2008/11/28

隠れたガイドトーンを捜せ・コンビニじゃないよコンデミ  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック


毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。金曜第百十七回目の今日は、先週に続いて「隠れたガイドトーンを捜せ/その3-ディミニッシュ・コードの素性を証せ」です。

この話題は2週間前の「隠れたガイドトーンを捜せ」(08年11月14日のブログ)から始まっているので途中から読んでいる人はそちらからどうぞ。
何事も最初が肝心です。

ジャズの演奏には二通りの表現方法があります。

一つは、インプロ(アドリブの事)こそ命!的に、ありとあらゆる演奏力やエネルギーを注ぎ込んで壮大な世界を描くスリルに魅力を感じる演奏者。

もう一つは、楽曲全体をトータル・パフォーマンスと考えて、必要な事を必要な時に用いる方式で音楽を構築する演奏者。

このどちらでもOKですが、僕はどちらかと言えば後者です。
ただし、曲や共演者にインスパイアされて前者であるべき時をいつでも引き出せるようにしています。これを忘れてしまったらジャズをやっているなんて人には言えません。
ゴリゴリやるならゴリゴリした曲を作り、シンプルにやるならシンプルな曲を作る。いたって単純です。

さて、「隠れたガイドトーン」の例として掲出したアントニオ・カルロス・ジョビンの名作の冒頭をどのように演奏するかの続きです。

このブログのリスナーでもあり御自身もヴィブラフォンを演奏する神戸のtakiさんがコメントされているように、「Corcovado」の譜面には次のようなコード進行を掲げるものもあります。

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(クリックで拡大/以下同じ)

takiさんのコメントでも少し書きましたが、僕もこのコード進行の譜面を見た事があります。この世界で演奏を始めた初期の頃に。
Gm も D7(b9)/F# もちゃんと曲の流れに沿ったコード進行で、間違いなどありません。
1小節めをGm6 と書いた譜面もあります。
ただ、僕は、自分が好きな曲だったので、この冒頭の部分が Gm - D7 というコード進行には馴染めなかったのですね。

そんなの気にするほうがおかしい。

かもしれませんが、イメージというのは演奏で大切なのです。
メロディーしかり、フォームしかり、選ばれたコードネームしかり。

市販されている譜面のコードネームが情報を正確に書き表わしているのか? と言うと残念ながら100%とは言えないのです。
そんな時に信用する為の目安を自分で立ててみました。

いろいろありそうですが、この1点だけが「信頼する」「しない」の目安として残りました。

メロディーと調号だけでは判断出来ないコードスケールをテンションで示唆しているもの

さて、話しを戻します。
Gm6 と書かれた譜面を見た時に「これは本来はGmじゃないよ、という意味」に解釈。
和音の転回形の最低音をそのままコードのルートとして書いた場合によく見掛けるものです。

もしもGm6が本来のコードであれば、その部分はメロディック・マイナースケール。しかし、肝心のメロディーはDとCを行き来するだけでメロディックマイナーとしてEが欠けるのは何となく矛盾している。旋律的短音階ならメロディーも上行しているはずなのだけど・・・

そこでこれは、あるコードスケールの途中からをコードネーム化したのではないかと。

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C7/G - Gbdim というコード進行の譜面を見た時に、「コレだ」と思いました。
この二つのコードのトライトーンを繋いでガイドトーン・ラインを作ると、本来のコードが浮かび上がってくるのですね。

指定されたベースラインを外して弾いてみましょう。

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明るいでしょ?
この曲、けっして暗い曲じゃないんです。

本来のキーBbに属さないドミナントコード「C7」を使う時に、「C7」が属する調(key of F)の形跡を隠す為にC7のコードスケールからFの音を移動して特定の調から開放します。この場合に使われるのは、この曲の調号(key of Bb)に一番影響を与えないリディアン・フラットセブン(リディアン・セブンスとも言う)。C7のコードスケール4thの音を半音上げ、#11thとする事でC7がkey of Fに属さないコードになりました。

F7はこの曲のキー(Bb)のV7の和音です。だからこの部分に使うには最も安定したコードになるわけです。
もちろんコード進行上、始まったばかりのこの位置にドスンとドミナントが居座るのもちょっと重たいので避けたい。ベースの指定にb9thもあり、そういう本来の使い方ではない事を示す為にコードスケールを変形(オルタード)させる事も忘れていません。

この辺りの仕組みはヤマハから出版している『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン』の基礎編(P67〜)を併用しながら読むとわかりやすいでしょう。

このF7はベース指定にあるGbが必ず入るので通常のミクソリディアンではなく、どのスケールになるか?

答えはメロディーにD(つまりF7の13th)が入る事からコンビネーション・ディミニッシュとなります。
コンビーネーション・ディミニッシュを略して「コンデミ」って呼んでいます。(コンビニじゃないよ!)
つまり、GbdimはF7の事だったのですね。

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同じように、7小節めのEbdimも本来のコードを割出してみましょう。

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こちらも隠れたドミナントコード、D7が浮かび上がってきますね。

Gmで演奏しようと試みて上手く行かなかったソロがC7と思えば案外気楽に演奏できたりします。同様にGbdimやEbdimだとプレッシャーに思っていたコードも「F7だ」「D7だ」と思うとコードスケールさえ踏み外さなければ自信を持って演奏出来るはずです。

実際に演奏してみましょう。

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GbdimはF7(b9)。EbdimはD7(b9)と思って演奏するのがコツです。
『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン』のメロディーの作り方(P56〜)で解説しているアプローチノート(↓の音)も併用してメロディーの流れを整えました。

あ、それから・・・
ボサノヴァのようなシンプルな音楽では、あまりコードスケールを感じさせない演奏がベストだと思いますよ。特にコンデミをこれ見よがしにゴリゴリやるのは・・・・カッコ悪いぜ。

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おしまい


2008/11/27

黄昏れ時のMal Waldron  木曜:Jazz & Classic Library


マル・ウォルドロンというピアニストは不思議。
そんなに技巧派とは言えない、それどころかかなりヨイヨイなところも目立つ、大雑把なピアニストと言ったらファンの人からは大顰蹙(ひんしゅく)を買うだろうなぁ。

セロニアス・モンクほど突飛なスタイリストでもないマル・ウォルドロン。
でも、その存在感は不思議なほど強く残っている。

僕にはなぜかエリック・サティーと同一線上に位置する音楽家なんですね。

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『LEFT ALONE/Mal Waldron』(bethlehem/1959年)

マル・ウォルドロンと言えばこの「レフト・アローン」と呼ばれるほどに有名なアルバム。中学生の頃、目にしたスイング・ジャーナルで「・・・歴史的名盤がステレオで登場」という記事だったか広告だったかを見て、じゃ買ってみようかな、と当時新譜で出ていたチック・コリアやキース・ジャレットのソロアルバムと一緒に買った。

