2010/3/31

移動はリフレッシュ・タイムなり・・・  水曜:これは好物!


思いのほかサーバーメンテが早く終わっているようなので本日更新します。

3月30日午後9時50分。

松山を午後7時36分に出た特急“いしづち32号”に坂出で接続するいつもの寝台特急“サンライズ瀬戸”。乗換えてベッド脇の小テーブルにパソコンをセットしてブラインドを開けると、夜の瀬戸大橋を渡るところだった。

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本日は9号車26番個室

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いつもの二階シングル部屋だ

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窓の外は真っ暗。瀬戸大橋で海を渡る途中には無数の灯りが見える

本日は遅めの夕飯。
今夜選んだのはコレ!

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あらら、恥ずかしがらないでこっちを向いて!(笑)

ハイ!

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『マドンナ弁当』(JR松山駅・鈴木弁当店製)

JR松山駅の駅弁です。
10年くらい前に駅舎を明治レトロ調にリニューアルした時に登場した比較的新しい駅弁。
以前紹介した『坊ちゃん弁当』とカップリングしたシリーズになっています。

桜の花のような包装を解くと・・・

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二段重ねの重箱風

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正方形の重箱が二段

重箱を並べてみますと・・

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幕の内風のおかずと錦糸卵がかかった酢飯という構成

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何のことはない幕の内弁当で御馴染みのおかず類ですが、鈴木弁当店の味付けは濃くなくて昔からお気に入り。

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松山地方の郷土料理のバラ寿司風のちょっぴり甘めな酢飯。

どれもこれも特別な品があるわけではないけれど、見た目も味付けも鮮やかで価格は870円と駅弁ではかなりの廉価。『坊ちゃん弁当』ともども特殊弁当風の細工がされている新シリーズだ。

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ちょっぴり気が利いているのがデザート。
いよかんとキーウィという組み合わせで後口はさっぱりに。

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さて、夕食が終わる頃には列車は岡山駅へ。
ここで後ろに山陰からくるサンライズ出雲を繋ぐ。

停車中にシャワーを浴びて、さっぱり。

今日は早めにベッドに入る。

なぜならリフレッシュ行事があるから・・・



大阪駅など遠い夢の中で過ごして目が覚めたら豊橋に到着するところだった。
時刻は午前2時40分。
4時間ほど熟睡したので起きる事に。

寝台列車の楽しみ方に読書がある。

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本、そしてブラックコーヒー。

快走する寝台特急の中で読む本もまた格別。
サスペンスでもドキュメンタリーでも、普段なかなか読めない本をじっくりと読むのに寝台特急の個室ほど適した場所はない。
夜行バスだと揺れるし、周りとはカーテン一つだからおいそれと読書灯で明るくもできないし、窓のカーテンを開けるのも気を使ってしまう。
寝台特急だとそういう周りとは遮断された個室だから自分の思うままに何でも出来る。

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心地良く快走する深夜の車内。時折先頭車がタイフォンではなくピューッという汽笛を鳴らしているのが聞こえたりしながら読書に没頭。

ブラインドを全開にし、読書灯だけを点して読んでいると、街に近づくのが外の灯りでわかる。

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深夜の浜松だ。
ここでは運転士の交代だけで乗客の乗降はない。
午前3時30分過ぎ。

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駅の横にある楽器博物館には開館当時から父親の写真が飾られていた。しばらく立ち寄っていないがまだあるのだろうか? 今度久し振りに行ってみようかな。

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浜松を出ると次は静岡まで停まらない。
ちょうど一時間くらいかかるから今読んでいる章を読み切る頃に着くはずだ。
こういう区切りがあるので読書も集中出来るんだと思う。

静岡を出て本も頃合いの良いところで読み納めた。
また次に寝台特急に乗る時の楽しみに取っておこう。

ここからはまた別のイベントがあるんだ。

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時折通り過ぎる灯りに照らされてブラックコーヒーが「オレ、カッコいい?」って聞いてるみたいだが、東の空が少しずつ明けてきた。

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この時間帯からはどうしてもこれを聞きたくなる。

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ゲッツ=ジルベルト

iTunesでこのアルバムをチョイス。
ジョアン・ジルベルトのハミングで始まるこのベストセラーは、夜明けの太陽が昇る前のこの時間帯にぴったりなんだ。

今日の部屋は山側。
もうさっきから闇の中でもその存在をしっかりとキャッチしている。

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ゲッツ=ジルベルトは今の季節、この駅を発車してからスタートさせる

