2010/2/26

面白い、はエッヂ(edge)の活用・・・  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック


毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。
金曜第百六十五回目の今日は、コードスケールのエッヂ(edge)を使って発見しよう、というお話しです。

途中からの人は
2010年2月12日のブログ『面白い、は発見の元・・・・コードスケールの連携』と、
同2月19日のブログ『続・面白い、は発見の元・・・・コードスケールの連携
を見てからどうぞ!

Twitter(http://twitter.com/vibstation)からいらっしゃったみなさん、ようこそ!
こんな感じでやっていますのでごゆるりと。

それにしてもどーにも湿気がたまらないのでエアコンを除湿/25℃設定にしている有様です。
一人梅雨入りか!って。

■コードスケールのエッヂとは?

コードスケールの理論にはエッヂという言葉はありませんが、スケールにある半音のところの音列を表現するのに適切かと思うので使う事にしました。

ここまでの解説でインプロをする時に必要なコードスケールの分析方法は見えてきたんじゃないかと。
ただし、あくまでもオーソドックスに調号を用いて書かれている譜面、のお話し。
この段階で調性に対する「音感」に磨きをかけてください。

やがて調号を使わないタイプの曲(転調の連続によって書かれた曲には調号を付けない)に触れた時でも、ここまでに養ったハーモニーに対する「音感」があなたの演奏をサポートしてくれるようになります。

さて、その手前の段階で「エッヂ」について発見しましょう。

コードスケールにある半音の箇所には二通りの意味を持つ「エッヂ」があります。
ひとつは半音上のコードトーンをシャープに演出するもの。
もう一つは半音上のテンションがコードサウンドを打ち消すアヴォイドノートとなるもの。
全てが前者であれば好都合なのですが、世の中そんなに甘くはありませんね。
後者の場合をいち早く察知して対処する方法を習得する必要があります。
また、後者の場合であってもドミナント・コードに於いて、コードスケール次第で「コードサウンドを特徴づける音」となる場合があるので、その選択能力も兼ね備える必要があります。

しかし、演奏の時にはこの厄介とも言えるスケール上のアヴォイドノートも、作曲の段階では逆に発想の転換に繋がるので「避ければ良い」というものではありません。
後々、インプロを重ねた上でオリジナル作品を作曲する段階になると、ここで言う「エッヂ」がメロディーとハーモニーの組み合わせに大きな影響を持つ事がわかると思います。

さて、そんな「エッヂ」をどのように発見しましょうか。

■コードスケールの変化をエッヂの変化で触れる

書いたり読んだりしてわからない事は音を出して確認すればいい。

音楽の基本ですね。

まず話しの流れから先週、先々週と取り上げているボサノヴァの有名曲The Girl from Ipanemaのブリッジ冒頭8小節を使って解説しましょう。

何はともあれ、この部分のコードスケールを分析しなければ何も始まりません。

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この部分のコードとコードスケールはこんな感じ。
コードスケールの判定方法は先週書いた通り。

わからない人は参照→『続・面白い、は発見の元・・・・コードスケールの連携

それぞれのコードスケールにある半音の前後の形(音列の)に注目です。
エッヂの部分はシャープな印象が強いのでこれをメロディーの演出に使うと効果的です。

コードを見ながら演奏する時に、ある一定の音域にメロディーを閉じ込めると、コードの流れをメロディーに反映しやすくなります。
コードが変わっても、ほぼ同じ音域の音からメロディーを始め、ほぼ同じ音域の音でメロディーを終わるようにすると、コードスケールを横に繋ぐ演奏が出来ます。
出来るならメロディーのリズムも同じ、当然音の数も同じ、という「制約」の中で発見をしてみましょう。

最初にメロディーを始める位置を決めます。
冒頭のコードGbMaj7の7th辺りから単純に下降するラインと、もう一つ別の位置から下降する二つのラインを設定します。
この時に同じ音は(オクターブも含めて)それぞれのラインに含まないようにします。

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(最終小節のC#はCが正当。シャープを消し忘れていました。ごめんなさい)

次にそれぞれのラインを個別にまとめたメロディーを並べてコードスケールを横に繋ぐ練習をします。

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コードスケールの変化によってメロディーが徐々に変化して行くのがわかるでしょう。
その時に半音のエッジの部分がそれぞれのコードサウンドを特徴付けているのがおわかりいただけると思います。

■シンプルなラインを使った演奏-ダイアトニック・ライン

コードの連携がそうであるように、メロディーの連携に於いても「半音」の印象は「全音」の結び付きよりもドラマチックです。
シンプルなラインを今度は8小節間連続下降させて、その時々(コード毎)の変化を楽しみましょう。
それぞれのコードのエッヂがキャラクターの決め手という事です。

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ではここで質問。
このシンプルなラインは9小節目に来るコードGm7では何の音に進むでしょうか?
Gm7はこの譜面の調号でコードスケールを判断してください。

答えは本日の文末に。(→質問1)

■シンプルなラインを使った演奏-アプローチ・ライン

同じ要領で今度は可能な限り同じ音域の音だけでシンプルなメロディーを作ります。
次のコードの直前に来る音はアプローチ・ノートとして半音上の音をコードスケールと関係なくチョイスします。(=アプローチ・ノート)

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アプローチ・ノート()の位置にコードスケール上にある音、本来ならアヴォイド・ノートとなるべき音、などが来る場合もありますが、それは解釈の相違です。
アプローチ・ノートは次に来る音に対して設定する音なので全ての半音が使えます。
この場合はメロディーの流れが下降しているので半音上の音を設定しています。
つまり、そこに設定した音が「たまたまコードスケール上にある音と重なっただけ」なのです。

では、本日二つ目の質問です。
このメロディー・ラインは9小節目に来るコードGm7では何の音に進むべきでしょうか?
Gm7はこの譜面の調号でコードスケールを判断してください。

答えは本日の文末に(→質問2)

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チェキラ!
本日の答え

■質問1/C

■質問2/A


2010/2/25

ハンク・ジョーンズ=The Great Jazz Trioって事か?  木曜:Jazz & Classic Library


ブームと呼ばれるほどのものがあんまり無かったジャズの世界でも、時々「おやおや? これ、いいかもー」的に周知しているものがありました。
大昔を除けば、ポップスや歌謡曲と比べると随分とマイナーな人口に支えられて来たジャズ。
今となってはそんなジャズでもネットも含めて情報だけが溢れてしまった感じで、何が何やらわからない混沌とした状況になっていますが、少なくとも20世紀の内はこの部分、とってもシンプルでわかりやすかった。

ハンク・ジョーンズは超が付くほどのベテラン・ジャズピアニスト。もう90歳を超えているだろう。
凄いなぁ。。

そんな超ベテランの演奏で、僕らにもピタリとフィットした時代があった。
生意気な書き方と思われるかもしれないけど、きっとハンク・ジョーンズが若手と呼ばれる時代に育っていたならこんな形容はしないだろうが、初めてガッツリと聞いた頃にはすでにベテランの風格十分だった。

それがコレ!


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『LOVE FOR SALE/The Great Jazz Trio』(ew/1976年)

[メンバー]
Hank Jones(p)
Buster Williams(b)
Tony Williams(ds)

1976年5月22日 Vanguard Studio NYC.で録音。

この頃の情報源はNHK-FMで毎週木曜日の夜に児山紀芳さんらがやっていたジャズ番組『ジャズフラッシュ』。
岡山県の津山市の音楽学校で学生時代を過ごしていた頃で、FMで聞いた週末にはすぐにレコード屋で見つけて買っていた1976年の秋口。
(後年、児山さんのNHKの番組に出演させていただいた時に「ジャズフラッシュ」の話しで盛り上がりました)

調べてみると1918年生まれと言うからこの時すでに58歳!
ベテランだー。

ところが、このアルバム。
ロウエンド、つまりアタッチメントを装着させてボトムの太い当時流行の「野太い」ベース音のバスター・ウィリアムスと、思いっきりの良さに加えてビビッドで自由奔放なリズムを操るドラムのトニー・ウィリアムスが、何の変哲も無いジャズ・スタンダードを結構面白く聞かせてくれるものだから「スタンダードジャズなんてオヤヂの聞く音楽だー」くらいにしか思ってなかった当時生意気盛りの僕でも、「おやおや!」と飛びついた。

つまり、“ふつー”じゃないジャズスタンダードをやるピアノ・トリオに聞こえたんだ。

そのころ、チック・コリアやキース・ジャレットなどはオリジナルに全力投球で、たまーにスタンダードを弾く事はあっても本論には据えていなかった。
また、ピアノトリオのスタイルの中で革新的だったビル・エバンス・トリオでさえも、チックやキースの世界観からすると「大人志向」でしかなく、溢れるリリシズムに酔わせられながらもそのスタイルは音楽全体からすれば「比較的地味」だった。
ビル・エバンス・トリオ以前のピアノトリオとなれば、もうこれはピアノ一人が全面に出てベースやドラムはその陰に隠れてしまうくらい「ド地味」。

ところが、このアルバムは、1曲目の“Love for Sale”からしてそれまでのお行儀が良いピアノトリオ路線からは完全にはみ出した感じのトニー・ウィリアムスのシンバルワークとバスター・ウィリアムスのバウバウ低音をかき鳴らすベースでてんやわんや。

演奏のヴォルテージだけを取り出せば、完全に当時のロックやフュージョンと同じ。
要するに「ジャズはちっとも“しょぼく”ねぇゾ!」って気合いが満ち溢れている。
今聞いてもこのアルバムはちゃんと時代の音がするのだ。
あの1970年代後半の。

面白い事に、このアルバムは完全に日本ターゲットのもので、本国では脚光も浴びなかった。
従ってレコード会社も日本のメーカーで、この時期にスタンダードもののアルバムなど本国のレコード会社は作る気すら無い。
だから奇跡的に日本のレーベルによって記録されたと言ってもよいもの。

ただ、本当にこれが素晴らしい内容を伴った作品であるのかは、制作側のセンスもあると思うけど高い評価には繋がらないと思う。
でも、これは確実に「日本では売れた」。

アメリカのジャズファンと日本のジャズファンのベースの大きな違いは、「ライブ観賞ファン」か「レコード観賞ファン」かの違いにある。

アメリカにはジャズが流れる場所はたくさんあるが、ジャズバー以外は殆どがラウンジも含めてBGMだ。じゃあマスメディアのラジオステーションでジャズのチャンネルが溢れているかと言えば、殆どがカントリー・ミュージックとロック&ポップスのステーションで、ジャズを流すラジオ局はかなり少ない。
街を歩けば、そこかしこからジャズが聞こえるかと言えば、殆ど聞こえない。
ヒップホップかストリート・ミュージックだ。
「その他大勢」の中にジャズがあるといった感じの環境で、それでいて日常的にライブでジャズに触れる機会は多い(BGMを含めると)、というところから生まれて来るファンがアメリカのファンだ。

だから、ライブをジャズクラブに観に言っても、最新のオリジナルばかりが聞こえて、それを待ち望んだファンがやってくる。
だからスタンダードが聞こえてくるのはラウンジなどのBGM的な所しかない。

ところが日本のジャズファンは(僕も含めてだけど)レコード観賞をベースとするジャズファンが多かった。
だから、ジャズ喫茶という独特の文化・風習が生まれ、そこから日本のジャズ文化が育った。
アメリカのリアルな「ライブ観賞ファン」と違って、何度も繰り返し「同じ音源(つまりレコード)」を聞きながら思いをめぐらす想像の世界とも形容出来る「レコード観賞ファン」の日本。
だから、1976年であっても、1950年代のチャーリー・パーカーや1960年代のジョン・コルトレーン、「クールの誕生」のマイルス・デイビスやモヒカン狩りのソニー・ロリンズ、汗にまみれたエルヴィン・ジョーンズや天井の鏡を見てニヤリとするセロニアス・モンクがいつまでも色褪せる事なく「そこ」にいる。

本国で作られて届くジャズ・アルバムはリアルなジャズファン向けのものばかり。。。
レコード観賞ファンをターゲットとしたものはもう無いのか?