僕はなぜだかモノラルの録音はあまり好きではなく、その頃に興味深々で買った「ジャズ・アット・マッシーホール」とか、「チャーリー・パーカー・オン・ダイアル」なども聴いている内に気分が悪くなってそのままになっていた。
中学生の分際で「オトキチか!」と思わないでほしい。音の定位感というのは大人子供関係なくあるものです。
その頃はセピア色の録音(僕の勝手な印象でモノラル録音をそのようにイメージしていた)は苦手だった。

で、この「レフト・アローン」を最初に聴いた時、ホッとした(ステレオだったので)記憶がある。
ただ、まぁ、中学生の耳には「なんか、演歌みたいだなぁ。。」という印象しかなかった。。。
そりゃ、当時新進気鋭のチックやキースに比べれば時代感覚に大きな違いがあっても仕方ないでしょう。

高校の音楽科に進み親元を離れて暮らしはじめると、ジャズ喫茶通いが始まる。
すると、どこのジャズ喫茶でも、コーヒー一杯でねばっていると必ずと言っていいほどこのアルバムが聞こえてくる。

ふむ。

実家から大挙して寮の部屋に持ち込んでいたLPからこのアルバムを取り出して聴いてみたりする。コーヒーを湧かして部屋を意味も無く薄暗くしたりして、ジャズ喫茶気取りで。(やった人いるでしょう)

ジャズというのはそれまで(と言っても小学生後半から中学生なんだけど)都会の中で聴く音楽として楽しんでいた。
密集したビルや喧噪、裏路地独特の臭いやカルチャー文化をまとって闊歩する“おにぃさん”や“おねぃさん”。田舎とは言え、少なからず街の真ん中で育ったせいもあるけど、ジャズとはそういうところが似合う音楽で、そんな中から郊外に飛出した時に得る感動のようなものもあるとゲイリー・バートンなどの音楽が示すものも楽しんでいた。

ところが。。。

この「レフト・アローン」というアルバムを、自分が移り住んだ山間の街で聴くと、それまでには得られなかったような、何と言うかフィット感のようなものが生まれた。

高校という事もあるからいろんな思春期としての葛藤も加わったんだろうけど、それまでに感じていた音楽やジャズの感じ方とは違った何かが、この「レフト・アローン」によって呼び起こされたような発見だった。

マル・ウォルドロンを知ったのは中学生の頃に買ったエリック・ドルフィーの「5スポット」でのライブ盤。ドルフィーやリトル(ブッカー)の演奏は「何だかおもしろいゾ、こりゃあ!」と楽しんでいたのだけど、ウォルドロンやデイビス(リチャード)のソロになると退屈で飛ばしてしまった。しかし、そのアルバムで1曲「ファイヤーワルツ」というウォルドロン作の曲はなぜかお気に入りだった。

その印象があって「レフト・アローン」。

高校音楽科の時に、級友の間で流行った“ごっこ”。
ピアノを弾きながら誰々風を表現して遊ぶのだ。(たわいもない餓鬼の遊びです)
僕はなんでもコードをメジャーセブンにして弾く“チック・コリアごっこ”と何でもコードをフラットセブンにして弾く“マル・ウォルドロンごっこ”でウケを狙った。
まだタモリがラジオで“誰でも弾けるチック・コリア”などやっていない時期だけど、恐らくあの時期にピアノで“ごっこ”をした人は多数いるんじゃないかな?(笑)

話しを戻すと、このアルバムはマル・ウォルドロンを代表するアルバムになったんだと思う。
その後もいくつかのマル・ウォルドロンのアルバムを集めたけど、やはりこの「レフト・アローン」が一番聴きやすいと思う。

CDになったお陰か? タイトル曲の演奏の途中でサックスのジャッキー・マックリーンがマイクの前でゴソゴソとやるのまで鮮明に聞こえてくるのには笑ってしまったが。

なぜ「レフト・アローン」が聴きやすいか。
それはピアノ・トリオが基本のマル・ウォルドロンのアルバム(ソロ・アルバムも含めて)
で1曲だけアルトサックスが登場する、というコントラストがあるから。
そして、そのコントラストとなったタイトル曲「レフト・アローン」の演奏が飛び抜けてシンプルで説得力があったからだと思う。

では、これがジャズを聴くなら是非お薦めか、と言えばそうじゃない。

なんじゃ、そりゃ!

と思う人がいるかもしれないけど、今の若者に「これを聴けばジャズがわかる」みたいな事を言ってもチンプンカンプン。今の僕だってそうは思えないし。

でも、このアルバムは密かに買って部屋のCDライブラリーでもiPodにでも保存しておいて損のないアルバムです。

人生いろんな事があります。

何かに疲れた時、環境が変わった時など、、、

ちょっとだけ、ダウンライトな中で、何も考えずに聴いてみると突然好きになるかもしれないジャズなんです。

ヘッドフォンで音楽を聴く時間ばかり増えていて、なかなかスピーカーからある程度の音量で音楽を聴く時間がなくなりました。
先日、夕方の空き時間に、久し振りにこの「レフト・アローン」をスピーカーから流して聴いてみました。

冬も間近な黄昏れ時のひととき。
コーヒーを入れて、暖房を効かせたダウンライトな中で遠くを眺めながら。
街や山がモノトーンに落ち着く時間帯。

こういう時に「レフト・アローン」は似合うなぁ、と。

もう少し暗くなっても、夕陽が鮮やかでも、冬になりきってもダメなんです。
また、一日でもう一回ある太陽が昇る直前のモノトーンとも違う。
今のこの季節がストライク。

つかの間の時間でしたが、なんだかちょっとだけホッコリした気分に浸れました。
高校時代の級友にメールでも出してみましょうか。
そんな事を思ってしまいました。


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おしまい


2008/11/26

ディープシティーでボストンの香りと通貨1ピックの不可解?  水曜:これは好物!


毎週水曜日は“好物”についてタラタラと書いていますが・・・
今日は珍しく?好物が食べ物ではありません。

いや、

“好物”なんて書いたら本人に怒られてしまいそうですが、、、
まぁ、そこはひとつ“よしなに”。

街ぶらじゃないんですが、ココは東京一ディープな街。

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大久保界隈

ちょっと予定が押して間に合うかどうかの判断で乗った首都高速。
意に反してスイスイと流れ新宿に10分ちょっとで到着。
ここからが喚問とばかりにハンドルに汗を握るも、
拍子抜けのようにスルスルと職安通りを通過。
小滝橋通りもガラガラで・・・・
気をもんだパーキングも見事にストライク。

小雨交じりの昨夜は、このディープ・シティー大久保に。
まあ、この街を歩くと聞こえてくるのは韓国語、中国語など東洋各地の言葉。
人種の坩堝(るつぼ)という形容がありますが、普通に歩いていると一見誰が何処の国とかまったくわからない容姿だし、欧米と比べれば外見上もみんな東洋人だから坩堝という形容は意外と当てなまらないか。
しかし、耳を澄まして歩くと、実に様々な言語が飛び交っていてカラフル。
“言語の坩堝”という形容がピッタリ。

で、

新大久保、大久保と小滝橋通りに向って大久保通りを進むと

あんれまっ

こんなところにまで高層ビルが・・・

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小滝橋通りと交差する「北新宿1」交差点。かつてここは低層の銀行か何かだったような・・

アキバの次はオクボか?(そんな事はないでしょう)

さて、この交差点をそのまま大久保通りに沿って信号1ブロック。
ちょいと角を曲がってトントントンと、下れば下るほど幅が狭くなる意味不明の階段(さすがディープ・シティー)を下りたB1。
今夜の“好物”に御対面〜。

「な〜んだ、やっぱり飲食店じゃん。食べ物じゃん」って?

