2008/6/30


先日いつものネットニュースを見ていたら、ルーマニアで報道に対して国からこんな要求が出された。

『ニュース番組は明るい話題も時間の半分くらいは報道しなさい!』

ルーマニアは王国だからかもしれないが、この法案は議会で可決されたとの事。
最初はちょっと笑いそうになったが、いやいやこれは「正論」かもしれない。
日々流されているニュースがあまりにも殺伐とした暗い話題ばかりなのに呆れた議会が「もう少し国民が明るくなる話題も報道しなさい」とマスコミにお灸をすえたわけだ。

一種の報道管制とも受止められるかもしれないけど、現実に最近の日本のニュースを見ていると、確かに犯罪を助長する一因に「報道のあり方」があるのは否めない。
「わけのわからない事」をした若年層の年齢を見ると、おおよそ10年くらい前に流行ったゲームやドラマの影響の他に、当時の「殺伐とした事件」を子供の頃にニュースなどを通じて無意識にインプットされてしまったようにも思える。

「一生知らないほうが幸せな事」というものの尊重という観念。
事件や事故も報道は事実だけを伝えて個別の視点による感情移入を一般のニュースでは避けるべきじゃないか?
例えば、午後10時までのニュースや報道番組(含むワイドショー系)と、それ以降のニュースや報道番組(仮に「大人向けのニュース」)で内容を区別すればいい。
おおむね子供が見る時間帯とそうではない時間帯という事かな。
もちろん興味のある子供は起きて見るだろう。そこまで制限したら切りがない。

朝も昼も夕方も夜も、同じ内容、同じボリュームのニュースや話題を流し続けるのは一種の「サブリミナル効果」に等しい。
その辺りが変わってくれば、将来「わけのわからない事」も減るんじゃないだろうか。
ルーマニアのように「明るい話題を半分」と厳命するのも今は「あり」だと思う。


などと思いながらネットニュースを見ていると・・・

何通か「ブログ」に関する質問が・・

実は土曜日に模様替えをして、「今年の夏はコレで行こう〜!」と、ヤシの木と島と海のバックで一足お先に「夏モード」に突入したんだけど、届いたメールには「文字が重なって見にくくなったんですが」とか「右側の表示が消えてますケド?」と。

おかしいなぁ、、とパソコンで画面を確認した。
最近は画面が綺麗なのでブラウザにSafariを使っているんだけど、ちょっと昔のブラウザを引っ張り出して見てみたら・・・・

あ〜〜〜!

ホントだ

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話題で長いタイトルの時に本文との重なりや、もう一つのブラウザを起動すると、ありゃりゃ、、確かに右側のコメント欄とかがザックリと消えていた。

しかも・・・

自分が使っているSafariでさえ数軒前のタイトルの長い日を単独で表示すると、タイトルが本文頭に重なって見辛い事。

大変失礼致しました。m(_ _)m,,,

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ちょっと地味気味ではありますが、水中深く反省の意を表しつつ、ど〜か水に流して、、、という深い意味のある(?)バックで復旧させました。

まだ他に表示の不具合がありましたらお知らせ下さい。
連絡いただいたみなさん、ありがとう。

では、本日は水中深くから世界を見渡しましょう。
赤松敏弘MySpace
チェキラ!
プクプクプク、、、、クプクプ? アレ?

おしまい

2008/6/27

伴奏ほど面白いものはない!  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック

毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。いよいよ三桁に突入の第百回目の今日は連続シリーズ「使い方を考えよう!4マレット奏法・・・・その8」です。

毎週この金曜日を熟読している人は、まあ、大学に例えると三回生といったところでしょうか。
なんだか途中からわかんなくなってきたゾー、と心当たりのある人は左のカテゴリー「金曜:Vibist,Marimbist day」のところをクリックして復習あるのみ(笑)。
レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン』(ヤマハ)やジャズ理論の本を傍らに置いてブログと睨めっこすると「あ、コレね」って解決します。

さて・・・

「ソロ(インプロ)が上手くなりたいッ!」って質問をされる事がありますが、そんな時にある程度コードの事とかを勉強した人にはこのように言います。

「じゃ、伴奏を一生懸命勉強しなさい!」

え? ソロをバリバリ弾きたいんですけどぉ。。。
と困惑気味の顔が見えるんですが、殆どの場合演奏する技術を磨く前にサウンドを自分から発する訓練が足りないのですね。

スケールやアルペジオがいくら素早く弾けても聴き手に感動を与える事はありません。そうなる必然性がソロのストーリーに含まれるような演奏でなければ。
インプロのソロばかり練習していると、「形は一流、しかし内容は三流」に成りかねません。音楽の三要素とは上手く言ったもので、ソロの練習ばかりすると感覚の中で「旋律」「リズム」は補えても「ハーモニー」が欠けています。
どの曲をみても旋律とハーモニーが調和してさらにリズムと融合するように出来ています。

「形は二流、でも内容も二流」であれば実績と共に「一流」「超一流」へとビルドアップ出来ます。音楽の三要素を自分のレベルに合わせてバランスする事が問題の解決に繋がるのですね。

■伴奏ほど面白いものはない!

