴長いんです。
今でもタカキベーカリーの小売店、リトルマーメイド(Little Mermaid)やアンデルセンを見ると懐かしくてついつい入ってしまいます。

さて、全国展開するインストアベーカリーの老舗『Johan』もそんな母親が実家に導入したパン屋さん。僕が東京に出てしばらくした頃に帰省したら見慣れぬ緑色の袋にパンがごっそり@@;
近所の三越に出来たパン屋だと言って「おやつでも食べようか」と目の前に出してきたのが・・・・
コレ
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『アーモンドチョコブレッド』(ジョアン製)

どうやらすっかりジョアンがお気に入りで、父親に言わせると毎日買ってくるみたい。で、このブレッドも僕が帰れば一日で消化出来て翌日はクリームブレッド(同じようにマーブル)、その翌日は・・・と言った具合に再び僕を「口実」に店内のありとあらゆるパンを購入しようと言う「企み」がみえみえ(笑)。
まぁ、じゃ、一口・・・・
と口に運んで「ありゃ!、これはいいねぇ」とハマってしまった。

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甘すぎず、しっとり感もあって、ついつい食べてしまうアーモンドチョコブレッド。幸いな事に、住んでる街にはJohanが無いから食べ過ぎて飽きる事も無く、新宿や銀座に出た時、はたまた実家の松山にいる時だけ密かに味わっております。
毎日は、、、、、、危険・・・・かもね(笑)
危険と隣り合わせと思いつつも・・・20年を超えるロングセラーの逸品。今の時代、変わらないというのは実に嬉しく美味しいものなのですよ。

おしまい

2007/3/27

ア・ラ・カルト  火曜:街ぶら・街ネタ

本日は少し大きめの画像で“街ぶら街ネタ”一周年記念ア・ラ・カルト。
この一年間に撮ったネタからお蔵入りを放出。日本の街は面白いです。


その1.商魂逞しい個人店


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テーブルで目についた品書き(日本のどこかのレストラン)

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某映画俳優にかけたシャレかい!@@;
でも確かにデカい。しかも安い。ただ、、、手作りに「凄い」が入ると「美味しさ」とドンドンかけ離れた印象が増すのは僕だけだろうか?「凄く美味しい」なら疑問は沸かないのだけどね。。。「とっても美味しい」とか、、ねぇ。「凄いおいしさ」って一体・・・?




その2.商魂逞しい個人店2



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空メールを使った客寄せですかい@@;でもなぜ特賞を全面に出さないのだろう・・・?ううん、、、きっと裏に何かあるな@@;(日本のどこかの街にあるレストラン)




その3、名物といえば・・・



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金の鯱・名古屋城(愛知・名古屋)

でも今や街中じゃこっちのインパクトのほうがあり過ぎ@@;
東京にも侵出。いつ「世界侵出」に?

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『世界の山ちゃん』(名古屋市内至る所)





その4.風情・・・




街のお尻側にも風情あり。表通りの正面向きの顔よりも僕は案外好きです。川のある街を歩く時のちょっとした楽しみ。
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題して『風流川面家尻』(岐阜・高山)






その5.昔の名前で・・・




「ちょっと車はん、どいておくれやす〜」
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「ウチかて風流にも京都生まれどすえ〜」
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(松山・県庁前)
自社型車ばかりの松山の路面電車で2000番を名乗る5両は貴重な京都市電最終型の生き残り。番号も京都時代のままどす。

ついでに

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「見切れ市電と松山城」
(松山・南堀端)






その5のオマケ・小説『坊ちゃん』と『坂の上の雲』を無理やり合体させる街




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街を歩くと駐車場に坊ちゃん列車!?(松山・歩行町/米山工業製)
実際に各地のイベントに貸し出されて走る。市電の線路を走る観光用坊ちゃん列車とは別物。

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「雲の下の坂」駅?右から読むと「坂の下の雲」・・・

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「デパの上の観覧車」
(松山・市駅前)





その6・電車ネタ続き



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「あ、懐かしい京浜東北線!」(岡山駅)
いえいえ、これは岡山駅。でも、この色と形はどう見ても京浜東北線だよねぇ。。ココに「南浦和」行きや「大船」行きが来てもおかしくはない。



岡山に来ると・・・

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「駅そば」の暖簾?も「うどん」が先で「そば」が後ろ。大垣辺りからは「駅そば」に替わってこの表記が目立ちます。日本は長い。




大阪駅のキオスクは・・・・




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電車そのものの形の売店あり。ホームにこれとそっくりの特急(サンダーバード)が入るとどっちやねん!ってツッコミしてから乗車開始(嘘)。ホームの上に電車とはさすが大阪、やる事がちゃいますやろ。(北陸方面特急乗り場)

おしまい

2007/3/26

Musser社ヴィブラフォン・ユーザーに朗報  月曜:ちょっと舞台裏

昨日の北陸方面での大地震で被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
頑張れ!