「どうせ、またディープなオリエンタルフードか何かでしょう〜」って?

いえいえ、今夜は違います

ミュージシャンですもの。
確かに鉄分と食分やや高めではありますが・・・

新鮮なものを、新鮮な内に聴くのもこれまた立派な“好物”なんです。

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山本玲子(vib)Groupライブ @ 大久保(08年11月25日)

長方形で細長い小さな地下のライブハウス。
程よく埋まった客席。
今夜はヴィブラフォンの新人、山本玲子さんのライブを初めて観に行った。

山本玲子MySpace(オフィシャルサイトはコチラ

まだ山本さんがボストンのバークリーに在学中だった数年前、冬休みを利用して一時帰国していた時に、僕の出演していたライブを見に来てからネットを介して繋がった。
今年帰国してライブ活動を始めたばかりのフレッシュマン。

演奏される曲は、聴いているとなんだか懐かしく居心地が良くて何処か自分の心琴に触れる音の世界。それでいてしっかりと彼女のカラーがあるから不思議なんだ。
今までに何人ものヴィブラフォン奏者を聴く機会があったけど、彼女ほど何のストレスもなく自然に聴けるヴィブラフォン奏者はいない。それは、まだ彼女がバークリー在学中に僕の弟子がボストンから送ってきた音源に入っていた彼女の演奏を初めて聴いた瞬間から変わらない。

恐らくこれは、何かと気にかけてくれた師匠のゲイリー・バートン氏が僕に対して思ってくれていたような不思議な気持ちと似ているように思う。そういう不思議な関わり合いってあるから音楽は面白い。

生演奏だからバンドの音のバランスとかはベストではないんだけど、リーダーが描こうとしている事をサポートしているメンバーにも好感が持てる。

そう、この細長い、そして決して音のバランスはベストじゃないけど、演じられる音楽の新鮮度とアットホームな空気。
これはバークリーの校舎で毎日学生が演奏する3箇所の小さなリサイタルホールの空気そのもの。

終演後、彼女に「1W(リサイタルホールの一つで細長い造り)を思い出したよ」と。

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バークリー卒業時間差20年!マレットで繋がった不思議な“好物?”

ヴィブラフォンを上手く生かしたオリジナル曲。
ジャズのオリジナル曲を書き始めてタイトルの頭文字をアルファベット順に付けているという。
(現在は“P”らしい)
曲というのはその時の自分の分身のようなものだから、時間を重ねる毎に演奏で育って行く。
きっと今は産声をあげている状態だろう。

そのサウンドが新鮮でもあり、数年後に聞いたらどれだけ変わっているのかに期待も膨らむ。
これから歩むべく彼女の道が楽しみ。

昇るほどに幅の広がる意味不明の階段を上がると、そこはディープシティー。
今夜はこの両極端なコントラストが実に味わい深く清々しい日だった。

ディープといえば・・・・
「本日はツーオーダー制となっております」と亭主。
「ふむ」
千円払って引き換えにギターのピックを2枚渡されて最初にソフトドリンクをオーダーしピック1枚を渡す。
つまり1ピックが日本円500円相当という事らしい。
ちょっとディープに我がままなシステムだ。つり銭の用意が面倒だからかな?

三人連れで行ったので「何か一つまとまったつまみを頼もう」と。
すると三人分(つまり3ピック=日本円1500円相当)の1ディッシュをオーダーしようとすると一人1ピックでオーバー分は追加料金だと言う。
「いやいや、3つもいらないから3ピック相当以内のものを1つ出してよ。同じじゃん」
「いえ、一人1ピック+追加料金で・・・」と譲らない。

女性陣二人に任せたから、なんだか食べたくも無いミックスナッツか何かを僕の分としたらしいんだけどね。(この辺りキッチリ現物化する女性の経済観念もどうかと・・・/笑)
食べるのならせっかくだから外のディープシティーだよ。

3ピックで1200〜1300円くらいのガッツリ系の物をオーダー出来ないものかねェ。
それを3人でシェアするだけだから何の問題もないだろうに。
狭いテーブルに3品も並べられないって理由もある。
別に返金なんか求める気はサラサラないんだし。
そのほうが店だってきっと儲かるよ。(って、僕なら考えるな)

洗い物だって減る。(でしょー?)
洗剤が減る分地球環境に優しい。(かなりこじつけ/笑)

第一に1ピック持って帰ってもギタリストじゃないから使い道ないし。(ゴミになる)

このディープな通貨1ピックはもう少し臨機応変な対価化が望ましいね。
さもなくば、国交断絶?(笑)

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2008/11/25

晴れたり下がったり?・・・・  火曜:街ぶら・街ネタ


世の中連休でしたね。
山の紅葉もさることながら、街中も一気に冷え込んで街路樹もあっという間に枯れては散って行きます。

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昨日は文字通りの“秋晴れ”
我が家から見える新宿マンハッタンもクッキリ。

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ちょっと先に神社がある小高い森も、いつの間にか枯れモードに。
連休中日とあってのどかなものでした・・・・・

ところが

昨夜は一転、木枯らしか!と言いたくなるような強風と冷たい雨
深夜の帰り道で、やたらと目立ったもの。。

それが・・・

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煌々と輝く照明に映し出される下落の一途を辿るガソリン価格。

ヲイヲイ、これじゃ去年よりも安くなってないかい?