伴奏が嫌い、苦手という人は多い。それらは「どうすればいいか」がわかっていないだけです。決して才能とかテクニックとかとは無縁。但し、勉強しなきゃならない事を後回しにする傾向の人ほど「嫌い」という言葉で逃避します。4本もマレットを持って伴奏の一つも出来ないのは問題なのです。

どんな人とでも演奏する為にはヴィブラフォンやマリンバは「鍵盤楽器」である以上、必ず要求されます。そして「図体のデカい」楽器であるがためにライブのステージなどで「え?伴奏出来ないのにこの占有面積はないだろーが!」と思われてしまうと早速仕事が一つ減ります(笑)。
いやいや、でもこれは深刻な問題なんですよ。

伴奏ほど面白いものはない。
僕はそう思ってやってきました。

今週はマイナー・コードで説明してみましょう。

ヴィブラフォンのスケールを練習する時に「楽器の最低音から最高音までを使って練習するべし」とココでも書いていますが(思い当たらない人は早速ブログ内検索を!)、伴奏でもそれは言える事です。マリンバの人が「あたしゃ〜もっと低音がありますから関係ござんせんわよ〜」などと思ったら大間違いで、他の楽器と演奏したい人はこの説明を頭に叩き込んで下さいね。

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「伴奏として好まれる音域」

この上のEbくらいまではキー(調)によって許容範囲ですが、まずはこの中で伴奏を組み立てるヒントです。

ここではIIm7のCm7を引き合いに出します。これがIm7のCm7だったり、IIIm7のCm7だったりするとアヴォイドノートの対応が必要なので混同しないでください。

Cm7のヴォイシング(伴奏)の基本は左手でトライトーン、右手でrootと5thという形です。これは他のコードでも基準として覚えておきましょう。

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(クリックで拡大/以下同じ)

キーはBbなのでCm7はIIm7、これはコードスケールにアヴォイドノートを持たないのでヴォイシングの解説を簡単に理解出来るでしょう。

楽器の最低音「F」と言うのはCm7のコードでテンション11thに該当します。

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トライトーンよりも下にテンションを配置するとこのようなサウンドになります。(1小節め)
さらにベースが演奏する確率の高い5thの音をテンション13thに置き換えると、さらにサウンドに広がりが出ます。(2小節め)

これらのサウンドに気が付いたのは子供の頃に聴いたピアニスト、ビル・エバンスの演奏が切っ掛けでした。ピアノで真似をしてみると、これが案外難しくないのに不思議なサウンドが出せるんですね。まだコードネームの存在など知らない頃でしたが、同じ鍵盤楽器のヴィブラフォンで演奏しても奏法的には「難しくない」割に「なかなかカッコイイ」サウンドが出るのですね。

このようなサウンドが頭にあって、コードの勉強を進める内に「これがモード奏法なんだ〜!」と頭の中でピタリと一致したのでした。

では、同じコードスケールを持つ、Cドリアン・モードとしてこの ヴォイシングを転回してみましょう。(本日の説明上、調号はKey of Bb と同一にしているが、正確にはC ドリアンの曲にはフラット3つを調号としてに用いる)
下はベースパート(実音表記)。上がヴィブラフォンやマリンバの伴奏

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このサウンド全てがCm7なのです。面白くないですか?

最初はテンション11thを入れた形を基準として平行移動、後半はテンション11thと13thを入れた形を基準として平行移動しています。
これらはコードスケールにアヴォイドノートを含まない全てのコードで共有出来るヴォイシングです。


さらに動画で世界のヴィアビスト、マリンビストのヴォイシングをチェキラ!
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おしまい

2008/6/26

波長が合うまで待て!・・・・・Jan Garbarek  木曜:Jazz & Classic Library

MySpaceのフレンドで繋がったヨーロッパのミュージシャンを聴いて(見て)いると、サウンドの端々に聞こえてくるミュージシャンがいる。そう、やはりこの人の音楽の影響は絶大なんだろう。

久し振りに引っ張り出して聴いているのは・・・

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『WAYFARER/Jan Garbarek』(ecm/1983年)

ヤン・ガルバレクがジョージ・ラッセルの元で音楽的な理念を修得してジャズ・シーンに飛出してきたのは1960年代の終わり。

当時、渾沌としていたジャズや現代音楽などのインストミュージック・シーンに沿う形で、ともすればアヴァンギャルド的な印象の強いエリアからのデビューだったけど、それは70年代に入ってドイツのECMレーベルが世界的なディストリビューションを確立させて行くのと同じ速度でガルバレクのオリジナリティーに溢れる音楽も浸透して行った。

決定的にガルバレクに注目が集まったのはピアニスト、キース・ジャレットのヨーロピアン・カルテットによるものだと言っていいでしょう。

70年代半ばからキース・ジャレットはアメリカのミュージシャンによる“アメリカン・カルテット”(デューイ・レッドマン/ts チャーリー・ヘイデン/b ポール・モチアン/ds)と、ヨーロッパのミュージシャンを集めた“ヨーロピアン・カルテット”(ヤン・ガルバレク/ts ペリエ・ダニエルソン/b ヨン・クリステンセン/ds)という異なったコンセプトを持つグループを作っていた。

日本ではその後のピアノ・トリオ(スタンダーズ)ばかりに注目が集まるけど、キース本人がやりたい音楽を暗中模索の中で具体化させたとは言いがたいので、僕はこれらのグループに本論があると思っています。ある意味でアメリカン・カルテットはその後のピアノ・トリオ(スタンダーズ)に通ずると言えるでしょう。

その“ヨーロピアン・カルテット”のサウンドカラーをキースよりもかもし出していたのがフロントをつとめるヤン・ガルバレクのサックス。アメリカンカルテットとヨーロピアン・カルテットのどちらが好みかと言うとこれが難しい。どちらも個性的なキースの音楽が聴けるからだ。

でも、あえて言えばヨーロピアン・カルテットのほうが音楽として楽しめる部分が多かった。(キースのヨーロピアン・カルテットによるアルバム『MY SONG』のタイトル・チューンはミュージシャンズ・スタンダードとしてあまりにも有名)

さて、そのキースのヨーロピアン・カルテットの顔とも言うべきヤン・ガルバレクの音楽。これがまたいいんですね。

言い方としては的確さを欠くかもしれないけど、ある種の「トランス」状態を演出する事に長けていて、気ぜわしく音楽に接していると「ちっともその良さ」に気付かない。
ところが、ひとたび精神的に自分を解き放つような時とか、リラックスした時間とかに聴くと、これがピッタリと気ぜわしい時空の回転をロックオンしてしまうんですね。

