2009/4/30

ケニー・ホイラーを忘れちゃいませんか・・・?  木曜:Jazz & Classic Library


70年代〜80年代のECMミュージックと言うと、キース・ジャレット、チック・コリア、ポール・ブレイ、ヤン・ガルバレク、ゲイリー・バートン、パット・メセニー、テリエ・リピタル、デイブ・ホーランド、エバーハード・ウェーバー、ジャック・ディジョネット、・・・・

アメリカ本国のレコード会社では作り得なかった新鮮な発想で生きたジャズを世界中に発信していた。
僕もそのピーク時にECMミュージックのファンになっていました。

70年代〜80年代は僕にとっては「良くも悪くもECM的」な時代。
「ブルーノート」と記されたレーベルマークの付いたアルバムなら何の抵抗も無く受け入れるブルーノート・ファンとまったく同じ心理。「ECM」と記されたアルバムが出るとまずはチェック、でした。

その時代が終わりを告げたのは、確か80年代の半ばを過ぎた頃。
パット・メセニーがアメリカのレーベル、ゲフィンに移籍したのと一致しています。

挙げるとキリがないほどにスラスラと名前とアルバムが浮かぶECMミュージック、今でも新しいアルバムにも興味を持って接していますが、かつてほどの衝撃はありません。

などと書くともうアンチECM派気取りもいいとこですが、そんな事はありません。

そして、まだまだECMを語り尽くせるような身分でもありません。
もしも音楽歴を書くなら、一般的な演奏経歴と並べて「ECMミュージック」と書きたいくらい。

さて、そんなECMミュージックで今までに一度も登場していない重鎮がいます。

しかもカナダ生まれで現在まで長年イギリスをベースに活躍をしているとなると・・・

もう・・・・

あの人しかいません。。

Kenny Wheeler

そして、心あるECMファンなら誰しもが彼のECM最高傑作として挙げるアルバム。
それが本日の1枚。

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『GNU HIGH/Kenny Wheeler』(ecm/1976年)

あの(1970年代半ば過ぎの)状況でこのアルバムを耳にした時はまったく未知の草原にでも放り出されたような、そんな衝撃にも似た感動がありました。
管楽器のアルバムでその種の感動をそれまで一度も味わった事がありませんでしたから。

だって管楽器の魅力って「肉声」じゃん、て。
それまで聞いていたジャズの中で抽象画にも似た空間を感じて楽しんだ管楽器のアルバムはありませんでした。
大好きだったマイルス・デイビスにさえ、その感覚はギル・エバンスとの共演盤の一瞬を除いて感じなかったのですから。

だからそれまでの全てをひっくり返してくれた管楽器奏者、それがケニー・ホイラーでもあります。

このアルバムはもちろんホイラーのECM最高傑作ですが、もう一つの魅力も秘めたアルバムなんです。

キース・ジャレット。

そう、あの、キース・ジャレットの演奏が冴え渡っているのです。

このアルバムのメンバーを先に記すと、

Kenny Wheeler(flh)
Keith Jarrett(p)
Dave Holland(b)
Jack DeJohnette(ds)

非の打ち所の無いメンバーで、非の打ち所の無い演奏を記録する、というのは、実は非常に難しく名盤とジャズ界で囁かれるアルバムでさえミュージシャン的な深層心理で聞くと100%ではないものばかりです。
たまたまリーダーの演奏で耳に付く(誰にでもわかるような)部分が良かったものが大半で、実際にはアンバランスな演奏も多いのです。

ところが、このアルバムのバランスといったら・・・

まず、もちろんホイラーのリーダー・アルバムではありますが、成功の鍵は全てキース・ジャレットが握っています。

天才ピアニストであるキース・ジャレット。

古くは60年代中盤から後半まで在籍したチャールス・ロイドのバンドでの演奏を聞くと一目瞭然。
この人は何かから「インスパイア」されると、演奏は留まるところを知りません。
発想に垣根というものがまったく無いのですね。

なので「何か」をこの「人」に与えられる存在がいると、バンドという(本人には)狭ッ苦しいフォームの中でも完全燃焼出来るのです。
賛否両論あるかも知れませんが、チャールス・ロイドを始め、マイルス・デイビスやゲイリー・バートン、ゲイリー・ピーコックとの共演はその成功例と言えるでしょう。

しかし、そうなると難しいのが自分がリーダーとなった時のバンド。
60年代のデビュー・アルバムは奇跡的にその采配がアルバムとして結実していましたが、その後しばらくの間はバンドというフォーマットに収めきれないような感じを受けてしまいます。

70年代に完全即興演奏によるピアノ・ソロという前人未到の分野で「天才」が開花すると、それまでのモヤモヤが一気に解消されたのですが、このアルバムはキースの名盤『ケルン・コンサート』の余韻の消えぬ内に制作されたというタイミングも成功に大きく影響しているのでしょう。

だから、ココでのキース・ジャレットは凄いよ!

そう、つまり、「天才サイドメン」(つまりキース)がガッツリとケニー・ホイラーの音楽にロックオンした状態が聴けるのです。

言い換えれば(きっと本人の頭の中は)キース・ジャレット・トリオ、フィーチャリング・ケニー・ホイラーとか・・・(笑)
いやいや、それくらいホイラーの音楽の中で燃焼しているキースなんです。

さて、このホイラーのアルバム『ヌー・ハイ』。
実に大らかに全3曲(笑)。

曲を聞かせる風潮が増えた近年のジャズとは違って、あくまでもその瞬間にしか存在しない演奏を聞かせるというジャズ本来の姿。
それを当時45分に制約されたLPアルバムで実現させてしまうところにECMレーベルがケニー・ホイラーとキース・ジャレットに賭けた期待の大きさが見て取れます。

軽快にワルツで始まる1曲目“Heyoke”。
伸びやかなホイラーのトーンとリリカルにジャンプするキースのカンピングを聞くだけでもこれから先に聞こえてくる音楽にワクワクさせられてしまう。
最後はまるでキースがしゃしゃり出てエンディングがそのまま「ケルンコンサート」に到達するかのようなピアノ・ソロの世界に突入。天才じゃなければカットアウトされてしまうくらいの完全燃焼。ききものデス!

