2008/4/30

やっぱり行楽の友はコレ!東京駅  水曜:これは好物!

赤松敏弘MySpace 続々フレンド増加中!
みなさんも参加してフレンドネットワークを広げよう!
(注:せっかくフレンズリクエストしてくれてもネームにスラングや禁止用語が入ってるとボツにするので御用心)

隙間というのは人間欲を持たずに接するといいもんです。
(何を急に悟ったような口調から始めるんだ?)
揮発油暫定税の再決で街は大変な事になっています。
環七じゃ交差点にあるガソリンスタンドに入るのに50分待ちとか、、、

昨日も書いたように上限が決まった容積に対して今慌てても、結局暫定法案が可決されてしまったら一時的な事でしかないと思うので、これまでの満タン買いを金額買いに変えて車に極力頼らない生活を・・・と。

だから値上げしてから入れるつもりでいたんですが、夕方、まぁ、街のGS渋滞に呆れながら車で走っていると、とある変形交差点の「島」にあるGSに目が。
二つの信号の間(車4台分しかない)ですから、いくら非常事態とはいえ、ソコでスタンド待ちは不可能。しかもスタンドの入口は一方向の左折車線にしかない。なので素通りするつもりだったのですが、この「島」の横で待ってる車は当然4台。ちょっと気になってぐるりと回りこんでみると・・・・

あんれま、左折車線に入れる横道には車がいないではありませんか。
じゃ、入れちゃおう、っと待つこと赤信号2回。
他のスタンドの大渋滞が信じられないほどあっと言う間に入れたんですね。
しかも「本日3円引き」ですと。ひゃ〜、126円です。

そんなものなのでしょう。
「今日は絶対満タンにするぞ〜!」と気合入れて出かけると渋滞のドツボのハマっていたかもしれませんね。

どちらにしても、この暫定法案で振り回されたドライバーのみなさん、お疲れ様です。

一般財源化されるのなら承諾するけど、このままいらない道路を作るなら(takiさんの書き込みのように地方の大型プロジェクトは地元業者じゃなくて大手ゼネコンが入るので結局地方は潤わない)解散総選挙でしょうね。
第一に今後暫定法案を10年も据え置いたら、完全に電気自動車化されて揮発油税収は下がる一方で道路を作っただけまた赤字になるだけだもの。何を考えているのやら・・・

そんなこんなで、長距離は車から電車に切り替えてGWを楽しんでいるみなさん。そうなるとやっぱりコレですよね!

東京駅の巻!

今月食べた駅弁・松

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『吹き寄せ弁当 春小町』(日本レストランNRE製)

駅弁。

このところ電車移動で頻繁に駅弁を食べています。
が、やはりNREの駅弁は素晴らしい。(消費期限を誤魔化してたのは同じ東京駅でも別の会社)
吹き寄せ弁当「春小町」1300円(税込)は3月頃から登場していて、そろそろ販売が終了するのではないかと思いますが、味付け、特に煮物類は関西舌の僕でも旨いと思う仕上がり。桜の香りのするご飯もいい感じ。

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やはり「大増」の提携が効いているのでしょうか、昔の東京駅の駅弁とは一味も二味も違います。

千円を超える駅弁となると躊躇する方もいるかもしれませんが、コレは安心してお薦め出来るものです。しっとりと炊き上げたご飯とおかずのバランスが満足の逸品。

今月食べた駅弁・竹

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『懐石弁当 大人の休日〜春〜』2000円(税込)(日本レストランNRE製)

あまり頻繁に利用するとすぐにネタが尽きてしまいそうになるのが駅弁と思いきや、東京駅は続々と新作が登場するのでついつい手が出てしまいます。
駅弁で二千円となるとちょっと考え物ですが、たまにはいい、という感じで買うタイプの駅弁です。

東京駅の駅弁で一番東京らしくて好きなのは「東京弁当」1600円なのですが、価格ではそれを上回るからには何かあるんでしょう。

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これは一言で言えば「優しい」弁当でした。
味付けも丁寧でちょっと工夫された味覚が揃っています。

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あきたこまちを炊き上げたご飯も申し分なし。おかずそれぞれもなかなか凝った造りで飽きさせません。

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何の文句もない出来栄えの弁当ですが、個人的には「コレがメイン!」というソソラレル物がほしいですね。
「東京弁当」のような、べらんめぇ〜な感じの尖った味のほうが僕には向いているのかも。
そんな事で「竹」と相成りました。

今月食べた駅弁・梅

こちらは以前も紹介したコレ!

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『夕刊フジ特選おつまみ弁当』1000円(税込)(日本レストランNRE製)

こちらはグッとリーズナブルな価格帯。
夕刊フジとのコラボで読者からリサーチした「駅弁にちょっとほしいおかず」が詰められている駅弁。その発想が面白い。

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どちらかと言えば、ビール片手に仕事の疲れを癒す車内で「おつまみ」と「食事」を兼ねて満たそうとする人向けですが、コレが案外軽めなくせに色々とあって、僕なんかは寝台特急の夜食に最適なんですね。

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ビジネス弁当、な〜んて名称があれば付けたい感じですが、しっかりと駅弁ならではの「冷めても美味しい」が守られています。

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寝台特急や青春18きっぷでの夜行列車の旅にピッタリの駅弁とも言えます。

以上、今月食べた駅弁@東京駅からの松竹梅でした。

旅は車窓が一番の御馳走。
でも駅弁マークの駅弁は想い出への御馳走です。

おしまい

2008/4/29

続・足元に御注目?  火曜:街ぶら・街ネタ

連休中も24時間営業中?(当り前ですが)
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GWなのか平日なのか?ある人は通勤・通学に、ある人は行楽に、と分散している今年のGWですが、いかがお過ごしですか?

街のガソリンスタンドは大変な事になっています。
そりゃ1リットル30円も値上がりすれば誰でも今の内に入れておこうと考えます。しかし、ちょっと冷静になりましょうよ。満タンにして60リットルのタンクの車で1800円の差額。確かにこれは痛いですが、単純に燃費10キロリッターの車で今日までの130円のガソリンでこの差額分は何キロ走行に相当するか?