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東海道線「富士」駅

午前5時9分。「富士」駅発車。
それと同時にゲッツ=ジルベルトも再生スタート。

ジョアン・ジルベルトのハミングとぴったりに明けてくるその姿。

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この時間帯の空気や色合いが一番好きだな。
その中で今日は富士山を眺めながらのゲッツ=ジルベルト。

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新幹線では味わえないゆったりとした時間と景色の流れ。

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それはゲッツ=ジルベルトをバックに・・・

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沼津を過ぎる辺りまで続く。

三島を過ぎて丹那トンネルに入るとこのボサノヴァ・タイムも終了。

熱海、小田原、と徐々に首都圏入り。

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所々に桜が淡い色彩を振りまいている早春の東京まで、あと少し。

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赤い京急が出迎える品川を過ぎ、寝台特急サンライズは今日も時刻通りに東京駅へと滑り込んだ。

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午前7時8分、東京駅着。

移動の時間にリフレッシュ。
今日も一日頑張りましょうー、っかねー!


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チェキラ!

2010/3/30

37階には男も部屋も無かった・・・超が付いた幸福な時代  火曜:街ぶら・街ネタ


お知らせ

明日(10年3月31日)のブログはサーバーのメンテと更新時間が重なるのでお休みとします。
また、午前3時頃から午前10時過ぎまではサーバーメンテのため御利用いただけませんので予め御承知おきください。


さてさて、09年度最後の更新は・・・

。。。

首都高を走っていると、いつも気になるものがあります。
それは都心環状線の沿線。

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僕は子供の頃からビル好き。
小さい頃「将来の夢は」と聞かれると「設計士」「建築士」と言ってたくらいだ。
少なくとも小学校5年でジャズに出会うまでは。

ビルの工事現場を見ているだけで面白かった。
子供の頃に実家の周りが一斉にビルに建て変わったからかもしれない。
実家もビルに建替えた。
なんせビルが好きだ。

写真に建物が入るとカッコよく撮ってやろうとする。
どんな形の造形物にもカッコよく見えるポイントがある。
そういうのを子供の頃からのビル好きは知っているんだ。

東京と言って「東京タワー」が頭に浮かぶ人もいるでしょう。
今や第二東京タワー(スカイツリー)が完成しつつあるのだから、時代は繰り返すものですねぇ。
確かに「東京タワー」も入るけど僕は、とてもピンポイント的に、ある建造物に反応する。

きっとそれは僕らの世代の証しであるのと同時に、本当にごく限られたエリアに共通するものだと思う。

僕らの世代はタワーよりも「超高層ビル」。

中でも“霞ヶ関ビル”に異常な反応を示す人なら、きっと僕と同じ世代だ。

「霞ヶ関ビル? 知らないなぁー。サンシャインやランドマークじゃないの?」

そういう人がいて当たり前。

1968年4月、日本に初めての“超”高層ビルが完成した。
それが“霞ヶ関ビル”

霞ヶ関ビル・HP→http://www.kasumigaseki36.com/index.html

後にも先にも、ココから日本の超高層ビルの歴史が始まったわけだ。
階数はたったの36階。147m。
(現在の最高層は横浜ランドマークタワーで296m)

50階や60階が当たり前となった現在からすれば、何とも中途半端な高さ。
しかし、当時の東京では高くても15,6階の建物ばかりで、その中で一際聳え立っていたのが東京タワーという光景。

そこに突如として登場した30階を越す建物は当然ながら人目を引いた。巨大な壁のような形をしたビルディング。

東京タワーは確かに高いが、あれはタワーという鉄塔だ。
積み上げて行けばそれなりになるし、特別過ぎて比較対象がない。
つまり特殊構造物なんだ。

それに比べると“霞ヶ関ビル”はインパクトがあった。
なんせその頃の他のビルと比べると何から何までケタ違いだった。

建物の幅、これが異様にデカイ。
高さ、これはもう他には東京タワーしか東京の空に突き出した物が無いのだもの。
エレベーターがまた速い。
デパートでエレベーターガールがいた時代ののんびりしたエレベーターや東京タワーのゆっくり上昇エレベーターしか知らないと高速で耳ツンがあるエレベーターなんてこの他にはなかった。

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今や首都高速の周りは高層ビルだらけ・・・

ものの本や写真ではマンハッタンに100階を越えるエンパイアー・ステートビルがある事や「摩天楼」と呼ばれる高層ビル群がある事は知っていた。その内に日本にも「摩天楼」が登場するのかも・・・
そんな空想にも近い事がこれから始まろうとしている予感が霞が関ビルにはあった。

バカとナントカは(全然伏せてねぇー!)高いところがお好き!