アルバム中で一番コンパクトは2曲目“Smatter”。6分ちょっと(笑)しかない。
でも、一番聞きやすいからコンパクト・コンポジションの最たる物。
ホイラーのソロエンドで突然キースの初ソロアルバム『Facing You』に収められている“In Front”のワンフレーズが飛び出してくる辺り、やはりタダモノではありませんね。

3曲目の“Gnu Suite”。再び13分に及ぶ長丁場。だけどいろんなシーンが用意されているので退屈する事はない。ここに来てベースのデイブ・ホランドとドラムのジャック・ディジョネットとのコンビネーションが音のスペースを3倍にも4倍にも広げている事に気付く。

まったくマンフレット・アイヒャー(ECM社長兼プロデューサー)も凄いアルバムを1976年という時間に刻み込んだものだ、と、本当に思う。

ECMジャズの魅力って何?という人にキースの『ケルン・コンサート』と共にお薦めする逸品。
自宅のリビングや部屋をダウンライトで21世紀風ジャズカフェにしたい時のBGMに最適です。
いわばこれは今日標準となったジャズと言い切れるでしょう。

ケニー・ホイラーのドキュメンタリーがありました。
このアルバム発売直後の様子です。


キースとの映像はありませんでしたが、このアルバムの直後から共演を始めたピアニスト、ジョン・テイラーとの共演はこのアルバムを彷彿とさせます。またメンバーが70年代〜80年代ECMファンには感涙ものの豪華さ。

John Taylor(p) Kenny Wheeler(flh) John Abercrombie(g) Palle Danielsso(b) Peter Erskine(ds)




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チェキラ!
タグ: Jazz ジャズ CD

2009/4/29

旅人なら定番!  水曜:これは好物!


お約束?

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今夜の宿は階段を上がった二階部屋@寝台特急サンライズ瀬戸

はい。
昨日の流れから行けば当然・・・
今日のネタは旅人なら定番の!

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トントンと階段を上り自分の部屋に戻ると・・・

こいつが待っているわけです。



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『夕刊フジ特選おつまみ弁当』(日本レストランエンタープライズNRE製)

また変わったネーミングの駅弁だと思う方もいるでしょうね。
夕刊フジとNRE(日本レストランエンタープライズ)が共同開発した「こんな駅弁があったらいいな」コンセプトで、主にビジネスマンの人が仕事を終えて車内で軽く一杯する時に欲しい具を集めた「おつまみ弁当」。

登場から早3年になろうという、もはや東京駅弁の隠れたベストセラー。
「おつまみ」の具はこれまでに4回リニューアル。

ビジネスマンじゃなくても、軽く夜食に・・・という場合の最上選択。
部屋にセットしたパソコンからBGMを流しつつ・・・・

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流れ行く街の灯りをもう一つの肴に・・・

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さっそくいただきましょう!

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ちょっと豪華?な二段重になってます

って言う見栄えよりも、実際には二段目のご飯類は軽めに頂いて、、
一段目の「おつまみ」プレートをデ~ンとテーブルに広げて、片手はプルトップ・・・というのがこの駅弁を食べる時の正しい姿なのでありましょう。

ま、それはそれ、夜食としていただくなら横並びで十分。

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いやはや、なかなか楽しい駅弁です、はい。

二段目は

・俵ご飯(白飯・茶飯)
・切り昆布煮
・香の物(赤かぶ、野沢菜漬)

前にも書きましたが、この俵ご飯がいいんですねぇ。
駅弁のご飯はガッツリ系が定番の中、例外的にふんわりと軽めなんです。

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さて、メインの一段目は・・・

・あげろう(なめろうのさつま揚げ)
・蟹唐揚げとレンコンチップス
・ポテトサラダ
・うずらの串揚げ
・味付けたまご
・茄子の揚げ浸し
・砂肝とキノコの黒胡椒焼
・里芋のそぼろあんかけ
・イカリングのチリソース

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ね?
駅弁と言うと風情がありそうな素材とか雰囲気とか、はたまた名物とかがデ~ンと前面に来るものですが、これがものの見事に何の変哲もない街の飲み屋で見掛ける一品料理のオンパレード。

考えてみれば、帰り道にコンビニかなんかで「おつまみでも買って帰ろう」という時に揃えそうな一品。
それを車内で頂けるというのだから人気が出ないわけがない。

試しにこのまんまコンビニで時間限定弁当として売ったら話題になりそう。
ビニ弁よりも美味く、なおかつバラエティーに富んでいる。
価格は1000円でちょうどいいし、そういう価格帯でこういう内容の商品がコンビニに欲しいと思っている層は実は多いんだ。

さて、今回のバージョンでは、やはり「砂肝」がダントツ!
あのコリコリ感、たまらないッス。

そして、新顔の「あげろう」。
これは、酒の肴として人気のある“なめろう”をそのままさつま揚げにしてしまったというアイデアの一品。
最初は普通のさつま揚げと思って一口食べたらびっくり!
味噌のコクとすり身の味わいが揚げる事によって香ばしさを身にまとい美味さ倍増。
これは赤丸急上昇です。

ゴールデンウイークも本格化。
渋滞知らずの列車の旅と魅惑の駅弁をセットで楽しんではいかがでしょうか。
そして最高の肴は流れ行く車窓。

これで決まり!


かつて飛行機が高級な乗り物だった頃にあった利用する時のちょっと高揚したような気分。
どこかピリッとした空気が漂っていて機内の雰囲気も好きでした。
それが格安チケットの氾濫で世間で一番安い乗り物に成り下がってからは旅の選択肢からは外すハメに。

今度は高速道路がそうなってしまうのかなぁ。
ま、二年限定の措置だと言われればそれまでだけど、ね。

休日よりも平日に働くトラックなどに値下げを適用すれば景気回復に一役買うと思うのだけどねぇ。。


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2009/4/28

数で推理・・・?  火曜:街ぶら・街ネタ


昨日のまるで初夏を思わせるように照付けた陽射しが嘘のように一転、午前中の快晴がみるみる重たそうな雲に埋め尽くされて冷たい突風が吹く今日の東京。

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午後9時半前の東京駅構内。
果たして連休の狭間の飛び石はどうなんでしょう、人の動きって。

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東京駅中央コンコース・エキッチン

休日のこの時間になるとエキッチンのショーケースにある駅弁は殆ど売切れになります。
もちろん販売業者の人は予測と実数の狭間で製造と仕入れを調整しながら販売するでしょうから一日の中で何度か数は動くのでしょう。

駅弁の消費期限は製造後25℃以下で12〜3時間と決められていますから、数の読み間違いは命取り。
予めの人出の他に天候やアクシデントでも大きく売り上げが左右される世界。
デパ地下やスーパーの「駅弁大会」以外で値引き販売なども見かけませんね。

今は飛び石の最中。今夜の成績は?

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頭上のメニューには売切れた銘柄に「赤い」“売切れ札”が付くから遠目でわかる。

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今夜は売切れが2銘柄とは、ほんじゃこっちはより取り見取りじゃん!