個人でガソリンの備蓄が法令で禁止されてる以上、パニックになって上限があるタンクに入れる事を考えるよりも、必要のない走行を減らす作戦に転じたほうが我々一般ドライバーは良いような気がします(プロドライバーの人は除いて)。

地方には高速道路が必要とも言われていますが、一般道の整備はともかく仕事柄地方へ行くと高速道路は何処へ行ってもガラガラ。首都圏〜仙台付近、首都圏〜中京〜京阪神、福岡圏を除くと(北海道はわかりませんが)ガラガラです。必要と言うのは我々のような一般利用ではなく物流関係からの見解なのかもしれませんが。
この原油価格の高騰で脱ドライブはさらに拍車がかかるのは間違いないでしょう。
高齢者社会を見据えるなら公共交通機関の充実のほうが良いとも。
格差ではなく不便という事を感じさせないインフラ整備に全て起因する事ですから。

さて、そんなガソリン価格の乱高下に嫌気がさして今年のGWは車から鉄道旅行にシフトした人も多いようなので、鉄分多めの我がブログから話題を一つ。
通勤通学の足元をちょっと注視してみると面白いかも、です。

ぼんやりと列車の窓から外を見ていた時でした。

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「JR山陽線岡山駅」

何の変哲も無いただの線路。面白くね〜じゃねぇか!ってツッコミありがとう。
で、この時ですねぇ、線路を支えるのを「枕木」って言うけど、今は「枕コン」(コンクリート)だよなぁ、て思ったのですね。

そう言えば車内放送で昔は「この先揺れますのでお立ちのお客様はお近くの“つり革”に・・・」。

「皮?」

子供の頃から電車は乗ってるけどこれが「皮」だった記憶はない。
“つり輪”だよ。
そんなツッコミがあるのかどうかは知らないけど、先日新宿から京王線で耳を澄ましていたら「この先トンネル内、揺れますのでお立ちのお客様はお近くの“つり輪”に・・・」と、ちゃんと実情と一致した車内放送だった。

で、

この「枕木」。

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「JR東海道線相模川」

ほら、ちゃんと鉄橋とかだと「枕木」じゃない、って?

でも、コレ、よく見ると「木」じゃなくて合成樹脂っぽいんですよ。
と、言うのも、実家のある松山の私鉄に乗っていて同じような「枕木もどき」に遭遇した事が。

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「伊予鉄道高浜線松山市駅付近」

表面だけを樹脂加工しているのかもしれませんが、どうも中身はコンクリートが合成樹脂のようで「枕木」と呼ぶには怪しい。。。

ローカルな私鉄でも「枕コン」化は進んでいて、注視すると末端の区間に残る程度。

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これは本物の木の「枕木」(伊予鉄道高浜線港山付近)架線の鉄塔にも御注目。

これで終わりだと「な〜んだ」と思う人もいるでしょう。
終りませんよ〜!(笑)

一つ気になると徹底的に観察する性格(笑)ですから、この「コンクリート枕木」が変化している事に気付きました。

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おやおや?「JR東海道線川崎付近」

東海道線を上ってくると、この「枕コン」の幅がどんどん厚くなっているのですね。

角度は違いますが一般的な「枕コン」はこんな感じ
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「伊予鉄道高浜線大手町付近」

先のJR岡山駅の物と似たような感じですから幅(厚さ)はこれが一般的なのでしょう。

それがどんどん幅広に・・・
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「JR東海道線品川付近」

やはり通行量(輸送量)の差なのでしょうか。岡山駅付近や伊予鉄道では電車は10分〜15分間隔くらいの運転ですが、さすがに東京付近となると数分間隔で電車が走ってますから、それを支える足元も分厚い、という事?

極めつけは・・・

コレ
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「JR山手線」

ううん、、、、「枕木」部分のほうが多い。。。
これなら、新幹線や高架区間のように、いっその事コンクリートで固めた地盤にしたほうがいいのでは・・・・?
「木」にあって「木」にあらず。
「木」じゃないからバラエティーに富んだ「枕木」があちこちに出現しているようです。

日ごろ慣れ親しんだ路線の足元にも御注目!です。

おしまい

2008/4/28

入替え中・・・  月曜:ちょっと舞台裏

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今日はどの曲がシャッフルで流れるかな?

東京地方はまずまずのお天気のGW、みなさんはいかがお過ごしですか?
我家はちょっとした入替えでバタバタしています。

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と、言うのも長年使ったキーボード、初代M1君が先日見事に大往生されました。
キーボード、いや、シンセサイザーと言うのですが、彼はかつての名器。
その出会いは遠くボストン時代にまでさかのぼります。

80年代終盤は、まだ世の中にシンセサイザー奏者というのがたくさんいた時代。すでにMacを使ってステージで生演奏と同期させるライブもやっていましたが、これが今では考えられないようなトラブル続き。
(当然当時はMacでもパフォーマーですが)本番で「いざデータをロードして行かん!」と、言う時になってキーボード奏者にスポットライトが当たると、マウスが反応しなくなって演奏がフリーズ。また、湿度に弱くステージのライトや会場の熱気でもすぐにダウン・・・。

「いざと言う時に頼りにならんゾ〜Mac君!」

その時に「キーボード本体の中にシーセンサーが入ってエディットも自在の機種が出た!」とシンセ奏者からの情報が。

それが、この一世を風靡したM1君の登場だったのです。

やがて帰国すると、ありとあらゆる現場でこのM1君は大活躍中。
キーボードが弾ける人ならMacのデータ打ち込みで時間を取られるよりも、クォンタイズをフリーにしてパラパラと弾いたほうが100倍早くオケが出来た。

キーボード界ではDX7に次ぐ大ヒット商品でした。

内臓音源も特徴があり、当時(1989年)の音楽業界ではこのM1君の音源を使った音楽が聞こえない日はありませんでした。つまりは、バブルニッポンの象徴的音色、だったかも。

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知り合いの勧めもあって、帰国間もない頃に渋谷の楽器店で購入して早18年!
当時A-Projectというバンドを結成していましたが、そのステージでもこのM1君のシーケンサーはフル稼働でした。ボストン時代の苦い経験から当時はまだMacに頼らずにM1君を演奏で同期させて音楽番組やジャズフェス、ライブなどでも頻繁に登場しました。本番での信頼性から言うと内蔵シーケンサーのほうがMacよりも高かったのですね。また、CMの音楽などの制作でも大活躍。徹夜で仕上げたオケをフロッピーにコピーして、いつも車にはヴィブラフォンとM1君を積んでいました。

やがてMac君が信頼性を上げてくると、ディスプレイでの操作性や音源の豊富さ、さらにはデータ容量の増大、と時代はパソコン主流へとシフトして行きました。それと同時にバブルが崩壊したのですから、M1君は正にバブルの象徴に。

さて、M1君はキーボードですから、現役を退いても我家でヴィブラフォンのレッスンの時にピアノの代用として日々音を出し、さらに内臓シーケンサーはその簡易性と信頼性からレッスンなどで使うオケ制作などで平和に余生を過ごしていました。

ところが・・・・

先日からシーケンサーが時々暴走を始めたのです。

「ハイ、じゃ、このテンポでちょっと練習してみて」
と少しテンポを変えてレッスン生の練習タイムの事。

スタートさせて数小節。突然設定にはない急速調でオケが流れ始める!?