そんな時に、このハンク・ジョーンズのトリオがハマった、というわけだ。

決して昔の焼き直しとならなかったのが最大の成果で、「今のままのスタイルでジャズをやろうじゃないか」という感じが当時の日本のジャズファンにはとても「キャッチー」だった。

2曲目以降、“Glad To Be Unhappy”、“Gee Baby, Ain't I Good To You”とスタンダードの王道が連続、さらに“Secret Love”、“Someone To Watch Over Me”、そして最後には“Autumn Leaves”と、曲目だけを眺めると「ヲイヲイ、“ハコばん”もいいとこじゃん!」と伸ばした手を縮めたくなるのだけど、演奏を聞くと全然違う。
こんな“ハコばん”なら毎日でもいいぞ、と思わせるくらいに面白い。

やはり成功のカギはバスターとトニーのWウィリアムスによるところが大きい。
「円熟」とか「深み」とかで表現するのが当たり前のようなハンク・ジョーンズのピアノが、ワイルドにビビッドに聞こえてしまうのだから、もう、聞きながら笑ってしまうしかないほどの快挙。

どうやらアルバムはヒットしたようで、その翌年になると「二匹目の・・・・」的に『THE GREAT JAZZ TRIO AT THE VILLAGE VANGUARD』 (ew/1977年)という続編的な今度はライブ・アルバムが登場。メンバーはHank Jones(p)Ron Carter(b)Tony Williams(ds)と、本来はコチラがレギュラーのメンバーだったとか。

当時、レコード屋で試聴したのだけど、「バスター・ウィリアムスのほうが良かったなぁ。。。」と購入は控えた。そう思っていつも通っていたジャズ喫茶『邪美館』に行くと、今からそれが流れるところだった。


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チェキラ!
タグ: Jazz ジャズ CD

2010/2/24

駅vs空・ガッツリ勝負!  水曜:これは好物!


どれどれ。。

と、昨日に引き続き( http://sun.ap.teacup.com/vibstation/1222.html )この時間、ついつい見てしまう。

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『お願い!ランキング』(テレビ朝日系列 毎週月-木午前0:30から、金0:50から放映)

こちとらこの時間帯はまだ日が暮れた辺りの時間帯。
だから見ちゃうんだなー。

拍手コメントを寄せてくれたmakkiさん、trd57さん、こみねさんも同じように「お願い!ランキング」にハマっているとの事。でしょーでしょー。(よかったー、僕だけじゃなかったー/笑)

今日は?

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またバイヤーな企画やってますねぇ。
餃子の王将の水道橋店の人気メニューランキングだって。

「餃子の王将」懐かしい。
関西から西日本一帯では昔から一人暮らしの強い味方。
僕も何度お世話になったでしょう。

ある日突然近所にニンニクの香りが漂い始めたら「王将」が新規開店したと思え、とまで。

80年代に東京へ出て来た時にはまだ皆無でしたが、それでも埼玉県の草加市の国道4号線沿い(松原団地付近)には、なぜかファミレス・タイプの「王将」があって4号線を走るとついついハンドルを左に切って・・・・(笑)

埼玉県の東京寄りは昔から関西はおろか遠く海外からも実験的に出店するフランチャイズの聖地。
「餃子の王将」からアメリカの「バーガーキング」(第一期)、はたまたデパートでは同じくアメリカの「ロビンソン・デパート」まで多種多様。80年代からジャンキーな若者や新し物好きには重点地域だった。

それにしてもこの数年の間、急激に東京で認知された感じがする「餃子の王将」。
今や牛丼チェーンを押しのけてジャンキーな若者の栄養源となりつつある。
僕も時々懐かしくて餃子買ったりするんだけど、店による「仕上がりの落差が激しく」(京都や大阪の店を知ってるとエライ事になる場合もある)、どうせ行くなら賑わっている店か都心のお店を選ぼう!

フランチャイズのメリットとデメリットの両方を東京地区の王将では感じます。
その辺りに特化したメニューの牛丼チェーンとは違った課題が残されているような気が・・・
外食産業は時代の写し鏡ですね。



さて、

こちらも負けず(?)に、

本日はガッツリ勝負!

駅弁対空弁。

と、言っても、多種多様な駅弁・空弁をどうやって比べるのかいって?

そこなんですよ、実際に勝負、なんて付けた日にゃ。

でも、偶然にも先日JRと飛行機を使ったのでよし、じゃー実行!

公正な比較の為に以下の定義を。

・誰でも買える弁当である。
・駅弁、又は空弁として、実際に駅構内や空港で販売している。
・弁当は温めず、冷めたままで食べる。
・駅又は空港のコンビニなどの透明プラスチック容器のビニ弁は除外。

こんな感じでしょうね。
ビニ弁と駅弁・空弁の違いパッケージングで大別出来るでしょう。
ビニ弁は中身が丸見えでレンジで温めるものが主流。
駅弁・空弁は包装紙に包まれたパッケージングで、冷めても食べらけるのが大原則ですね。

では・・

第一走者・空弁代表

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『三代目たいめいけん・ハンバーグ弁当』(購入先:羽田空港 日本橋たいめいけん製)
http://www.taimeiken.co.jp/index.html

少し前のブログで紹介した羽田空港の空弁ブースで売られていた同じたいめいけんの「オムライス弁当」。あの、“たんぽぽオムライス”を彷彿とさせる出来栄えには大満足でしたが、今度は同じ空弁ブースで見つけた「ハンバーグ弁当」。
かなり期待です!

昭和6年創業の洋食の「たいめいけん」は今さら僕がどーのこーの書く必要も無いほど有名。
洋食ファンなら幾度も足を運んだお店だろう。

前回の「三代目たいめいけん・オムライス弁当」はコチラの記事をチェキラ!
2010年1月27日ブログ『さぁて、「空」の現状はどうかな・・・?』→http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20100127/archive

「オムライス」はケチャップライスが最高の出来ながら、玉子と酸っぱ目のケチャップとのバランスがほんの0.5程「ブレンド直前」に感じて実に惜しかったのですが、ケチャップライスの出来だけならもうホント最高。

そのハンバーグ編なのですから、否が応にも期待が膨らみます。

はいー!

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まずはこんもりと盛られたごはんと、その横に煌くたいめいけんのランドマーク! コールスロー。
そしてメインのハンバーグの横には凛々しさに溢れた海老フライが、ピーンと尾張・名古屋は城で待つ、とばかりの一直線に添えられております。(懐かしいテレ朝時代の古館一郎アナウンサーの実況風に)

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おーっと!

その脇にはピリリと辛いししとう、そしてまぁーんまるコロコロ皮ごとスチーム・ポテトと、その下にはジューシーなハンバーグソースと肉汁を一滴も逃すまいとする、白いソテー・パスタだ!
全体を〆るのは、たいめいけんのハンバーグソース。

おやおやーーぁ!

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敵も去るもの踊るもの。東京音頭よろしくハンバーグは箸でも食べられるようにスライスされている。
でんぐり返りの術!

さて、肝心の味だ。
流石にハンバーグ自体は大変美味しいと思える。
思える、と書くのは、実は冷めたままではちょっぴり虚しさが漂う感じに固い。
海老フライ、コールスローが旨いのは当たり前としても、蒸したじゃがいもが御機嫌に旨いのにはびっくり。
洋食屋のじゃがいもはなぜか旨い。
僕が一番好きな添え物のジャガイモも、実は「つばめグリル」( http://www.tsubame-grill.co.jp/ )だったりする。

さて、この「たいめいけん」のハンバーグ弁当。

星をつけるとすれば・・・・(三ツ星満点で)

+0.5

星、二つ半! ですぅー。

冷めても美味しく食べられるのが絶対条件の駅弁・空弁としては、やはり冷めたハンバーグがどうしても「虚しく」感じてしまう点が実に惜しい。。。
そう思う。


続いて!

第二走者・駅弁代表

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『黒毛和牛のハンバーグ弁当』(購入先:JR東京駅 日本レストラン・エンタプライズNRE大増製)
http://www.nre.co.jp/

毎度御馴染み、日本レストラン・エンタプライズ(NRE大増)の駅弁。
今のシーズンは冬モードの最終期。種類豊富な駅弁から行きは季節もの、帰りはちょっぴり「フツー」のこの駅弁をチョイス。

頭の中に、空弁との比較が浮かんだからだけど、ね。(笑)

駅弁では他を凌駕するNRE大増も、こんなフツーのお弁当を作ってたんですねぇ。
と、言うよりも、行きの時にやたらとこの「ハンバーグ弁当」の広告が駅弁屋に掲げられていて、どうにも気になって仕方がない(笑)。
NREの陽動作戦にまんまとハメられてしまった。

いや、陽動作戦は「敵を欺く」手法だからこの場合は単純に「のせられた」だけ、か。(笑)

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「たいめいけん」と大きく違うのが、おかずが機内食のような蓋つきの容器に入れられている。
ほう。
付け合わせには人参ソテー、ブロッコリー、ペコロスのコンソメ煮、ポテトの素揚げ、そしてジャンボマッシュルームの唐揚げ、とここにも違いあり。

駅弁メーカーのハンバーグ弁当ですから、何だかちょっと違うように見えます。

で、、

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まずは何も考えないでゴハンを一口パクリ。

うん・・・・・・?

この段階で勝負あったかなぁーーーー。

なんだ、このゴハンの旨さは!!

「たいめいけん」のハンバーグ弁当のゴハンも美味しかった。ビニ弁のゴハンのような変な混ざり物の香りも味もなく、じつに素直に美味しかった。
しかし、、、
この「NRE大増」のこのゴハンは、、美味しいの最上級の「旨い!」。

まだ、おかずにも何にも手をつけてない段階でそれを予感させてくれるほどに旨い。

「たいめいけん」の弁当のハンバーグは最初からスライスされていたが、「NRE大増」の弁当のハンバーグはまるまま。
つまり、冷めても箸でどうぞ、とばかりに挑戦的なのだ。

おお!!