連休最終日の深夜という事もあるけど、都内の幹線道路がガラガラの空っぽ

だから、やたらとガソリンスタンドの灯りばかりが目立つんですね。

杉並区では本日最安値のリッター116円という看板があちこちに。
我々ドライバーもたまったものではないけれど、販売する業者さんも大変だろう。

この十ヶ月ほどで国民の大半がガソリン価格の仕組みを学習した。
いわゆる暫定税率という奴。
安くなったからと手放しで喜べない業者さん達の事がよ〜くわかったからだ。

むしろ、販売価格が安いほど、この暫定税率という奴は比率が上がる。
186円でも、116円でも、二十何円かの一律の税金を取られているわけ。

いらっしゃいませ〜
お車の点検サービスはいかがですか〜

ウォッシャー液の補充もエンジンオイルの交換も致します〜

あ、こちらタンクの水抜き剤がそろそろですが、いかが致しましょうか〜

今ならキャンペーンでコチラの価格で執り行ないますが〜

窓、お拭き致します〜

ハイ、給油完了致しました〜

え〜っと、コチラですね。会員になって頂ければ今日から会員価格で行けますが、いかが致しましょう〜


うざい、うざい、と思っていたガソリンスタンドのサービス合戦。
別にウォッシャー液が半分でも問題ないし、水抜き剤が必須でもなく、
それどころか言われるままに会員登録したら、、

ジャンクメールや心当たりのないDMがどんどん舞い込むようになった、、、

あの、、、

サービスなのか押し売りなのかわからないグッズの販売合戦。

今となっては・・・

影も形もない。

あれは一体何だったのか?

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誰もいない幹線道路沿いの午前4時のスタンドで、
燃料油キャップを外し、
「静電気防止シールに触れろ」と機械に命令されながら
ドクドクと化石燃料を自分の車に注ぎ足す。
燃料油キャップを閉め、
「終わったら清算機に進め」と機械に命令されて
レシートを持って自動清算機にかざす。

「ありがとうございました」

と機械に礼を言われてつり銭を受け取る。。。。

アレ〜?
これ、どっかで経験した光景だよなぁ〜。。

そう、

20年前に住んでいたアメリカのガス・ステーション。

でも、

あっちは清算窓口には、係員とピストルを携帯したセキュリティー。

ううん、、、、今にそうなるのか?

こりゃ20年も時間が逆戻りしちゃったって事ですかねェ?

いや〜、

機械に礼を言われるところが21世紀と言えばそれまでだけどね。。。


コチラは21世紀らしく世界とボーダレスに繋がってるるゾ!
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おしまい



2008/11/24

東京ジャズ事情・・・姿形は変わっても・・・  月曜:ちょっと舞台裏

ジャズ事情といってもライブとかのレポじゃないですよ。
ミュージシャンの実情。

先週、若手メンバーでのリハがあったが、その時に“奇妙な”アコースティックベースを持って来た澤田将弘くんと先日二人で音出しをした。

リズムやタイムキープに関する微調整だからスタジオではなく自宅でやる事にした。

で、

やはり、あの“奇妙な”ベースを担いで電車でやって来た。

そんなに“奇妙”奇妙、と書くと彼の楽器に悪いんですが、時代を反映した楽器なので興味津々と言ったほうが正直なところだろうか。

全国に何万人いるかわからないベーシスト。
演奏環境が苛酷な東京では楽器の形も変わってしまうのですゾ。

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一見普通のアコースティック・ベース。
もちろん、このまま弾いて音あわせに問題は無し。

サイレント・ベースのようにアンプを使わなければ音が鳴らないエレクトリックと違って、このままでちゃんとアコースティック・ベースの音が出る。

奇妙って言うけど、全然じゃない?

そう、この角度から見れば、のお話しです。

じゃ、これならど〜よ!

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ありゃりゃ〜!?
胴体の下半分が見事にカット!

邪道などとは言わせませんよ。
現在のジャズベーシストは殆どの場合ピックアップを装着させてアンプから音を出しています。
生音にこだわる人もいますが、演奏する場所の音響も様々なので、結局アンプリファイアするのが一般的。

もちろん、本体の“鳴り”で大きな差はあるんですが、大半はアンプの音。

しかし、近年、ミュージシャンは手持ち可能な楽器の運搬はどんどん電車移動に切り替わっているんです。
ピアノ、ヴォーカル、サックス、トランペット、フルート、ギター、、、、
昔からこの辺りは基本的に電車で移動でした。

しかし、現在はドラムも自分のセットにこだわっていられない状況になり、スネアとシンバルだけを持参して車から電車移動に切り替えた人が多数。パーツの中で持ち運びが可能だからです。

こうなると、図体のデカイ楽器はどうなるものか・・・・

ヴィブラフォンはいわゆるトラベラー・タイプ(楽器が半分に分解出来るもの)で持ち運びの容積を圧縮する事は出来ましたが、さすがに電車での移動はまだ不可能。
しかし、ニューヨークでは一つのハードケースにまとめて収まらないパーツはケースの外側に吊るして運ぶヴァイビストがいるくらいですから、まだまだ改良されてやがては電車運搬が可能になるでしょう。
しかし、問題は地下鉄の駅から現場に向うキャブがあるかどうか。
ニューヨークのキャブはドラムセットでも何でも運んでくれますが、日本のタクシーはトランクが小さいので無理か・・・

で、サイレント・ベースが“竿一本”の姿になったベースの世界。
しかし、さすがにサイレント・ベースでは対応できない音楽もある。

そこで登場したのが、彼の持っている楽器だ。

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でも、なんか、マジマジと見るとユーモラスです。
ホールの形と下部の造形からでしょうか。

スマイル・ベース!

そういうネックネームが付きそうです。

性能は至って優秀。
普通のアコースティック・ベースがアタッチメントを装着するように、アンプで増幅出来るわけです。

彼によれば、「アメリカにいる時に、東京の実情を調べたら車は厳しい、でもコレなら電車でイケル!」とベーシスト、デイブ・ホーランドが使っていたのを見て購入したそうです。

東京の道路は夜間パーキングメーター(1時間300円)を使えないところが多い。
かと言って普通のパーキングは無駄に高い所が多い。(1時間800円)
車を増やすだけ増やして、何のケアもないんだから負担は増えるばかり。
ケアどころか取り締まりばかりしている。
夜間、車を使う人間が全員飲酒しているわではない。
僕らが駆け出しの頃と状況は大違い、という東京の環境がある。

それでも逞しく生きて行く技を身に付けるのがミュージシャン。
いや、、もうこうなったら、楽器のほうにも姿形を変えてもらわなきゃ、やっていられない時代。

「あ、こんなのも取れます」

と、

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な、な、、何と、ネックの先がポロリ、と!