「で、で、出来ませンよゥ。このテンポ!」(涙)

た・し・か・に!

何度かは電源を落として一度リセットすると戻ったが、その内にど〜にも、こ〜にも言う事を聞かなくなった。

ううん。。。。こりゃダメだ!

しかし、今から多くのレッスン用音源などをMacで作り直す時間はない。
もちろん、とっくの昔にM1君は製造が終わってる。
かと言って、中古品を探しても、肝心のシーケンサーがどれだけ信頼性が持てるかは疑問だ。

ううん。。。

あっ




松山の実家にも一台同じM1君がある

当時僕がM1君を買ったと聞いた生前の父親が自分もほしい、と言うので購入したのだった。父もシーケンサーに興味があって作曲や編曲に使いたいらしい。
しかし購入したものの、やはり操作が難しかったらしく1〜2曲データを入れたところで止めてしまった。その後パソコンならど〜よ、とプレゼントしたけど同じように音を上げてしまった。どうも自分が描く事と機器の限界とのギャップが「嫌気」に結び付いたようだ。

そのM1君が空いている。

早速松山からM1-2号クンが“上京”。
寸分たがわぬ兄弟、いや一卵性双生児のご対面と相成った。

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いや〜、懐かしい。新品の頃の感触と言うのですか。ボタンのタッチの感触など、18年前のまんまです。それだけ先代は使い込んだというわけですか。
部屋の片隅で初代M1君が見守る中、データの移し替えが進行中。
機械なのに、やはり初々しさってあるんですね。

さあ、行くぞ!2号!

おしまい

2008/4/27

暫定的聖火リレー?  日記

どんどん増殖中!
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別窓で開いて今日のブログのBGMにどうぞ。

世の中GWがはじまったようで、妙な所や思わぬところに人や車が溜まってますねぇ。
でも、知ってました?
5月になるとまたガソリンが値上げするそうです(怒)
暫定税率に頼る予算って、本筋から逸脱した視点だと思うのですが、誰も暫定という言葉を取らないのはなぜ?

「遅ればせながら・・・増税させていただきます!」の一言で消える無駄な論争に見えます。慣例とか習慣にすがっていると暫定なんていい加減な言葉が居座るんですね。

まぁ、その暫定税率とやらを復活させると、またまたガソリンが150円ランクに逆戻り。しかも、今度はメーカーがさらに進んだ原油価格高騰の分を上乗せするらしく、155円レベルからと言いますから、前回よりも明らかに高くなります。
でも、こういうのって、なんだか便乗的で不可解ですね。
安くなった(いや、本来の価格に戻った)今段階で原油価格高騰分を上乗せしておけば良いじゃない。
そうすれば5月からの価格を少しでも抑えられたのに。

どちらにしても、暫定なんて冠はもはや意味がないので早く増税と言い換えるべきですよね。宙ぶらりんで振り回されるのは国民ですから。

宙ぶらりん、と言えば・・・・
ベイジン・オリンピックの聖火リレー@長野。
たまたま朝テレビでやってたので見てたら、最初の聖火の種からリレーのトーチに聖火を点す時に、事もあろうか火種(聖火)が消えてしまいましたね。
さすがに慌てて別の(予備の)聖火を持ってきて事無きを得たのでしたが、不穏な幕開けでした。

他の国の国情についてとやかく言う気はありませんが、やればやるほど顰蹙(ひんしゅく)を生む聖火リレーって意味があるのでしょうか?
「聖火を守れ!」と会場に集結した開催国の留学生や関係者、それに「チベットを開放せよ!」とスローガンを掲げる支援者達。どちらの言い分にも一理ありますが、問題はやはりマスコミの報道の仕方がそれらの後押しをしてしまっている事でしょう。

結局、長野市の人達は「蚊帳の外」で、むしろ、この開催国関係者とチベット問題支援者とマスコミの三者ばかりが目立つ「へんちくりんで軍隊に守られたような」聖火リレーを強引に見せつけられた、という印象です。
こんな姿じゃ「平和の祭典」などと誰も思えないですよ。

「あ、これは、テレビドラマのエキストラと同じじゃん!」

そう思ってしまいました。

結局、マスコミは何を伝えたかったのでしょう?

暴動でも起こって、ぐちゃぐちゃになった聖火リレーの「画」がほしかったのでしょうか。

そもそも開催国以外を聖火リレーする事が間違った企画なんですね。
その国の“お祭り”なんですから、その国の国民に対して行う記念行事的なものが聖火リレーだったはず。1964年の東京オリンピックの時も日本国内をくまなくリレーしていたのではなかったか。
それが数回前から開催国以外をリレーするようになって、都合の良いアピールの標的として政治がらみに利用されはじめたと記憶します。

今回の長野でのリレーに関しては、事前に諸外国で起こった「事件」をマスコミが長野に持ち込んでしまった、という図式に見えます。

僕らは子供の頃に安田講堂やあさま山荘でバリケード封鎖された極地的な闘争で全共闘や中核派と機動隊の衝突をテレビで見て、それがあちこちに飛び火するのを知っています。
僕が通った小学校や中学校の真ん前の大学も、しょっちゅう機動隊と学生デモ隊の衝突で校舎の屋上から火炎瓶が飛んできたり、学校の敷石が投石用に持ち去られたり、大学側の校門が時々デモで封鎖されたりしました。
世の中が激動の時代に幼年期を育ったのです。

さて、それらを帰ってテレビの画面でみると「大変な事態」に世の中が映ったものです。大学のキャンパスの一部分で起こった事なのに。
そうか、こういう風に写せば画面全体に小さな事もインパクトを齎すのだな、と。