何と言われようといい。好きなんだもんな。

霞ヶ関ビルが完成した1968年、この夏に早速霞ヶ関ビルに上っている。
家族で夏休みに東京へ行った時「話題の」超高層ビルにも行ったのだ。

四国の松山じゃなかなか超高層ビルはおろか、高層ビルもたかが知れていた。

耳ツンのエレベーターも、36階からの眺望も、「夢のような出来事」だったな。

探してみたら、その時の写真が出て来た。

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はとバス『夜の東京コース』記念写真/1968年8月

これは後楽園での記念写真だ。
なんでコカコーラのネオンの前で撮っているのか不思議だが・・・

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片ひざ立てたサスペンダーが僕で隣りに母親、最後方の真ん中に父親が写っている

拡大してみたら足元が濡れている。どうやら夕立で大屋根のあるところで写したら後ろがコカコーラのネオンだった、という事らしい。
思い出した。この時はやたらと夕立が多く、日光からの帰りの東武特急の中でもずーっと雷が光って怖かった。東京=雷という印象の夏だった。

この頃はちゃんと「霞ヶ関ビル」が観光コースに組み込まれていたわけだ。
日本初の超高層ビルだものね。

そんなだから首都高を走っているとついつい探してしまうんだ。
「おーい、何処行ったー?」って。

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いたいた。
今日もちゃんといました(当たり前ですが)。

今では周りに霞ヶ関ビルよりも高い建物がズラリ、で本当に探さないと見えなくなりました。

霞ヶ関ビルが日本の超高層ビルのエポックだったのは、新宿に京王プラザホテル(47階・178m)が日本初の超高層ホテルとして開業する1971年6月までの僅か3年ちょっと。
でも、その3年と言う時間は、とてつもなく大きな未来へと繋がる夢の時間でした。

ちなみに何で37階とか男とかタイトルしたかと言えば、超高層ビルにあやかって当時ドラマで「37階の男」というのがあった。子供心にイカさないタイトルと内容だと思ったけど、霞ヶ関ビルを広く国民が認識するのには一役かっていた。

その後の京王プラザビルの夕陽に向って吠える刑事ドラマと同じように。

今の日本に無くなってしまったもの・・・
“超”がつくほど抜きん出たモノ

超高層ビル、超特急、・・・超音波という言い方は残っているのかな?
もっとも「チョーさいてー」のチョーはパスだけどね。

目指せ、超人間、超生活、超音楽、超美術、超書物、超テレビ、超ラジオ、超ネット、超経済、超食物、超病院、超介護、、、、

超政権が出て来て、これらの超文化をポンポンと弾き出して・・・・・
ううん。。。はたして超が付くレベルの政治やってるんだろうか??

ナントカ手当とかで現金をバラまいた後で超課税だけは勘弁よー!


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チェキラ!

2010/3/29

世の中そんなに甘くない!・・・当たりはハズレで、統廃合と決別はセンスの差?  月曜:ちょっと舞台裏


3月28日。
無茶苦茶寒い東京地方。
午後10時少し前の東京駅は喧騒の中。

「足元の黄色い線から下がってくださーい」
「カメラをお持ちの方は今一歩お下がりくださーい」

警告にしてはかなりソフトな口調。

「キター!」

そういう声の先に現れたのは・・・・

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いつもの寝台特急サンライズ

別にこれが他のブルートレインのように廃止されるわけでもないのにこのカメラの砲列はなんだ?

うん?

あ、そうか!