少しでも運搬に負担をかけない為に、飾りの部分は格納式に。

「でも、時々、ステージで横に置いていてポロリと取れる事もあるんですよぉ。すると、“ま・・まさか。!”とみんなビックリします」(笑)

たしかに、ちょっと何かが触れてポロリと取れたら・・・・

ううん、、なるべく近ずかないようにしませう(笑)


そう、NYのフレンドはヴィブラフォンも地下鉄で運んでます!
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2008/11/21

隠れたガイドトーンを探せ・ディミニッシュコードの巻  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック


毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。
金曜第百十六回めの今日は先週からの続きで「隠れたガイドトーンを探せ」その2/ディミニッシュ・コードと仲良くなろう」です。

ちょうど先週のこの時間で報告したようにライブでも使い始めたVIC FIRTHのマレット。

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昨夜のライブ(市川秀男トリオ+赤松敏弘)では、ピアノ=マイク入り、ベース=アンブ入り、ドラム=ノーマイク、そしてヴィブラフォン=ノーマイクという状況でしたが、バンドの音でも十分太刀打ち出来る事がわかりました。

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元々、マシュルームヘッドやツイントーン(ダブルトーン)という変形ヘッドのマレットではありませんでしたから、原点回帰という事でしょうか。

1998年頃から使い続けていたマシュルームヘッド(GOOD VIBES/M229 → INAKI SEBASTIAN VCS-3)はレスポンスの良いマレットですが、このところ品質が安定しないのがネック(ハンドルの長さと重量のバランス)で、手持ちの在庫も少なくなりこの3年間は常に次のマレットを探していました。

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さて、ピアノトリオの演奏が終わり、いざ出陣!

リハーサルをスタートした新しいバンドと共に、当面このVIC FIRTHで試行錯誤を繰返し新しい世界が描けるような気がします。


さて、先週の続きです。

ヤマハから出版している『レパートリーで学ぶジャズ・マリンバ&ヴィブラフォン』でも解説しているように、コード・インプロヴィゼーションを行うにはある程度のコード理論が知識として必要です。
もちろん音楽は理論で演奏するものではありませんが、ここまで音楽の情報が広まると音感を頼りに勘で演奏していた時代は終わり、それなりに法則のような物がまとめられています。
前出の著書は、コードネームに慣れない人、ある程度コードネームはわかるけどインプロに結び付けられない人に向けて書いたものです。

このブログで説明している事は、特に54ページ以降にある「コード演奏・応用編」と「基礎編」を頭に叩き込んでから読んでくれると絶大な効果があります。(笑)

では、本題に進みましょう。

■ディミニッシュコードと仲良くなろう

先週例として取り上げたジョビンの“Corcovado”。
この3小節めに登場するディミニッシュ・コード。
一定の調の中にあるダイアトニック・スケールコードとは異なる音階を持つディミニッシュ・コードのインプロについて少し書きます。

まずはどんな音階なのか弾いてみましょう。

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下段のコード伴奏をマリンバやピアノで弾いて音を記憶してからスケールを弾くのがコツです

ディミニッシュ・コードは、コードトーンの隙間に各コードトーンから等しい音程を持つ音を一つ挟んでいます。規則正しい(シンメトリー)音階でコードトーンの全音上の音がえらばれています。

これを分解すると、4つの半音程と4つの全音程になるわけで、今までに出て来たコードが1オクターブの中に2箇所しか半音程を持たないのとは大きく異なります。

『レパートリーで学ぶジャズ・マリンバ&ヴィブラフォン』で「垂直感覚」と「水平感覚」という言葉でコードの仕組みと連鎖を説明していますが、この流れの中で一つだけ異様な音階(オクターブ内の音が一つ多い)となるのがディミニッシュ・コード。
半音程がコードの機能と密接に関係していたその他のコードと違い、特定の調に属さない「無所属」なんです。

しかし、半音程4つの内の2つがドミナントコードのトライトーンと等しい事から、ジャズでは頻繁に借用されるコードなんですね。

ディミニッシュ・コードが出て来て「インプロで行き詰まった・・・!」という経験の人は多いでしょう。

整理整頓から始めると、そんなに厄介者ではないのです。



■安定を意味する全音程をコードスケールから拾おう

『レパートリーで学ぶジャズ・マリンバ&ヴィブラフォン』でも書いていますが、コードスケール上で厄介なのは半音程。全音程は響き合うので安心して弾く事が出来ます。
まずは、ディミニッシュコードのコードスケールから全音程だけを集めてみましょう。

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音が進む向きには人間の感情と連鎖する表情が生まれます。
安定している全音程でも、コードトーンからテンションに向かうと、やや緊張した感じに。それが一転してコードトーンに向かった全音程となれば、たとえスタートの音が不安でもすぐさま安定に繋がります。
ただでさえ「無所属」で調性を不安定にしているディミニッシュですから、音感的に完全に慣れるまでは「安定」の方向でメロディーをコードトーンに解決させるといいのです。



■不安定な半音程もやり方次第で魅力的に

これも同じで、コードトーンに向けて「解決」をすれば、不安にはならないものです。

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ディミニッシュ・コードでは、コードトーンの隙間に挟まれた音をどの方向へ繋ぐか、がメロディーの「解決」という事になるんですね。

では、“Corcovado”の冒頭8小節のコードを使って、ここで述べた事をインプロとして実践する例を記します。

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全ての八分音符2つ(つまり1拍)で先行する音を次の音に解決させています。
先行する音はコードスケール上のテンション、解決する音はコードトーン。
6 小節めのEとC#は『レパートリーで学ぶジャズ・マリンバ&ヴィブラフォン』でも書いたアプローチ・ノート、8小節めのみコードトーンの間にテンションを挟んで解決しています。

コードトーンからメロディーをスタートさせると、しっかりとしたコード感を得られます。また、それは初歩の段階では視覚的にもイージーです。
しかし、インプロで壁に突き当っている多くの場合、いつもコードトーンからのメロディーでワンパターン、という事に。

基本はあくまでも基本。音感が基本によって整えられたら、冒険をするのが音楽家の使命ですね。

音で“遊ぶ”というのは、音について耳を澄ますだけじゃなく、具体的に「そのサウンドは何」という分析と共に、です。
ゲームに遊ぶためのルールがあるように、音楽にも遊ぶためのルールがあるわけ。最初からルールを無視したら・・・・ゲームも楽しくないものね。
ルールを応用するレベルになるまでは音感と奏法と分析を忘れないように、ですよ。


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おしまい

2008/11/20

あれ?サム・ブラウンは?・・・Jeremy Steig  木曜:Jazz & Classic Library

新宿のCDショップを渡り歩いていると、「ありゃ!」と思ったアルバムがあったので即購入。

なんとも懐かしいフルートのジェレミー・ステイグ。

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『HOWLIN' FOR JUDY/Jeremy Steig』(blue note/1970年)

御多分にもれず再発モノなんだけど・・・うん?
このジャケット、何かヘン?