って、油断したのも束の間。
実は下のショーケースの中は「売切れ札」で真っ赤に埋まっていた。

っま、頭上の表示よりも直接商品サンプルに付けたほうが見やすいっか。
トホホ・・・

16連休などとは無縁に、本日は予測よりも実数がやや多く出たようなので駅弁の販売数から見ると人出はやや多めの平日といったところでしょうか。

少し前にビジネス街相手の弁当宅配業者のドキュメンタリーTVで、一日一回しかない販売時間を如何に効率良く受注し販売するかをやっていて、販売数の「予測士」のような人が受注前からその日の製造量を予測し前倒しで受注に対応して行く様を見て凄い世界だなぁ、と感心しながら見ました。

駅弁業者はそれよりも販売回数(時間)が遥かに多いとは言えやはり「予測士」のような人がいるのでしょうねぇ。

その「予測士」の腕前(結果)が見れるのも毎日この午後9時半頃、というわけです。
午後8時半頃には売り切れてしまうような場所(店舗)では商売上がったりというか、数の読みが甘いんですね。午後10時閉店まで1時間以上も商品が無いのはどうかと思いますが、それだけ流動的で数を読むのが難しい世界なんでしょうね。

経験上、東京駅はまだ安定していますが、新宿駅は極端に数が動くようです。


東京駅の場合、「エキッチン」で駅弁が売り切れていたら万事休すか?と言えば、意外な穴場があります。

それが1フロアー下の「GRANSTA(グランスタ)」。

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ココは47軒の店舗が集まる商業施設ですが、元々は東京駅の待ち合わせ場所として親しまれた「銀の鈴」広場を拡張・改装したもの。

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「銀の鈴」も健在。付近は待ち合わせ場所としてベンチもある

中央コンコースの地下にまるで“デパ地下”が出来たようなものですが、ここの中央ブース内にある駅弁屋は意外と遅くまで品物が残っているケースが多いのでこれまでに何度も救われています。

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その中央ブースが食品店街(寿し、焼き鳥、折詰め、串揚げ、天ぷら、洋食、サラダなどからタイカレーやガッパオまで専門店が並ぶ惣菜の一大ゾーン)なので入るとついつい他の食品に目移りしてしまうからでしょう。(と、経験者は語る/笑)

午後9時半頃、コンコースに数店ある駅弁屋がスッカラカンでも慌てる事なかれ。
間近のエスカレーターでグランスタに降りればゲット率倍増です。

ちなみにココの駅弁屋は特殊弁当やJR東日本エリアの御当地弁当も販売しているので必見です。

今夜もこの時間に「宮城まるごと弁当」というちょっとソソラレる宮城県の御当地弁当がありました。
が、残念ながら上のエキッチンで駅弁をゲットしていたので泣く泣くスルー。
ううん、、、家人でも一緒なら何か口実を作って・・・・・(笑)

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さて、急遽乗り込んだいつもの寝台特急。
これも数の推理で予測してみましょうか。

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みなさん、新幹線や在来線の特急で座席指定を受ける時、「何番」の席から発券されるか御存知ですか?

そんなの一番からだろーが・・・
いや、待てよ、そんな愚問をするんだから一番後ろの席からか?

???

はい、答えは「3番」から。

「ど〜だい、発売日のジャスト午前10時にゲット〜!。あれれ?1番じゃないの〜?」

なんでも一番好きの人には申し訳ないですが、よっぽどリクエストしない限り駅の発券端末は「3番A席」から出てきます。

これは昔の国鉄時代から操作ミスや機械トラブルによる発券重複を避ける為に1〜2番席は調整用として最後に発券する仕組みが用いられていた事の名残。

今では携帯から直前でも座席リクエストや変更が出来る時代ですから随分例外が多くなったと思いますが・・・

なので直前に特急券を購入したら「あ、2番A席。っつ〜事は乗る車両ガラガラって事じゃん」と手一杯の土産物なんかを買い込んで乗り込むと車内はビッチリ満席状態だった、なんて事に。それ「最後の一列」だったのですね。


さて、今夜の寝台特急の利用状況は?

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昨日発券してもらったシングル部屋。
いつも2階をリクエストするので残りがわかるんです。

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今夜は26番の部屋

さすがに寝台特急となると発券は1番からと思われがちですが、この2号車の場合は1番部屋は車椅子対応の部屋なので2番部屋からの発券。

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1階9部屋、平屋4部屋がまず先に発券済み。
その後、2階に上がって21番〜25番、(窓口では26番と28番が空いていると言っていましたから)27番、29番、も発券済み。26番はどうやら歯抜けになっているので直前のキャンセルで空いたのでしょう。

キャンセル料の発生する期間直前に空く確率が高いので発売日に取れなくても乗車1週間前くらいから駅でチェックすると何とかなるものです。

では、今夜の利用状況は?

「やや混み」

と、言うのも、シングル部屋は1編成に4両。1〜2号車と6〜7号車。
禁煙・喫煙関係なくシングルをリクエストしたら2号車に。
一番混むのが喫煙出来る6号車なのでそこを除くと、順当に発券される順は1号車、2号車、7号車。

まぁ、連休狭間の平日、月曜日夜となればこんなものなのでしょう。

その予想通り、車掌が車内改札で部屋のドアをノックしたのは午後11時前の平塚を過ぎた頃。
空いてる時は横浜発車直後に回ってくるし、混雑している時は小田原付近になる事もある。

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連休狭間の乗客の睡眠を乗せて夜の東海道にダッシュ!

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備え付けの浴衣に着替えて、夜の東海道線を、新幹線じゃなく下る列車で味わえる非日常なひととき。

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やはりコレが寝台特急ならではの醍醐味。


たま〜に、偶然にも予測が一致してラッキーな事もあるので、是非みなさまも日常の中で数をチェキラ!



午前5時半。ちょうど目が覚めたら姫路。

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あの、橋桁の残骸はかつて駅前から近くの遊戯施設まで走っていたモノレールの跡。
本格的なモノレールだった記憶がある。

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正面のあのビルの中階に駅かなにかがあったなぁ。

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山陽線が高架になって、かつてのモノレールと同じ視線で街を走り抜ける21世紀かな・・・・

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2009/4/27

●●●レモンな家・・・  月曜:ちょっと舞台裏


全国的にゴールデンウィークなんだそうで、天気の良かった昨日の東京地方は朝から洗車に励む方々を多数拝見しました。
お出かけ前の愛車磨き・・・ご苦労様です。

しかしそんなにピカピカに磨いて一体何処へ行くのでしょう?
どうせ走ればすぐに汚れてしまうんですけどね・・・
それならピカピカのまんま駐車場で眺めて過ごすのが一番なんですが(笑)

僕も昔はさんざんピカピカに磨いた経験があるからちょっと心理はわかります、ね。
でも、今じゃ洗車機でサクサク済ませてしまうんですからえらい変わり様です。
一体、あの頃は何をそんなに磨いていたのでしょうか・・・?