今回は見ながら、マスコミの位置に「足元の黄色い線からお下がり下さい」と、言いたくなる聖火リレーでした。
そこには、大学紛争の時代よりも現場は遥かに平和で、「自分達の位置は絶対に大丈夫」というような、かなりゆる〜い空気も感じられてそれがまた不愉快でした。

おしまい

2008/4/25


赤松敏弘MySpace 世界的に連動中!
別窓で開いてブログのBGMに是非どうぞ。

毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。第九十一回めの今日は使い方というお話し。

MySpaceやYouTubeというツールによって世界中のヴィブラフォン、マリンバ奏者の演奏の様子が簡単に伝わってくる便利な時代になりました。
雑誌やメディアからはほんの一握りの情報(それとても極端に少ない)しか入らなかった不便な時代は終わりを告げ、リアルタイムに世界中のマレット奏者の動向がわかるのです。

そんなMySpaceやYouTubeからわかるのが、コードに沿ったインプロヴィゼーションを演奏しているのは9割がヴィブラフォン奏者という事です。世界中にヴィブラフォン奏者の50倍以上もいるマリンバ奏者は何処へいったのでしょう?

マリンバは音が伸びないから?
それは違います。音が伸びないのも楽器のキャラの大切な部分。そんな事を言ったらウクレレやバンジョーなどではバリバリに演奏されているじゃない、と笑われます。ベラ・フレックがバンジョーでチック・コリアとデュオをやっているのを聞いてみるといいでしょう。

それにしても、少なすぎです。

MySpaceでフレンドシップを結んでいるロシアのMarimba Plusこと、レヴ・スレップナー氏以外でマリンバを使ってちゃんと聴き手が納得するコードインプロヴィゼーションをやっている「専門のマリンバ奏者」は皆無に等しいかもしれません。もちろん次世代の奏者は増えつつありますが、現在マリンバを使ってこの種の音楽が成立しているのは、皆ヴィブラフォンに併用した形でマリンバを使っている奏者です。つまり発想がヴィブラフォンを経由して生まれた人達に限られているのです。

個人的にこの問題の克服に関して長年思っていた事と、(少なくともMySpaceやYouTubeから得られた)一通りの問題点の一致を確認出来たので、ココでマリンバ奏者に向けて提言をします。
克服すれば必ず出来るヒント、という事でしょうか。

■グリップ
なぜジャズやインプロの奏法はバートン・グリップが圧倒的なのか?

この理由がわかれば、逆に自分のグリップの弱点を克服出来ればインプロが可能です。(そのままでは可能性は少ない)

バートン・グリップでなければならない!と僕は思っていません。
そういう事を言う人も世の中にはいるようですが、体型も手の大きさも人間の数だけ違いがあります。要はマレットの使い方。
持った姿形などはど〜でもよく、どうやって楽器を叩くという基本です。

あるマレット奏者は音色を最優先に考えると言います。確かに音色は大切ですが、音楽は音色だけではありません。いくら綺麗な音が出ても必然性のない音は音楽には不要です。
また、綺麗な音色を持っていたとしても、それを生かす曲が無ければ意味がありませんね。
この必然性、生かす曲、というキーワード。これがインプロでは最優先になります。

メロディーが左右の手の右側のマレットを使って一番演奏しやすいグリップ。これがバートン・グリップの最大の特徴です。なぜ右手は内側のマレットではいけないのか?
この問題はインディペンデント系のムッサー・グリップやスティーブンス・グリップも抱えています。

コードミュージックに於いては、あまり意味がないと思う事例に(ある意味でパフォーマンス性しかない)6本マレット(片手3本ずつ)の奏法があります。最大6個の音が弾けるというのは素晴らしい事とも思うのですが、ジャズの理論を少し勉強すればオクターブの中で最低必要なコード音は3つ(トライトーン+1)である事がわかり、6個音を出してもコード的には和音の基本形(それとてコードトーン4音)である密集和音へと逆戻りするだけで、音楽的な効果は殆どないのです。(オクターブの中で6音が同時に鳴ったら残りは2音しかありませんね)

この奏法で可能性があるとすれば、オクターブを超えた位置にある和音同士のぶつかり合いによる効果でしょう(アッパー・ストラクチャー的なサウンド)。但し、音域が広がると楽器の横幅との関連がネックで人間の腕の長さを超えてしまいます。6本で本当に効果的な演奏を考えるなら、鍵盤の細い横幅の狭い楽器の開拓が必要でしょう。残念ながら現状はまったく逆の方向に楽器の開発が進んでしまった為に、この奏法ではごく限られた音域や調でしか効果を発揮できていないように見えます。そろそろそういうギャップを乗り越えた奏者が出て来てもいい頃なんですが、まだ出てきません。

6本の必然性がコードミュージックにない以上、4本でどうするかが課題。

■コードは常にメロディーの下にある

ジャズの理論書を少しでも読んで勉強しようとした人にはわかると思いますが、コードがメロディーの邪魔をしない、という大前提の上にコードミュージックは成り立っています。
つまり、あくまでもメロディーがトップの音域にあってこそ、その下で支えるコードが最大限の威力を発揮する、という事です。

これをそのままヴィブラフォンやマリンバに向かって4本のマレットを持った状態で考えてください。

そうすると、トラディショナル・グリップでは通常右手の内側でメロディーを演奏しますからメロディーの下には最大二つしかマレットがありません。このままでは無理なんです。

同様に、インディペンデント系のムッサー・グリップやスティーブンス・グリップも右手の内側がメロディーを演奏しますから下には2つしかマレットがありません。これも無理なのです。

ジャズでも4本を使うマイク・マイニエリ氏はムッサー・グリップですが、ソロが盛り上がってくると両サイドのマレットが邪魔になるようで「マレット篭」にポイッと投げ込む映像がよく見られます。マイニエリ氏はあくまでも伴奏として4本のマレットを使っているのです。

トラディショナルでもスティーブンスでも、要は用法を変える努力をすれば何の問題もない、という事なのです。

■メロディーと共に・・・
バートン・グリップだからと言って持ち方さえ直せば良いって事でもないんです。

メロディーを左右のマレットに分担しながら演奏するのがマレット楽器の基本です。
どんな早いフレーズでも2本マレットと同等以上に弾けなければいけません。4本持ってるから。。。。な〜んて〜のは言い訳にもなりませんからね。

MySpaceやYouTubeで観るとダブルストロークを多用して4本マレットとしての問題点を克服しながら皆演奏しているのがお判りでしょう。

さて、そうなると、今度は「同時に」4本を使ってメロディーとコードをインプロの中に挿入する発想に辿りつきます。

「あれれ?あの人、4本持ってるのに2本しか使ってなくなくない?な〜んかカッコだけじゃ〜ん?」って、オーディエンスから覚めた視線でみられて動揺、ナンテしたくないよね(笑)
案外、一般の目線はそういう所から入るんですよ。
ある意味でそれはとても鋭い観察でもあり、ある意味で奏者が克服すべき課題が露見しているとも言えます。。

さ〜て、どうするか?