この頃、僕は中学生になったばかりで、本気でフルートが好きだった。
ギターのラリー・コリエルの追っかけのような感じで買ったハービー・マン(fl)の『メンフィス・アンダーグラウンド』。この辺りのエピソードはHPの「音楽体験記-1」を御覧下さい。
すでにコリエルを追い掛けてヴィブラフォンのゲイリー・バートンのアルバムを聴き始めていたのだけど、フルートに心酔していた理由はまったくもって単純。

何故か家にフルートがあったから。(笑)

既に小学生の終わり頃からアコースティック・ギター(これも偶然家にあった)にマイクを突っ込んで、ステレオのスピーカーに近付けてハウリングを起こし、ラリー・コリエルのフィードバック奏法の真似事で悦に浸っていたものの、ピアノのように鍵盤が並んでいる楽器ならともかく、未知の弦楽器をまともに弾けるはずもなく、そうなると一瞬入った吹奏楽部で触った木管楽器ならイケるだろう・・・と。

このギターもフルートも父親の物だったんだけど、遊び道具として拝借してしまったわけ。

で、

決定的だったのは輸入盤で入ったビル・エバンスの『What's New』(Verve/1969年)を手にした時。実はその数年前に中古のLPで買った『Jeremy Steig First Album』(cbs/1965年)で「こ・・この、フルートは一体なんだ? こりゃすげーぞ!」と。
改めて夢中になってお小遣いを前借りしてレコード屋に駆け込んで買ったジェレミー・ステイグのアルバム。それから暫くの間は毎月1枚ずつステイグのアルバムを増やしていった。

で、(まぁ、鋭い読者はすでにコノお馬鹿な中学生の行動は想像済みだと思いますが)

フルートを手にして、ドレミファソラシドが吹けた段階でいきなりステイグよろしくハミング奏法で悦に浸るのでありました。
ステイグのレコードを流しながら、ウゴウガウギウゲギョキ〜〜!ってなもんで(笑)。

もちろんこれではフルートが上達するわけがありません。
暫くするとフルートを過激に吹き鳴らすのからは卒業し、鍵盤の並んだヴィブラフォンに手を染めて行くわけですが。。。

思うに、小学生から中学生の初め頃の僕は、ラリー・コリエルにしろジェレミー・ステイグにしろ、何か爆発的なサウンドに興味があったようです。当然ながら深夜放送のラジオからレッドツェッペリンなんかが新譜で流れていた時代ですから、やはり「時代の音」だったのでしょう。

その中でも、ステイグの音楽は生楽器なのに爆発的なエネルギーに満ちていて、かなりお気に入りでした。

さて、お馬鹿な中学生のお話しはともかくとして・・・・

この凄いアルバム。

以下の2枚のステイグのアルバムからのオムニバス。

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『Leg Work/Jeremy Steig』(SS/1969年)

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『Wayfaring Stranger/Jeremy Steig』(SS/1970年)
この2枚のアルバムについては2006年9月28日のブログで紹介しています。

この“Wayfaring Stranger”は邦題が「さすらいびと」で、このジャケ写は日本のキングレコードから出ていた邦盤用のもの。
原盤のジャケットはこのオムニバス・アルバムに載せられていました。

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Wayfaring Stranger/原盤ジャケット

まったくと言っていいほど、ビル・エバンスとの共演後のステイグのアルバムはフュージョン叉はフリージャズっぽいもの以外はCD化が皆無で、オムニバスとは言え、あの“熱き時代の”ステイグを今の時代に聴けるなら、と購入したんですね。

ちょっとゾクゾクしながら深夜にヘッドフォンのヴォリュームを大きめにステイグ・タイム。

キターーーー!

コレ、コレ、コレ、コレ、
フュージョンっぽくなってからは音楽がかなりアヴァンギャルドになって難解で楽しめるどころか、やや退屈した記憶があって卒業してしまったステイグですが、このシンプルに飛出してくる“抜けの良さ”はやはりソリッドステート〜キャピタル初期にしか聴けません。

メンバーは

Jeremy Steig(fl)
Eddie Gomez(b)
Don Alias(ds.perc)

このアルバムの元になった『Leg Work』も『Wayfaring Stranger』も1970年の発売。当時のライナーノーツには詳しいレコーディング・デイトが載っていなかったのですがこのライナーには70年の2月11日に一気に2枚分のコーディングを行ったように書いてありますが、実は間違い。この辺りいい加減ですね。

わかりやすいと言えばそれまでですが、『Leg Work』のほうはベースが真ん中、『Wayfaring Stranger』はベースが右だったりマルチトラックで重ねてあったりします。こういう定位って案外ヘッドフォンで聴いていると気になりますね。

しかし、それにしてもこのフルート・トリオは凄い。
その後も何人かのフルート奏者のアルバムを耳にする事がありましたが、こんなに迫力があって立体的で、ヘヴィーでアグレッシヴなアルバムはありません。

ジャズフルートが軽く聴きやすい音楽だと思っている人は是非一聴を。
ヘタなサックスなんか“屁”です。(失礼)
フルート一本からどれだけたくさんの音楽が飛出すか果敢に挑戦しているタダモノではないステイグの世界。
今から38年も前の作品なのに、まったく色褪せないどころか、今、そこで演奏しているような錯角に陥ります。
当時雑誌では酷評しか見掛けなかったんですが、やはり自分の耳は信じるものです。

これは当時のニューヨークそのもののエネルギーが生んだ傑作だと断言します。

で、一つだけ・・・・

この先進的でアグレッシヴなアルバムに一服の清涼剤のようなサウンドを醸し出していたギタリスト、サム・ブラウンが加わったトラックだけが何故か外されているのです。
『Wayfaring Stranger』などはタイトル・ソングでも演奏していたのに。
ちょうど70年にゲイリー・バートンのカルテットのメンバーとして来日もし、その直後に発売された『Wayfaring Stranger』でも印象的でした。

しかし、それから間もなくブラウンはNYのアパートでピストル自殺したというショッキングな記事を見る事になったのですが、、、、

もしも、敬意を表してのカット・テイクであれば納得ですが、その事についてライナーでは一言も触れられていないので、38年という時代の流れの中で埋もれてしまったのでしょうか。。。

ちなみに、このアルバムのジャケットは『Leg Work』と『Wayfaring Stranger』のフロントジャケットを無理矢理合成したもの。
最初に「何かヘン?」と思ったのはそれでした。

ううん・・・それと、、、タイトルのジュディって、、



誰?



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おしまい

2008/11/19

うん、これならボリューム満点!・・・  水曜:これは好物!

おっととと〜〜っと。。。。

午後から予定が詰まっていたので東京駅のレストランか更科蕎麦の“いろり庵”でお腹を満たそうと考えていたら、、
「人身事故」で中央線が遅れ、発車までのつかの間に構内の売店を駆け回った。

あいにく「売り切れ」続出で、目ぼしい銘柄は皆無。
なんでこんな時期に〜?と、首をかしげながら何とか食料をゲット〜!

