2007/4/30

ネタの宝庫?  月曜:ちょっと舞台裏

久し振りの曜日別カテゴリー。
とは言え、今は新しいアルバムに関連した事で時間が過ぎて行きます。

最近のアルバムのジャケット写真は全て僕が何処かでネタを撮ったものが採用されています。以前この“ちょっと舞台裏”の06年4月3日に2002年のアルバム『SIX INTENTIONS』(スリー・ブラインド・マイス)のジャケット写真について記述しましたが、以降『STILL ON THE AIR』(同)、『SYNERGY』(ベガ・レコード)、『FOCUS LIGHTS』(同)、も同様にジャケットの写真を自分で撮っています。

そして今回の新作2作品用の素材をちょうど今、自分で撮っているわけです。

画像と音。

動画から聴こえる周辺の音、あるいは音と連動した動画、これは当り前なので何の興味もありません。
が、まったく関係の無い画像を音とコラボさせるというのが面白いと思うのです。

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連休前半は好天に恵まれ、近所の多摩川で新しいアルバムの音源を聴きながら曲順を試行錯誤。その傍らにはしっかりとデジカメ。気軽な散歩に見えますが頭の中はフルスピードでいろんなアイデアが駆け巡ります。

そもそも僕のジャズはインストなので音のニアンスに歌詞のような具体性がありません。自由なのです。
ヴィブラフォンの音色も奏者によって様々ですが、リスナーの方も僕自身も透明感のある音という共通したイメージがあります。そうなると、イメージも自由なのです。
オリジナル曲には曲名を付けていますが、歌詞があるわけじゃないので、これも解釈は自由なのです。
自由だらけで何にも決まってないみたいですが、言葉では言い表せない部分にこだわりがあります。

アルバムのジャケットとなると、グラフィック・デザインはあんまり好きじゃありません。目立つ配色やデザインをポスターのように作るのは目的に沿った場合は別としても作品には反映させたくないですね。目立ちゃいいってモンじゃないし、そういうのにはそれなりの音が似合います。僕らの音楽はそこまで垢抜けしてないんですよ。
但し実像を組み合わせて作るのは好きです。あり得ない組合せでもこの世に存在している物なら。

自分がしゃしゃり出て写るのもあんまり好きじゃありませんねぇ。インタビューや取材は自分が自ら説明しないと誰も代弁出来ない事だからしゃしゃり出ますが、、、。
「オレだ!」「ねぇ、僕ってカッコよくない?」って感じのジャケットは、若い頃は別として「オレ」だけに注目させるようで(PVでも出すなら考えますが)、出したモノ(音)を主役に考えている間は、、、、、なるべく出ません(笑)。

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歩きながらいろんなアイデアが浮かんできました

一枚50〜60分のアルバムが二つですから曲順の組合せがそれぞれ3つあるとすれば全部聴き終わるのに5時間掛かります。さすがにそこまでするのに一時的な野外の時間では無理ですから意に沿わないパターンがあると途中で飛ばして次の曲順を最初から聴く・・・という事になります。

なので歩き回りながら聴くのは長くて2時間強くらいでしょうか。
途中からボツにした曲順でも、次の新しい組合せのアイデアがすぐに沸いてきます。
一旦全てを忘れる時間を経て、新たに最初から聴き通す事になります。

その間に「おや?」と思う被写体があるとデジカメで押さえます。
ホント、このジャケ写素材集めを自分で出来るようになったのも、このデジカメのお陰です。昔のようにネガから現像して、、、、な〜んてやっていたら、アイデアどころか無駄なコマばかりで使い物になるショットに辿りつくまで、100倍の時間が掛かるでしょう。その場で撮ったモノが見れる、という前提があるから、自分がカメラを向ける内に「ビビビ!」っとくる次の表情を想像出来るわけです。
ある意味で、これは演奏のインプロヴィゼーションと同じなんですね。
その場で出した音から次のシーンを予測しながら演奏する行為に似ています。少なくとも脳細胞は同じ箇所をフル稼働させているのでしょう。何時間やっても飽きません。