それなら、と闘志をむき出しにやおら箸を握りしめて、いざ行かん!

っっっと!

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容易くハンバーグは箸で割ける。
で、一口・・・・

んまいっ!

これはイケません、イケません。

ああ、あ。

もう止まりませんよー。

デミグラスソースをたっぷりと絡めて、もうガッツリと頂いてしまうしか逃げ道はありません。

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恐るべし、NRE大増。

当然、星をつけるとすれば・・・



星、三つですぅーー


これを単純に比較してはいけないのかもしれないが、

空弁 vs 駅弁、今回の勝負は、

駅弁の勝ち!!

今回の覇者、駅弁代表の『黒毛和牛のハンバーグ弁当』980円(税込)
販売箇所はJRの東京・新宿・上野・大宮・品川駅構内のNRE弁当売店です。
是非チェキラ!

ちなみに、容器の形が多少違う「たいめいけん・ハンバーグ弁当」が東京駅構内などの惣菜店「膳まい」でも売られていました。
駅弁の「牛肉弁当」がそのままのパッケージで羽田空港でも売られていたり、東京駅限定駅弁『東京駅弁』が羽田空港では『東京老舗物語』という名称の別パッケージで売られていたり、で駅弁と空弁の共通化が進みつつあるようです。

ただ、空弁は真四角の容器ではなくやや長細めの容器が主流のようで、これは座席とテーブルが列車と飛行機では圧倒的に飛行機が狭い、という事情があるようです。

ともあれ、時々、この両者で共通する品目を見かけたら、ガッツリと勝負してみたいと思います。



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チェキラ!

2010/2/23

ハードボイルドだど!・・・・  火曜:街ぶら・街ネタ


今も昔もこの時間帯のテレビはなぜか観てしまいます。
またソコに、その時々にハマる番組があるからイケません。

12時1時

午前0時半頃から午前1時半頃の間。
ドラマなどはさっぱり観ないくせに、この時間帯だけはしっかりとテレビっ子に戻ります。

最近マイブームしているのが、コレ

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『お願い!ランキング』(テレビ朝日:毎週月-木/午前0:30-1:25 毎金/午前0:50)
テレビ朝日『お願い!ランキング』HP→http://www.tv-asahi.co.jp/onegai/

恐らく一日の内でテレビを見ている時間の半分以上がニュース又はそれに類するもの、そして深夜帯のバラエティー。

この「お願い!ランキング」が僕の記憶の中でいつ頃始まったのかも定かではないのですが、まぁ、毎日いろんなもののランキングをするバラエティーで飽きることがないんですね。
怪しいもののランキングから、商店街食べ物ランキング、B級グルメ度満点のちょい足しランキングにファッションや習慣のランキングなど、まぁ、一人暮らしの経験がある人にとっては意外と年齢に関係なく楽しめる番組。

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要するに「暇」がなければこんなランキングなんかカウントしない、という種の、決してゴールデン・タイムなどに進出してポシャッてほしくない番組。

バンドのメンバーからもこの番組の話しが出てきますから、いわゆる「深夜帯族」にピッタリとハマる番組なのでしょう。
メジャーなものとは無縁のB級や日常のランキングなので、意外と役に立つものも、、、、たまーにあります(笑)

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でも、こういうのって実はその時代の文化なんですね。
きっと10年くらいすると、「あれ、あったねーー!」「おお、アレ!」「あったあった!」と、
盛り上がること請け合いだゾ!(おねがいイエロー風に/笑)

残念ながら現在放映は関東地区と岩手・秋田・山形県という不思議なネットワークなのだけど、その内に全国ネットになりそうな勢い。

深夜帯の帯番組でヒットするのは久し振り。
かつてのテレ朝のこの時間帯と言えば『トゥナイト』や『トゥナイト2』など、どちらかと言えばお色気路線だった。
他局も古くは日テレ系の『11PM』に代表されるように、深夜は殿方中心の番組構成で、おとーさん達が「そろそろ寝ないと明日の朝が・・」と言う午前0時半頃には番組も終了という感じ。

僕らはこの世界に入った1980年頃から、ちょうど帰宅する時間だったこともあって午前0時半からの深夜帯の番組を観ながら風呂に入ったり、食事をしたり、コンビニに買い物に出かけたりするのが習慣だった。
80年頃に東京で一人暮らしをしていたら、職種は違ってもみんな同じような生活パターンだったと思う。もっとも午前3時を過ぎると深夜族以外は就寝するのだけどね。

一番遅いニュースが「読売新聞ニュース」で、それが終わると午前1時半くらいからはアメリカン・ドラマが各局毎に始まる。当時はその海外ドラマが終わると番組も終了で、週末を除いて東京でも24時間放送ではなかった。

覚えているだけでも、
『CHiPs(邦題:白バイ野郎ジョン&パンチ)』(これは今風に言うと何シーズンあったのかわからないくらい繰り返し放映された)、
『The Incredible Hulk(邦題:超人ハルク)』(誰だったか緑色に変身したハルクがパット・メセニーそっくりだ、と形容して当時バカ受けした)、
『Starsky and Hutch(邦題:刑事スタスキー&ハッチ)』(確か日本でも似たような刑事ドラマがあった)、
あと忘れてならないのが『Fame(フェーム)』。実在のニューヨークの芸術高校を舞台とした話しで、音楽、ダンス、演劇などに情熱と夢をかけ悩みながらも成長していく姿を描く青春ドラマだった。1984年頃から長期放映されていて、その最中に自分もバークリーに留学する事となって、なるほどあのドラマが全米でヒットした理由というのを現地で実感する事になった。

そんな深夜帯のテレビ番組。

最近は再びアメリカンドラマが連日放映されている。

クリックすると元のサイズで表示します

さしずめ一番人気は日テレの『HEROES/ヒーローズ』だろう。

ケーブルではコチラ→http://www.heroes-tv.jp/
日テレではコチラ→http://www.ntv.co.jp/heroes/

他にも各局深夜に一本ずつ海外ドラマを放映するようになった。

アメリカのドラマは制作費が掛かっていることもあるが、造りが映画と変わらず凝っていて面白い。
このところ深夜帯はローバジェットなお笑い番組が溢れていたが、視聴者はそろそろ造り込まれた物が観たくなる時期に差しかかっているようだ。こういうブームは何度も繰り返すからまったく昔と同じパターンだ。

深夜帯を過ごす人の心理が「淋しい時間」から変化しつつある証拠で、先の「お願い!ランキング」はその心の隙間にドンピシャ。そう思う。2010年の深夜族文化となるか、な。

しかし、何クールにも渡って放映される海外ドラマは「シーズン」と呼ぶのだけど、最近日本のドラマがその真似をしてシーズンを付けているが、シーズンを名乗る以上は最低2クール24話がワンセット。
それ以下のものはクールで良いと思うゾ!(おねがいイエロー風に)

さて、ショート、ショート。

仕事とあらば、どんなところへでも楽器を積んで出掛けます。
演奏する場所が多様なのと同じように、楽器を運んだ車を置く場所も実に多様。
会場直結の駐車場から近所のコインパークまで。

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我ながら見事なスリー・ポイント・ターン一発で決まった本日の入庫。(自画自賛ですけど)
サイドミラーなど広げたままではとても入りません。
それにしても都心部の古いビルを活用した自走式駐車場。
さながらハードボイルドな刑事ドラマか何かの撮影にピッタリの雰囲気。

ここで怪しい密売の現場などを取り押さえる新米刑事・・・・なんかが飛び出してきてもおかしくないなぁ。実にいい感じに崩れてます。

我々はどんなところでも駐車しなければならないので、楽器の腕と同じようにキャリアを重ねると駐車の腕も上がってきます。
難度の点から言えばココはかなりのものでしょう。

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ビルの柱と柱の間をすり抜けるようにして上階に上がって行かなければならないし、ピッタリ入ってもドアが柱で開かない、なんて喚問も用意されています。
あまり隣りの車と接近しすぎても今度は向こうのドアが開かないし、適度な隙間を作って置くのが暗黙の内のマナーのようなもの。それが出来ない人は御遠慮下さい、とばかりに。。。

もちろん都会のビルなのでワンボックス車は入りません。
停める場所まで上がって来る時の取り回しで・・・・きっとワンボックスがツーボックスに変わっているでしょう。

つまり・・・
ビル全体がハードボイルド。(笑)

っで。。

駐車した5階から降りようと、エレベーターのところへ行きますと・・・

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まぁ、壁なんかもいろんな落書きがあったりしてかなりヒップな雰囲気が楽しめますが・・・

うん?

エレベーターのボタンの所に何やら小さな張り紙。

なんだろう?

ゲゲッ!@@;

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「ボタンは指で押してください」・・・

どうやらここはユーザーもハードボイルドなようです。。。。


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チェキラ!

2010/2/22

車から人へ!!  月曜:ちょっと舞台裏


オリンピックの話題で多少セーブされた感じになった「トヨタ・バッシング」。
結局トヨタの社長は米議会の公聴会に出席する事になった。

日本でのブレーキ問題は「操作フィールの違い」で説明出来たはずなのに、「欠陥」対象のリコールにまで動かされた。僕はトヨタを擁護するつもりは無いが、今の社会の縮図を見た気がしてならない。
こうなる切っ掛けを何が作っているのか?