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さて、こんな快晴の空を見ていてちょっと思い出したことがあります。

みなさんの家(まぁこの場合は主に実家ですが)なぜか家で贔屓にしていた物ってありませんでしたか?
その理由が今となっては釈然としないので、自分一人での生活や独立してからはトント御無沙汰していたもの。

僕の場合はコレですねぇ。

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『キリン・レモン』

子供の頃、いろんな家に行くと自分チとは違った贔屓の品によく遭遇してそれがとっても新鮮だった経験はありませんか?。
時には夏冬休みなんかにお邪魔した友達の家でそのまま夕飯にお呼ばれして、出て来たカレーやシチューのルーが自分チで使っているメーカーと違っていて新鮮だったりな〜んて事も。

もっとポピュラーなのが、遊びに行った先で出してくれる飲み物。
ある家ではジュース、ある家ではお茶、ある家では紅茶、暑い時にはカルピスだったり、といった具合にその家のスタンダードな飲み物が出てきてなかなか子供には新鮮。
カルピスなんかとってもポピュラーなくせに、家によって原液と水の比率が異なって濃さなんかマチマチ。
ず〜っと後になって「カルピスウォーター」が出て初めて自分達が飲んでいたカルピスが如何に濃かったかを知った人ってけっこういますよね。
おばあちゃんの家に行ったりすると、何だかわけのわからない「プラッシー」という不思議な飲み物だ出てきたり、で、これが子供心に強烈に残っていたり。

まぁ、そんな感じで「他所と同じものとは限らない」というのが食べ物全てに対する興味の始まりだったりして。

で、実家で一番幅を利かせていたのが、なぜか「キリンレモン」だったのですね。

僕は「絶対にコーラがいい!」と主張したのですが見事に却下。
どうやら僕の親の世代にはコーラは良い印象がないようで、それを煽るようにテレビでコーラで歯が溶ける、みたいな報道が成されていました。

で、そこで選ばれたのが「キリンレモン」。

どうやら無色透明な飲料という事が「良い基準」なようで、ファンタやミリンダ、セブンナップでさえ却下。

「じゃ、サイダーは?」という素朴な僕の疑問には一切応えてくれず、「同じだからこれでいいの」と。
まぁ、出資者は子供の僕ではありませんから親の意見に渋々と従うのですが・・・。

よっぽどあの時代にイメージが良かったんでしょうね、キリンレモン。
結果、我が実家では小学校の夏から誰もビールを飲まないのに、重たい瓶ケースを担いだ酒屋さんが年中頻「キリンレモン」を届けてくれるようになったのですね。

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いったい何十年振りでしょう。
恐らく四半世紀近くの御無沙汰でした。

今、我が家ではコカコーラ・ゼロと珈琲がレギュラーな飲み物として常備されていますから、無色透明の飲料は皆無。

近所のコンビニで見つけて買ってみました。
キリンレモン。

どんなんかなぁ〜?

あれ?

なんだか、レモンの味がリアルです。
子供の頃毎日飲んでいたキリンレモンはもっと甘くて柑橘系ながらレモンと主張されて始めてレモンと言い聞かす感じだったのに、これじゃ誰が飲んでも「レモン」って答えちゃうよ。

水も天然水なんですってねぇ。

なんだかとってもスッキリ!した味に代わっていました。

良い代わりようか?

うん、最近には珍しく、確かにこれは良い代わりようだと、認めたい。
じゃ、明日もまた飲みたいか?といわれると、どうでしょう。
もちろん、あの、飲んだ後口がいつまでも甘ったるい昔のキリンレモンだったとしても同じですが。

キリンレモンな家。
そんな家で育ったんですねぇ。

みなさんの家ではどうでした?



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2009/4/24

クロマチックで印象付け・・・  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック


毎週金曜日はvibraphoneやmarimbaをやっている人向けのお話し。金曜第百三十二回目の今日は「クロマチック(半音)で印象付け」の巻。

久しぶりの理論特集です。
視覚的、聴覚的にヴィブラフォンを楽しんだら実践あるのみ。
第百二十八回目(3月27日)の「歌う演奏への準備」の続編だと思ってください。

みなさんが「声を出して歌う」時にちょっと冷静に分析してみてほしいことがあります。

音程をとる時(つまり声に出して口ずさむ時)に全音程と半音程のどちらが印象に残りますか?

全音程とは長二度の跳躍、半音程とは短二度の跳躍。

じつは長二度よりも短二度、つまり半音程のほうが印象的なのです。
コード進行でも半音の連携は印象的で、強進行と呼ばれる完全5度の跳躍と同等のインパクトを持ちます。
(V7-IMaj7 = bII7-IMaj7)
コードの場合はV7と同じトライトーンをbII7は有している事からコード機能的に代理も可能とされるくらいです。

このように「半音程」はちょっとしたアクセントになるので、インプロを行う上でコードサウンドを感じさせやすい便利な「音」なのです。

「歌う演奏」に於いても、無理なくコードサウンドをアドリブ(インプロ)のメロディーラインに印象付けできるのでコレを使いこなさない手はありません。

準備すべきは以下に二点。

(1)コードスケールの分析
(2)練習用のモチーフ設定

(1)のコードスケールの分析に関してはヤマハから出版している『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン』の「基礎編・4)コードスケールとテンション」で解説しているダイアトニック・スケールの分析やドミナント・コードのコードスケール分析などを参照に。市販のジャズ理論書でも同様の解説は習得出来るハズです。

(2)については仮に次のような2小節パターンのモチーフを設定して練習してみましょう。

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やじるし(↓)の部分に半音となる音を挿入する練習です。
これによってそれぞれのコードサウンドがメロディーに反映されるようになるから不思議です。

まずは第百二十八回目(3月27日)の「歌う演奏への準備」でも取り上げたボサノヴァ創世記の名曲“想い溢れて(No More Blues)”の調が短調から長調に転調した部分と同じコード進行を使ってチャレンジ。

使える「半音程」はそれぞれのコードスケール上にある「半音程」。但しそのコードのアヴォイド・ノート(省略音)となる半音程は除きます。
メロディーにはコードスケール上で使える音全てを候補とします。

MED:Bossa Nova
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半音程をメロディーに挟むと無理なくコードサウンドが強調されるのがおわかりでしょう。
とてもシンプルでわかりやすく、オクターヴ・ユニゾンでも演奏可能。

このように予めモチーフを設定し、それぞれの拍や音符に役割を持たせてコード進行の中を自在に動くことがインプロ(アドリブ)の第一歩となります。
また、断片的な「フレーズ」を無理やり繋ぎ合わせるような不自然さもありません。
歌いたいように歌う練習になります。


今度は半音程をダイアトニックな音以外に求めて「半音」をアプローチ・ノートとした練習。

MED:Bossa Nova
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先の練習方法では万人からほぼ同じ「回答」が得られるのに対して、コチラは個人個人の意図が反映されます。
つまり、半音程を挿入する位置に「ダイアトニック・スケール上の」という制約がなくなります。