ヤン・ガルバレクの音楽は状況設定からまずは始まる。
この状況設定の時間に自分の波長が合わないと、その時はエンジョイするのを諦めます。
突然結論から入ったり、美味しいワンフレーズでリスナーをデコレートするような「お節介」さはまったくありません。

しかし、クラシックを聴く時のような仰々しさは不要で、そこまで「重い」音楽ではないのですね。やはりそこがジャズである証しです。状況設定がいくら上手でもジャズになっていないものは聴くと妙な疲ればかり残るから不思議です。中途半端な音楽というのはそういう疲れを伴う音楽の事を指すのでしょうね。

ひとたびヤン・ガルバレクの発する波長に一致してしまえば、何のストレスもなく自分の中で流れて行くサウンドと演奏、これがガルバレクの音楽が持つ素顔ではないかと思うのですね。

このアルバムも最初は自分の波長が合わないと途中で席を外したくなる面があります。明らかにさっきまでジョギングしてたような人には向かない状況設定から始まるんです(笑)。

のんびりとコーヒーなどを入れながら、リラックスしつつ、そのガルバレク達が演ずる状況設定を見るでもなく聴くでもなく、それでいて部屋の中の空気に余計な動揺を起こさず、第三者的に静観しながら「少しずつ耳を傾けて行く」と・・・・・・

そこには、この世の楽園のような音世界が、これまたとても小さな扉を開けて手招きしている事に気付きます。小さな入口ですから気ぜわしく「居酒屋タクシー」がどーのこーのとか騒いでいると見過ごしてしまうのですね。

このアルバムでは2曲目のタイトル・チューン“Wayfarer”の様々に展開するシーンの演出と突然熱く燃え上がるコントラストが心地よく、3曲目のまるで美の女神の憂鬱を映すようにマーベラスな“Gentle”がイチ押し。間違いなくヤンのトランス状態に浸れます。

アルバムの参加メンバーもECMレーベルの一時代を築き上げた重鎮ばかり。

Jan Garbarek(ts,ss)
Bill Frisell(g)
Eberhard Weber(b)
Michael DiPasqua(ds)

1980年代という時代の音。そう、もうそれは過ぎ去った時間のお話し。その時代の中でヤン達に熱中した僕らのようなミュージシャンもいれば、まったく興味を持たなかったミュージシャンもいる。そうだからいい。

現在のヨーロッパのミュージシャンに絶大な影響を与えたガルバレクの音楽。今の耳で聴くとこれはタイムマシーンかもしれません。

僕らはもう決して振り返らない時代の音だけど、そこにこのような素晴らしい音があった事を知っておく必要があるでしょう。

さあ、これから僕らに何が出来るか、これを聴いてますます楽しみになってきたところです。

世界の今を観ながら聴こう!
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チェキラ

おしまい

2008/6/25

幻と聞けば・・・・  水曜:これは好物!

ついつい手が出てしまいますね。
「幻」なんだから、そんなに容易く入手できるはずがないんですが、ネーミングにこれを冠されると、ついつい心理的にソソラレてしまいます。。

豚肉に牛肉のような旨いサシの入ったものがあるって?

そんな話しを2年くらい前に耳にした。たしかテレビでやっていた「どっちの料理ショー」(日テレ)だったと記憶している。肉の旨味は脂にあると確信している身にはなかなか興味深いものだった。(今、駅弁のHPを見たら当っていた!ううん、記憶力に衰えなし、ってただ卑しいだけか!?)

その後、すっかりとその事を忘れていたら、ナント駅弁にそれが登場しているではないか!

それがコレ
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新広島名物『幻霜ポークすきやき弁当』(広島市・ひろしま駅弁社製)

ほ〜お

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新広島と聞いて、アレ?広島は新幹線の駅が大阪や倉敷みたいに「新」が付く別の場所にあったっけ?と思ってはいけません。「新しい」「広島の名物」という意味です。

この幻霜ポークは広島県の大栄ファーム(HPは販売会社のもの)というところで造られた新種なのだそうだ。

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幻霜ポーク、または幻霜スペシャルポークというブランド名で流通しているが、生産量に限りがありなかなか一般のミートシッョップでは入手困難というもの。
入手が困難だから「幻」なのかな?

さて、駅弁のほうはコレの他に同じ「ひろしま駅弁社」から『幻霜ポーク・カツレツ弁当』というものも発売されていた。
確かにポークはカツに最適だけど、固まりの肉をザックリと揚げたものではなく、薄切りの肉を幾重にも重ねたものを揚げたカツなので、それならばダイレクトに肉を味わうほうが良い、とすきやき弁当に決定。

ひろしま駅弁と言えば、やはり伝統の「しゃもじかきめし」、それに僕は日本一旨いと思う広島のあなごを使った「あなご弁当」。但し大本命は宮島口の「あなごめし・うえの」さんのもの(07年10月17日のブログで紹介)
海鮮系を得意としていたものに肉系も加わるとは、これはかなり強力な駅弁区と化してきた。

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重厚なパッケージを開けると、まぁ、ナント、淡く鮮やかな幻霜ポークが容器いっぱいに敷き詰められていること。
ポークの共演者は「牛蒡」ときた。

元来トンカツや中華料理を除けば牛肉至常主義(?)なんだけど、一口箸を進めると、淡い肉の旨味が口の中で広がる。
豚独特の臭みが無い。
あの独特の臭みがあるので和風料理には豚肉が不向きだったんだけど、これはいいや。