テレビ報道の仕方に半分は原因があると思う。

昨年の夏、プリウスに試乗した時に「ブレーキの感触が従来の車とは異なる」と予めセールス担当者から告げられて「なるほど」と思った。システムの細かい事は専門家じゃないのでわからないが、電気モーターで動く、つまりは鉄道のディーゼルカーと電車の乗り心地の違いに似ているな、と思えた。
結局僕は納期の問題から他の車にしたが・・・

でも、その事を報道しているテレビにはお目にかかれなかった。
どこで何を取材しているのだろうねぇ?
プリウスを試乗した人なんてドライバーをちょっと当たればすぐに出て来るはずだ。

何かがおかしい。

アメリカも過剰反応で、この際とばかりに自国の自動車メーカーは売り上げを伸ばそうと戦略的だ。
ただし、アクセルが戻らなくなる・・・というのは日本のプリウスのブレーキ騒ぎとは別次元の問題。
「フロアマットが引っかかりアクセルが戻らなくなる」というのは事件よりも失態に近い。
しかし、フロアマットとは関係なしにアクセルが戻らない、というのは大問題だ。
徹底的な原因解明と改修が求められるのは当然かもしれない。

が、、

この関連箇所の製品はアメリカ国内のメーカーが作っている。
結局、製品の出来不出来に関する原因となってしまうとトヨタではなくその部品メーカーに矛先が向くことになる。日本で作って輸出すれば製品管理は遥かに進む。しかしトヨタに限らずアメリカに進出した海外企業はアメリカの部品メーカーを使わなければならない取り決めがある。しかもオバマ政権は「国内産」を全面にアピール展開していると言うのに、これでは外国企業から敬遠されるタネを蒔いてしまうことになりかねない、微妙なバランスの問題になる可能性がある。

トヨタユーザーから見るととても微妙な今回の事件だ。

ちなみに、自動車メーカーは「リコール」と大々的に騒がないレベルの改修は、定期点検などで工場にユーザーが車を出した時「そっと無償で」行われる。
トヨタも日産もホンダも三菱もマツダもスズキもダイハツも・・・・みんな同じで、今回のプリウス・ブレーキ問題もメーカーは定期点検なりの時に「そっと無償で」プログラムの修正を行うつもりだったと思える。
それが「隠蔽」なのかどうなのか・・・・
車を所有しない人には「隠蔽」と思われる行為に見えるだろうけど、車を所有する人には「ああ、それね」で済む事なのです。

報道でそれも出なかったのはおかしい。。。

「車から人へ」
自動車メーカーもその点の配慮(ユーザーが全て車好きではない)を少しだけ欠いているように見える。
あるメーカーでこんなやり取りをした。

「後ろがハッチ式に空く車を買う人は人力では持ち運べない荷物を積む事が車購入の大きな動機になっているはず。なのに、このシートを格納して10cmも段差が出来るのを黙認してしまうのはおかしくないか? しかもこの段差をフルフラットにするオプションも用意してないというのは、この車には荷物を積むなという事じゃないか?」

「後席の座り心地を良くする事を追求したらクッションが厚手になりました。た、、たしかに、段差は出来ますが・・・・・・。」

「荷物を積む人の心理を考えていない。そんな車、誰が買うんだ?」

「スポーツカーでは家族に敬遠されるのでミニバンスタイル。家族と乗る時はなるべくゆったり座ってもらえて、一人で乗る時は多少スポーツ走行の出来る車という事で・・・・・」

「そんなにみんな車好きじゃないよ。それはソチラの勝手な想像じゃないの?。そんな人間は“これからミニバンなんか買いません”って。もうとっくに買ってるよ。そういう層が一通り購入を済ませてしまった時期でしょ? 今買い替えを考えている層は立体駐車場に入る車でしょー。背の高い車が嫌いなユーザー。」

。。。


自動車が「リコール」騒動で揺れている間にも、公共交通機関が崩壊しつつあります。
最近移動の際に経済誌という部類の本を読んでみてびっくりした。
JRで移動する時はJRの、飛行機で移動する時は飛行機の「現実と展望」に触れた雑誌を読むと非常にリアリティーがあった。

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高速道路無料化は本当に必要なのか?
今さら1000億円も税金を使って6月から末端区間で何の実験をしようと言うのだろう?
鉄道やバスで言えばローカル線の運賃をタダにして「タダなら何人乗るか」を試すような意味のない実験。

そんなの誰に聞いても「タダはいいねぇ」に決まってる。

むしろそんな事をやった日には、無料区間の高速道路と平行するローカル鉄道やローカルバス路線は大打撃になるのは確実。路線縮小や消滅を招くだけ。
そうなってしまってから免許も車も必要のない生活を行っている人や持たない人達が普段とは違う場所へ移動する時に誰が目的地へと運ぶのだろう?
まして、先進国では都市部の車と歩行者の分離が進んでいて、その間をリンクするものに鉄道やバスなどの公共交通機関の整備が進められていると言うのに。

全国の高速道路を週末上限1000円にしただけですでに結果は出ている。
ETCを搭載した自動車に限定しただけでこの有様だ。

コッケイなのはETC搭載車の土日祝日上限1000円割引を取りやめ、代わりに車種区分ごとの新料金を導入するという現政権の案。
「全国どこへ行ってもトラックは一律5000円となれば、フェリーはやっていけない」と反対の狼煙を挙げるフェリー業者。先日ブログにも書いたが、既に先行きに絶望して航路を廃止する幹線ルートさえ出始めた。

10年2月15日ブログ『どうする? 無策な高速道路無料化案で基幹交通網の崩壊が始まってしまった・・・』→http://sun.ap.teacup.com/vibstation/1216.html

「流通コストが高すぎる」と言う指摘は前々からあるし、実際にそれを感じる事もあるが、だからと言って「高速道路を無料にしたらどれだけ物が安くなるか」を試算した形跡が現政権には無い。
「輸送コストがこれだけ安くなります!高速道路を無料化にすれば・・」と言った具体的な数字も掲げずに無料化ですから、実際に何が起こるのかは現政権にもわかっていないのでは?
もしも政権を取得してからその試算をしてとんでもない数字になってるのを知りながら公表していないとしたら・・・・それこそが隠蔽工作。

高速道路無料化によって負担するべき予算を税金から没収されると、結局税負担が増えた分人件費やコストに跳ね返るだけ。
無料化の恩恵を受けられない多くの国民には増税となるだけ。
これは「子供手当て」の個人支給と同じ問題で、どうも現政権はこの部分の詰めが夢物語的でなんとも信用できない。

そもそも、なぜ高速道路の無料化が国税を使ってでも必要なのか?
その理由がちっとも聞こえて来ない。

車社会に期待しても現代の若者は殆ど車に興味は無いし免許はあっても車は持たない。
都市部では駐車場を借りるお金があればパソコン関連やファッションに回すのが主流。
まして車は使わない時に無駄だから、とレンタカーを利用するのが主流。
僕も楽器が無ければ車を所持するかどうかは微妙だ。

都市部だけの話しではない。
若い世代はアクセスとネット環境さえ良ければ何処でも住める。
部屋を探す時に、まず駅からの距離、そして駅からの道程にコンビニがあるか無いかが大きなポイントとなる。
彼らは気に入りさえすれば田舎暮らしだって平気だ。
但し生活路線としての電車やバスとネット環境があれば、の話だ。

彼らは生活には「住む場所」と「コンビニ」と「携帯又はパソコンとネット」があれば他は無くとも何とか生きて行けると思っている。だから彼らが三十代になっても車関連への投資は住居よりも後回しだ。
それは近い将来の絶対的な車の保有率や道路の通行量が減る事を意味している。
すでにこれらのピークは過ぎたという結論もこの数年の自動車の販売数からも見えてくる。

前政権が現政権の「事業仕分けパフォーマンス」を見て、「あれはいいねぇ、ウチももっとやったらよかった」と呟いたのと同じように、前政権が週末・休日ETC搭載車限定1000円上限サービスを打ち出したのに便乗したとしか思えない。

前政権の週末・休日ETC搭載車限定1000円上限サービスには明確に「ETC普及」という大義名分があった。数億円するETCゲートの建設に何かアンフェアな取引があったとしても、ETCを使ったサービス機能をアピールするには的確なキャンペーンだった。

それを「差別」(ETC搭載車だけがサービスを受けられるのは差別だと現政権は言うのだけれど・・)と決め付けて「ならば我党が政権を取った暁にはみなさんタダにしますよ」と気前の良い事を言って選挙に挑んだ図式しか見えない、「その先に何があるの?」というビジョンがまったく聞こえて来ない現状を作ってしまった。

「タダ」というのは聞こえは良いが受益と負担の原則を歪めるという根本的問題を抱えている事を忘れてはならない。

タダより高いものはない!

ホント、昔からよく言ったものです。ズバリですよ。きっと。。
こういうステッカーを作って「高速道路無料化反対!」なんてキャンペーンいかがでしょうか?(←前政権のみなさま?)


だってその穴埋めは税金ですよ。
使った分だけ使った人が支払うほうが断然良いんじゃないでしょうか。

要はその支払うべき適正価格の問題。
他の公共交通機関とのバランスの問題。
無料になんかしなくてもいいからそちらを解決して下さいな。

現実的に見て「高速道路の無料化は不要」。
ETC搭載車限定の割引システムを再考し、今回社会実験を実施する末端区間はETC非搭載車も含めて全車半額。

それは通行量が少なく、対面通行の区間が殆どの今回の社会実験対象区間は「時速70キロ程度に制限された」道路。高速道路と呼ぶよりもバイパスと呼ぶのが相応しい区間。有料自動車道だ。
それと高速道路を同じ料金にするのは矛盾もある。
しかし、これらの路線は通行料による利益が少ないのでどちらにしても国が負担する費用は大きい。
ならば言い方は悪いがスーパーマーケットの半額セールのように「売れ残りを処分するよりも半額で持って帰ってもらったほうが良い」という事だ。痛みは幾分でも減るはず。

それ以外の区間はETC搭載車限定で通行時間帯、走行距離、車種区分別の割引や回数券的なポイント割引を充実させる。
現在も同様な割引がETC割引として行われているが、「時間帯」でサービスが区切られているのでわかりにくい。

「距離別」の割引とすれば、少なくとも深夜割引の適用が終わるギリギリまでに首都高へ入ろうとする爆走トラックを減らす事が出来るはず。時間帯区切りだと本当にその時間帯の内に通り抜けしようと、深夜・早朝の高速道路は爆走トラックの大行列で危険極まりなのだ。

ETCが普及するまでの試算として今後10年を目途にすればよい。
車は必ず寿命が来るので、その切り替えの時にETCの装着をユーザーに考えてもらえばいい。

割引するなら休日よりも平日を安くしたほうが経済効果は上がると言う意見もある。
僕もそう思う。
渋滞で思うように通行できない状況を見ると「安かろう、悪かろう」の典型にしか見えず、無料にしたらどうなるか・・・・想像しただけでも恐ろしい。

現政権がなぜ車を優遇した案しか提案できないのかも不思議だ。
子供手当ても同じだけど、優遇されない人が不満を爆発させる前に財政の問題から考え直したほうが良いと思う。

少なくとも子供手当て対象外の人達とETC非搭載車ユーザーが現行に不満を持っているのに、今度高速道路を無料化したら、ETCをわざわざ搭載した人達や公共交通機関で働く人達、その利用者まで「反発」を招く。国民の何割が「敵」となるのかを試算していないのではないかとも思ってしまう。

「コンクリートから人へ」などと唱えているけれど、実際には国費を使って形だけの高速道路無料化社会実験をやる無駄に回す予算があるなら「車優遇から人へ」と言いたくなる。
結局、コンクリートも車も道路と直結しているし、ね。


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揺れているのは鉄道や高速道路だけではない。

全国の空港の内、黒字経営と言える空港がいくつあると思いますか?