それは次週のこの時間で!

おしまい

2008/4/24

グっと大人な・・・Johnny Hartman(vo)  木曜:Jazz & Classic Library

聞いてから読むか?見てから読むか?それとも読んでから観るか?
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さてさて、夜の帳も降りる頃になって、一日の疲れを音楽で癒したくなる時。
リビングの灯りもちょっとダウンライトにして、少しお酒でも傾けながら楽しむ時。

そんな時にお薦めなのが本日のアルバム。

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『JOHN COLTRANE AND JOHNNY HARTMAN』(impulse/1963年)

四の五の言いません。このアルバムは最高に大人な時間を演出してくれます。

サックスのジョン・コルトレーンと言えば強烈なブロウでサックス界を大変革させた金字塔的な存在。モダンジャズからフリージャズの橋渡しという考え方も出来るくらいワイルドな演奏で、ジャズ=コルトレーンという時代を築いた人。

対して、男性ヴォーカルのジョニー・ハートマンは、かのナット・キングコールをさらにナイーブにしたような甘い歌声が魅力の実力派。

この二人が共演する事を当時予測した人はいなかったでしょう。
だって、一見すると水と油のような違いがあるわけですから。

ところが運命とは悪戯で、ちょうどコルトレーンが気に入ったマウスピースが見つからずに悶々としていた時にレーベルのプロデューサー、ボブ・シールがコルトレーンの苦悩を見据えてコールした事で生まれたという逸話がこの時期のコルトレーンの作品にはあります。

実際のところ、ありとあらゆるキーを自在に駆け回るコルトレーンの演奏スタイルでは長く息が続く事が大前提。ハーモニーの出ないサックスでハーモニー的なアプローチをするには急速でフレーズを吹ききらなければならず、マウスピースが不調だと大量に息を吹き込んで演奏するのは不可能。自由自在なブロウが真骨頂のコルトレーンとしては大いに悩んでいたのでしょう。

そこでボブ・シールは「ならばゆっくりした曲調のものを作ろう」。そう提案してクインテットによる「バラッズ」、そしてこのジョニー・ハートマンとの共演盤が出来上がった。
元来コルトレーンという人はムチャクチャ楽器が上手い人だったからシンプルな作品でも十分にファンを満足させられるという読みと、あまりにも音楽が複雑になっていた当時のコルトレーンの路線を一旦整理する為だったのでしょう。
また、ビジネスとしても、あの!コルトレーンが!?・・・という話題性もあってヒットする確率も高かったと言えます。

さあ、そうして出来上がったこの二つの作品。
自己のグループの「バラッズ」は日本でも全国のジャズ喫茶の定番となるほどに反響が大きく、このハートマンとの共演も同じようにヒットした。ボブ・シールの読みが見事に当たったわけです。

そうした舞台裏を置いたとしても、この二つのアルバムは非コルトレーン派をも巻き込んでファンを増やしていったのでした。

このハートマンとの共演盤は、何と言ってもハートマンの甘い歌声に魅了されます。
ねばっこい発音の多い黒人ヴォーカリストの中で例外的にソフトで綺麗な発音で歌うハートマン。美しいという形容がピッタリ。

その甘い歌声をピリリと山椒のように引き締めるのがコルトレーンのテナー。
これこそが多くの人がイメージする「ジャズ」。

ダウンライトに照らされながら、今日の疲れをハートマンの歌声で吸い取ってもらいましょう。

かくいう僕も「バラッズ」と「ジョニー・ハートマン」の二枚はコルトレーンのアルバムの中で一番リピート率が高いのです。

怪我の功名と言うとありふれた表現ですが、コルトレーンがどれだけサックスのマエストロであったかを知らしめた逸品。
今日はこれで、のんびりしましょ。

おしまい

2008/4/23

旨いと感じる人に旨いと言っていただければいいというのが最高!  水曜:これは好物!

今日のBGMは何が飛び出すかな?
赤松敏弘MySpace 世界的に拡大中!チェキラ!

MySpaceは世界中に向けた発信ツール。
ただでさえ情報の少ないヴィブラフォンの今事情が少しでもフォローできれば本望。
コメントの様子からもこのツールが“がいじん”さんにも多く受け入れられているのがわかります。

音楽に国境は少しだけあるから面白い!

家訓です(笑)

今日ご紹介するのも“がいじん”さん。

でも、好物だから食品のお話し。国籍とは無縁だ。

“がいじん”と聞いてピンとくる人は、かなりのお酒好き?
ほとんどの人は“外人”という文字を連想するでしょう。

早速外人ではない、本日の主役に登場してもらいましょう。

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『凱陣(がいじん)/燕石(えんせき)純米大吟醸』(香川県琴平・丸尾本店製)

美味しいお酒の印象というとどんな感じでしょう。

・口あたり
・香り
・咽ごし
・余韻

恐らくこれらの項目の比重から自分の好みを選別しています。
そうそう、テイスティングの段階では「甘口」「辛口」という表現が使われますが、僕はあまり甘い、辛いは気にしません。
美味しく飲もうと思えば肴でバランスを取ればいいからです。

さて、この「凱陣・燕石」。
さすがに鍛え上げられた銘品だけあって、ガッツリと正面から勝負してきます。

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香川県というと瀬戸内海の美味に加えて讃岐うどんが有名ですね。
普通の喫茶店のメニューにもうどんがあるほどのうどん聖地。その奥深さは他所の追従を許しません。その香川の生んだこの「凱陣・燕石」、味わいの基準はまさにあの讃岐うどん。

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「おかしな事をいう奴だなぁ?」

そう思うかもしれませんね。
でも日本酒というのは、地元密着で育て上げられたものです。その土地で広く普及している食べ物と合う、あるいはその食べ物と共通するものがあると思っているのです。