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添えられた半熟たまごを割ってかけてみる。

ううん、これも捨てがたい。が、僕は半熟たまごのかかっていないほうが好きかもね。卵と豚の相性は自分でも作るポークピカタや全国津々浦々にあるカツ丼でお馴染みなんだけど、どうも牛蒡と豚が「それぞれに卵との相性」を持っているようなので口の中で別の方向からそれぞれアプローチしてちょっとブレンドしない気がする。この卵は卵で旨いのだけどね。

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そんななので卵はさっさと片付けて、そのまんまの「すき焼き」をいただく。
卵を想定してか、ちょっと濃いめの味付けだけど、これはこれで旨い。
牛肉に牛蒡を相性度100とすれば、この幻霜ポークと牛蒡の相性は90とみた。

以前、BSE問題で輸入牛肉がシャットアウトされた頃に牛丼チェーンが開発した「豚丼」での相性は40くらいだから、これはもう完璧に近い。

こうなると、今度は幻霜ポークの固まりを食べてみたくなる。
是非、生姜焼きバージョンとか、焼肉バージョンをお願いしたいですね。

食の都、広島に新しい名物駅弁が誕生!

音の世界にもぞくぞく新しいフレンドシップが拡大中。
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チェキラ!

おしまい

2008/6/24

ふと、見上げてみれば・・・  火曜:街ぶら・街ネタ

いつの間にか頭上にビルが乱立していたのですね。

何処?って・・・

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東京駅。

確かに数年前の丸ビルの建替え辺りからこの周辺が激変している事は気付いていたんですが、改めて頭上に視線を送った事がありませんでした。

月に何度かはココから旅人になっているのに、ホームの頭上にまでビルの灯が眩い感じに迫っていたとは・・・

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東京駅にお世話になり始めたのは、僕が高校の頃に岡山から月イチでマリンバの安倍圭子さんのレッスンに通い始めた頃ですから・・・かれこれ・・・・ひゃー、恐ろしい(笑)。とっくに四半世紀は過ぎでおつりもたくさんの1970年代半ばの事です。

もちろんその頃も十分に“都会”でしたが、ホームから空がよく見えて何となく新宿や渋谷とは違ったゆとりのある駅に感じていました。

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堂々たる赤レンガの丸の内口に大丸と地下街の八重洲口。
新幹線での往復が基本でしたが、レッスンが伸びたり渋谷からのバス(当時はまだ三軒茶屋方面の地下鉄は工事中)が渋滞に巻き込まれると午後7時過ぎの寝台特急「瀬戸」かお茶の水や新宿辺りのビジネスホテルに一泊して翌朝始発の新幹線、というものでした。

その後も幾度となく利用する東京駅。

構内のコンコースは民営化後に様々なショップやレストランなども出来て、殺風景な昔の面影はありませんが、それでも基本的なレイアウトは最初の頃と変わっていませんから利用する時はいつも決まったコースを通って列車に駆け込むだけ。

しかし、電車が入線するまでのちょっとした時間にホームの屋根から望めるスクエアな青空や星空が、今は林立する高層ビルに囲まれたスクエアさに変わっていたとはついさっきまで気付いていなかったのです。

空がなくなったから虚しいか、と言えばそんな事はありません。
この光景はこれはこれでまた独特のスペース感があって好きです。

さまざまな駅の夜景。

大きな駅から小さな駅まで、、

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JR東海・東海道線「富士駅」

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JR東海・東海道線「浜松駅」

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誰もいない深夜の名古屋駅(JR東海)

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JR西日本・山陽線「岡山駅」

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JR東日本・新宿駅

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伊予鉄道・松山市内線「大街道電停」

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JR四国・予讃線「宇多津駅」

その表情は様々・・・

殺風景に思っていて意外と普段見ないホームの頭上。
ひょっとしたら、知らない内にいつも利用するホームの上にとっても素敵な夜景が広がっているかもしれませんよ。

ウォッチング、ウォッチング・・

こちらも世界をウォッチング
赤松敏弘MySpace
チェキラ!

おしまい

2008/6/23

やっちまったぁ・・・・  月曜:ちょっと舞台裏

先週は週明けに九州から悪友来京の宴に始まり、週末のとある宴に終わったような感じ。
王子の宴だったんだけど、その記念にと王子手作りのランプをもらった。

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ううん。なかなか王子らしくて個性的なランプ

ちょっとハロウィンっぽくもあるが、月や星など天体をイメージしたものらしい。
さすがロマンチストの王子。
しかもこれをこの日の為にコツコツと手作りしていたとは驚き。
やはり手作りというのは嬉しいものだ。


と、、

そう言えば、前に新年会の時に王子が記念として持参したのもランプだった。
オイルの対流でいろんな形が現れるヤツ。
お気付きの人もいるかもしれないけど、それがなかなか面白かったのでチャッカリと『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン』(ヤマハ)の背表紙や、アルバム『STREAM OF LIFE』(VEGA)の中ジャケットに登場してもらった。いわゆるグローバル・デザイン(企業を超えたトータルな印象付け)の要に。

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どうやら王子はランプ好き?