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いろんな事を試行錯誤しながらの多摩川散歩セッションは、あっという間に夕暮れとなりました。

おしまい

2007/4/29

スコール  日記

昨日は午後からヴィブラフォンのレッスン詰めの土曜日。
ちょうど一人目のruriko嬢が終わってmio嬢が来る寸前・・・

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それまで晴天だった空が突然真っ黒の雲に被われて、あれよあれよという間に土砂降りの雷雨

レッスン室から見える街並みは一瞬で霞の中に消えて行く・・

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そのうちにヒョウも降ってくる始末。

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今日からゴールデンウィークでたくさんの人が野外で憩っているだろうに・・
最近の雨の降り方は熱帯地方のスコールそのものだ。
局地的な雨の塊は空を過ぎって行く。
なぜか関東で雨が降ると僕は江戸時代の雨降りを描いた浮世絵を思い出してしまう。
江戸時代は僕らが想像している以上にポップな文化が栄えていたと聞く。
その人達の肩に降り注いだ雨とはどんなだったのだろうなぁ。。。
などと思いに耽っていると、

ピンポ〜ン

あらら、この土砂降りの中をmio嬢登場。
さぞかしびしょ濡れだろうと思いきや、意外と平気そうだ。

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mio嬢が先日やったライブ(@新宿“J”)のMDを聴きながら話す内にすっかり空は明るくなった。

明日は晴れとの事。
久し振りのオフなのでカメラ片手に素材集めとMDを聴きながら曲順を決めよう。
って、結局オフにはなりそうにないな、こりゃ。

おしまい

2007/4/28

うん?ミニ・バブルか?  ■Produce Notes レコーディングルポ

乗り場の行列に耐えられず道路に飛び出して手を挙げて必死でタクシーを捕まえようとする人達の群。
しかし既に客を乗せたタクシーで道路は大渋滞。
その中には満員の乗客を乗せて新宿や渋谷から近郊に向かう「深夜バス」。
深夜午前1時の新宿界隈。
週末とゴールデンウィーク・イヴが重なったとは言え、この光景はなんだか懐かしい。。。
そう、“あの”狂乱のバブルの頃、1990年代初頭とそっくりだ。

かくいう僕もこの時間帯にこれからもう一件人と会うスケジュールでココを車で走っているのだから、“あの”頃とまったく同じだ。

先ほどまで今回のレコーディングに参加いただいたベースの鈴木良雄さん(チンさん)に会っていた。午後からのスケジュールをこなしてチンさん宅に着いたのが午後9時半。早速地下のプライベート・スタジオで今回の録音のミックスを聞いてチェック箇所を確認してもらう。「遅くなりました〜」とスタジオの入り口を開けるとブースでピアノを弾いているチンさんがいた。

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鈴木邸の地下にあるレコーディング・スタジオ。チンさんの数々のアルバムは殆どがこの地下のスタジオでレコーディングしてデータをニューヨークのスタジオでミックスというパターン。日本のCDの中では音楽はもちろん、音(サウンド)のクオリティーが恐ろしく高い。僕も何度もお世話になった場所で、チンさんはこの度ココを拠点とする活動の一貫として「ONE」というレーベルを立ち上げた。レーベルのパートナーにはタモリ氏も参加しているのでユニークな展開が楽しみだ。

それにしてもこのところスタジオでスピーカーを見つめる時間が多いなぁ。いろんなスタジオがあって飽きないんだけどね。
気になっていた項目をチンさんと確認しながら結論に至る。
「OK!」
これで今回のレコーディングの音に関しては連休明けのマスタリングを残すのみとなった。