あまりよい分別とは思いませんが、全国的に見ると日本酒は寒い土地ほど辛口系、暖かい土地ほど甘口系が好まれます。これが食べ物の味付けと正比例しているんですね。だからその土地のポピュラーな食べ物を一つでも知っておくと、そのお酒の素顔がわかるのです。

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「凱陣・燕石」はまず咽ごし。
最初に口の中いっぱいにふくよかな風味が広がります。
西日本のお酒みんなに共通するものです。

それがどのくらいで消えて行くかでそのお酒の個性が分かれます。

この瞬間こそが咽ごし。

讃岐うどんのように、しっかりとした味わいが喉を駆け抜けて行きます。

「んまい!」

切れがあって、最初のフルボディー的な重量感は瞬く間に洗練へと変わります。
この感触が讃岐うどんの味わいとそっくりなのです。

さらに駆け抜けて行ったその後に残す余韻。
これが実にスッキリ。

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この構図も讃岐うどんの余韻とまったく同じで、いつまでもまとわり付かない洗練された余韻なんですね。

こうなると、さらに盃を重ねてしまうのは・・・・自然の摂理。

これは熟練の技術が成せる業としか言い様がありません。
どの点を取っても一貫した主張を感じるのです。
完成されたスコアを季節毎の変化を含めてコンダクトする名指揮者、と形容したくなります。

丸尾本店の丸尾さんの言葉を見つけました。

「旨いと感じる人に旨いと言っていただければいい。だから味わいを揃える必要がない。違っても良いじゃない、いや違って当然と感じる方こそがマニアなんだ。同じお米で同じつくりでも、昨年は昨年の味わい。タンク1本づつ味わいが違う」

お酒も音楽も同じです。
気に入ってもらおうとして作ったものは、とっかかりにはなるけど一生の愛好の対象とはならない。
これからはそういう物が普通のものをどんどん隅っこに追いやる時代です。
そして今度はそれが「普通」になったら、また新しいものがそれを隅っこに追いやる。
隅っこに追いやられても無くならない物は無くならない。
そういう事です。

おしまい

2008/4/22

なぜか重たい・・・・  月曜:ちょっと舞台裏

昨日はこのブログがやたらと重たくてど〜にもこ〜にもなりませんでした。

たまにはそういう事もあります。
アクセスでご苦労された方、すみません。

という事で、今日は火曜日にも関わらず、月曜モードで更新です。

昨日メルマガで一斉にMySpaceの本格運用開始のお知らせを流しました。見た方も多いでしょう。もっともブログユーザーの方には連日の試験運用中からここでお知らせしていましたから「なにを今さら!」でしょう(笑)。

MySpaceにしても、YouTubeにしても、とにかく面白い音楽に出会える事に違いがありません。
どちらかと言えば、YouTubeは投稿者が誰なのかわからない仕組みがちょっとオタッキーな感じでもありますが、それだからこそと言う“お宝”が潜んでいます。
ある種“秘蔵自慢”的な面白さがYouTubeの魅力ですね。
YouTubeの登録でも「個人情報は絶対に伏せなさい」と。

対してMySpaceは投稿者がアーチスト本人なので(時々紛らわしいものもありますが)とりあえず安心。こちらさえ身元を明かせば直接のやり取りが出来るのでミュージシャン同士のコミュニケーション・ツールとしては圧倒的に優位。

ヴィブラフォンの仲間が世界中で急速に増える中で、ヴィブラフォン以外の人との交流も増えてきました。

一昔前なら、ライブやコンサートの後にどこかで溜まる場所があったのですが、世知辛い御時勢から本番が終わったらクモの子を散らすようにみんな解散して家路に向かうという味気ない環境になってしまいましたから、逆にこういうツールを通じてのコミュニケーションが必然的に成立しているわけです。

極端な言い方をすれば、飲酒運転撲滅(これは昔から禁止されている)、駐車違反摘発強化、が本番後のミュージシャンの居場所を奪ってしまったのです。
飲酒しての運転は御法度ですが、本番後にどこかの店に溜まって飲んでいるとそこでいろんなミュージシャンと出会ったりしました。
駆け出しの頃、僕はよく中野で飲んでいましたが、中野駅のすぐ裏手に午後12時を過ぎると駐車場のオジサンが「朝7時までに出てくれたらいいよ」と気軽に車を置かせてくれる駐車場があったのですね。
だから近所のショットバーで朝まで溜まっているミュージシャン達とワイワイガヤガヤ。決して僕らの先輩ミュージシャンに比べると恵まれた環境ではなかったものの、今と比べれば天国のような時代でした。
3時頃からは酔いを醒ます準備に入って7時までに出る、という。

さて、ど〜にもこ〜にもならない時代にはそれなりの方法があるもので、ネットはその代表でしょう。過去を懐かしんでいても、もう二度と「あの頃」には戻らないのですから。

MySpaceで海外のミュージシャンとの繋がりが増す中で、一人のシンガーに出会いました。
こんな事は、天国のように感じていた「あの頃」には考えられなかった事です。

彼女の名はJuliana Perdigao。

http://www.myspace.com/julianaperdigao

詳しい彼女の事はまだわかりませんが、その音楽、声、意図から音楽にある種の主義を感じます。ボサノヴァですが、(残念ながらポルトガル語がわからない)その音楽の背景には何かあると思わせる演出は見事です。
だって言葉がわからない人間にも感じさせる主義ですよ。

それでいて声のトーンは伝統的なボサノヴァの歌唱法を崩さない。
少しネットで調べると、彼女が大学で社会経済学を専攻してジャーナリストとして社会に入った事、テレビのレポーターなどをやっていた事など、音楽から感じた主張を裏付けるキャリアが見えてきました。

音楽って面白いですね。

決して明るくはない彼女の音世界。
でも元々ボサノヴァは暗いキーでのカッコよさを求めたもの(サンバとは対照的に)。
どういう主張なのかは別として、僕は彼女の音楽にこの上なく美しい「到達美」のようなものを感じました。いろんな事を経過した美学です。バランス美でしょうか。これ以上歌唱してはいけない、かといってコレ以下の歌唱力では成り立たない。。。

彼女のフレンドシップにリクエストを出したらすぐに承諾してくれました。

主義主張は別として、音楽では仲間になれたというわけです。

こういうのってやっぱり嬉しいものです。

今始まったばかりですが、これからどういう事が出来るのか、楽しみになって来たところです。

赤松敏弘MySpace 好評拡大中!