さて、その週末の宴は業界人だらけで同じ席になった近隣との懇談で盛り上がった。
ちょうど隣がマリンバ奏者の神谷百子さんで、これまたウン十年振りの再会に沸き、その隣ははたまたマリンバ、パーカッション奏者の小竹満里さん。反対側はマリンバの松島さんで、そのお隣はニューヨークで活躍中の作曲家松村牧亜さんと、ずらーり美女軍団に囲まれてキャッキャ(?)。
再会あり、巡り会いありで近隣の話しで盛り上がってしまった。

と、、、

同じ席のちょっと向こうには「作曲家・沢田穣二」という名前。
サワダ・ジョージ。
ううん、、、ショーロクラブのベーシスト、沢田穣二氏は帰国直後に何かと顔を合していたが作曲家の人かぁ、同姓同名のジョージ・サワダさんでしょー。
僕の記憶にあるのはいつもロン毛を一つに束ねたジョージ氏だし。

と、、、、

まぁ、向こうも僕の事を知っていればどちらともなく声を掛けるだろうし、これは同姓同名の人ですねー、と、その日は百子ちゃんや小竹さんと盛り上がる内にお開きとなった。

と、、、、、

昨日の午後、どうも気になるなぁ、あの「サワダ・ジョージ」ってお名前。

こういう時にネットって便利だ。
さっそくHPを検索してみたら・・・・・・・

ガ〜〜ン

やっぱし、あの「沢田穣二」氏そのものだったぁ・・・・

それから慌ててメールを出して謝罪。
「作曲家」とは知らずに、、、、汗

すると夜になって彼からメールが。
なんと彼も僕と気付いていたのだけど、随分会ってないのでもう忘れているだろうなぁ、、、と、声を掛けるのをためらっていたんだとか。

いい歳をした二人が、お互いに妙〜に遠慮しあっていたとは・・・トホホ(笑)

元々ひとの顔と名前が一致しない事では定評もあるんですが・・・やっばりこういう時はいくつになっても軽快なフットワークがいいね。
決して腰の重い大人にはなりたくないものです、はい。(反省)
ネットはそういったモヤモヤも解決してくれる時があるんですね。

ゴメンナさい〜m(_ _)m

え〜、改めまして隣席の皆様のサイトの御紹介
沢田穣二(b,comp)氏HP
神谷百子(marimba)さんHP
小竹満里(marimba,perc)さんHP
松村牧亜(comp,kb)さんMySpace
■松島美紀(marimba)さんMySpace
他・・・・

ついでに(?)月曜日に飲んだ・・
田代佳代子(marimba)さんHP

え〜、こちらは増々世界的に増殖中〜
赤松敏弘MySpace
チェキラ!

おしまい

2008/6/20

使い方を考えよう!4マレット奏法・・・・その7  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック

毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやってる人向けのお話し。第九十九回目の今日は一週お休みした「使い方を考えよう!4マレット奏法・・・・その7」です。

いやいや、早いもので来週はこの金曜特集も100回目に突入ですか。
まぁ、ビブラフォンやマリンバのネタなど、そう続くもんじゃあないサ、と思っていたのは読者のみなさんだけではありません。かくいう僕自身もいづれはヴィブラフォン奏者のCDレビューもどき、でお茶を濁してチャンチャン、なーんて予想してたんですが、いやはや100回も続くとは・・・(笑)。

もっとも、ココで説明している事が全てではありませんから他のコード理論書や『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン』(ヤマハから出版)を見ながら「おやおや?これの事だな」なーんてヒントを日々の練習に役立ててくれるといいですね。
その内にココでは説明しきれない事などをまとめて『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン-2』なんか考えましょうかね。

さて、ヴィブラフォンやマリンバでコードネームを見ながら演奏する時に他のキーボードの理論や用法をそのまま移行出来るものと、そうではないものがあります。

ピアノは最大10個、ギターもその気になれば6個の音を同時に発声する事が出来ますが、ヴィブラフォンやマリンバでは最大4個。もちろん6本マレット奏法はありますが常に臨機応変な組み合わせが必要なコード奏法には向きません。つまり持ったマレットを自在に動かすには4本が限界という事です。
そうなるとピアノの半分以下、ギターの2/3しか発声出来ない楽器なのでコードと4本のマレットを如何に合理的な用法で使うか、に全てがかかっています。

先に挙げた『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン』でも「応用編」のページにまとめたコード理論の基礎は頭に叩き込む必要があります。

それらを理解した上で読んで下さい。決して譜例の音を感覚だけで出さないように。

■ターゲットはドミナント・コード

ジャズの曲を演奏していると「やたらとコードが動く」曲に出くわすでしょう。
音楽の流れがそうなっているのですから、それはそれで仕方のない事。
しかし、全てのコードを弾きながらインプロ(アドリブ)でソロを取るのは至難の技のように誤解している人が多いようです。

少しばかり頭の中を整理してみましょう。

・My Romanceの場合

ロジャース/ハートの作による超有名スタンダード曲。コードが「やたらと動く」曲の一つです。

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(クリックで拡大/以下同じ)

冒頭の4小節ですが、全ての小節で二拍毎にコードが変わります。
テンポは160(四分音符)くらいです。
最後までほぼこんな感じでコードが動く曲です。

確かにこのテンポで演奏するとコードの伴奏で忙しくアドリブどころではありません(笑)。
さて、どうしたものか?

まず伴奏の基本を整理する為に、左手で各コードのトライトーン(コードの3rd,7th)を繋いでみましょう。

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ベースの音(コードの根音)が順次平行する並び方なので「山がた」にトライトーンが繋がります。ベースの音はドミナント・コードの部分で跳躍しますが、トライトーンは転回形を使うのでこのような「なだらかな」山を描きます。

この4小節の間で、この曲のダイアトニック・スケール・コード以外のコードは二つだけ。DbdimとD7です。
変化なりアクセントがあるとすればこの二つとなるのは予測出来るでしょう。
また、ベースの音が跳躍するドミナント(V7)のF7もアクセントとなります。

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ソロ(インプロ)は基本的にシングルノート(単音)で作りますから、ダイアトニック・スケール・コードであまりアクセントとならない(調性と同化している)コードの部分はメロディーの中でコードを感じさせる演奏で十分です。トライトーン(リーディング・トーン)をメロディーに含んで演奏する方法は過去にココで説明しましたね。
譜例ではスラッシュの部分がシングル・メロディーで動く部分。
無理矢理にソコに伴奏を伴っても調性を誇示する必要はないので「うるさく」なるだけです。