2009年の国土交通省の資料によれば、国が管理する26の空港の内、新千歳、伊丹、熊本、鹿児島、を除く22空港が何らかの形で赤字を計上している、というのだ。
大きな負担となっているのが整備負担費で、これを除くと函館、仙台、東京羽田、小松、広島、高松、徳島、松山、北九州、長崎、大分、宮崎、が黒字となる。
整備負担費というのは、日々のメンテの他に大規模改築・改修や突発的な災害修復も含まれるので慢性的な負担域に加えない場合もある。

どちらにしても16空港は経営として成り立つが10空港はこのままだと経営が成り立たなくなってしまう可能性がある。
稚内、札幌丘珠、釧路、三沢、新潟、八尾、美保、高知、福岡、那覇に空港が無くなってしまったら大変な事になる。
もっと問題なのは、国管理のこれらの空港よりもさらに収益率の悪い地方管理空港となると生き残れそうなのは、神戸、石垣だけ。(富山空港はターミナルビルの収益だけの回答では黒字だが整備費も含めた合計が不明なので除外) 
そこに新規の茨城空港が入ろうとしてるのが現実でこの統計には静岡空港は計上されていないが御承知の通り開港一年で定期便撤退騒動という有様。
地方管理54空港の内採算ラインにあるのが僅か2空港という厳しい状況。

驚いたのは九州空路の大動脈拠点である福岡空港が赤字を計上しているという事。
大規模改修工事中なのだろうか? 67億円の整備関係費の赤字額は国管理26空港最大で、それらを除いても7億円強の赤字を計上している。

九州新幹線がまもなく博多から熊本を経て既存の開通区間と結ばれ鹿児島まで達する。
そうなると関西から鹿児島まで新幹線が直通する事になるので対関西エリア、対鹿児島エリアから空路への影響は避けられない。

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もっと影響を齎すのが高速道路だ。
もしもこのまま民主党の唱える「高速道路無料化」なんかになったとしたら、価格ではどの公共交通機関も自動車には対抗出来なくなる。(ガソリン価格が高騰しない限り)

これまで空路はことごとく新幹線にやられていた。
東京から広島までは「のぞみ」利用が優る。
これに大阪から鹿児島までは「さくら」利用が優る、と言われる時代が来るのだろうか?

新幹線は500km圏までは空路よりも優勢とされる。
しかし現実には空港の立地条件によって東京から800km先の広島まで優勢にした。
沿線の岡山空港、広島空港とも拠点都市から遠く離れた中国山地内に移設建設されているからだ。
これがそれぞれ市街地近くにあった旧空港の改修で賄え(まかなえ)ていたら事情は違っていたかもしれない。
ジャット化する以前の広島空港は市街地から20分も掛からない位置にあった(現・広島西空港)。プロペラのYS11で羽田から1時間40分の飛行時間。アクセスと待機時間を含めても3時間ちょっと。昔の羽田空港はモノレールで17,8分だった。ジェット化されて所要時間が延びるという矛盾がそのままにされている。

羽田までのアクセスと搭乗待機時間(都心から+1.5時間とされる)に到着空港から拠点都市までの移動時間と飛行時間との合計が東京-広島の「のぞみ」利用に負けるというのだ。
この現象が今度は九州、数年後には北陸に見られるようになる。

在来線の特急は300kmまでは高速道路よりも優勢と言われた。
しかし現実にはETC週末休日1000円上限キャンペーンによって200kmまでは車が優勢になりつつある。

高速バスは200kmまでは便数さえ多ければ在来線特急よりも優勢と言われた。
しかし現実にはETC週末休日1000円上限キャンペーンによって200kmまでは車が優勢になりつつある。

今後の縮図が今年の九州の交通体系に見て取れるような気がする。

昨年暮の段階で高速道路無料化を「支持しない」が60%を超え、不人気ぶりが目立ち、そろそろ方針転換するにはギリギリのタイムリミットを向えつつあるのを、現政権の発言のブレから感じるのだけれど。。。

このままじゃ「コンクリートから人へ」じゃなくて「車から人へ」と叫ばれちゃいますよ。


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チェキラ!

2010/2/19

続・面白い、は発見の元・・・・コードスケールの連携  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック


毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。
金曜第百六十四回目の今日は、先週の「面白い、は発見の元」の続編とフォローです。

先週のブログはこちら→http://sun.ap.teacup.com/vibstation/1215.html

例に取り上げたアントニオ・カルロス・ジョビンの名曲、The Girl from Ipanemaのブリッジ(Bセクション)のように一時的な転調が連続する場合に「目安」としてそれぞれのコードスケールからマーキングする音を選別して演奏のガイドにする方法について解説していました。

その後、コメントやメールをいただいたrarakiさん他や、レッスンの時にも同じ箇所についての質問が集中。
それによってコードスケールを選択する「根拠」について案外曖昧なまま過ごしている人が多い事がわかりました。
中にはシステマチックに「四度跳躍以外は●●スケール」という感じで丸暗記している人もいるようです。

よい機会なので、この際に「根拠」について見解を持って不安を取り除く事にしましょう。
コードセオリーが数学のように感じる、とよく聞きますが僕はとても「文学的」な理論だと思っています。だって答えはいくつもあるのですから。要するに、本人が自信を持って音を出しているか、聞きかじりや曖昧なまま音を出しているかで大きな差が出来ているのです。

もう一度該当箇所のメロディーとコードを。

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(クリックで拡大/以下同じ)

演奏するには各コードのコードスケールの解析が先決。
そこで、まずどのような状況設定になっているのかを「わかりやすく」。

単純にこの曲は何調ですか?
と、いう質問に答えられないと話は始まりません。

調はFメジャー、ヘ長調です。

ただし、この部分は曲の展開部の為に『一時的な転調が連続』します。

ここで、「これらはAvailable Note Scale(アヴェイラブル・ノート・スケール)で出来ている」と説明されてしまうと宇宙語に感じてしまう人もいるでしょう。
そういう説明はこれまでいろんなところで繰り返されていますが、逆にそれに抵抗を覚える人すらいます。指導する側からすればアヴェイラブルノート・スケールはとても簡潔でわかりやすいものなのですが、実際にそれらのスケールがどうしてココに当てはまるのかを的確に説明されているとは思えません。後になれば「なーんだ」という事なのですが・・・・

>アヴェイラブルノート・スケールはバークリーが発祥か? rarakiさんへの回答

ボストンにあるバークリー音大の前身となるバークリー音楽院と同じくボストンにあるニューイングランド音楽院(両校ともポピュラー音楽の教育システム開拓に深く関与した)が発祥とされていますが、観念はそれ以前のコード・インプロヴァイザーが持っており、これらの学校ではそれらを体系的にまとめて名称付けた、という事です。


■最初はこんな事から始まります

みなさんはシャープやフラットが調号に付く順番を覚えているでしょう。
フラットの調号はB-E-A-D-G-C-、シャープの調号はF-C-G-D-A-E-B-。
意外とこんな事が「白黒」を判定する時に役立つ「尺度」となるんですね。

このブリッジの部分の最初のコードがGbMaj7。
まずはこの部分をどのように解析して行くか。

「一時的な転調」というのは「本当の転調」ではありません。
本当の転調なら調号が変わります。
この曲は全てフラット1つの調号で書かれています。
この事が全てに対して重要であるのを覚えておいて下さい。

「一時的な転調」というのは「限りなく」あるいは「可能な限り」元の調の影響が残るものでなければなりません。

元の調の影響を打ち消すだけの「根拠」がない箇所は全て上の定義が当てはまります。
「限りなく」または「可能な限り」元の調の影響を残す、、、と言うのは「必要最低限の変化に留めよ」という事です。

まず、コードネームを見てメロディーとコードトーンが揃うだけのシャープ又はフラットを調号に付けるシャープ又はフラット順に付けてみましょう。これ以上必要が無いものには付けないように。

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GbMaj7ですからコードトーンはGb,Bb,Db,F,。調号順にフラットを付けるとBb,Eb,Ab,Db,Gbの順。これ以上はつけなくてもGbMaj7というコード・サウンドが得られますからここでストップ。

調号順だと次はCbの番ですが、ココで元々の調の調号にCbが含まれる場合は追加し、含まれない場合は終了します。この曲はKey of FなのでCbという音は存在しませんからCにフラットを付ける必要はありません。

メロディーの音には13th(Eb)が使われていますね。
それらをミックスして合わせて照合します。但しメロディーには装飾音(アプローチ・ノート)も含まれるのでその選別が必要になります。

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これらによって使われた音を黒丸、予測される音を白丸としてコードスケールを解明しました。
もう一つ、Maj7コードのコードスケールにはb9thやb13thが絶対に含まれないのでメロディーにある13thの他のテンション9thも自動的に判明する事も覚えておきましょう。

これによってこのGbMaj7のコードスケールは#11th(C)を含む俗に言うリディアン・スケールとなります。


■コードは単体で見ない・・・

次のコードB7のコードスケールを分析するにはブリッジをスタートしたGbMaj7との連携に注目する必要があります。

このブリッジ冒頭の8小節間を、大きく二つのブロックに分けて考えると答えを導き出すコツがわかってくるでしょう。

小節線をGbMaj7+B7で1ブロック、F#m7+D7で1ブロックに分かれるように引きます。

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ブロック分けする時に、B7とF#m7は「いかにも関係がありそうな・・・」ニアンスがプンプンしていますが・・・・この二つは赤の他人。

なぜならB7というコードはメロディーの結び付きで考えるとCb7という異名同音コードなのです。

メロディーがフラットの臨時記号で書かれている通り、コードも(当然コードスケールも)フラット系のCb7が正当。ただし、コードネームとしてCb7と書くのは誤認もあるのでB7と書いているのでしょう。
でもこれに惑わされてはいけませんよ。

続くF#m7-D7が明確なように、GbMaj7-Cb7という書き方にすると、1ブロックの二つのコードのスケールの中に「必要最低限の動き」を見つける事が出来ます。
それが見つけられた人は「演奏が容易く」感じられているはず。
今までそれを見つけられなかった人は「何となく・・・」とか「取りあえず・・・」とか不安材料を抱えながらやっていたのではないですか?きっとどこか落ち着かなかったはずです。

極端な表示を出しますが、ここまでの観念が理解出来れば「ああ!なるほど!!」と椅子から5cmは浮くはずです(笑)

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1ブロックの二つのコードを、スタートするコード(GbMaj7)のコードスケールをフラットまたはシャープの調号順に示し、次のコード(Cb7)は「必要最低限に」変化した音だけを移動させる。先週マーキング練習で書いた事とまったく同じ発想です。

続いて・・
F#m7-D7のブロックも・・

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同じようにスタートするF#m7のコードスケールを調合順に示し、続くD7は「必要最低限に」変化した音だけを移動させています。

さて、ココで、なぜF#m7に13th(D#)が入るのか? を質問したくなる人がいるでしょう。
その人の為に小節の最初に異名同音を記しています。

「あっ、!」とこの段階で気付いた人はいいゾ!!

気付かなかった人。
「コードは単体では見ない」ですよ。

F#m7の前のコードCb7(=B7)を見てごらんなさい。
進行に連れて影響が残るコードの連鎖、連結ですから前のコードにあるEb(=D#)がF#m7に残っていると考えるのが順当です。それに、Cb7(=B7)もF#m7も派生音側は偶然にもまったく同じ音になるじゃないですか。(Gb=F#,Ab=G#,Db=C#,Eb=D#)

ね。

発見でしょ?