半音の次に来る音がダイアトニック・スケール上のアヴォイド・ノートでなければOK。
実際の演奏ではコチラの応用度が高くなりますが、先の基本を忘れると失敗します。

何事も基本を習得してから応用にススメ!です。



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2009/4/23

スティーヴ・スワロウにツラレてハンス・ウルリク(sax)  木曜:Jazz & Classic Library


実のところ最近のヨーロッパ・ジャズ事情に少し詳しくなったのは、ホントについ最近の事でそれまでのヨーロッパのジャズというのは70年代のECMミュージックで完結していた(僕の中でのお話し)。

最近というのはMySpaceを通じて欧州のミュージシャンとの繋がりが出来たからだ。

ヨーロッパ・ジャズとの出会いは60年代の後半にアルト・サックスのフィル・ウッズが率いたヨーロピアン・リズムマシーンというバンドが最初で、それ以降70年代のECMミュージックを除くと「知らない」に等しい。
ECMにハマる直前に当時北欧に拠点を移していたジョージ・ラッセルの作品で、ヤン・ガルバレク(ts)やテリエ・リピダル(g)、アリルド・アンデルセン(b)やヨン・クリステンセン(ds)などの演奏を耳にしてアメリカと同じように若いミュージシャンが育っている事は知っていたが、そんなに夢中になる、いや、なれるような情報も音源も日本にはなかった。

これは別に悪いことだとは思わない。
全世界中のジャズはアメリカを中心に回っていて、ジャズファンの心理もビジネスも常にアメリカを向いていて当たり前なのだ。

かくいう僕だってECMミュージックを夢中で聞いた70年代に買ったECMのアルバムは8割以上がアメリカのミュージシャンが新天地で見出した活路だった。
皆、アメリカ本国のジャズシーンが衰退している時期にドイツのECMレーベルから純度の高い音楽を発信していたわけだ。

さて、時代は過ぎて数年前に日本ではヨーロピアン・ジャズ・ブームというのがあった。
一向に70年代ECMミュージックを上回る演奏も噂も聞こえてこないヨーロッパに無関心だった僕は意外に思ったけど、まぁ、そういう「掘り出し物好き」が世の中にはいるんだな、と思っていた。

ヨーロッパのジャズは革新的か?
ヨーロッパのジャズに惹かれる魅力があるか?
ヨーロッパのジャズに見たことも無い新鮮さはあるか?

答えは全てノー、だ。

では、嫌いか?

それもノー、だ。

内情はとても日本のジャズシーンと似た進化を歩んでいると感じた。
だから特別な物は無いし、驚くような演奏者もいない。

安心して聞ける、これが今のヨーロッパ・ジャズを一括した言葉になると思う。
そう、今のアメリカのジャズシーンがマンネリズムからの脱却で複雑怪奇な味付けに手を染めつつあるのに対して、「どこのジャズクラブでも聞けそうなくらい安心してそれでいて古臭くなく聞けるジャズ」がヨーロピアン・ジャズ。

適度に70年代ECMミュージックの名残と、適度に80年代フュージョンの名残と、適度に90年代ミニマムミュージックの名残がジャズスタンダードなどともミックスして「ニュートラル」な音楽に。

さて、こんな長い前振りで紹介するのがデンマークのジャズ・ミュージシャン、ハンス・ウルリク(Sax)のアルバム。

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『BILIVE IN SPRING/Hans Ulrik』(stunt/2008)

「ビリーヴ・イン・スプリングとか超有名曲だからそういう曲理由で買ってくれる人がいるよ・・・」な〜んていまどきにしてはかな〜り野暮な発想とも思えるアルバム・タイトルは一向に感心しませんが・・(笑)、まったく予備知識なしでアルバムに手を出す時の判断基準はいくつかあります。

もちろん試聴なんて誰でも出来るような手法は無用。
試聴してすぐわかるほど簡単なものなら買う面白さはないかもしれないし、、ねぇ。

・メンバーや編成
・ジャケットやタイトルのセンス
・演奏曲目(知らない曲度85%が理想的)
・録音年月日

このウルリクの場合、まったく彼の事は知らないのでメンバーに入っているベースのスティーヴ・スワロウに注目。
さらにゲストで数曲ピアノのボボ・ステンソンが加わっている事。
スタンダード半分、オリジナル半分でその中でもスワロウ作のヒット曲“Falling Grace”が演奏されている事、この辺りで録音日を確認して購入決定!
という流れでした。

音楽などの楽しみ方には二種類あると言います。

自分が知っている曲を何度も繰り返し聞いて楽しむ人と、知らない曲を何度も聴いて好きになる人。
僕は明らかに後者で、知らないから次々に音楽を聴くわけです。

どちらが良い・悪いという分別ではありませんよ、誤解なきように。
CDを買う時に試聴などしない、というのもそういう理由からで、もちろん「思いっきり外して」しまう事もあります。
でも、その、自分の・・・・なんて言うんでしょ、勘というか予知能力というか、そんな力をいつも研ぎ澄ませながらCDを買うのが好きなんです。

で、今回のウルリクのアルバム。
全体の感想は前振りに書いた通り。

ゲスト・ギタリスト、ウルフ・ワケニウスとベースのスティーヴ・スワロウのデュオから始まる“You Must Belive in Spring”の最初のテーマはスワロウがベースのハイポジションでメロディーを弾きワケニウスがギターでアルペジオで伴奏しているのだけど一瞬どちらがどちらだかわからなくなるほどミックスされていて面白い。その後ウルリクが入ったテンポの中での演奏も小気味よい。

メンバーを記しておくと、
Hans Ulrik(sax)
Steve Swallow(b)
Jonas Johansen(ds)

のトリオをベースに、

Bobo Stenson(p)
Ulf Wakenius(g)
が一部の曲にゲストで加わる

なので、基本的にはコード楽器の役を担うのがスティーヴ・スワロウのベースという事になる。
もちろんいつものエレキ・ベースだからコードも弾ける。

本当にこの人の弾くベースはハーモニーを邪魔しない。
むしろハーモニーを予感させてくれるベースラインはこういう1ホーン・トリオでは絶大な効果を発揮する。
エレキ・ベースでありながらジャズをしっかりと伝える貴重なスタイリストであることがこのアルバムでも立証されていので、ベースはアコースティックという固定観念をお持ちの方は是非御一聴を。

さて、特にすばらしい出来となっているのが3曲目にピアノのボボ・ステンソンが加わったテイクで録音されたマル・ウォルドロン作の“Soul Eyes”。マルの曲は他のミュージシャンが取り上げて“ハッ”とするような曲だった事に気付かされる事が多い。
ここではウルリクのソロが特に素晴らしい。
ジャズクラブでゆっくりと聞きたいような出来の演奏。

ただし途中ステンソンのミスコードをそのまま残しているのはちょっとプロデュース・センスを疑う。
ライブでは見過ごされる事でもアルバムでは御法度。その二つの違いがそこに凝縮されていなければならない。

一番面白く感じた演奏は5曲目のボサノヴァ〜BPMの重鎮シコ・ブアルキ作“O Que Sera”。曲の解釈も面白いし、ウルフ・ワケニウスとベースのスティーヴ・スワロウのデュオから始まるアイデアもいい。