コードスケールで見ると、IMaj7とIIIm7のBbMaj7とDm7はアヴォイドノート(『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン』参照)に要注意、Cm7はアヴォイドノートがありませんからコードスケール上の音は全部使えます。

つまり、慣れない曲であれば、確実に調とコードスケールが読み取れるスラッシュの部分で短いフレーズを演奏し、アクセントとなる部分はコードによるカンピングを挿入する事で「目の回るような忙しい演奏」から解放されます。つまり、分化、という事です。
これでグッと楽に演奏出来るようになります。

せっかくなので伴奏(カンピング)についても補足しておきましょう。

・この曲のComping例
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譜例はコードを弾く時にトライトーンを必ず含むヴォイシングです。
手書きのカッコのある部分がそれぞれのコードのトライトーン。
特徴があったりアクセントとなるコードのトライトーンは「増四度」。
これがヒントとなります。

コードスケール上にあるテンションを使ってヴォイシングした例です。
3小節めのF7の前には、ドミナント・コードを強調する為にディミニッシュ・アプローチを挿入してコードの流れにアクセントを付けました。
他のドミナント・サウンドよりも本来の調にあるドミナント(V7)コードを少し強調すると曲の流れがグッと絞まるのです。

「コードに沿った具体的なソロの最中は伴奏など無くても平〜気」
と、言う事。

チャレンジしてみて下さい。

もちろん動画でソロ時のカンピングのタイミングなども丸見え!
赤松敏弘MySpace
チェキラ!

おしまい

2008/6/19

サックスとヴィブラフォンの組み合せと言えば・・・Stan Getz  木曜:Jazz & Classic Library

CDというのは音源の制作よりも過去に蓄積したものを一挙に放出する傾向があり、それは新たな音源を作るよりも遥かに低コストでCDを販売出来るという事の他に、音楽が今よりも人生の指針に影響力を持っていた時代に、音楽に触れた人達が現代に思う「物足りなさ」を満たしてくれる側面もあると思う。

たかが音楽、されど音楽。

たとえ音源が古くても新しくても、出会った時が「全ての始まり」。
毎日の習慣のような音楽もいいけど、いつまでも新鮮であり続けられる音楽をミュージシャンは残さなければいけない。

何だか文学的な出だしで、この梅雨のべったりとした空気の中で読むと「ウザイ」感じですが、こんな風に思ったのは、最近予期しないタイミングで突然リリースされたこのアルバムを手にしたからです。

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『THE VANCOUVER CONCERT 1965/Stan Getz』(gambit/2008年)

テナーサックスの大御所スタン・ゲッツは過去に何度も紹介してきましたが、数あるゲッツのアルバムの中でもヴィブラフォンのゲイリー・バートンが在籍していた時代の音源は極めて少数。

僕がヴィブラフォンを始める動機を持った頃には2枚しかありませんでした(『Getz Au Go Go』と『Getz/Gilberto #2』)。そのころはギターのラリー・コリエルの入ったゲイリーのアルバムに夢中でしたからそれで満足してたんですが、実際にこの世界でヴィブラフォンで仕事をするようになると、このゲッツとバートンが残した音源はなによりもバイブルとなりました。
それと同時に、僕がスタンダードジャズを演奏する楽しみを知る切っ掛けにもなったのです。
当時まだ中学生に毛が生えた程度だったので演奏はオリジナルありきで、スタンダードジャズはもっぱら大人が演奏して聞くもの、と断言していたフシもあります。

そんな中でゲッツとゲイリーが繰り広げる音の世界はジャズもどきを始めた比較的早い段階で僕の気持ちを揉み解してくれたのですね。だからこの組合せにはどこか甘酸っぱい郷愁を今でも持っています。

手元にあるゲッツとゲイリーの組合せが聴けるアルバムはこれだけでした。

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上から
『NOBODY ELSE BUT ME/Stan Getz』(1964年3月4日録音)
『GETZ/GILBERTO #2』(1964年10月9日録音)
『GETZ Au Go Go』(1964年8月19日録音)
『A SONG AFTER SUNDOWN/Stan Getz w/Arthr Fidler』(1966年8月2,3日録音)
『GETZ IN PARIS』(1966年11月13日録音)

左横は63〜67年当時のCD化されていないゲイリーのアルバム音源が一部分入ったRCA時代のダイジェスト盤『Artist's Choice Gary Burton』(bluebird/1987年)

面白いのは64年と66年に固まってゲッツのアルバムが作られていますが、この間にゲッツ・カルテットは当時のボサノヴァブームの火付け役、アストラッド・ジルベルトの伴奏で世界中を駆け巡っています。その合間を縫ってカルテットでもツアーをしていたので録音されていてもほとんどがライブ録音。

また、メンバーも64年はGetz(ts)Burton(vib)の不動メンバーの他はGene Cherico(b)Joe Hunt(ds)ですが、66年になるとSteve Swallow(b)Roy Haynes(ds)に代わっています。

さて、今回の『THE VANCOUVER CONCERT 1965』は1965年1月30日にカナダのバンクーバーで録音されたもの。なのでこれまでに聴けたゲッツ〜バートンの組み合わせの空白を埋めるもの。
コンサートと名打っていますが、実際にはラジオ局で番組として収録されたものなのでライブコンサートではありません。
曲間はゲッツの解説で繋がっているので、放送された番組をそのままCD化したのでしょう。

音質は、はっきり言って良くないです。
これは放送局の原盤を使ったのだと思うのですが、まぁ、保存状態はレコード会社と比べるまでも無く、テープが伸びているのかピッチも怪しいものです。
だから音楽音源というよりも記録音源と割り切って聴ける人向け。