昨年PSE法の施行猶予期間満了に伴って制限の掛かった海外社製ヴィブラフォンの内、米・ムッサー社のヴィブラフォンは、今月になって弟子の2台と知り合いの大阪のヴィブラフォン奏者奥村彩さんの分の合計3台が並行輸入業者のおかげで無事に輸入する運びとなりました。

残念ながら正規国内代理店からの購入は未だに不可能(ヴィブラフォンのモーターの操作パネルがPSE法に抵触するというまったく言い掛かりに等しい)ですが、いつまでも待っているわけにも行かず、別ルートでの情報を得て状況を見ていました。

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我家のMusser Bros, また無事に仲間が増えました

先月下旬にオーダーした弟子達は先週から昨夜までの間に無事楽器が到着、今月に入ってオーダーした大阪の奥村さんも今週中には手にする予定。
一時は輸入を絶望視してただけに喜びも一入(ひとしお)。

今回お願いしたのはコチラ
bluemallet(東京)

オーダーすると、以下の仕様についても対応してくれます。

・純正品ダンパーの交換(ダンパーノイズへの対応)
・純正品バーサスペンションコードの取替え(ノイズ対応)
・純正品モーター及び周辺機器の日本国内での使用への交換(PSE法対応)
・仕様変更に対応したリペアー

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現在Musser社が純正に装着しているダンパーは硬すぎて鍵盤に接着させると若干ノイズが出る場合があるので国産メーカーの柔らかい物に交換。同様にバーサスペンションコード(紐)も純正品は硬すぎてノイズが出るので柔らかい素材の物に交換。全ての元凶となっているPSE法に抵触するモーターのコントロールボックスは部品をPSE法対応に交換する事でクリア。

ダンパーは新しい素材の物を近々自分の楽器に装着します。
bluemalletで試作している新素材のダンパーもあるので楽しみです。

ともあれ、絶滅の危機は何とか回避出来そうな輸入ヴィブラフォン。多くのユーザーも一安心ですね。

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それにしても、PSE法。
早く何とかしないとみんなが迷惑なままです。
誰か議員で「何とかする」と発言したら、その人や党に一票!間違いなし。

おしまい

2007/3/25

i-Tune的自分小史・・・  日記

深夜の午前1時半を回ろうとするのに隣りの浜松駅の新幹線ホームは人で溢れ、先ほどからホームに入った東京行きの「ひかり」は一向に発車する気配がありません。真ん中の通過線を同じく東京行きの「のぞみ」が埋めてこちらは止まってもホームが無いので車中の人はホームに出ることも出来ず悶々と空を見つめています。「さては大雨で新幹線も止まったか!?」と思いつつもこちらは夢の中へ。。。。
今朝になって新幹線から誰か飛び降りた(らしい)という洒落にならない事件のニュース。
迷惑な話に唖然。二万人以上が昨夜から今朝まで新幹線に閉じ込められたらしい。週末とあって予定が狂ってしまった人の心中お察しします。


先週DAT音源を整理してCD−Rに保存したものの中からいくつかをi-Tuneに入れてみました。
mp3化すると音質は極端に劣化するけど、やはり曲を取り出すときに便利。
膨大な量のDATの音源は結局1/10も新しいメディアに変換出来なかったが、保存出来たものはこの十年くらい聴いてなかったテイクがディスプレイを見ながら曲名をクリックするだけでいいのだからナント便利な事か。
「さて、、、あの頃の記録は確かこの辺りの棚の・・・」とガサゴソと棚の奥のほうのDATをひっくり返して、、、なんてやってる内に夜が明けてしまったものです。

譜面と音源は整理整頓・・・・・もちろん目標ですけどね。

変換出来ている音源で1990年初頭を時系列的に追って聴くと、自分の事ながらなかなか面白いです。
ううん・・・性格が屈折してるな(笑)。

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これまでのアルバムに収録した曲のいくつかの源テイクを遡るとボストン時代の80年代後半の物に辿り着きます。
DATの優れている点は音質が劣化しないこと。なので昨日録音したような感じで耳に飛び込んでくるのですね。もっとも時代々々に出してる音があるので「新しい」という意味ではありません。その瞬間の自分がスピーカーの向こう側にいるような鮮度なんですね。