春休みかぁ。

道理で子供が多いと思った。

今回は急用。
サンライズ瀬戸も今月二度目。半月ほど前に利用したばかりだ。

一週間前に切符を買った時に窓口氏から「残り4部屋」と告げられ「喫煙でも禁煙でもいいから二階空いてない?」と尋ねるも「今回は無いねぇ」。
「どこが空いてるの?」と聞いた中に本日の部屋があった。

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本日は6号車の“平屋”13番室

ううん・・・・普段ならココはパスしたい部屋なんだけど。。。一階よりはいいか。

「じゃ、それにします」。

日曜日の夜なのに混んでるなぁ、と不思議だったんだけど、「春休み」だった。
なーる。

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階段の部分は二階建てになっている寝台特急の通路。両サイドに個室が並ぶ

世は鉄道ブーム、らしい。

「本日はA寝台、B寝台とも満席でお部屋の変更は出来ませんので予め御承知おきください」と。

こちとら最初から鉄分多めだから特別な事とは思わないけど、確かにいくら休み期間だからと言ってわざわざ構内放送で「カメラをお持ちの方は今一歩お下がりくださーい」なんて放送は初めて聞いた。

そして今夜のようなカメラの砲列。

どうやらブームは本当らしい。
注目される、というのは良い事半分と悪い事半分、結局はトータルで元のサヤ、だ。
浮かれた人だけ損をする。


本日の宿。

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二階建ての寝台特急に少しだけある「平屋」の部屋。

旅行雑誌や酷いのになると鉄道雑誌までもが、「この部屋は他のシングルと比べて天井が高く“穴場”」と紹介していたりする。


確かに普段使う二階の部屋に比べると圧倒的に頭上が広い。
床面積も二階と同じで一階のように荷物の置き場に苦労する事もない。

おまけに窓まで他の部屋よりも大きかったりする。

良い事づくめの「ラッキー部屋」ではないか!

そう。
そうなんだよ。
たしかに、動くまでは・・・

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ホームから見ると今夜の我が家は車両の端っこだ。

隣りの二階部屋と比べても窓の大きさが大きいのは一目瞭然。

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しかし・・だ。

世の中そんなに甘くない。

端っこと言うのは、実は非情によく揺れるのだ。
「たかだかその程度の差で・・」とおっしゃるそこのキミ!
乗ってみたまえ。

二階部屋を普通乗用車とすればこの部屋は路線バス。
ううん、、あまり実感が・・・

あ、これならどーよ。
鉛筆を真ん中で持ってブルンブルンと振ってごらん。
まるで鉛筆がフニャフニャのゴムみたいに見える。
子供の頃誰でもやった事があるだろう。
真ん中は揺れないのに。
あの感覚。

室内容積が他よりも優る分、他の部屋よりもよく揺れる、という事。
だからプラマイ・ゼロ。

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世の中良く出来てるんだ。

だからこの部屋を「お得」とか紹介している記事を見掛けたら、、、その本に書いてある事を信用しちゃいけない。
だって、その記事を書いた奴は「見た」だけで「乗って」ないのだ。

騙されるな!

そう言えば車内に配布されているリーフレットが今回のダイヤ改正でポストカードに替わった。
替わったと書けば聞こえはいいが、実質コスト削減だ。

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たまたま先々週乗った時に配布されたリーフレットが鞄の中にあった。

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この差。これが現在の日本を象徴するように感じる

春休みで初めてこの寝台特急に乗った子供達もいるだろう。
記念に持ち帰るルーフレットくらいちゃんと用意出来るような経済の活性化を望むしかない。


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午前1時40分。豊橋に運転停車。去年の秋からココに停まるようになった

車車車車

プリウスのブレーキが取沙汰された時に、ある議員が鋭いことを言った。

「自動車雑誌を見たけどどこにもブレーキに言及する試乗記事がない」と。

本当に乗ってちゃんと書いてるのか?
それとも事前にブレーキに関してはメーカーからお達しでもあったのだろうか。
少なくとも僕は去年の夏、試乗した時にセールス担当者から「ブレーキの感触が普通の車と少し違う」と予め予告された上での試乗だったゾ。
別に違和感というものでもなかった。

たまたま鉄分が多いから回生ブレーキという言葉に電車で慣れていたから想像はついていたんだけどね。



ついこの間、キリンとサントリーのビール統合がご破算となったばかりだったのに、今度は高島屋と阪急・阪神のデパート提携がご破算になった。

統合や提携の背景には「現状逃避」を如何に企業レベルで行うかがあると思うのだけど、やはりそれぞれの企業の理念の違いがある限りそう簡単には行かない、という例だろう。

キリンとサントリーの場合は圧倒的に規模の大きい大企業キリンと圧倒的に一族主義のサントリーがどんな着地点を模索したのか興味深い。
両者それぞれのメリットを生かした新ブランドに期待した人は多かったのではないかな。