ちょっぴり変拍子の味付けがスパイスのファスト・スイングは“I'll Remember April”、スワロウ自身の“Falling Grace”、そしてウルリク作の“August 1972”なども上々の演奏。

サド・ジョーンズの名作“A Child is Born”の前にちょっと不釣合いなイントロとも思えるウルリクのオリジナル曲がくっついていたり、選曲の幅がオリジナル〜ジャズ・スタンダードに加えて“Brouadway”のようなスイングまであってややアルバムのコンセプトが散漫な面はあると思うんだけど、それらを差し引いても聴き応えがあります。

やはりスティーヴ・スワロウの存在がとてつもなく大きいようです。

ストレートなジャズではなくフュージョンバンドで演奏中のウルリク。
デンマークのジャズシーンの日常でしょう。
日本と変わりませんね。


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タグ: Jazz ジャズ CD

2009/4/22

あずき色の・・・コレ!  水曜:これは好物!


子供の頃から食べ慣れたものって、やっぱり忘れませんね。

自分で買って食べたものよりも誰かに買ってもらって食べたもののほうが多かったかな。
いや、「おやつ」とかなら、子供の頃って自分のお小遣いで何か買うよりも身内がいつも買ってくる味のほうが記憶に多いのというのが本当のところ。

「お母さんの味」「おばあちゃんの味」「近所の味」「生まれた街の味」・・・・

僕はおばあちゃん子だった為か、この分野となると断然「おばあちゃんの味」の勢力が増します。

だいたいお年寄りはその街の事情通だから、どこに美味いもんがあるのかお見通し。
最近の口コミ情報は確かに美味い所もあるけど、この中で何年、何十年と続く店になるのはほんの一握り。
何事も続いて初めて本物なので当てにならないんですね。

初めての街をウロウロする時でも、お年寄りが目立つお店は要チェック。
何となく話題っぽいお店って、次に行った時には無くなっていたり味が変わってしまったりで「一時(いっとき)の偶然」って事が多い。

さて、全国何処でもある「おやつ」。
その中でも、子供の頃に馴染んだ「おばあちゃんの味」ベストテン(そんなのがあれば、ですよ!)に必ずランクインしそうなのが「おはぎ」。

さて、ココで問題です!

よく似た「おはぎ」と「ぼたもち」
一体何が違うのでしょうか?

正解は・・・・

どちらも「同じ」食べ物なんだそうです。
へぇ〜。

参考にはなるがあまり当てにならない電脳辞書の「おはぎ」記述

でも、「おはぎ」の中は「餅」ではなく「もち米」じゃないか?
だから「おはぎ」はもち米、「ぼたもち」は餅、とちゃんと区別されてるぞ!
桜餅と道明寺の違いぐらい明白じゃないか!とツッコミたくなる。
「おはぎ」と「ぼたもち」は違う、という意見の方、僕も同感です。

まぁ、それはともかく、「おはぎ」となれば僕はコレが一番馴染んだ味です。

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シンプルな包装紙を開けると・・・・


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『五色おはぎ』(松山市二番町・みよしの製)

松山っ子でこの「おはぎ」を知らないのはモグリだ、と思えるほど地元では有名。
夕方に行って買えたらラッキーで、大体は午後のお茶タイム前後には売り切れてしまう。

この「おはぎ」は本当に小粒。
どれも一口サイズ(写真ではわかり辛いけど)。
だから5個なんて・・・・(笑)

それほどに美味い。
100%手作り。

店は菓子舗や売店ではなく、茶房の中で売っているからきっと最初は引き戸を開けるのに勇気がいるかもしれない。
でも、開けると必ずカウンター越しに見事な白髪の二代目女将が笑顔で出迎えてくれる。
初代女将は昨年96歳で他界する直前まで店頭で迎えてくれた。
実家に帰った時に時々おはぎを買いに寄って「今年で何歳になったの?」と聞くとハッキリと応えてくれた姿が懐かしい。
初代は僕が子供の頃から「おばあちゃん」だったわけで、そういう意味でもこれは「おばあちゃん」の味。

甘味処だから店内のテーブルでお茶と一緒に食す事が出来るのだけど、割と短気な地元っ子は「持ち帰り」派が多勢。5個入り1パックを買ったらサッサと家路に急ぐ。この時点で腹の中では「今日は何から食べるか」を決めているはずだ。(笑)

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「みよしの」松山市・二番町

笑福亭鶴瓶氏が「嫁はんの地元に行くと必ず買うみよしののおはぎ。あのちっちゃいの、おいしいんですよ」とテレビなどで言ってからは地元以外でも知られる店になったが味は変わらない。

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みよしの」は大街道アーケードの服部時計店前のローソン筋を入ってすぐにある

「おはぎ」の種類なんですが、
「みよしの」のおはぎは「粒あん」「こしあん」「胡麻」「青海苔」「きな粉」の5色。
子供の頃は「青海苔」は嫌いだったが、いつの頃からは平気になった。

特に「こしあん」と「粒あん」が美味い。
余分な甘味を控えてあずき本来の甘味を生かした造りなのがこの「色(あずき色)」からもわかるでしょう。
黒砂糖などで甘く味付け&着色した「黒餡」とはちょっと違う。
これには初代女将は絶対的な自信を持っていたようで、生涯その味を守り抜いた。

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さて、この「おはぎ」。
こしあん、粒あん以外の種類は全国でも様々だと思うんですね。

実際に僕の実家の近所でも、この「みよしの」の他にもたくさん菓子舗があるので違う種が見られました。

今は無くなってしまいましたが同じ大街道アーケードの中にあった「ロンドンヤ」という老舗の洋食堂がなぜか「おはぎ」を作っていて、そこの5色は「きな粉」の代わりが「白あん」。これがなかなか旨くて子供の頃ハマっていましたが、今じゃもう過去の味。

なぜ洋食堂に「おはぎ」が?という疑問。
その昔、この大街道の中は二車線の道路で両脇にアーケードが広がった街並み。
市内・郊外バスのメインルートでもあり、ちょうど街の中心のバス停「大街道」の目の前にあったのが「ロンドンヤ」と「三越」。
郊外からやって来る人、戻る人が多いのでバス待ちの人達向けの「おみやげ」として用意していたようです。
今でもそのロンドンビルは残っていて飲食店のテナントビルになっています(三越松山店・大街道口正面)
もっとも、子供の僕は「ロンドンヤ」と言えば筆頭に“ハヤシライス”でしたけどね。(笑)

その頃の古い写真がありました。

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すでに休日は歩行者天国が開始されていてバス路線も変更後の1960年代後半の大街道

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現在の全蓋式アーケードの大街道(上の写真とほぼ同じ位置)