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自らのスタジオで数々のアルバム制作をしているチンさんと音の話しになる。
チンさんがミックスでニューヨークのスタジオを使うこだわりの話しなど。「これ赤松くんに聴かしたっケ?」と取り出したチンさんのバンドの最新アルバム。「あ、それまだ聴いてないなあ。聴きたいなぁ」とリクエスト。
久し振りのチンさんサウンド。帰国直後に僕がチンさんのバンドに参加していた頃の曲をナベサダ(渡辺貞夫)さんが吹いていたりする。懐かしい。
偶然にも今回僕のアルバムで取り上げさせていただいたチンさんの曲もこの頃に何度も演奏した曲。
この人の音楽はいつも隙間が心地良い。日本一スペースが心地良い音楽を作っているんじゃないかなぁ。
チンさんがボストンにリーダーバンドのツアーで来られた時に初めて会ってからもうすぐ20年。その数年後に僕が帰国して真っ先に会いに行った(その頃ちょうどこの自宅兼スタジオに改築中で仮住まいにお邪魔した)頃、チンさんが全ての楽器を自分でオーバーダビングして制作したアルバムを聴いて感銘したのを今でも忘れない。

音楽談義に暮れていてお開きになったのは日付けの変わろうとする時間。
明日は朝9時の新幹線で新潟に行くという中、貴重な時間を取っていただいて感謝。

チンさんのスタジオから地上に出て、次の予定に向かう時に冒頭の光景と遭遇。
時間も僕も20年前にタイムスリップしたようだった。
ううぬ、、この道はこのまま進むと20年前はいつも深夜渋滞していたな、ならば久し振りにこの裏道でパスしよう。
ハイ!見事に正解でした。

続く

2007/4/27


只今帰着。4:13AM
昨日のいろんなスタッフのみなさんお疲れ様でした。

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さすがに午前様月間の終盤となると完全に身体がいつでもダッシュ状態に。
その分昼間の予定が辛いのですが、本日は午後3時過ぎからなので久し振りにゆっくり寝れそうです。。。。

なので曲順などは何も決められませんでした。
今日は・・・・・また夜帰ってになるかなぁ。。。
取り合えず、プロデューサーは寝ます。
みなさま、おやすみなさぁ〜い

続く

2007/4/26

これからが本番?  ■Produce Notes レコーディングルポ

さて一連の録音作業が一段落したから「終わった〜!」と祝杯をあげている場合じゃないんです。
今日からは通常のスケジュールに戻り、その隙間を見つけてはプロデュースの本番とも言うべきアルバムの全容をコツコツと磨き上げる、言わば自分との葛藤が始まります。

その第一歩がアルバムタイトルと曲順の決定。

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昨日までは男三人でもなんだかんだと賑やかに作業してましたが、今日から暫くの間は自分独りで真っ白なキャンパスに絵の具でいろんな順で色を付けては消し、付けては消しの日々が続きます。

なにか自分がひどくストイックになる時間なのですね。他人を寄せ付けない。

スタジオで撮ったジャケ写も選ばなきゃなりません。

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ここまでマレットを振り上げる事はないよなぁ・・・などと言いつつもヴィブラフォンのブースでカメラマンにポーズ(笑)。これ絶対にボツです。

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合計20曲、四日間トータル50時間強のスタジオレコーディングと、怒涛の一気一日22時間ミックスの成果はこのHDにおとなしく納まってみなさんの前に登場する日を我家で待っています。

このHDをマスタリングのスタジオに持って行く日が曲順やアルバムタイトルを決めるデッドライン。連休明けなのでそんなに時間がありません。
それが決まらない事にはアルバムのライナーノーツの原稿依頼やレーベルでの販促宣伝素材などの作成作業が進まないので、責任重大なんですね。


曲順やアルバムタイトルを決める時にはMDを使います。アルバム毎の音源をMDに入れて近所の多摩川を歩き回ったり、時には深夜に車で高速を走ったり、ちょっと山に遠出したり、と、その行動は「奇妙」です。
MDは音質が悪いのですが、マスタリングした後に商品としてプレスされたCDの音は現在のマスタリング前のミックスのMDコピー状態に似ているのでイメージが描きやすいのです。
時にはマスタリングで130%くらいに音質が向上してプレスで95%程度に収まる場合もありますが、今のCDプレス技術では80%くらいが限度とこれまでの経験から判断しています。そうなるとMDに近いんですね。CD-Rでは音が良過ぎて・・・
またMDは曲順の入替え操作が容易な事もあります。