発見と感じれば、何事も面白くなりますって!


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2010/2/18

続・ジャケットの怪とジャズ喫茶の広告・・・・  木曜:Jazz & Classic Library


只今2010年2月18日午前5時過ぎ。
しんしんと雪が降っている東京地方です。。。。。寒っ!

先週納まらなかったジャケットのお話し。
詳しくは先週から読んでくださいね。

10年2月11日ブログ『ジャケットの怪・・・』→http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20100211/archive

何かの事情によってジャケットが変えられるという事は比較的起こりうるそうで、宣伝やイメージ付けとして変える場合もあれば何かの不都合によっての差し替えもあるようです。
ただ、その理由は殆ど外部には伝わりませんが、何となく察しが付く場合もあります。


フルート奏者、ジェレミー・スタイグのアルバム、“Wayfaring Stranger(邦題:さすらいびと)”は本国で発売されたジャケットと日本で発売されたジャケットがまったく異なります。

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国内盤『Wayfaring Stranger/Jeremy Steig』(solid state/1970年)

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米国盤『Wayfaring Stranger/Jeremy Steig』(solid state/1970年)

ジェレミー・スタイグは大好きなフルート奏者。現在は日本で暮らしているという情報もあるので、その内にどこかで会うでしょう。
このアルバムはビル・エバンスとの共演で名を馳せたジェレミーが日本で人気を獲得する段階のものなのですが、ジェレミー・スタイグ(fl)サム・ブラウン(g)エディ・ゴメス(b)ドン・アライアス(ds)による編成は前作『LEGWORK』とあまり代わり映えしない(と言うか二枚とも同じ日に録音されている)せいかイマイチ日本では人気が出ませんでした。(僕のような生意気な中学生にはウケていたんですが・・)
その後はキーボードのヤン・ハマーと組んでロック、ファンク色が益々濃くなって行ったジェレミーですが、なぜジャケットを替える必要があったのかは謎です。
「フルーティストと認識出来る物」という定義があったのなら、確かにオリジナル米国版ではピッコロを手にはしているのですが・・・・
ちょっぴり謎の「差し替え」です。

勝手な憶測を述べれば、米国版のオリジナル・ジャケットの左下隅には「bluenote」レーベルのロゴが入っています。本国ではブルーノートの系列となる「ソリッドステート」レーベルで制作されたこのアルバム。しかし日本では「ブルーノート・レーベル」は東芝EMIが扱っていましたから、「ソリッドステート・レーベル」を日本で扱うキングレコードとの間で都合が悪かったのでしょう。
ただ、ロゴを消してそのままオリジナル・ジャケットでも良かったような気もしますが・・・・

ジェレミー・スタイグのアルバムについては以下のブログを御参照下さい。
木曜ブログ『This Is Jeremy・・・・・』→http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20060928/archive


今では超有名ピアニストのチック・コリア。
まだチックが売り出し中の頃にはこんなジャケット差し替えがありました。

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国内盤:『A.R.C./Chick Corea』(Polydor/1971年)

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オリジナル盤:『A.R.C./Chick Corea』(ecm/1971年)

1曲目の“Nefertiti(ネフェルティティ)”からしてカッコいい。とにかくこの時期最高のアルバムと断言します。さて、この『A.R.C.』ですが、原盤を所有するドイツのECMレーベルがこの時期日本での配給先をコロコロと替えていたのが原因でジャケットが差し替えられたと想像します。

僕が買った国内盤はポリドール・レコードが販売していましたが、その直後にECMはトリオ・レコードとの専売契約を結びます。従って店頭に最初に並んだポリドールの国内盤はトリオレコードの国内盤が並ぶ頃には回収されていたものと察しがつきます。

厳密に言うと、下のオリジナル盤はLPのもので、CDでは図形の下に大きくECMとレーベルロゴが入ります。どちらにしても提携先の変更でジャケットが変わるという一つの例で、最近ではあまり事例がありませんね。


ゲイリー・バートンの場合は先週にも触れましたがアルバム・タイトルをも変更するほど当時のビクターレコードは売り出しに力が注がれていたフシがあります。

ゲイリーはやがてビクターグループが提携していた米RCAからアトランティック・レコードに移籍してからもジャケット差し替えが起こっています。

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国内盤1:『GOOD VIBES/Gary Burton』(atlantic/1969年)

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国内盤2:『GOOD VIBES/Gary Burton』(atlantic/1969年)

ゲイリーがエレクトリック・ヴァイブを使った唯一の作品でバーナード・パーディーやチャック・レイニーなどR&B系のリズムセクションを使ったポップ色の濃いアルバム。実はいろんなところでBGMとして使われていて当時糸居吾朗さんのオールナイト・ニッポンではDJのBGMとして御馴染みだった。

このジャケットは国内盤が二種類ある。最初はアトランティック・レコードが配給先としていた日本グラモフォン盤。1のジャケット、僕はこちらを購入して「おもしろい絵が描かれた共鳴管」に目が行った。
暫くするとアトランティック・レコードはワーナー・パイオニア・レコードを配給先としたので2のジャケットに差し替えられ、その後のCD化なども2のジャケットが使われているので、どうやらこちらがオリジナル・ジャケットのようだ。

ジャケット1の「面白い絵が描かれたパイプ」の写真は先週紹介したスイング・ジャーナル1968年12月号の表紙にも登場しているので調べてみたら、この写真は宮下義明さん、という方が撮られたものと判明。どうやらその写真の別構図を日本グラモフォンのジャケットに使ったようだ。

アルバムのジャケット一つにもいろんな動きがあるのですね。

ところで、1968年。今から41年前のジャズシーン。
文化というか、今なぜジャズも含めたCDが売れないかのヒントになるかもしれない。

それがジャズ喫茶。

街の宣伝マンだったジャズ喫茶。
新しいアルバムをいち早く入手しセレクトして流すジャズ喫茶。

客はそういう店に足を運び、何かお気に入りを見つけたら近所のレコード屋で買って帰る。

そう、こういう図式が出来上がっていたはず。

どうです? レコード会社のみなさん、レコード会社直営のジャズ喫茶なんて作ってみては?
そこで流れて気に入った曲やアルバムはその場で買ったりダウンロード出来たりする喫茶店風アンテナショップ。
全国にあれば必ず「寄り場」にする人たちがいっぱいいるはず。
なぜならば、今のネットでは「セレクト」してくれる機能がないから何を買ってよいのか分からない人がたくさんいるのですよ。
地方で有力な個人経営のCDショップと提携して運営してみてはいかがでしょう。

1968年頃のジャズ喫茶広告集

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「しあんくれーる」や「オスカー」。。このロゴ見覚えある人も多いかな?

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「ママ」はその後新潟に移転しましたねぇ。

新宿ピットイン、いわゆる『新ピ』時代の幕開けです↓現存するも殆ど御苑に近い
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「木馬」に「ポニー」に「DIG」・・・
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下手にライブハウスが氾濫する現在よりもシンプルで「居場所」がたくさんあった時代の一片ですね。

このジャズ喫茶パワーが蘇る事を祈って!!


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チェキラ!
タグ: ジャズ JAZZ CD

2010/2/17

新名物なるか!?・・・  水曜:これは好物!


最近はあちこちで常時「新名物」が誕生“させられて”いる感じがします。
びっくりしたのは、ネットを経由して広まるそれらの普及速度。

ちょっと前に「焼きバウムクーヘン」がネットで話題になってたんですが、その翌々日くらいに羽田空港の出発ロビーでもう「お試し販売」をしてました。いわゆる期間限定ってやつ。

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こうなると、ネットの情報を操作しているとしか思えないくらいのスピードで、あまりにも早く「焼きバウムクーヘン」に辿り着いた僕は、そのありがたみをほとんど感じられませんでした。贅沢ですが、、ねぇ。

肝心のお味は?
冷たいままでもOK、温めてもOK、そういう説明でしたが、冷たいままだとタダのバウムクーヘン、温めると「あ、なるほど・・・」と一瞬思うのですが、「あれ? これ、どっかで記憶にある味だなぁ。。」と。
パンケーキ、ホットケーキ。そうそう、メープルシロップをたっぷりかけたホットケーキだよ。
と、急にホットケーキが食べたくなって家人に作ってもらいました。(笑)

ホットケーキって何だか懐かしいですね。いいもんですよ。

さて、同じく羽田空港で見掛けた「話題モン」。

ナント、愛媛の名産“じゃこ天”のカツが入った「じゃこカツ・サンド」なるものが目に入り、どーしたものか、と買ってみました。

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ううん。。。何がしたいんだろう??
賛否両論でしょうねぇ。まぁ、いいんです、空港で「テレビで話題の!!」とか「売れてます!」ってポップが踊ってるもので旨いモンがあった例がありません。でも一度はちゃんと向き合わないと、ね。

そんな感じで「じゃこカツ」というのはあまりよくない印象が僕の頭の中にインプットされていました。
「じゃこ天」のままのほうが美味しい。

唯一、あそこの「じゃこカツ」を除いて・・・・


先日実家・松山に立ち寄った時の事です。

近所の三越のデパチカが滞在中の僕の食物倉庫(笑)となるのですが、惣菜のところに揚げたての「じゃこカツ」が並んでいたのです。
しかもそれが並ぶとどんどん売れて行く。

「へーえ、じゃこカツってそんなに認知されてるんだ」と思って購入(←すぐつられる・・・)
確かに「なかなか」のお味。

そもそも「じゃこカツ」なんて食べ物はつい最近まで見た事が無かった。
それが松山のあちこちで見掛ける。
これは何かあるな、と思って観察していたら・・・

テレビ番組で紹介された、と能書きを見つけた。
まぁ、そんなとこでしょう。
地元の人は昔から「じゃこ天」は食べるが「ジャコ天」をわざわざフライにしたりしなかった。
この辺りで郷土料理の揚げ物(カツ)と言えば、徳島県の「フィッシュ・カツ」だ。あれは旨い。魚のすり身にちょっぴりカレー粉がまぶしてあって、じつに旨い。

あれ以外は「カツ」の付くジモティー・フードはない。

が、、、

あそこの「じゃこカツ」だけは例外・・・

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JR松山駅発19:36の特急「いしづち32号」高松行き。岡山まで行く特急「しおかぜ」号とは違い新幹線接続もなく通勤・通学客などドメスティックな客層が目立つ列車だが、この日はやたらと混んでいて自由席をチョイスしていたら隣りの席までビッチリ埋まって二つ目の停車駅「今治」を過ぎるまでは弁当を広げるのもはばかれる状態だった。

今治駅を出発してやっと余裕が出たので「晩餐」。
余談ながら「晩餐館」という「焼肉焼いても家焼くな」がキャッチフレーズの食品メーカーはこの今治に本社がある。JRの松山-今治間は空港から乗り継ぐビジネスマンの利用が多い。

本日はホームの駅弁スタンドが早々に売り切れ続出のようで僅かな残り物しかなかった。
松山駅名物の炊き込みご飯の「しょうゆめし」も無く、隠れ名物の「特選あなごすし」もない。

残っていたのは駅弁スタイルではない「幕の内弁当」と、二段重ねの「マドンナ弁当」、そして今回購入したコレ!