おしまい

2008/4/20

●度ある事は▲度ある?  日記

動画も加わりますます充実
赤松敏弘MySpace増殖中
世界中のヴィブラフォンやマリンバなどマレット奏者を中心に、ミュージシャンと直結!連日フレンド更新中。
チェキラ!

今月二往復めとなる寝台特急での移動。また来週にも使う。JRさん、寝台特急の個室利用でたまるポイントかなんかちょ〜だい(笑)

前回の戻りは岡山駅で「相方」となるサンライズ出雲号が落石に遭い、運転続行が可能かどうか現場で判断中の約50分間待ちぼうけ(詳しくは4月10日のブログに)。結局「相方」不在(つまりは運転中止)のまま単独編成で東京まで駆け上った。最終的には20分遅れで到着するも、間一髪で中央線の変電所火災発生直前に新宿まで辿り着けた。その後中央線は大混乱で復旧したのは7時間後の夕方だった。

そう考えるとこれは頼もしい深夜の旅の友だ。

さて、今夜は相方のサンライズ出雲号も無事に時間通り岡山駅で合流。
時刻通りに出発。

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午後10時半過ぎ無事(?)に相方と繋がって14両編成の個室寝台特急は深夜の山陽〜東海道を一路東京へ

今夜の岡山からの運転士はとても運転が上手い。

最近の電車は車で言えばオートマ車と同じだ。
でもスタートの時の衝撃は運転士によって違う。

子供の頃に乗った特急はどれも発進がスムーズだった。その頃のシステムは車で言えばマニアル車。アナログだったからギアの切り替えを運転士さんが長年の経験でコントロールしていたそうだ。なので看板となる特急の運転士はそれぞれの地区の“凄腕”揃いだったそうだ。

乗って座席に座って気が付いたらス〜っと走り出している。普段乗る電車とは明らかに違う技が光る。子供心に凄いと思ったね。職人技というやつですね。

今の電車はそういう職人技を必要としない仕組みなんだけど、やっぱり上手な人と下手な人がいる。

昔の寝台特急は機関車が客車を引っ張っていたからこの運転士も凄腕揃いだったのだろう。国鉄末期の頃は運転が粗かった。寝ていて「ガツン」と言うショックで起こされてはたまらない。JRになって少し良くなったけど、また最近粗くなっていた。

この寝台特急は電車だから機関車が何十両もの客車を引っ張るような職人技は必要ないのかも知れないけど、やっぱり下手な人が運転すると発進の時に「ガツン」という衝撃がある。電車のほうがその腕の差が明確だ。自動なのに面白いですね。オートマの車でも上手な発進と下手な発進の差があるのと同じです。

さて、今夜の運転士さんは今まで乗った中でも上位に挙がる腕前。
こりゃ次の停車駅での発進が楽しみだな。

そんな事を思っていたら・・・・

うん?

あれれ?

停まっちゃった・・・・


ココはドコ?

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山陽線「和気駅」

岡山の次は上郡という駅にはず。
さっき「おやすみ放送」があったばかりなので緊急時以外は横浜到着前まで車内放送はない。

シ〜ンとしてピクリとも動かない。

ううん。。。。

またか?。。。

動かないのでシャワーを浴びに行った。
それでも動かないのでシャワー室から部屋までの帰りに車掌室前を通ったので聞いてみた。

「あの〜、なんで停まって動かないんですか?」

「この次に停まる上郡で接続します山陰からの特急列車が遅れておりまして、その列車を先に駅に入れる為にここで待機しています。」

「そうなんですか。いえね、先週使った時にサンライズ出雲が落石で来なかった事があって遅れたんでまたか?と思って」

「お客様、それはお疲れさまでしたね。ご安心ください。もう間もなく入る(遅れた特急が)と連絡が入っておりますのでそろそろ動きます。このくらいの遅れでしたらこの列車は大丈夫です。」

「たしかに、この間も小田原までに10分遅れまで回復してたしなぁ」

「はい!」

自信満々の車掌を見て安心。

今の長距離列車は10分〜20分程度の遅れなら十分回復できるパワーがあるらしい。
この寝台特急も30分遅れ程度なら東京な定刻に着けるという事だ。

但し速く走ればいいというものではなさそうだ。
8割程度のパワーで日々行き来するように組まれているんでしょう。
人間と同じで余裕が必要という事ですね。

さて、20分後、やっと寝台特急は動き出した。

ス〜っとね。

やはりこの運転士は上手だ。
こんな発進なら何度でも味わいたい、、、
いや、こんな事を書いてもっと遅れたら困るから規定の停車駅だけでいいや。

この発進が上手な運転を、とても懐かしく思いながらベッドに潜り込むのでした。

あ、姫路着。

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23時55分姫路着。20分ほど遅れている。

そして・・・・・

またス〜っと、ね。

上手いゾ!

結局深夜の東海道で回復運転。今日は日曜日の為通勤ラッシュがないので首都圏に入っても行く手を阻む足の遅い通勤電車(通勤ダイヤ)が無く、小田原までに回復した状態のまま順調に走って定刻で東京着。

いつもはスーツ姿のビジネスマンに囲まれて降りるのだけど、今日はディズニーランドへ行く家族連れなどと一緒にホームへ降り立った。
昨夜シャワーを浴びに行った時、ロビーで記念撮影のシャッターを頼まれて少し話した人達だ。

そのお父さんと小声で話した。

今日一日ディズニーランドで遊んで今夜の寝台特急で帰るそうな。
寝台特急を完全にホテル代わりに使っている。
時間が無いというのはお父さんの表向きの理由。
実はコレ(寝台特急のシングルデラックス)を使ってみたかったんだって。(笑)
よっぽど乗り物好きなんだろうなあ。
お母さんと子供は階下のツインルームだったそうだ。
子供達は大はしゃぎ。お母さんは・・・まんざらでもなさそう。

お父さんは「僕らを揺れもの家族と呼んでください(笑)」と。
明るいなぁ。
「気をつけて元気に揺れてきてくださ〜い」と言ってホームで別れた。

おしまい

2008/4/18

本人解析・只今インプロ演奏中・・・  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック

毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。第九十回目の今日は「インプロの組み立て方」のお話です。

コードには慣れてきた。コードスケールの割り出し方や基本的な考え方もわかってきた。ゴチャゴチャと目まぐるしく動くコード進行はちょっと苦手だけど、ゆっくりと動くコード進行なら何か出来そうだ。

よし、いいゾ!