さてさて、どんなタイトル、どんなイメージがアルバムとして浮かび上がってきますか、それは今の僕にさえわかりません。
とにかく、会心の作品である事はまず間違いありませんから、それをどのようにみなさんに披露するのかで「何」が伝えたかったのかも変わってきます。
ここはもう暫く「奇妙で孤独」な時間を楽しむ事にしましょう。

あ、、、


そうそう、、

今回長時間のスタジオ缶詰の間に
ある物にハマってしまいました

お休みしている“これは好物!”風に、

ハマッたのはコレ
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『ハッピーターン』(亀田製菓

HappyがTuneするってハッピーがクルクル回るって妙なイメージがしますが(笑)、袋から取り出す時に“クルクル回る”ように包装されていて、今までそれに気付かなかった事が可笑しくて一人で「なるほどうまいネーミングだなぁ」と。昔からあるスナックで、もう随分食べた記憶が無かったのですが、夜中のミックスの途中で久し振りに“クルクル回し”ながら取り出して食べたら、、、、あらら、、この塩味が疲労にいいじゃないですか。ホイホイと連続3個も食べてハマってしまいました。
22時間のミックスの帰りにコンビニでしっかり購入(笑)

続く

2007/4/25

新作のミックス完了  ■Produce Notes レコーディングルポ

生きてます!

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ミックス中@クレッセント・スタジオ
午前6時 by松島カメラ
このところブログのアップもままならない状況が続いていたのでいろいろとお気遣いのメールなどもいただきました。みなさんありがとうございます。

大丈夫

昨日(?もう昨日がいつから始まって終わったのかも定かではありません)は午後からスタジオに出かけて前半と後半に録音した20曲(アルバム2枚分)をミックスダウン。週末から始まった後半のレコーディングと合わせると三日連続でクレッセントスタジオに“おこもり”です。幸いにも我家から車で20分の至近距離なので連続しても移動は楽なんです。
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クレッセント・スタジオ@砧・世田谷

昨日までの演奏モードから本日は実に地味ながら演奏と同じくらい重要な音の整理。スタジオの中も静かに作業中。
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背中で全てを語る男・花島功武(チーフエンジニア/左)といつもクールでいい味の今関邦裕(アシスタントエンジニア/右)の両氏。

今日はこの三人だけ。後で自分の曲が採用された姫こと松島美紀さんがやって来るが基本的に“野郎”三人でスピーカーに向かってあーだ、こーだと一般の人にはわけのわからない言葉を散々飛ばしあう日(笑)、なんですね。
録音したものはそれぞれの楽器がバラバラのトラックに入っているのでそのままではCDとして聴く事が出来ないのですね。一つ一つの楽器の音を“まる裸”(キャ!)にしながらノイズなどが入ってないか、楽器の輪郭はどうだろう?、などという実に細かい事を小姑の如くチクチクとチェックして、最後に全体のバランスを整えながらCDで聴ける2チャンネル(ステレオの状態)に仕上げるわけです。

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ヴィブラフォンやマリンバなどはマイクの数も比較的少なくまとめやすいのですが、ドラムセットとなるとシンバルのマイクにキックのマイク、ハイハットのマイクにスネアのマイク・・・・と、数も多く、それを演奏者それぞれのプレイ(ニアンス)に沿って一つずつチェックしながらやるのですから時間が掛かります。まして一曲毎にプレーヤーは変化しますから。
気の遠くなるような作業です。

僕はある程度音がまとまるまでは何もする事がないのでスタジオのピアノを弾いたり近所を散歩したりしながら時間を潰します。
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スタジオの近所

しかしそれも長くは続かないので結局はジッとエンジニアの作業を見つめる事になるのですね。「ふ〜ん、あの音はそういう風にするんだ、、、」とか、時に疑問が沸くと質問したり、ある程度音像が見えてくると冗談を言い合ったり、、と、まぁ、長丁場ですからね。

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午後9時を過ぎて松島さん登場
しかし作業は大幅に遅れ気味で彼女の曲はまだまだ先のお話、、、。