帰国直後の録音ではバンドの中にシーケンサーを導入したA-Project時代のNHKなどの放映やスタジオセッションの記録もありました。機械を導入したバンドはまだ珍しい時代だったかもしれません(ジャズでは)。
その半面、同時にクラシックの奏者と組んだユニットの記録もあります。
クラシックの人は殆ど書き譜でしか演奏出来ないので毎晩スコアを作ってはリハ、作り直しては本番の繰り返しで他の事とも平行してやっていたので半ば倒れそうになったのを聴きながら思い出しました。
そこまでしてもクラシックの奏者と共演すると「音色の良さ」「表現の大らかさ」に夢中にさせられて苦労も帳消しになっていたようです。

あれ?

でも、ですよ。。。。。

シーケンサーも正確無比な再現能力が気に入ってたんですから、スコアリングしたクラシック奏者との共演も方向はどこか似ています。どうやらこの頃の僕は完全主義っぽかったのかもしれませんね(笑)。

記録とは正直なもので、その次の時期には徐々に機械を排除した所へと向かっています。
まず、スタジオにこもってガイドのシーケンサーに自分でドラムを叩いてオーバーダブし、その上にヴィブラフォンやピアノを重ね録りしています。これはこれでアリな出来です。完璧な自己完結の極地でしょうか。でも音楽の純度は決して他の物には負けていません。

次の時期にはベースだけをシーケンサーに打ち込んでVib+G+Dsが人間という、これまた奇怪な編成が・・・・。気に入ったベーシストがいなかったからか、それとも何か他の事を考えての手段か? 
この編成でベースとオルガンをシーケンサーに打ち込んでマイク・ギブスの“June 15, 1967”をやってたりするのは今聴くととても面白く、それと合わせてヴィブラフォンとオルガンの組合せを考えていた事を思い出しました(最終的にはバンドとして成立しませんでしたが)
考えてみると、オルガン奏者がフットベースを使ってベースレスのバンドを組むのと同じ編成だったわけです。

そして次にヴィブラフォンのバンドの基本フォーマットのvib+g+b+dsと言う編成に到達してこの時期のいろんな試みは終わっています。
ラリー・コリエルがいた頃のゲイリー・バートン・カルテットの60年代後半の難しい(笑)レパートリーをやったりしてますね。物まねで済ませなかったようで、いくつかのオリジナルは徹底的にバートン=コリエルのサウンドを消化した曲を用意してスタジオで録音しています。基本に戻る訓練にも似た気持ちだったように思います。
この辺りで僕のスタジオセッションでの「基本に戻る旅」は終わり、これ以降はそのままのメンバーでライブパフォーマンスにシフトしています。

「人間が作り出す演奏はいい!」
1990年から95年までの5年間を経由して、ようやくその答えに辿りついたような気がします。

遠回りをしているようですが、徹底的に機械が好きになりトコトン機械に自分を重ね“共演”を試みた自分にとってはそれが最短コースだったのだと、今となっては思えるんですね。機械と言うだけで「先入観」を持って否定するのとは少しだけ僕は思い入れが違う気がしています。

音はなるべく良い状態で残しておくものです。
その時に自分が見つめていた事が音の向こう側でいつでも鮮明に蘇りますから。

おしまい

2007/3/24

訪問者?  日記

朝からバタバタと譜面を整理したり、資料をまとめたりしていますと・・・

不意の訪問者

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向こうの部屋で家人が演奏しているのを聴いているかのように、ずっと佇んでいます。
僕は鳥の名前とかさっぱりなので家人に声をかけると、これは「ひよどり」なんだと。
ほ〜お

それにしても、全然逃げませんねぇ。
カメラを向けても一向に警戒する素振りもない。
カシャカシャ10カットくらい連写しても平気です。

人馴れしているのか?
それとも、ソコがお気に入りなのか?