こうなってくると短いフレーズやリックの練習だけではすぐにネタが尽きてしまいます。
そりゃそうでしょう、フレーズやリックは長くてもせいぜい2小節程度。それをコードに乗せてグルグル回るだけだとエチュードや移調奏丸出しだよね。インプロなのに型にハメラレて窮屈。

もちろん即座に目の前に流れるコード進行の何処からでも「ソレ」が条件反射のように演奏出来る状態を前提に、目の前のスクエアな世界のトレーニングから、曲全体を見渡す条件反射へと広げて行きましょう。

長丁場の曲になればなるほど、その時々のバンドのコンディション、会場の雰囲気、自分の精神状態などから、その場その場で相手の演奏や伴奏を聞き合いながら、ある時はフルスロットル、ある箇所はノッチオフ、と自分の演奏エネルギーをコントロールしながらストーリーを作って行くのがバンドやアンサンブルでの醍醐味。
決して一人やカラオケでは出来ない事が目の前で起こって、それがオーディエンス、やがてはフィードバックして自分にまでもがバンドの大きなうねりの中で触発されて思いもよらぬ展開に繋がって行く。

なかなかヴィブラフォンの演奏でこの種の主張をするのは難しいのだけど、ちょうどこの話しに好都合に(笑)自分の動画をMySpaceにアップしたので、本邦初!演奏中の本人の精神構造を記憶に残る限り解説してみましょう。こんな試みは初めてです。出来れば動画を別窓で開いて解説と一緒に御覧いただけるといいですね。

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赤松敏弘MySpacetv直リンク(うまく入れない人は↓からドゾ!)
赤松敏弘MySpace 左側中ほどのビデオトップ「Toshihiro Akamatsu(vibraphone)The NEXT DOOR Live - 2 part-I」をクリック
(画素が粗いので画面右下の四角い小画面ボタンをクリックすると見やすくなります)

約3年半前の演奏なので、今の自分の演奏モードとは少し異なりますが、まぁ本人の弁ですから他人から見れば大同小異か。(笑)

当時率いていたバンドNEXT DOORで出演したジャズフェスでの模様。このメンバーがピタリと揃ったのはこの時が初めて。六本木にあったピットインで連夜様々な組合せで出会う内に固まってきたベストメンバー。但し、このメンバー全員が揃って音を出したのはこの本番直前数分間のサウンドチェックのみという緊迫した状況。お互いに違う組合せで演奏した経験はあるが。

ミュージシャンの実力は火事場のナントやらに等しい。
誰かが何かを仕掛けると一触即発、演奏が何処へ行くのか誰にも見当がつかない。

演奏しているのは僕のオリジナル曲“RING”のソロの部分。この曲のやや難解なテーマが終わってソロパートに入るとホッとするところからビデオは始まっている。

「この曲のソロは一人完結型じゃなく二人で一つのストーリーを作ろう」

始まる直前に告げたこの曲唯一の注文だった。

先行するソリストがストーリーの半ばまで示すから、次のソリストはそのヴォルテージを下げる事無く山場に向かってほしいという意味。
マイルス・デイビスの音楽から得たバンド演奏のアイデアだ。


・1stコーラス(04秒〜1分22秒)

この曲のソロパートは長い。
「さて、今日はどのように料理するかな?」
この時ステージでソロパートの入口でそう思ったのを鮮明に覚えている。

なので入口は隙間を空けてメンバー(この時初めて)の様子を見る。感受性が豊かなメンバーは性能のよい車と同じで素晴らしいレスポンスがある。
でも、ちょっとアクセル加減を間違うと行き成り大馬力のスポーツカーに豹変したり、ハチャメチャな方向に暴走してしまったりする。
人にもよるが、ソリストの先回りをしてしまう過敏な人もいる。

今日のメンバーは同時にお互いを聞き合って演奏しているので安心して舵取りが出来る。
そういう意味では「こなれた曲とメンバー」ではないのが絶妙のバランスを生んだ例かもしれない。

冒頭のソロでは空間に似合う音を出す為にマレットダンプニングを使っている。
静かな時にこそ威力を発揮する奏法だからだ。
余韻をコントロールしても大音量の中ではなかなか聞こえてこないのだ。

中盤に掛けては少し断片的な短いフレーズで隙間を空けながらドラムとベースを聴いている。三連符の辺りで二人ともコチラに合わすのではなく自分の位置にステイしながら反応しているのがわかったので次のコーラスの展開を描いて待つ。


・2ndコーラス(1分22秒〜2分37秒)

コーラスの冒頭で早いフレーズを弾きリズムセクションがどのようにソロをフォローしているのがを聴く。こういう場合バンド全体のムードから少し離れるとよくわかるのでソリストとバックグラウンドにコントラストを用いる事が多い。
ちゃんとストーリーの流れにステイしながらソロに反応しているので、このコントラストを軸にこのコーラスの組み立てを行う事に。
細かい音は随所に入れるがブレスは大きめに取りながら次のコーラスに向けて演奏のスロットルを上げる。


・3rdコーラス(2分38秒〜3分52秒)

コーラスの最初で山場へのガイドを示す。先行のソリストが次のソリストに上手く受け渡しが出来るかはこの部分で決まる。
バンドのヴォルテージもどんどん上がってくる。いわばソリストによるアクセル・オンだ。
加速するバンドのグルーヴにこの辺りから寄り添う形でソリストの演奏にバックが反応した事を一つも聞き逃さないようにする。その反応を利用してさらにソロも加速して、次のソリストへとタッチする。

続く4thコーラスからフルスロットルの村井秀清のソロとバンドのグルーヴが、いつになく凄くなっている事をステージの上でこの時感じたのを鮮明に覚えています。実はストーリーの途中からインプロのソロを演奏するのはとても難しい。

かなり手前味噌な説明(笑)に思われるかもしれないけど、この初顔合わせメンバーによる演奏は緊迫感に満ちていて今でも忘れる事がない。だから音を聴けばその時何を考えていたかを正確に思い出すわけ。

一人では出来ない、バンドのストーリー展開の例としてみてくれると嬉しいなぁ。

夕方からの出演で、この演奏が終わった1時間後にメンバーと別れて900km先の翌日の演奏会場(横浜→松山)に向け車のハンドルを握った。スケジュールはタイトだったけど夜通し運転して翌朝到着した時にはまだ前夜の演奏の興奮が運転の疲労よりも優っていた。


おしまい



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