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『坊ちゃん弁当』(JR松山駅・鈴木弁当店製)

「マドンナ弁当」と「坊ちゃん弁当」は10年くらい前に駅を明治風にリニューアルした時に登場した比較的新しい駅弁。「マドンナ弁当」は食べた事があるが、「坊ちゃん弁当」は初めて。

620円という低価格(駅弁としては)はちょっぴり嬉しい。

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が、まぁ、中身は要するに「おかず付きおにぎり弁当」だ。

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コンビニのおにぎり弁当よりはおかずが豪華。
ちゃんとデザートの果物と寒天まで付いている。

鈴木弁当店の味付けは高校時代から馴染みで好きなのでおかずの味付けに問題があるはずはない。なぜなら普通の駅弁幕の内に使われているおかずと同じだからだ。

かと言って何か特徴があるかと言えば、他の「特製弁当」と比べるといかにも地味。
ただ、きな粉をまぶしたおにぎりは最近食べた記憶がなかったので実に懐かしく感じた。

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この辺り独特の食文化なのだろうね。おじいちゃんやおばあちゃんの家に行くと時々見掛けた記憶がある。旨いか? と言われると・・まぁ、見た目の通りで「餡の無い」きなこおはぎって感じの素朴な味。

この弁当も明治時代のレトロな「おにぎり弁当」をイメージしているらしく、その意味では正解かもしれない。ほんのり甘い海苔を巻いた玉子焼き、ちょっぴり固かったが牛肉の角煮が美味しかった。

まぁ、この「駅弁」はたまたま買ったという部類で、選り好みして買うものではない。

で・・・

実は、次が本日のメイン!

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『じゃこかつ』(JR松山駅・ステーションクリエイト愛媛製) http://www.jr-shikoku.co.jp/st-ehime/

ステーションクリエイト愛媛というのはあまり見覚えのないメーカーで、調べてみたら駅ナカの飲食店等を経営している会社だった。JR松山駅名物の「うどん・かけはし」や「安岡かまぼこ・じゃこてん実演販売」もこの会社なのでおそらくそこで調理しているのだろう。

鉄分の多い人には御馴染みの松山駅改札の真横でジャンジャン揚げる「じゃこてん」の安岡かまぼこ。揚げたてを油取紙に包んでくれたのを頬張ると、じゃこてん最高!となる事請け合い。

そのじゃこてんだからカツにしても美味しいのか、独特の配合で旨さを演出しているのか、とにかくこの「じゃこかつ」は旨い。

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羽田で売っていた「じゃこかつ・サンド」がちょっといただけなかったので、たまたま前回松山に寄った時に駅のコンビニで見つけて買った。

その時に「旨いじゃん!」と思いつつも、一度だけではなかなか信用出来なかったので今回も購入。

そして再び、

「っんまい!」

これなら間違いなかろうと、本日紹介。

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やたらと街の中で「じゃこかつ」を見掛けたので今回いろいろと買ってみたのだけれど、やっぱりココが一番旨かった。

普通の「じゃこてん」をそのままカツにしたのではなく、魚のすり身に人参や玉葱などを加えて味を調えている。独特の「あまみ」と魚の「うまみ」があってこれなら合格。

1枚105円なり・・

これくらいの価格で新名物ならOKかな。

JR松山駅のコンビニ『MAX』で発売。パン屋ウィリー・ウィンキーの隣り。同じコンビニでも改札の中のコンビニには無いのでご注意を!


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チェキラ!

2010/2/16

えっ? 空?? えっ? 地下??  火曜:街ぶら・街ネタ


池袋は東京のターミナルの中でも独特の雰囲気があります。
僕は昔から西口に馴染みがあるので池袋へのアプローチはこの角度から。

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山手通りの要町から池袋西口を目指すと、右手には丸井、前方には西口のランドマーク東武百貨店。そしてその向こうにサンシャイン60がそびえる。

山手通りの地下を走る首都高中央環状線( http://www.c2info.jp/ )の山手トンネルが開業したのが2007年の秋。それから劇的に池袋まで車でのアクセスが良くなりました。
以前は絶対に仕事じゃないと池袋まで車で出掛けたりはしませんでした。
途中まで首都高4号線を使っても1時間以上掛かったからです。
しかも年中渋滞している。
それが山手トンネルと首都高4号新宿線が繋がった途端に、速ければ20分、混んでも30分と所要時間は半減。

こうなると新宿の次に気楽に出掛けられる場所になりました。

首都高中央環状線は来月下旬には東名高速と直結します。
これまで新宿から渋滞常習地区の赤坂、渋谷を経ないと行けなかった東名方面に新宿の手前から渋谷の先に直結。劇的に都心通過が楽になりそうです。

池袋はちょっとへそ曲がりで、JR池袋駅を両側から挟む形で私鉄の駅と百貨店があるのですが、東口に「西武鉄道」「西武百貨店」、西口に「東武鉄道」「東武百貨店」があるので東と西の文字が位置的に混在しています。

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“東”口を占める“西武百貨店”と同じ西武系列の“パルコ”

池袋西武百貨店本店→ https://www2.seibu.jp/ikebukuro/

「パルコ」(一番右側)のビルはその昔「丸物(まるぶつ)百貨店」があった建物。
なぜ覚えているかと言えば、「丸物百貨店」と言えば京都駅前の京都タワーのお膝元。子供の頃あの独特のろうそくのようなタワーに何度か昇ったのだけど、その記憶と共に「丸物百貨店」といういかにも京都の似合う強烈なインパクトを持ったネーミングが東京の池袋にもあったのでびっくりした。

確か霞ヶ関ビルが出来た年の夏に(1968年)東京へ来た時に見ている。

その後「丸物百貨店」は「近鉄百貨店」となって姿を消したけど、池袋のこの建物は近鉄とはならずに「西武」に吸収されたようだ。
今でもこの「パルコ」を見ると「丸物百貨店」を思い出すので、おそらく建替えられてないのだろう。
外見は「丸物」時代の面影が残っているように思う。

どちらにしても東口は西武のテリトリー。


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“西”口を占める“東武百貨店”。メトロポリタン・ホテルやブラザが続く

東武百貨店池袋店→ http://www.tobu-dept.jp/ikebukuro/


西口はどちらかと言えば地味な印象が強く、池袋と言うと皆サンシャインのある側、つまり東口の印象が強く昔は何となく損をしているように見えた。
しかし、20年くらい前からメトロポリタン・ホテルやプラザが完成し、東京芸術劇場が出来ると西口一体は一変した。
それに合わせて東武百貨店も1992年に増築し(当時)国内最大の床面積を持つデパートに変身した。

この頃、僕は東武東上線沿線に住んでいたのでデパート改築記念のラッピングを飾った東武電車が走り回っていたのを覚えている。

それでも、まだ西口は「裏」という印象が残っていた。

僕は意外とそんな西口が贔屓で、買い物などでも東武百貨店に行ったりする。バカに出来ないのがデパチカの鮮魚売り場。東武百貨店の鮮魚売り場はちょっとお薦めだ。いや、マジで。

さて、そんな池袋西口界隈が最近変貌した、らしい。

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要町から入ってきてもさほど変わった様子は無いが・・・・・


東武百貨店のパーキングに車を入れ、地下一階のコンコースに出てみると・・・・

あれ!

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エチカ? エソラ?

西口地下歩道方面に見慣れない看板が・・・

しかも・・

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エソラに行くにはエスカレーターに乗るらしい。
たくさんの人が案内板の前に集まっていた。

なる!

要するにエソラは駅前のビルに出来た商業施設。
地上にスルスルと昇るから「駅空(エソラ)」。
比較的小さめの商業施設らしい。

いわゆる「混雑心理」を応用しているようで、少しの人でも随分と賑わっているように見える、あれだ。
それが証拠に、目の前のエスカレーターには次から次に人が・・・

つー、事は。

「駅地下」で「エチカ」。

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JRのエキナカが駅構内の商業施設であるのに対して、エチカは東京メトロが運営する連絡地下道を使った商業施設。

エチカHP→ http://www.tokyometro.jp/echika/ikebukuro/

表参道と池袋にある。上野にも出来たとか。

元々は飾り気の無い地下鉄の連絡通路。
タイル貼りで歩くとコツコツ響く、どこにでもあった、あの連絡通路。
それが変われば変わるもんです。

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限られたスペースを上手く使っていますね。
従来飾り気の無かった連絡通路にもショーウインドウを並べ、コーナーのちょっとしたスペースにはカフェが入るといった具合。

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一番感心したのがこの横の筋。
雑貨屋が並ぶのだけど、元々の通路幅を極力残し、店舗はショーウインドウ・サイズの陳列棚だけ。
しかし、これが通りがかるとついつい目が行ってしまう。
だって全商品がこちらを向いてお出迎えだもの。

写真を見るとわかると思うが、右側の点字ブロックから壁の間が左側の店舗の幅、というわけだ。

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これなら通りながらいちいち店舗の奥まで入って見る必要がない。
目に止まったものを即ゲットすればいいだけだ。

なるほどよく考えたなぁ、と感心しきり。
ちょっとした雑貨を試しに売りたいと言う若い人にはうってつけだね。テナント料も店舗を借りるよりも遥かに安いだろうし。

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こちらは「本線」となる地下通路。地下鉄副都心線へのアプローチがこのエチカを産んだ。
昨年3月の開業で、秋には有楽町線部分のアートゾーンも開業したらしい。

良いな、と思ったのは、商店が通路の一片にしか無いこと。
両側にあると店の前で立ち止まる人で通行が妨げられる。
片方にしか商店がないから流れがスムーズなのだ。

それにしても、あの、薄暗かった池袋西口の地下連絡通路がこんなになるとは・・・・
人間の英知の結晶かもしれませんね。


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2010/2/15

どうする? 無策な高速道路無料化案で基幹交通網の崩壊が始まってしまった・・・  月曜:ちょっと舞台裏


開業100年目前で終焉・・・

生活する上に必要な基幹交通というものがあるが、どうやらこの国は選挙の人気取りによって崩壊に向けて歩み出してしまった。
10年後、20年後に気が付いて慌ててももう遅い。一度無くなったものは二度と帰りません。
今日取り上げたような事がこれから全国津々浦々のいたるところで巻き起こるでしょう。
その時に、誰が立ち上がって阻止できるのでしょう。
次の選挙ではそういう人物を見極めて投票しなければ・・・・この国は終わってしまう。


高速道路の「ETC搭載車限定週末・休日上限1000円割引」は前政権が蒔いた種で、期間限定のキャンペーンだった。確か2年間というタイムリミットだったと記憶するが。
実施前から様々な懸念が言われていたが、実際に始まると大渋滞を巻き起こし、生活物資の輸送にも支障を来した。
まぁ、この辺りは誰をも予想済みで一度オールシーズンを経験すれば適材適所に分散される、と見ていた。第一にキャンペーンだから終わりがあるしね。

「ETC搭載車限定週末・休日上限1000円割引」も、徐々に利用者が飽きて来て最初の頃の狂乱ぶりは無くなりつつある。このまま終われば、「っま、そんな時代もあったねぇ」で済むところだった。

が、、

しかし。。。

「高速道路を無料化します。ETC搭載車だけ優遇の差別を無くし全ての車が無料で使えるようにします」

はぁ?? ETC装着がなんで差別になるの? 買ってるんですよ。
人の持ち物にケチつけるとは変な言いがかりだなぁ。そのくせ小遣い1500万円もらって知らないってどーよ。
じゃ、アンタらはマイレージ溜めてないのか?
ポイント溜めて使ってないのか?
ETCもマイレージもポイントも同じじゃん、ねぇ。

「ただし、無料化後の道路管理維持財源は確保していませんが・・・」

でしょーね。

だからぁ・・・

「おじいちゃん、年金から払って!」

(わしゃ、ぃやじゃい!)
(天引きなんかしたら化けて出てやるぞい!)