柱の位置もほぼ同じなのに、写真で見るとなぜか昔のほうが通りも広く感じるのはなぜでしょうねぇ?
今も変わらぬ色で走る松山の市電に乗って、
今も変わらぬ五色の「みよしの」のおはぎなどいかがでしょうか。


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2009/4/21

So Many Stars・・・  火曜:街ぶら・街ネタ


ジャズ、ボサノヴァのスタンダードにSo Many Starsという曲がある。
60年代にブラジルのセルジオ・メンデスが作った曲でジャズではサラ・ヴォーンの名唱が有名。



なんという事のない曲に聞こえるかもしれないけど、実に味わい深く、その反面実に難しい曲で、駆け出しの頃によく演奏した一連の「スタンダード」の中で最も好きな曲だった。
歌唱力に余裕のあるサラ・ヴォーンならではの、まるでお手本のような歌を聞いてしまうと他を聞く気がしないかというとそうでもない。

YouTubeにSo Many Starsと打ち込んでみたら、意外と少ない結果だけど、いくつかの面白いテイクがあった。

この曲、テンポがあまり速いと聞く気がしない。
ゆったりと、まったりと、それでいてクールに聞きたい。

面白いと思ったのは、まったく知らないミュージシャンの演奏で感性に触れられるものがあるという事。
有名・無名は既に関係の無い時代だ。

ちょっとチープで昔のショーバンドを思い出す出来具合がなんともいい感じのSynchronyのSo Many Stars。



いかにも70年代〜80年代に、日本のどこにでもあったキャバレーやレストランシアターやホテルのラウンジなんかのハコバンっぽいサウンドと雰囲気の演奏がいいです。
きっと歌手の人はオーディションで選ばれたのでしょう。
バンドはきっとキーボードの人がリーダーで、一日に4セットくらいを毎日演奏しているんでしょう・・・・
などと、勝手に想像しちゃいながらも聞いてしまいます。

こういう場所に誕生日に行ったりすると突然バンドでHappy Birthday to You・・・とか始まってその内にスポットライトが当たって見知らぬ店内の人から拍手喝采を浴びたりする。
照れくさいが、まんざら悪い気もしない。
そういう「大人な」遊びの場が似合う演奏だし、そういう場所と雰囲気を知っておいたほうがいいと思う。

こういう演奏を「まともな演奏」と言って、どこでもBGMで聞けるのが当たり前だった。
ライブの演奏とは全然方向も内容も違うが、少なくともライブの演奏よりも万人ウケする。
今で言うライブのレベルより上手いものね。

最近はちょっとピアノが置いてあって誰かが弾いたりするとライブなどと名乗っている店が多いけど、お酒を飲む場所に音楽のBGMはツキモノ。生演奏しかり。
だからそれをいちいちライブなどとは呼ばなかった。
ライブと言うには「普通」過ぎたからだ。
でもその「普通の演奏」の場がミュージシャンの修行の場として重要だった。

客もそういう場所ではわざわざチケットやチャージ分を払ったりしないで聞けた。
いや、店としてBGMは装飾と同じサービスの一環で、それらを含めた雰囲気で商売をしていた。
ごく当たり前の姿だ。
一体現在、日本全国にそういうまともな「演奏」を聞かせてくれる店が何軒あるのだろう?
このくらいまともな演奏が出来るミュージシャンがどのくらいいるのだろう?

・・・

今度はどこか場末のバーで聞いてるようなSo Many Starsないかなぁ。。。。
って、あった、あった!



Lauren Koval がどこのシンガーかもわからないけど、こういうアメリカの街の場末的なバーにピアノがあって、そして時間が来れば歌手が出て来て歌ってくれるというシチュエーション。
客は3〜4人だろうが満席だろうが毎日繰り返される。
日本でもどこの街でもある、バー。
でもそれはライブじゃない。

大人な遊びの空間のBGM。

なんてSo Many Starsって曲はそういう場所にぴったりなんだろう?

さて、

今回一番気に入ったSo Many Starsはコレ!

Barbie Martinezというシンガーもまったく知らないが、僕が理想とするテンポ、歌唱力、そして声をこの曲で発揮していて感動してしまう。



どこかの国のヒルトン・ホテルのバーかラウンジで歌っているようだ。
やはりライブではなくBGMとしてだよ。

こういう演奏や歌が聞けるなら、ホテルのラウンジに飲みに行くのも悪くない。
下手な演奏のライブを聞くよりもタダで聞けるBGMのほうがグッと豊かかもしれないね。
そういう場所が街から消えてはいけない。

そして、それらを本当に上回るものだけをライブと呼ぼう!

So Many Stars。
たった1曲好きな曲を捜しただけでもいろいろと考えさせられるものです。



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2009/4/20

「離れ」現象の元は・・・?  月曜:ちょっと舞台裏


最近、いや冷静に見ればこの十数年に渡って「離れ現象」が見られるもの・・・

■酒離れ・・・・

飲む習慣がいつから身に付くかによって個人差があるとは思うけど、近年の酒離れは決して酒嫌いから派生しているのではないのは事実。

みんな「飲む時」は飲む。今も昔も変わらない。
ただ、毎日飲むという習慣がなくなりつつあるようだ。

実は僕はミュージシャンとしては酒を飲まないタイプ。
若い頃に「えっ、飲まないんですか?」と不思議がられた。

昔のミュージシャンは「飲む」「打つ」・・あと一つなんだっけ・・?思いだせん!、というくらい僕等の時代には既に三種の神技は無かった。
もっとも、楽器の運搬があるので車移動が前提だから飲めない事情というのもある。

「酒がなけりゃ生きて行けない・・・」そんな時代でもなかった。

今、酒離れと言われるには理由がある。

まず、車では絶対飲みに行けない。
その車ですら「車離れ」時代。

次に飲みに行かない。
これは「飲みに行く場所」の問題。

恐らく今の40代未満の人達は「居酒屋チェーン」は食・飲兼用の場だと思っている。
つまり、食べるのも、飲むのも「居酒屋チェーン」で済ませてしまう。
だから、気の利いたショットバーに飲みに行くなんてあり得ないし、常連が通う割烹とも無縁。
全国何処へ行ってもある大手居酒屋チェーンに安心して入ってしまう。
全国一律の料金、全国一律の品揃え、全国一律の掛け声に迎えられて・・・

ビジネスマンの人に聞いたらショットバーとか気の利いた店に「連れてってくれる上司がいない」のだそうな。
飲む習慣には上司の影響も大きい、という事か。

ううん、、、
この不況だと追い討ちか、、、

思い当たるのがコンビニ。

この世代の人達に共通するのがいわゆる「コンビニ族」第一世代。
コンビニには酒だって置いてあるし、雑誌だって、弁当だって、何だってある。
でも、コンビニには何一つとして「専門品」はない。
雑貨屋なんだ。

だからコンビニ族の感覚だと「居酒屋チェーン」のコンビニと共通した雰囲気に安心して飲みに行った気分になれる。
何でもあるような雰囲気だけならあるからね。
でも、「居酒屋チェーン」に専門的なものは何一つとしてないって断言。

そこに安堵感や満足感を持ってしまうと、結局知らないところに出かける勇気もない面白味のない生活になってしまうかも。スケールの小さい価値観で全体を見ないように脱・コンビニ、脱・居酒屋チェーン、だぜ!