いつもこの作業になると話題があれこれ出てくるものだけど、今回は「結局なんだかんだと言いながらもこの根気のいる作業をやっているという事は好きって事だよね」という結論に至る。
しかし作業のほうはまだ“至らない”。
日付けも変わってようやく松島さんの曲に。
ここでマリンバの位置(音像の)の事になる。
ミュージシャンはほぼ100%が低音を左、高音を右という聴覚を持っている。ピアノでもヴィブラフォンでもアコースティックベースでも楽器を弾く位置に立つとわかる。でもエンジニアは右が低音、左が高音という聴覚をもっている。楽器を前から眺めたらそうなるし、確かに聞き手もそうだ。

ここに大きな壁があるんですね。

結論→どちらも正しい。世の中にタブーはない、というのが僕のポリシーだから(笑)

自分の経験から行くとそうなるんですよ。右脳と左脳がどうにこうのという最もらしい分析も聞いた事がありますが、結局は「好み」なんですね。

今回は僕もセルフ・デュオでヴィブラフォンとマリンバを弾いているのでこの件の「好み」を出してみました。
二人でやった音楽は正面から見た目も選択肢に入るけど、一人でやったデュオはそれとは状況が違うから「反対でいい」じゃんっ。
・・・・と、またまたエンジニア泣かせの一面も出しつつ、それも「故意」に含みつつ作業は続き・・・・

完了したのは翌日の朝のラッシュもとっくに終わった頃。

スタッフのみなさんおつかれさまでした。
会心の2作品になりそうです。

これからは連休明けに控えるマスタリングまでにアルバム毎の曲順やアルバムタイトル、ジャケット校正などレーベルとの共同作業、その他もろもろの作業がまだまだ続くのであります。

続く

2007/4/23

新作レコーディング無事完了  ■Produce Notes レコーディングルポ

一連の新作アルバム2枚分のレコーディング、無事完了しました。

本日はこれから録音した約20曲のミックス。まだまだスタジオに缶詰です

速報!

レコーディング後半二日間のスナップから。
詳しくは後日に改めて。

後半初日

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王子登場

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続いて姫こと松島さん登場

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王子と殿

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似非マリンビスト登場

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後半初日メンバー 王子・姫・殿のスリーショット


昨夜のスナップから
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再び登場、ヴィブラフォン(当り前です)

今夜は・・・
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ピアノ登場

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赤松敏弘(vib)&ユキ・アリマサ(p)DUO

気が付くとバークリー時代に二人でデュオを始めて20年の歳月が過ぎて、
いろんな場所でいろんな音を出してきたものです。
我々の旅はまだまだ続く・・・

続く

2007/4/21

後半のレコーディングスタート!  ■Produce Notes レコーディングルポ

てなわけで、本日は午後1時(ゴゴイチ)から再び新作アルバムのレコーディング後半戦に突入します。


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気分を変えてぜんぜん関係のない懐かしの写真館/六本木ピットイン時代(2003年)
本日は帰りがいつになるのやら・・・・


本日の予定は、

(1)秘密の何処かの国の王子のようなマリンビスト1号のオーバーダビング。(4月10日に収録した曲にマリンバを重ねます)

(2)マリンビスト松島美紀さんとのデュオ3曲。(つまりマリンバ2号)

(3)ヴィブラフォンと似非マリンビスト(つまり僕)のマルチトラックレコーディングによるデュオ2曲。(これでマリンバ3号)

(4)ヴィブラフォン独奏2曲

(5)細々したチェック

と、盛りだくさん。
サクサク行っても午後9時を割る事はないでしょう。。

そのまま、明日のユキ・アリマサ(p)とのデュオ・レコーディングへと続きます。
ふうーっ、
今夜は体力が残ってたらレコーディングルポをアップしますね。

続く

2007/4/20

後半レコーディングのリハ終了  ■Produce Notes レコーディングルポ

と、言ってもリハというよりも打ち合わせに近く、約1時間で終了。
リハーサルって要点だけを合わせばいいんです。全体をスルーするのは本番の楽しみにとっておかないと(笑)。