結局は理念=センス。
違いはソレ。

デパートラブホテル

高島屋と阪急・阪神の破談の場合もそれと似た様なものだと想像するが、やはり経営理念=センスに起因した事が理由だろうと思う。

デパートでは前例があって、三越と伊勢丹がHD化したものの、どうにも上手く行かない。
上手く行かないところにリーマン・ショック以来のデパート不況が襲い掛かりHDの母体とされた伊勢丹の売り上げが激減してしまった。

三越のブランド力と伊勢丹の品揃えを合わせれば理想的な展開も予想されたのに、やはり現実はそんなに甘くない。

僕の母親などは昔からの三越派なので伊勢丹との統合によって三越独自のカードサービスが提供出来なくなったり、営業時間が短縮されたり、で現場と実態に大きな歪みすら出て来たのが、周りの僕にすらわかる事態に。

この四月から地方の三越を分社化してコストから洗い直した新体制に移行する。
地方店からすれば現場に似合った営業形態への移行が実施される。
三越のある街で今の時代に「東京のデパート」を欲しがる人はいない。
スーパーやモールよりもちょっと専門的な物もあり、身近で便利なデパートを望んでいる。

東京の方程式は地方には当てはまらないのだ。
伊勢丹は素人から見てもわかるほど地方という事情に揉まれていないからその点が甘いのだ。
首都圏の他は新潟と静岡と京都にしか店がないから分からないのは仕方ないが。
採算性に問題はあったがその点は三越のほうが優った。

独立採算制となるから今までよりも厳しくなるが、地元の客から不満が出ている営業時間などはむしろ延長されるという。
中央で取り仕切ると地方での実情と合わない問題が噴出した例だろう。
要するに地方の三越は中央の伊勢丹が課す都会的な「コスト」と「ノルマ」から解放されるわけだ。

そのかわり独立採算性というリスクを背負っての船出。
それぞれの地方で、どのようなセンスで三越が再生するかは興味深い。
頑張れ、全国のデパート業界!

なんだか、どこかの国の政治も同じ問題を抱えて空中分解寸前だ。
連立与党もやはり「理念=センス」が一致しないと一枚岩になるのは難しいようだ。

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3月29日午前7時前。寝台特急サンライズ瀬戸は時刻通りに走り・・・

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児島駅の先のトンネルを抜けると、一気に快晴の瀬戸内海に飛び出した。

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経済も政治も、薄暗いトンネルの先は痛快なほどに快晴であってほしいものだ。


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チェキラ!

2010/3/26

ソロの取っ掛かりには移動ドも相対音感も使え!・・・  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック


毎週金曜日はvibraphoneやmarimbaをやっている人向けのお話し。
金曜第百六十九回目の今日は、『フレーズは移動ドに置き換えよ!』と言うお話しです。

昨日は年度末の「5」の付く日。
いわゆる「五・十日(ごとうび)」。

地方育ちの僕は東京に出て来た最初の頃に周りのミュージシャンが「ああ、今日は“ごとうび”だー」「あっ、いけねっ!うっかりしてたよ、“ごとうび”かー!」、と慌てて車に飛び乗って去って行くのを見て、「うん?“ごとうび”ってナーニ?」と。
すぐさまその響きから勝手に「御燈日」? と解釈し、「なんか、みんな信心深い人が多いんだなぁ、東京のミュージシャンは」と。(笑)

地方では道路が混んでもたかが知れてる。渋滞2キロとかで「スゲー混んでる」感覚。
東京では日常茶飯事。
その中でも、月間で特に混む日があり、それが「五と十(つまり0ね)の付く日」だから五・十日(ごとうび)。毎月5日、10日、15日、20日、25日、30日は物流関係が納品する日に選ぶために道路に商用車が溢れ出す。だからそれらの日は混むんだ。

しかしこのところの不況で必ずしも五・十日が混むとは限らなくなって久しかったのだけど、さすがに昨日は本年度末最後の五が付く日。

雨が一日中降りしきり、さらに最悪な事に首都高が事故発生直後で出るに出られず・・・・(こういう日に限って事故するおっちょこちょいがいるんだ)・・・やっとの事で降りられた山手通りもご覧の通り。