■車離れ・・・・

最近の若年層の車離れはある意味ではいいかもしれない。
と、言うのも、家族連れで車移動ばかりして育った人達の中には公共の場でのマナーが欠けている人が目立つからだ。

車の中は確かにそれぞれの家庭のルールが適用されるが、一歩車外に出たらそれらは全部通用しない。
飛行機や電車の車内でところかまわずヒステリックに叫んでいる子供の大半が家族連れで車移動中心に育った環境なんだそうな。
自分の要求を通す手段として叫ぶという短絡的な行為を公共の場で平然と行うのは「恥ずかしい」という心理が欠如している事で、それは「甘え」の反動でもあるという。

車で移動するとその「甘え」が通用するが、一旦車外に出たらその「甘え」は「恥」でしかない、という事。
親が公共の場で子供に教えるべきルールを教えなかったという結果かもしれない。

それが原因かどうかはわからないが、そうやって育った子ほど「車に対して無関心」なんだそうな。
たしかに、家の一部分みたいな移動空間に感心もへったくれもあったもんじゃない。

今の大学生世代が子供の頃にそうやって育てられた比率が高く、車に対してまったく感心を持たない中心世代だそうな。

彼等は駅近くでコンビニがあるマンションやアパートに住み、車で通うような場所には住む気もなし。
チャリンコは必須。ファションやITグッズ、グルメやパソコンと周辺機器が興味の対象。
たま〜に仲間とドライブする時は、免許を持った友人が借りてくるレンタカーを使って割り勘。
旅行は電車か飛行機で。
自分では今後免許を取る予定なし。

これらの裏付けのように、現在免許取得の自動車学校は軒並みガラガラの状態。
我が家に通う弟子達の中で近年免許を取得した人の口からも「いつ行ってもガラガラです」と。
行っても教習車の順番待ちな〜んて経験がある身には信じられない衰退振りだ。

ある意味ではいいかも、というのは公共の場でのマナー向上の点では。

しかし、その「車離れ」世代が乗ったチャリンコが街のいたるところに乗り置きされていたのでは困りモノだ。
どうせチャリンコに乗るのなら、駐輪場の料金を惜しむような乗り方だけはしちゃだめだね。
それが嫌なら、チャリンコに乗らないで済むところに住みなさい!



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2009/4/17



毎週金曜日はvibraphoneやmarimbaをやっている人向けのお話し。
金曜第百三十一回目の今日はビブラフォンやマリンバ周辺の新機構その後についてです。

普段使っているマレット。
これがなければ僕らの商売はあがったりです。

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その材質は、ヘッドはいろいろとあれど、ハンドルの部分は「ラタン」と「バーチ」です。
ラタンは「籐」、バーチは「木(主に樫)」でクロスグリップではラタン、インディペンデントグリップではバーチを使うのが主流。

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僕はクロスグリップなのでずっとラタン・ハンドルのマレット

でも、これらは自然界の産物を加工したもの。永遠・永久に供給が保障されたものではないのです。
今では地球環境とエコで森林伐採や環境に悪影響を与える事に対しての感心が高く、我々が使うマレット一つにしてもそのような配慮が成された製品が流通しているか、と言うといささか後ろめたい気分になってしまう。

しかし過去において、70年代前半には100%人造加工のマレットが誕生し流通していた事実はある。
昨今の“エコ”ノミストではないけど、エコとは無縁の「最先端・最新大好き人間」の頃にそれらを試用した時期があった。
70年代というのはとてつもなく“モノ”が進化していた時代だと思う。
だって、もしもその時の成果が今日まで継続していたら・・・・エコ・ビジネスと完全に一致だものなぁ。
残念ながら、その殆どは途中で消え失せてしまっているのだけど、、、

当時最もポピュラーだったのがムッサー社の人造マレット。

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タイプは2種で、グラスファイバー・マレット(左)と強化プラスチック・マレット(右)。

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グラスファイバー・マレットは普通のラタン・マレットと同じ形状

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ハンドルの部分にはMusser-M9という型番

このマレット、最初はグリップ感も良く、ちょっといいかもって思ったのも束の間、手の中の体温や気温が伝わって温まると、なんと「しなり」がグニャグニャで頼りない。
打点とは関係なしにマレットが「しなる」のだ。
こうなると早いパッセージを弾く度に違和感。

籐の「しなり具合」を研究して作ったとの事だったけど、この当時の技術では力の反動をコントロールする所にまで配慮や加工が及ばなかったようだ。
今の技術ならきっと克服できると思うな。

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もう一つが強化プラスチック・マレット。
こちらはかなり特殊な形状。

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ちょうどハンドルの半分から先(ヘッド側)が細い強化プラスチック、手前側は強化プラスチックの周りに保護用のラバー、又はプラスチックの覆いが付く。

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手前側を後ろから見ると二重になった特殊な形状がおわかりだろう

このマレット、一体何のために作られたのかはわからないが、不思議な事にムッサーの楽器を買うと山のように付いてきた。つまり「おまけ」でもあり試作品でもあったようだ。
妙な事に型番は先のグラスファイバー・マレットと同じ「Musser-M9」。

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マレットはこのムッサー・オーナーズ・グッズと一緒に付いてきた

あ、最近ストッパー代わりのファンベルトが切れそうなので・・・・
と、ウン十年振りにオーナーズ・ブックを開いたら・・・

ありました!ありました!
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なんか、とっても嬉しい発見だ〜!(笑)

あ、本題に戻ります。(スマソ)

軽量・強化・人造(生産性アップと品質の安定)を目標としたのだと思えるのだけど、この細いハンドルの部分が鍵盤をヒットした時の打撃を吸収できず、このまま使い続けると腱鞘炎になりそうな危機感を持った。
また、ヘッドが演奏中にスポッと抜けて何処かへ飛んでしまう「非常事態」も起こった。

やはり製品としては信頼性が無く、普及はしなかった。

ただ、最近各メーカーともマレットの品質が安定しなくなっている事、ハンドルの部分が「太く」なっている(言い換えれば品質の良い籐が無くなっている)事などから、遠からずの内に再び人造マレットの開発が急務となる時期が来るようにも思う。

そうなった時に、これら過去の失敗を繰り返さない事を祈るのみ、だ。

籐(ラタン)マレットでの演奏風景
Toshihiro Akamatsu(vibes) & Yuki Arimasa (piano)DUO-1


こちらはバーチマレットでの演奏風景(マイク・マイニエリ氏)




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