後半のレコーディング初日の相手は・・・

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デカッ!
5オクターブのマリンバ。
ヴィブラフォンが普通乗用車なら、、、、
マリンバはダンプかトラックくらいの大きさ(笑)。
(ハイ、そこ! マリンバが普通乗用車でヴィブラフォンが三輪車というツッコミありがとう!)
ダンプ、もとい! マリンバの運転手、もとい! 演奏者はお馴染みの松島美紀さん。
今回は松島さんには3曲登場をお願いしてるんですが、彼女が面白い曲を書いたので一曲採用してみようと思ってます。
昨夜渡された譜面を解読?して、ちょっとやり方を整理してリハでやってみました。
なかなかマリンバの存在感があって面白いです。
問題は・・・・
「曲名だね」

と、録音当日までの宿題に(笑)

今回は他に秘密の何処かの国の王子様のようなマリンビストも加わるのでマリンバ率高いです。
それに加えて、僕も久し振りにマリンバを弾いてみようと思っているんですね。
ヴィブラフォンとマリンバをマルチレコーディングでオーバーダビングして一人デュオにしてみようか、と。
僕は意外と遊びでマリンバを弾くのは好きなんですが、まぁ年に3時間くらいでしょうか(少な過ぎッ!)。そんな状態でもマリンバに触れるとアイデアとイメージが描けてくるので逆に練習しないほうが新鮮でいいようです(練習嫌いなだけ)。
あ、マリンバを練習すると高校〜大学時代を思い出してしまうのでトラウマかもしれませんね(笑)。
でも、マリンバってとってもダイレクトなレスポンスが備わった楽器だと思うので本番時に次から次にアイデアが沸きそうです(今日10分ほど触った感じだと)。そういう意味ではヴィブラフォンはマリンバにかないませんが、それ故に苦悩するマリンバの世界があるのも事実。その辺りを“隣り”のヴァイビストが視点を変えてアプローチしてみましょう。

ともあれ、三種三様のマリンバが今回の二枚のアルバムに響くでしょう。

で、

松島さんにマリンバのマレットを借りたんですが、、、、
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いやいや、なんでこんなに重たいんでしょう・・・と思わんばかりのマレット。
しかもハンドルが長い。左の白いマレットがマリンバ用、右の四本がヴィブラフォン用。ハンドルが伸びたのは楽器の音域が広がったから届きやすいように伸ばしたわけですが、なんかそういうのって女性がオシャレでハイヒールを履くのに似てますね。そういえばマリンバは圧倒的に女性奏者が多いのでした。妙に納得してしまいます。

似て非なる物、という言葉がありますが、重さや長さは用途によって大きく異なるんですね。でも、昔はこんなに重たくなかったなぁ。。

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白がマリンバ用、茶色がヴィブラフォン用。ヘッドの大きさが随分違います

面白い事に、マリンバ奏者の人は四本の時にマレットが抜けて飛んでしまいそうな恐怖感があるそうです。なので、よくテニスプレーヤーがラケットに巻くような滑り止めをハンドルに巻いている人もいます。
まぁ、確かに、これだけ重かったら遠心力も相当なもので抜けかねませんが、、、
しっかりとマレットを握り締めているんですね。

ヴィブラフォンの場合は四本のマレットは摘んでるだけで握り締めませんから誰かが前からマレットを引き抜くと、いとも簡単に抜けます。スルスル〜です(笑)。ところが恐怖となると、冬場で長袖の季節になると、袖の中にハンドルの端が入ってしまって操縦不能に陥る恐怖がありますが、マリンバの場合は無いそうです。

トラディショナルとバートンのグリップの違いもあるのですが、重く長いマリンバのマレットを操っていると頭脳からの指令に身体が反応すればするほど、僕は腱鞘炎になってしまいそうです・・・。マリンバがレスポンスの良い楽器だけに気付かぬ内に無茶をしてしまうのですね。

ひょっとして、、、
マリンバって、、、、
体育会系かも、、、、、
ううん。。。

やっぱり本番まで触らないようにしましょ(笑)。

さていよいよ土曜日から後半のレコーディングの始まり、始まり〜ィ!
怒涛の三連チャンで一気にトラックダウンまで突っ走ります。
はたして僕の体力は持つのでしょうか・・・?
神のみぞ知る、、、です。

来週火曜日まで更新は出来る時になりますが、ちょくちょく覗いてみてください。

続く

2007/4/19


まるで真冬のような気温の東京ですがみなさんの所はいかがですか?