だからぁ・・・

「おねいさん、所得税から払って!」

(車乗らないもーん。嫌よーん!)

だからぁ・・・

「おい、そこの小学生、子供手当てから払いたまえ!」

(ママがつかっちゃったんではらえないもーん!)

とか、なんとか。。。
どう考えてもそれがオチでしょう。

政権が換わっても、結局は「道路」をネタに票を稼ごうとするんだからどうしようもないですねぇ。
とかくこの国は道路と酒に甘い!



海の基幹交通であるフェリー。
高速道路の「ETC搭載車限定週末・休日上限1000円割引」に悪乗り(そうとしか思えない)した「高速道路完全無料化」の影響がこの大動脈を寸断しつつある。

「昼も夜も19分毎」

かつてはこのキャッチフレーズがTVCMでも御馴染みだった宇高国道フェリー(うたかこくどう)、現・国道フェリーが来月26日で廃止されるという。まったく驚きだ・・・

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宇高国道フェリー → http://www.utaka.co.jp/

しかも、同じ航路を走る超ライバルのもう一つの四国フェリーともども・・・

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四国フェリー → http://www.shikokuferry.com/

細々とした小さなフェリー会社が潰れるのなら時代の移り変わりとして理解も出来るのだけど、中型船(1000トン前後)数艘を24時間19分毎に運行という日本で一番フル稼働させていたフェリー会社が潰れてしまうというのは解せない。しかも犬猿の仲と言われた同じ航路を走る隣のライバル会社(四国フェリー)ともども一斉に幕引きという異常事態だ。

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この二社は常に客を奪い合いながら切磋琢磨していた。その昔のエピソードには、ライバル心むき出しに同時に出港した二社のフェリーが我先に港内を出て本線航路で前に出ようとスピードを競い、狭い港内にも関わらず互いに進路を譲らず進む内にとうとうどちらかが港内の灯台に乗り上げてしまったというのがあるくらいだ。

そんなフェリー会社が最後の最後に仲良く幕引きとは・・・しかも航路開設1世紀目前に・・・。



宇高航路は1910年6月に今のJRの前身の国鉄が本州の宇野と四国の高松に連絡航路を設けたのが最初で今年百周年になるはずだった。
国鉄は宇高(うこう)鉄道連絡船として鉄道旅客と貨車(一時期は客車も含む)を運び、平行して民間の旅客船会社が数社参入して一般旅客、1961年からは車と旅客を運ぶフェリーを運航。
ピークの1987年度には一日辺り148往復、年間で旅客約400万人(いづれも国鉄の鉄道連絡船を除く)車両187万台を運んだと言う。

。。

僕がこの航路をよく利用したのは1977年頃から東京に出て来るまでの数年間で、車に乗るようになって時々実家のある四国の松山と学校のあった岡山・津山を往復した時で、いつ行っても一回で乗れたためしがなく、数便待ちが当たり前のようになっていた。
それ以前でも特に高校時代は国鉄の宇高(うこう)連絡船を数ヶ月に一度は利用していたので宇高(うたか)国道フェリーとはいつも抜きつ抜かれつの並走によるデッドヒートを目の当たりにしていた。

宇高国道フェリー単体で「昼も夜も19分毎」だったのだから他に平行する数社のフェリー会社(四国フェリー、日通フェリー)もほぼ同数の便を運行させていた事を考えると一日148往復というのは下手な都市部の路線バスやローカル私鉄よりもフリークェンシーが遥かに高い状況がわかる。

1988年4月に瀬戸大橋が開通すると国鉄(JR)鉄道連絡船は電車に置き換わり消滅。
瀬戸大橋の車での通行料はフェリー会社への打撃を考えてやや高めの料金が設定された。

一方、橋の開通に合わせてフェリー会社共同出資による瀬戸大橋経由の路線バス会社が設立されたが上手く行かずバス事業からは数年で撤退。現在バスは私鉄の路線バスが一部残るのみで橋を直通する路線バスは無く、路線バスだけで橋を渡るには途中の与島サービスエリアで乗換えを要する。(瀬戸大橋経由の本州四国都市間高速バスを除く)

高めの通行料が災い(フェリーには幸い)して瀬戸大橋による旅客減少はさほどではなく、その後も黒字経営を続け交通体系的には鉄道、橋、フェリーで上手く住み分けが出来ていたようだ。



しかし、まず数年前の燃料高騰でコストが増したところに、顧客の約8割を占めるトラックがETCによる高速料金3〜5割引き開始で激減、マイカー客も去年3月から休日の高速料金が千円とフェリー運賃の約3分の1になり減少、フェリー2社の旅客数は対前年比で3割減、自動車輸送台数は4割減と、減収が加速度的に強まった。
便数は08年4月に計87往復、同9月には計81往復に減り、利用者は08年度で年間約120万人にまで減った。ピーク時の半分にも満たない。

この数値にピンと来ないかもしれないので東京湾アクアライン開通で廃止になった川崎-木更津フェリー(日本カー・フェリー)の廃止直前の便数24往復と比較するとどれだけ宇高航路が現在でも旺盛なキャパシティーがあるかお分かりでしょう。

それでも航路存続に現存二社では減便や共同運航など廃止以外の選択肢も検討したがさらに追い討ちをかける高速道路無料化や高速道路一律2000円案などが飛び出し、もはや存続してもこの先営業が成り立たないと判断したらしい。つまり経営を放棄せざるを得ない事態に陥ったということで、慈善事業ではないのでこれは仕方のない事。

フェリー会社の社長は「国による民業圧迫。無理矢理潰された」と怒りをぶちまけているそうだ。
そりゃ怒るわな。
週末1000円だけでも大打撃なのに、この先高速無料化とか勝手に言い始めたらたまったものではない。

そもそも、この航路は「国道30号線」として認知されており、実際にフェリー乗り場にまで国道の標識があるほどの基幹交通。フェリーの廃止は国道の廃止という事にも成りかねない。



岡山市と高松市の結び付き、あるいは新幹線からの四国内接続だけを見るとこの国道フェリーが廃止されたからと言って大きな影響はない。

両市の行き来にはJR瀬戸大橋線が30分毎の快速「マリンライナー」や特急でどちらも50分台で結んでいる。さらに高速バスも含めると岡山から四国各地への交通の便は何も変わらない。

しかし、宇野(岡山県玉野市)周辺と高松市を行き来する人にとっては大打撃

ここに現政権の政策及び思考回路の落とし穴がある。
この事例がその典型だ。

これまで港から出ていたフェリーに飛び乗れば所要1時間片道390円、往復割引で700円でそれぞれの街を行き来出来たが、航路廃止後に例えば宇野から高松に行こうとするとJR宇野線を一旦岡山方向に戻り茶屋町で瀬戸大橋線に乗換え児島を経て坂出まで大回りして高松に向わなければならず、料金は片道約1500円、所要時間確実に伸びる。
これは幹線系の瀬戸大橋線はともかくローカル線の宇野線のダイヤがネックで茶屋町駅での接続にもよるが今までよりも30分程度増すのは確実。
また、24時間運行されていたフェリーでは終夜移動の足が確保されていたが、JRになると終電の時間を気にしなければならなくなる。

・高松発岡山行き終電23:26発。(但し茶屋町からの接続便が無い為宇野まで行くには高松発22:25の岡山行きで乗り継いで宇野着は0:24)
・宇野発終電22:02。茶屋町乗換え、高松着23:09。

宇高航路は高松市への通勤や通学、お年寄りの通院利用も多く、廃止後はどうするのだろう?
こういったところに政治が力を貸すのが本筋で、やみくもに机上の論理を展開して選挙の票集めをしている場合ではない。



さらに懸念されているのが気象状況によって瀬戸大橋が通行止めとなった場合の代行運輸機関に宇高航路が指定されていた事で、トラックや自動車はもちろん、鉄道旅客も宇野線経由宇高航路利用で岡山と高松の間は振り替え輸送をしていた。橋の通行制限が厳しいのでフェリーは動いているのに橋は通行止めという事が度々あるらしい。
これが航路を廃止されると瀬戸大橋がストップすると大動脈が完全に止まってしまう事態に陥る。

政治家が力を発揮するシーンじゃないのか?

全体から見れば「問題なし」が局地的に見ると「問題あり」になる典型だ。
しかも局地的というのが極端な位置や視点から見るのではなく、地図を広げて見たまま。

まだある。

瀬戸大橋には渡れない歩行者や原付や軽二輪車(125cc以下)や軽車両(自転車を含む)がある。歩行者は鉄道に移行出来てもその他は無理。これまで宇高航路を利用して本州と四国を渡る事が出来ていたこれらの足の確保をどうするのだろうか?

期間限定の「ETC搭載車限定週末・休日高速上限1000円」策だけならまだ継続の道はあった。
限定期間が終われば負担減るメドが立つからだ。
二社の共同運航や合併など、しばしの我慢である意味企業としても鍛えられた可能性もある。
しかし、現政権の唱える“無謀な”「高速道路の無料化」や「高速一律2000円案」などでは民間だけでは持ち応えられない。
一見「良さそう」に思える甘い言葉に騙されるな、と昔から親に言われて育ったじゃないですか。ホントその通りです。

こんな事がこれから各地で起こりますよ。

「えー、そんなつもりじゃなかったのにー」
「えー、こんなんなるって知りませんでしたけどー」
ってなってからではもう遅い。

基幹交通を分断させてはいけませんよ。
一度無くなったものは、二度と帰りません。

「机上の論理」ならまだ吟味の痕跡もあろうかと思われるけど、「ゴールデンウイークの全国ブロック分け分散化案」が飛び出した時点で・・・

この政権は終わってる・・・・と断言します。
どこまで自分達の理想論を押し付ければ気が済むのだろう・・・と。


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チェキラ!



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