ホームのエスカレーターも二段飛ばしに駆け上がり、、、、

いつもの寝台特急の個室に納まったと同時に午後10時ちょうどの発車時刻。

東京発午後10時ジャスト。サンライズで移動
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ゆっくりとホームが流れ去り、とりあえず備え付けの浴衣にも手をつけずに一息。

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天井に回りこんだ窓にはまだ灯りコウコウのオフィスビル群。
ちょっとだけコチラは寝台列車の異空間で優越感に浸れる瞬間。

普段なら横浜辺りまでは流れ行く夜の車窓を眺めてのんびりなんだけど、さすがに今日は・・

お腹空いた

いつもならパソコンをセットするベッド横のミニテーブルに、今夜は食材を並べたまんま。

それにしても、今夜は売り切れが多かった。。
その訳はしばらくして車内の様子から想像が出来た。

「秋の行楽ツアー」

だいたい車内改札が横浜辺りで来るとまずまずの混み具合。
それが藤沢や平塚を過ぎても来ない時は満席に近い状態。
個室寝台の改札は一つ一つの部屋をノックして回るので、いつも同じ車両に乗っていると様子がわかってくる。
そして、その混み具合と東京駅の駅弁の売り切れ状況がピタリ一致する。

案の定、車内改札で僕の部屋を車掌がノックしたのは小田原に差し掛かる頃だった。

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さて・・・・

もう、スッカラカンもいいとこだった東京駅の駅弁屋。
この時期の行楽駅弁や季節限定駅弁はおろか、定番の東京弁当など名物駅弁は影も形も無かった。
つまり、今夜は完全なる「残り物」駅弁。

ふぁ〜。。

でも、明日の朝まで何も食べれなかったら一大事。

一度、この寝台特急が浜松手前で集中豪雨で朝まで足止めされ、新幹線への振り替え措置もあったんだけど、今さら新幹線で行っても間に合わん、と開き直って6時間遅れで終点まで使った事がある。
その時はまさか足止めになるとは思ってなかったので東京出発と同時に駅弁は平らげてしまった。
それから・・・・もしも、このサンライズの乗務員さんが機転を利かせてくれなかったらどうなっていたのかと、、、、

(この時は名古屋の先の“尾張一ノ宮”という駅でこの寝台特急を臨時停車させて乗客は駅構内の駅そばやコンビニで無事食料に在りつけた。今思い出してもこの列車の乗務員さんに感謝)

で、

残っていたのが、、これまた、いつもなら絶対に避けるこの駅弁。。。

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あ〜あ、ってな気持ちで「取りあえず」的にカメラに収めた。

ところが・・・

ど〜せ、牛肉なんて、ど〜すりゃこんなに薄く切れるんだろう?みたいな〜、感じで、しかも味付けも中途半端な感じで〜、結局ごはんばっかり、、、というかつてのこの駅弁の悪い印象から、まったく期待感無しに口に運んだ。

あ・・ありゃ!ありゃりゃ〜!!

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『牛肉弁当』(東京駅・日本レストランNRE製)

見た目は地味で、しかも何となく“昔の東京駅のすき焼き駅弁”風な濃い味付けのようなんですが、、、
これがア〜タ、肉は幾重にも重ねられ、しかも味は上々。
嬉しい事に、特製タレが別途添えられている。
実は、僕のように、いくら秘伝の味でも濃さに限界がある身には本体が薄味であってくれるのはいい。
だから個人の好みで調整出来るこの方式はベスト。
さすが日本最大の駅弁メーカーNREだ。

よくみるとこの肉はアメリカ牛。

アメリカ牛というと抵抗のある方もいるかと思うけど、僕がアメリカに住んでいた頃も、牛はけっしてマズイとは思えなかった。むしろ調理法次第では和牛の中途半端な銘柄よりも美味い。もちろん神戸牛とかとは比べ物にはならないけど、スーパーで見かける某国の牛よりは脂の旨味が和牛に近い。
牛の味は飼料で決まる、と思う。

調理によって限りなく和牛に近い味にまとめられていて、ちょっとビックリ。

しかも、これ、ボリューム満点。

牛丼チェーン店の肉に比べれば厚さも味も勝る。
また、添えられた“煮たまご”も上々の味。

いや〜、これはダークホース的で、ちょっと癖になりそうです。
最近の駅弁は、やたらとヘルシー、健康指向でお年寄りにはいいが、ガッツリと食べたい人にはちょっと物足りなかった面もある。
そこにガッツリ食べていただきましょう的なこの駅弁。

拍手!!

牛肉の弁当では、山形や米原、神戸や米沢に有名銘柄があるけど、東京駅の「牛肉弁当」はかなりなポイントで追従を始めたようです。

さすがNRE。

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ちなみに、この日は“保険”としてこんな物もゲットしてたんですね。

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『銀座にし邑監修:ヒレかつサンド』(東京駅・日本レストランNRE製)

もしも・・牛肉弁当が不発だったら・・・・、とサブのつもりで購入したのですが、いやいや、ガッツリいただけたのでコチラは深夜(いや早朝?)の夜食(朝食?)に。

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柔らかく、旨味のあるカツとソースが程よい感じ

進化する駅弁を固定観念で見ちゃいけない、という教訓にも似た寝台特急の一夜でした。

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2008/11/18

青山界隈は綺麗に六分枯れ・・・・・?  火曜:街ぶら・街ネタ


昨日の午後、先週深夜のミーティングの前にちょいと覗いた「銀杏並木」を通りかかったので、その続編を。

夕方、青山通りから入ると、ご覧のような感じ。

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明治神宮外苑・銀杏並木

こういう状態を何と呼ぶのだろう?

花見の時は「七部咲き」とか言うし。
じゃ、六分枯れ・・・か?

と、勝手にきめつけちゃうもんね。

11月17日午後3時半現在のイチョウ並木の様子。

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どうも日当たりとの関係もあるようで、同じ並木でも紅葉には時間差がありますね。

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絶好の紅葉ウォッチングにはもう少し、と、言ったところでしょうか。
それにしてもココの銀杏並木、見事に揃ってます。
そこがまた日本一有名な銀杏並木である由縁なんですが
とても自然の成せる技じゃありませんね。

実は、ココの銀杏は同じ原木から育ったのだそうです。
だから同じ遺伝子を持った並木、
今で言えば、クローン並木とでも呼べるものなんです。
(僕の記憶が間違ってたら御指摘を)

姿形が揃うのも納得でしょう。

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人工美とも呼べるのですが、並木の下を歩いているとそんな事はどうでもよくなります。

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ココが真黄色に染まるまであと少し。
風に吹かれて舞う木の葉の下を歩くと誰でもヒーロー、ヒロインになれるかもね。
映画やテレビ、雑誌の早朝撮影もあるでしょう。

東京の街中がちょっとだけカラフルになる季節。

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ところで・・・
先週深夜に立ち寄った時にあった看板。
「銀杏祭り」は何処でしょう?
先週末から来月上旬まで開催とあったけど・・・・?

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はて・・?

さて、そろそろ移動しなければ・・・と、思って銀杏並木奥の聖徳記念絵画館の前の信号を左折しようとしたら・・・

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慌てて撮ったのでブレブレですが・・・

噴水の前の広場に模擬店が。

うん?某ファストフードの模擬店まであるぞ?