などと作業をしながらも見てました。
向こうもこっちが気になるらしく、僕がパソコンのキーボードを叩く度に振り返ったりしてるので、「じゃあ、君と友好条約を締結しようか」と窓に手をかけたら、、、、

“あッ”

糞して逃げた

そんな土産はいらん!
ったく〜、掃除しなさい

おしまい

2007/3/23


毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。金曜第四十七回目の今日は音の隙間のお話しです。

ヴィブラフォンやマリンバには音量を増幅させる為のパイプが着いています。
そのパイプの威力は絶大で、特に中低音域はほとんどこのパイプが音を作っていると言っても過言ではありません。

しかし、大半のマレット奏者はこのパイプの威力に、ついつい誤魔化されている事に気が付いていないと思われるケースがあります。

先日、ある若いマリンバのユニットのライブ録音を聴かせてもらって思ったのですが、とてもデッドなスペースでの演奏だった事もあって、リズムとそれぞれのパートの音量の悪さが耳につきました。つまり会場の音響がパイプの「魔法」を消し去ってしまったのです。僕らも似たような経験をライブでたくさん経験してきたので、演奏している人達の心理は痛いほどよくわかりました。さぞやドキドキだったでしょう。

でも、それには一つだけ過ちがあります。

「どんな時でも一緒に演奏している相手を聴き合えば最良のバランスで演奏出来る」

という事です。

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こんな事を書くと、管楽器の人に「月夜の晩ばかりではない」などと言われそうですが、よく音大や学校等の「やたらと残響の残る場所」で練習している人を見掛けたりしますが、あればやめたほうが良いです。と、言うのも、響きというのはどんな楽器でも自分が弾いた瞬間のバランスが大切で、残響で自分の音を聴き取る癖を付けてしまうと後々苦労します。
風呂場やカラオケでリバーブがんがんで歌うと自分が上手くなったように聞こえるじゃないですか。あれです。

ヴィブラフォンやマリンバのパイプはそれと同じ「魔力」があるのですね。
余韻が長いと精神的に安心するのはわかりますが、いつまでもその中で練習していると「カラオケ・リバーブ・がんがん」と何ら変わらない事になってしまいます。いくら練習しても「上手くなった気」がしてるだけで、実際の所は何も自覚出来ないで悩んでしまうのです。

元々、ヴィブラフォンは「ポワ〜ン」という音で何もしないといわばカラオケ・リバーブ・がんがんの楽器、マリンバは「ポコッ」という音の楽器、この事を基本に工夫する事が必要です。
ヴィブラフォンではペダリングやダンプニングが発達しているのでその事に気付きやすいのですが、マリンバの場合は「音が途切れる」と思って隙間を怖がる人が多く、音の残響や増幅に関して工夫をしている人が少ないのは残念です。

まず、パイプを外すとわかります。
自分が演奏している楽器の、それが「素」の音です。
ヴィブラフォンはコンパクトだからパイプを外すのは簡単ですがマリンバは大きいのでパイプをミュートすると良いでしょう。

まずこの状態で普段の通り練習してみて下さい。
最初はきっと「情けない」気持ちになります。
でもそれをグッと我慢!

しばらくすると、耳も手も、その「素」の音に慣れてきます。
そう、「魔法」がかかった世界で練習していると気が付かない事が一杯見つかるでしょう。
例えば、メトロノームやクリックに合わせて曲を演奏すると、かなり誤魔化している部分が露見します(笑)。
いや、僕も時々そうやって自分を「素」にしてるので笑えるんです。

もしも複数の人と演奏しているのであれば、ミュートをかけたままで一緒に演奏して下さい。合わすべき所、相手を聴くべき所、しっかりとリズムをキープすべき所など、「魔法」のおかげで隠れていた曖昧な部分が全てわかります。

しばらく我慢して演奏していると、中低音域というのは「聞こえないから強く叩く」のではなく、「軽く叩くとちゃんと鳴っているのが聞こえる」に変わるでしょう。
これが楽器本来のバランスなんですね。

この方法で耳を慣しておくと、どんな烈悪な環境の場所でも、すぐに「相応しい音量とバランス」が取れるようになります。
どんな場所であっても「魔法」のパイプが付いてるだけで、ミュートした時よりは遥かに「豊かな音色」なのですから。

もちろん、「魔法」のパイプを付けた瞬間に、元のように何でもガツガツ演奏しては意味がありません。「これだけ音が延びている」事を、どのように処理すべきかをこれからは考えるようにしましょう。

それだけで、きっと演奏は隙間をコントロールした進化したものとなります。

汝、隙間を恐れる事なかれ!