しかし僕のように、この時期のゲッツ〜バートンの組合せに少しでも興味を持つ人にはお薦め。

メンバーは64年チームのジーン・チェリコ(b)とジョー・ハント(ds)。
恐らくこのチームとしては最後の録音でしょう。
そもそもこの64年チームは「NOBODY ELSE BUT ME」セッションで結成され(但しこのアルバムは94年までお蔵入りでLPでは発売されなかった)、当時ゲッツがジョアン・ジルベルトとヒットさせたボサノヴァの名盤『GETZ〜GILBERTO』の勢いに乗ってシングル盤として発売した『WALTZ FOR A LOVERY WIFE/Stan Getz Quartet』(Verve)をプッシュする為のバンドだったようです。

その新しいバンドにピアノかギターを探していたゲッツにゲイリーを紹介したのはベースのチャック・イスラエル。当初はこのゲッツのバンドにゲイリーと共にチャックが加わる予定だったのが、紹介した本人はちゃっかりとピアノのビル・エバンスのトリオに入ってしまったという逸話があります。

サックスとヴィブラフォンにベースとドラムという組合せは当時誰も考えなかったもので、当のゲッツもどうなるかわからないがやってみたら面白いのでこれをレギュラーバンドにしたとの事。
それまで伴奏楽器としてはあまり注目されていなかったヴィブラフォンの価値観がココで一変したのですね。

面白いのは、翌66年に録音されるゲイリーの初期の意欲作『THE TIME MACHINE』(rca/1966年4月/非CD化)の最終曲“My Funny Valentine”の原型がここで披露されている辺り。LPでは4オクターブのヴィブラフォンを使ってベースのスワロウと幻想的なデュオを聞かせていたのですが、ここでは通常の3オクターブのヴィブラフォンを使ってチェリコとのデュオ。
「THE TIME MACHINE」のテイクは僕の最も好きなヴィブラフォンの独奏なのですが、その原型が今になって聴けるとは思いませんでした。

ゲッツの66年組みがSteve Swallow(b)Roy Haynes(ds)となるのも実は「THE TIME MACHINE」(但しドラムはLarry Bunker)が影響しているのですね。

My Romance、When The World Was Young、などのスタンダードでのゲッツのスペーシーなソロとヴィブラフォンの組合せは絶品。

Waltz For A Lovery Wifeはまだバークリーに行く前、東京であった同校夏季セミナーの時に初めてゲイリー本人から指示されて目の前で演奏した思い出の曲。

様々な思いもあって、このゲッツのアルバムを聴きながら、冒頭のような事を思ったのです。

また、このアルバムのボーナス・トラックには1961年のゲッツ・カルテットの演奏がSteve Kuhn(p)Scott LaFaro(b)Roy Haynes(ds)とによる3曲他も納められており、この61年という時点でスティーブ・キューンが如何に斬新でモダンなピアニストであったかも聞けます。
いや〜、キューン、やっぱり凄いわ〜!


今は音だけじゃないよ。
赤松敏弘MySpace
チェキラ!
未来に向かって僕らも“これから”を残そう。

おしまい

2008/6/18

いざとなったら、これで“好物”・・・  水曜:これは好物!

三週間ほど前の「これは好物」で最近忘れられがちな食べ物の話題を書いた。
その直前に中国の四川大地震が起こった事もあって、いざ、僕らも非常事態になったらどーする、という事もあって非常食としてとても優秀と思える「缶詰」の事。
食材用ではなく調理済みの缶詰。
随分陽の当たらない存在になってはいるけど、いざとなったらこんなに重宝するものはない、と思う。

そういう目線で現在大型店やコンビニでも容易く入手出来る缶詰の中から超お薦めの品を紹介したのでした。僕的な第一位は『焼肉・豚塩だれ』(青森県八戸・宝幸製)。これは美味しい。冷凍食品の加工肉ものよりも旨いかもしれない。

しかし、その後、岩手・宮城内陸地震が発生し、ちょっとグルメ視点を外した緊急時に入手しておきたい非常食として、再度缶詰をクローズアップしておこうか、、、と。

幸いな事にまだ一度も配給のお世話になった事がないのでこんな呑気な事が書けるのかもしれないけど、今の食生活の中では非常食となり得るものの少なさに少し不安もあるのです。

非常食とは言え、できるならなるべく美味しいほうがいい。少しでも「美味しい」と感じられるなら復活への気力も増すような気がするんです。

非常食の条件としては、やはり缶はプル缶がのぞましい。缶きりが無くても手で空けられるのは第一条件。それ以外もそれ以上もない。

コンビニやスーパーなどでもよく見かける製品の中で、多少の違いはあれ、大手メーカー品と専門メーカー品を比べると、やはり専門メーカー品は味付けがいい。大手メーカー品はどうしても味が濃くなる傾向があるので、いわゆる「かんづめ」の味が嫌な人は専門メーカー品がお薦め。

前回の時にも紹介した千葉県の缶詰専門メーカー、田原缶詰(ちょうした)はかなり普及しているのでこの中から。

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『板長さんシリーズ・ぶりの照り焼』(千葉県銚子市・田原缶詰株式会社製)

前回は「さんま」の缶詰で紹介した田原缶詰は最近様々な魚の製品がラインナップ。
これは「ぶり」なんだけどなかなか美味しい。

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「さんま」の味付けと何処が違うのかと言われるとちょっと困るが、不思議な事に同じ「板長さんシリーズ」でもこちらのほうが味付けが控え目。

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「ぶり」の味が強いからかもしれないけど、トータルすると案外これのほうがお薦め。
いざと言う時に配給の“おにぎり”と合わせていただけば元気モリモリ。


次に、

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『本照り・焼きさば』(千葉県銚子市・田原缶詰株式会社製)