まぁ、敷地の中には多数のカフェやレストランがあるから食事事情は足りてるし。
最近は景観にも条例で規制が厳しいからか、ちょっとこじんまりやっている感じですが、ただ今開催中でした。

来週末辺りがピークではないかな。
お時間のある方は散策に是非!

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おしまい


2008/11/17

車離れ・・・・いやいや、使い勝手のいい車がないだけよ  月曜:ちょっと舞台裏


週末はフレッシュなメンバーを集めて目黒のスタジオで音だし。
ピアニスト以外は初顔合わせ。

平均25歳という、こちらは嫌になるほど歳が離れたメンバー(笑)。
いろんな事を試しながら有意義な時間となった。

そうそう、今ちょうどその時の音源をベーシストからmp4で送ってもらって聴いているんですが、
意外な発見がありました。

音楽の内容はもちろんですが、この間のライブで初めて人前で使ったVIC FIRTHのマレット。

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これが意外にもマイクのノリがいいんでびっくり。

生音を聴く限り「バンドではちょっと音が隠れてしまうかなァ」と思っていたんですが、マイクを通すといい具合にバランスするんですね。
僕がマレットに慣れた事もあるんでしょうが、ちょっと発見でした。
さすが師匠ですね。

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これを常用とするかは、このメンバーとの音だしを繰り返しながら自然に決まるような気がします。

で、

この時もそうだったんですが、

やはり若い人の車離れは着実に進行しています。

ピアニストは車で来たんですが、普段は電車移動。
ドラマーはスタジオという事もあって電車で来たのかと思ったら、車は無いと言う。
まだ東京に来て間もないらしいが、確かにライブの時に電車で来るドラマーが増えた。
ベーシストにいたってはアコースティックとエレクトリックの二本を担いで電車でやって来た。
よく見ると、アコースティックはサイレントベースではなく、ボディーの下部がショートカットされた特殊なタイプ。
ベーシスト、デイヴ・ホーランドが使っていたのを見て「これならいける!」と購入したそうだ。

少し前までは考えられなかった事だけど、二十代の彼等を見る限り、車はミュージシャンの必須項目から完全に消えている。

僕らの楽器は、いくら分解出来ても一人で電車では運べないから、必然的に車になるんだけど、出来るなら車には乗りたくない。
仕事場に向う時、一番気掛かりになるのが駐車場の事。
これ、結構プレッシャーで、スタジオやホールの時は心配ないが、都心のライブハウスやジャズクラブで駐車場が完備されている所は殆どないから、楽器の搬入の際「上手い具合に近くのパーキングやパーキングメーターが空いているだろうか?」と言うのが先にくる。
このプレッシャーがあるのとないのでは随分違う。

昔は「無事に時間通りに着けるだろうか?」という道路事情(渋滞)のほうが先にきていたものだけど、これは最近の道路はかなり空いているので、もはや過去の思い出。突発的な事故渋滞でもない限り僕らが動く時間帯は流れている。

これも、今年の春のガソリン価格高騰から特に如実で、今まで車で出ていた人が電車に切り替えた証だろう。
この序奏は一昨年の駐車違反摘発強化から始まっていた。
ガソリン価格の乱高下でトドメを刺された感じに見える。

今はレギュラーでリッター121円まで下がったのに、前のような四六時中の渋滞が見られないところを見ると、車離れは相当なもののよう。

若者だけじゃなく、高齢者の人も郊外の住宅から街中に引っ越した際に車を手放す傾向がある。

そう言えば最近書店で、雑誌のコーナーで昔は幅を利かせていた車雑誌のコーナーが他の趣味雑誌と入れ替わっていたりする。釣り、料理、旅行、登山に関連した雑誌が目立つ。

自分の周りを見ると、元来車が好きな人は、一定の銘柄に落ち着いて気の済むまで長く乗る。
愛着があるから、気に入らない車には乗り換えない。

僕らはと言えば、楽器の事があるから積める車をベースに考えるが無駄にデカく立体駐車場に入らないような車はいらない。
そうなると程よく使いやすい車がどんどん減ったから乗り換えのサイクルが長くなる。

日常の足として使っていた人達は、原油価格乱高下でバイクやチャリンコに振り替えたり、小さくて燃費のいい車に乗り換えた。買い物層の現状はスーパーの駐車場を見るとその変貌振りは如実。コンパクトな新車がやたらと増えた。

けっして車から離れたわけでもないこれらのユーザーが様変わりしている事をもう少し反映した車作りがあれば、このところ大幅減収というパターンのニュースにはならなかったんじゃないかと思うのですね。

あるディラーでの会話。

「どうも、使い勝手のいい車がなくて買い換えようにも・・なぁ。。」

「これなんかいかがですか?」

「ううん、、、これ車高どうなってるの?」

「え〜と、はいはい、あ、ちょっと御希望には届きませんが・・・」

「だろ?立体(駐車場)に入らない車はいらない」

「あ、でもですね、、、」

「うん?」

「ちょっと差なんで、ショック(車の部品)を切ったらなんとか行けますよ。そうやって納品しているケースもありますから」

「はぁ? じゃ、なんで最初からそういう風に設計しないの?数ミリじゃん。おかしいよ。しかも改造車になっちゃう」

また、別のディラーでは・・・

「これ、このサイズで7人も乗れるけど、荷物を積んだ時の床ってど〜なってるの?」

「あ、これはこのように倒してロックされますから大丈夫です」

「いや、そうじゃなくて、人は7人も乗らないから重い物を積んで倒した座席背面の強度は大丈夫か、と聞いてるの」

「し、しばらくお待ちください・・・」

元々は荷物を積むスタイルの車だ。

「え〜、この部分がこうなっておりまして、ここの所の・・・」

「いや、だから、70キロくらいの荷物を積んで支障がない作りなのか聞いてるの」

「ちょっとその重さでは・・・」

「じゃ、最後列のないタイプないの?そこがしっかり荷物積めるようになってるやつ」

「申し訳ございません、、、ありませんです。。。」

「じゃ、いい」

形状と用途が一致しない内装の車はこうやって売れ残るわけですね。
7人乗せる事ってこのタイプの車で年に何回あると思う?
普段はせいぜい3〜4人だよね。
どうしても7人乗せなければならない時は
もっとゆったり大きめのレンタカーを借りるもんね。

だから車は必要な時だけレンタカーで、という人は案外多い。
恐らく、そういう時代に入っているのだと思う。
それを見過ごしているんじゃないかと、車離れという報道を見てて思った。

趣味的に魅力ある車。
実用的に魅力ある車。

やっぱりこの二つを一緒にしちゃダメなんですね。

ライブにはライブの、動画には動画の、それぞれの魅力があります
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