どんなに烈悪なステージ音響でも、客席のお客さんには関係のない事なのです。


おしまい

2007/3/22

後に役立った・・Roberta Flack & Donny Hathaway  木曜:Jazz & Classic Library

珍しく歌もの続きで

なに?この失礼なタイトルは・・・プンプン!
と誤解しないでほしい。

御存知のようにボサノヴァ好きの僕は熱唱型のヴォーカルは苦手で、ジョアン・ジルベルトを筆頭にマイケル・フランクス、はたまたチェット・ベイカーなどどちらかと言えばソフトな男性ヴォーカルに耳馴染んでいて、あるスタジオエンジニアにそれはヴィブラフォンの音域帯と似ているからでしょう、と言われて妙に納得した事がある。そう言えば子供の頃、ディズニーの映画でよく使われていたチェレスタの音が大好きで同じ頃にウィーン少年合唱団のボーイソプラノも好きだった。これも音域帯は同じだ。僕のツボはこの辺りなのかもしれない。

で、

そんなソフト系ヴォーカル好きの天邪鬼でも、正反対にあるヴォーカル・ミュージックにも惹かれた時期があって、どうも中間というものが手元には無いんですね。まぁ、あっさり味の関西風を毎日食べていると時々こってりしたものやキリッとした江戸前の味を食べたくなると言う事でしょうか。時々食べるからこそ逆にそれらの本来の美味さがわかるという意味もあります。毎日こってりだと、、、舌は麻痺してるかもしれませんね。

さて、前置きが長くなりましたが、その方面で僕の頭の中に今でも強く印象に残っているアルバム。
それがコレ
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『Roberta Flack & Donny Hathaway』(Atlantic/1972年)

当時ロバータ・フラックは某コーヒーのCMで毎日この国のお茶の間に登場するほどの人気(登場したから人気が出た、が正確)でメガヒット曲もありましたが、やはり天邪鬼はレコード屋に行って「あの●●のCMでお馴染みの・・・」というポップの隣りに密やかに置かれてあったこのアルバムを手にしました。
生意気にもCMソングにお金を払ってたまるか、というヘンな動機だったかもしれません(笑)。

これはジャズではないではないか!な〜んて言わないで聴いてみるといいですよ。スタンダードと呼ばれる曲を歌ってればジャズヴォーカルだなんて思えないし、第一にスタンダード自体元々ミュージカルソングなのだから、要するにジャズヴォーカルというはっきりした定義が当時見えなかった僕は、このアルバムのような音楽が当時のジャズに聴こえてたんですね。70年代。間違った見識の人の中には暗黒の時代とまでのたまっている人がいますが、それは個人的な好みの問題で、ジャズヴォーカルは姿を変えながらこの時代にどんどん新しい方向を広げていたのだと思っています。

このアルバムは、どちらかと言えばソウル系のビートポップもの、と言うよりも、バラード系しっとり、じっくりというタッチの仕上がりで、今の時代の耳で聞けばジャズのエッセンスに溢れたものだと思います。

また、この二人(特にダニー・ハザウェイ)の歌の上手さは秀逸で、ソウル系だからと言ってバタ臭くなく、単にシンガーとして素晴らしい表現力を持って迎えてくれます。ソウル系が苦手という人にもお薦めできるアルバム。

この荘厳な響きの中で、唯一カラフルで意表をつくトラックがあります。
7曲目(CDの場合/LPではB面2曲目)の“Where is the Love”。
軽いポップなタッチのイントロからテーマに入るこの曲は、70年代のポップ系サウンドの集大成に聴こえます。

プロとして演奏するようになってから、このアルバムの中に聴こえたサウンドを何度もスタジオの現場で聴きました。レアグルーヴ系、R&B系、ポップス系、様々なアーチストのレコーディングやステージでこのアルバムのアイテムが飛び出してくるのです。もしもこのアルバムを知らなかったら、、、もしもこのアルバムを楽しんで好きになっていなかったら、、、、そう考えると、このアルバムのサウンドや音楽は今日の全ての音楽のバイブルとなっているような気がします。

特に印象的だった“Where is the Love”はアルバム『アンファンIII』(ポリドール)の時に「あの曲、ほら、コレ、、、え〜っと、Where is Loveだっけ、、」とその場にあったピアノで弾いて、スタッフも「あ〜、あ〜、この曲ありましたねぇ。いいですね」という事になってヴィブラフォンの独奏で録音した後、担当P氏から困り果てた声で「あの〜、検索したんですが該当する曲名がJASRACで見当たらないんですよ〜」と。
「おっかし〜なぁ。あんな有名なアルバムに入ってる曲が見当たらないって」
「・・・・」
と、しばしの沈黙の後、
「あ!」
とP氏。


「あ、これだ。ありました!」
「ほらみろ、ちゃんとあるではないかプンプン」
「はい、The が抜けてました」
「えッ?」
「“Where is the Love”」
「・・・」

見事なP氏の返り討ちに合い、これ以後よく調べないで公の場で発言するのはやめました(笑)恥〜ィ。

おしまい



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