昨夜から夜中にピアノを弾いては(正確にはヘッドフォンでキーボードですけど)いろいろ発見中です。
後半のレコーディングは“秘密のマリンバ奏者”(誰だ!/関係者は笑)の前半に収録したトラックへのオーバーダビング1曲を除くとデュオを基調としたもろもろのセッションなんですが、その準備のつもりでいろんな音楽を聴いたり弾いたりしていて、オヤ?っと気が付いた事があります。

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これはスペインの作曲家マニエル・デ・ファリャのスコア

今までに自分が気に入った曲や、過去に作っておいて時間が経過してから取り上げたいと思った曲って、三拍子が多いんですね。
そういえば、曲を作り始めた頃の事を思い出すと、四拍子の曲よりも三拍子の曲のほうが自然にメロディーを書けていたように思います。
大学の講義で作曲家の先生が「日本や韓国などこの一円は三拍子系の民族だ・・・」みたいな事を述べていて妙に納得した記憶があります。

ううん。。。中々深いかもしれませんね。

今度のレコーディングの内、一日はヴィブラフォンとピアノのデュオなんですが、そこで今回初めて取り上げるクラシックの曲も三拍子ですわ。はい。
あ、クラシックをそのままやるんじゃないですが、元々子供の頃から弾かされていたクラシックのピアノ曲の中で時々「これは何だろう?」という響きがあったのですね。今だとそれはホールトーン・スケールかリディアン・フラットセブン・スケールな〜んて小生意気な名称を口にするんですが、ともかく、これらのサウンドというのは子供の時にピアノで弾いていると音が宇宙に広がって行きそうな気分になったものです。
それらは、今でも心の何処かに残ってるんですね。

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今回取り上げる作曲家の曲集。何だかこのケースに入ったピアノの譜面って懐かしい・・ネットで発注して手にした時には高校の音楽科時代を思い出してしまいました。

ううん、、先ほどのファリャもこの作曲家もスペインにまつわるんですが、そういえばスパニッシュ音楽というのも三拍子系ですね。
この曲は93年にNHKでスパニッシュ・ピアニスト(クラシックの中でスペインものを専門とするピアニスト)上原由記音さんをゲストに迎えて演奏した事があるんですが、途中に僕が子供の頃に宇宙に広がって行くように感じたサウンドがあってお気に入りでした。
今回はそれをユキ・アリマサとデュオでやってみようと思います。

この一連の三拍子系好きなんですが、面白い?事にシャッフルやR&B系の三連符とはちょっと異なるんですね。だからかもしれませんが、僕は他のジャズミュージシャンほどブルースに親近感を持たずに来たのです。

「ジャズ=ブルース」

この方程式にず〜っとはまらないでやっているんですね。
確かにブルースはジャズの根幹となっている貴重な存在なのですが、この東洋の情報過多な島国で本当にブルースを感じられる環境で育ったとは言えないし、自分に嘘はつけないし、そうなると僕らはブルースと同等にクラシックやスパニッシュやロックやポップスが根幹にあって、しかもそれらは全部他民族音楽って事、つまりは根無し草のような本性があるんですよね。

まあ、そこのところで、同じ12音の音階をいろんな知識の上に乗せて演奏や作曲をしても、結局はそれが東洋の島国の感性で掴んだ音楽って事になるんじゃないかなぁ、、、とまぁ、ちょっと大げさな事を考えつつも二十歳過ぎからやって来た事が今回の二枚で少し具体化するんじゃないかな、と思って「ううん、、、三拍子。いいじゃなぁ〜い」と異国の作曲者のキャンパスに東洋絵の具で絵を描こうとしているような気がします。邪道!大いに結構(笑)

明日はマリンバと少しリハをやって週末のレコーディング、さらにはトラックダウンと怒涛の三連チャンに向かいます。今の内にのんびりしましょ。

続く



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