今度は「さば」。なかなか「さば」は好みの分かれる魚だけど、ここまで加工されていると「さば」臭さは微塵もない。少し前までは「かんづめ」の調理品と言えば「さんま」か「いわし」と相場が決まっていたけど、随分カラフルな食材や味付けがラインナップしている事に驚く。

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僕も子供の時は「さば」は苦手だったが、高校の寮の食事事情があまりにもサバイバルだったのでいつの間にか「さば」が平気になった。人間いざとなれば食べれるもんです、ってちょっと次元が違うか。
これも配給の“おにぎり”と合わせれば元気百倍。

でも、この二つとも味付けに関してはあまり差がない。もちろん「味噌煮込み」や「塩焼き」もラインナップしているのでそれぞれ揃えておくと良いとは思うのだけど、、、

ちょっと前回の『焼肉・豚塩だれ』ほど驚くものも探してみよう。
いざという時に、やはり味覚は英気の元になるもんね。

いざという事の無い平和な時代を祈りつつ
赤松敏弘MySpace
音楽はいざという時にどんな力を持っているのだろう?

おしまい

2008/6/17

祝・副都心線開通偵察のつもりが・・・・九州から熟?奇襲!?  火曜:街ぶら・街ネタ

近年こんなにマスコミで取り上げられる新線の開業も珍しい。
東京メトロ副都心線
池袋〜新宿〜渋谷をJR山手線の内側で結ぶもの。
最速で池袋と渋谷が11分で結ばれるというのも注目だ。(これまでにもJR埼京線が同区間を11分で走っているが新宿〜渋谷間直通が極端に少なかった)

Fライン、あるいは13号線とも言われる副都心線の半分はほぼ明治通りに沿って掘られた。なので随分長い間鉄板道路と化していた新宿界隈の明治通りがやっと元の形になった。山手線を挟んで外側に平行する山手通り(環六)の地下には去年首都高速中央環状線が開通するし、この約二十数年掛かった都心部の大規模プロジェクトがいよいよ完成という事になった。

今回のFライン(副都心線)は南端が渋谷止りだけど4年後には東急東横線と直通運転となり、今回から始まった池袋から先の東武東上線、西武池袋線への直通運転と合わせると埼玉県西部と神奈川県が私鉄で直結する事になる。既に開業しているJR湘南新宿ラインも含めると渋谷〜新宿〜池袋に直結する選択肢が増えて便利になる。

と、まぁ、今、新宿は副都心線開業で久し振りに世の中から注目されている。

そうなると新宿で最も恩恵を受けるのはココ。

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『新宿通り・伊勢丹とその界隈』

だって、今まで伊勢丹は新宿駅からはちょっと歩く、という(まぁ、それはそれで何の苦にもならない距離なんだけど)ハンディがあった。ヘタすれば都電が廃止されて以来のアクセス改善かもしれないですね。それが「新宿三丁目」という、正にド真ん前に駅が出来たのですからリキが入るのも当然でしょう。

今までも地下鉄丸の内線と新宿線の「新宿三丁目」駅はありましたが、東西を移動する人には便利でも、他の地域から来るとわざわざ新宿駅から乗り換える距離でもなく(地下鉄のホームを上下動する内に歩ける距離)、かと言って雨とかが降ると微妙に感じる距離だったのですね。
それが目の前の交差点直下に新線の南北方面から直結の駅ですから正に一人勝ち。
「伊勢丹口」なる誇らし気な出入口まで開設。三越と提携して伊勢丹はさらに独自の勢力をここから全国に発信するか!?

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この新宿三丁目交差点直下に駅が開業

と、ここまでは、副都心線開業記念ルポの様相を呈していますが、本日は九州から悪友が来襲。で、伊勢丹そばの某所にて召集が掛けられているので急ぐ。。

途中某D店に駆け込んで前から取り置きのブツもゲットしなくてはならず、汗ダラダラで新宿界隈を駆け巡り、九州のタイフーンに合流。

メンバーは熟?宣言を発動のタイフーンこと九州は福岡のマリンバ奏者カーコ、四半世紀以上のつき合いとなる某社の室長マコティー、それに僕、さらに上京して頑張っているカーコの愛弟子(?)約三名含む元船長という、まぁ、副都心線開業祝いに相応しい「御祝儀ダンディーズ」がカーコを取り囲む。最近ちょいとばかり元気のなかったカーコだが、あれよあれよと言う間にこの怪しい東京モードに巻き込まれてついに「熟?宣言」??。
(詳しくはカーコこと田代佳代子さんのブログで)

まぁ、この6名、3:3でその年齢には約四半世紀の開きがあるのだけど、マコティー室長のパワー全開で完全に若年組を圧倒。五臓六腑がねじれて分解するかと思うほど笑った。

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元若年組約三名・・・現若年組を圧倒の図(新宿某所にて)

いつものようにヘロヘロになるまで笑っていると・・・「そろそろ閉店のお時間で・・」という店員の幕引きでお開き、夜の新宿通りを大声で話しながら帰った。

「あれ?せっかくなのに副都心線で帰らないの?」(カーコは今夜渋谷のホテル泊)

曰く:「渋谷の駅に副都心線の案内がなかった」

僕ら:「うそー、ぜったいあるよー」「あるある」「老眼か?」(笑)

曰く:「ホントになかったもーん」(笑)

僕ら:「わかった、営団副都心線って表示探したんだろ」(笑)

曰く:「ちがうもーん」(笑)

僕ら:「あ、ほらほらもう新宿駅だぜ。カーコは国鉄の切符売り場探さなきゃね」(笑)

笑・笑・笑

営団でも国鉄でも東京メトロでもJRでもどーだっていい。我々は永遠に変わらないのだ。

こちらも毎日が永遠!?
赤松敏弘MySpace
チェキラ

おしまい



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