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まぁ、年度末らしいというか、久し振りのグリグリ渋滞。
おかげでリハに20分遅れた。。。

まぁ、そんなこんな。帰りは帰りで年度末の工事がワンサカ。もう渋滞疲れでヘロヘロになった一日だったけど、帰ってからリハの録音を聴き返したり譜面のチェックをしたりする内に、完璧な朝を迎えてしまった。僕の夜を返せー!(嘘)。
3時間のリハ音源を二回聴いたら6時間、部分的に繰り返したりするとあっと言う間に7時間は過ぎる、、、ってこと、よ。

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取りあえず練習室に入れた楽器はこのまま組み立てずに明日を迎える

この春学校を卒業してプロや社会人としてヴィブラフォンやマリンバでやって行くにはまず免許、車、そして渋滞に対する忍耐力が必要ですぞ! マレット族のフレッシュマンのみなさん、今の社会情勢は音楽科には厳しいけど、頑張りませう。



このブログで過去に『音楽は移動ドで』と明言した。
移動ドにまつわる話題も、何度も取り上げた。

詳しく知りたい場合は左のサイドメニューのTwitterの上に表示されてる「ブログ内検索」にワード“移動ド”と入れて、下の「このブログを検索」にチェックマークを入れてクリック。

先週のフレーズを作るヒントではメロディック・アナライズとハーモニック・アナライズをベーシックにフレージングの設定へと発展させたけど、今日は『ソロの取っ掛かりには移動ドも相対音感も使え!』と題してコードを使ったインプロ(アドリブ)に移動ドと相対音感が必要という事を実践してみます。

先週までの「復習」はコチラからドゾ→2010年3月19日金曜ブログ『アナライズが終わればフレージングの設定はシンプルな発想から・・・がヒントに』http://sun.ap.teacup.com/vibstation/1240.html

口では「移動ドが肝心だ」とか「絶対音感はいらないから相対音感を磨きなさい」とか言うのだけど、その具体例を示したものはあまりない。
人間の音感の話なので譜面で説明しても仕方が無い点があるのも事実。
しかし今回はそのタブーに敢えて挑戦してみます。

例題は先週までと同じ曲がわかりやすいので再び登場、チック・コリアの"LITHA"冒頭の部分。

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(クリックで拡大/以下同じ)

フレーズを考えるときにメロディーのリズムを応用する、というのはどこのジャズ学校やジャズ教室でもやるベタな手法。
でも、それってとってもわかりやすいからリズムはそれにしよう。

冒頭二小節間のリズムをリズムスラッシュにすると次のようになる。

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あれ?休符は? なーんて野暮言っちゃいけない。
休符も立派なリズムです。

この2小節のリズムを冒頭の8小節間に当てはめて考えよう。

この曲は奇数小節は全てMaj7コードになってるね。
何か規則性を持って練習したいので、では奇数小節のリズムに奇数小節のコードを使ったメロディーを同じ形でのせてみよう。

チック・コリアは規則性を持つコード進行を選んでいるのでこういうシミュレーションには向いている。ひょっとして彼の血液型はAかな?

ここにピックアップした全てのMaj7コードはリディアン・スケールで出来ている。
だからアヴォイド・ノート(非和声的な省略音)が無いから均等な音程の跳躍を作る事が出来る。
そこでそれぞれ音列を均一なインターバルが築ける完全4度の跳躍で結んでみる。

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それぞれのコードに対して、それぞれの音形が等しいものとなるように演奏するには、自分が最初に演奏したメロディーが、そのコードの何という音程を切っ掛けとして生まれたのかを自覚しなければならない。

この場合、フレーズを二つのラインで作っているので、それぞれのラインの最初の音をコードの音程で記憶する。

すると最初はコードの3rd、次のラインは#11thから始まっている。
始まったら完全4度の跳躍を行うだけだ。

ヴィブラフォンやマリンバ、ピアノやギターを演奏する人は視覚的な要素(鍵盤やフレットが並んでいる→見たまんま)もあるので意思決定がしやすい。対して管楽器の人は視覚的なフォローが無いので頭の中での置き換えとなる点が最初は辛いがこの方法でハーモニーの感覚を養って行けるからチャレンジあるのみ。

これを次のMaj7コードでも行う、そして次のMaj7でも、さらに次のMaj7でも・・・・

もしも、スタートした音から“自然に”完全4度の音を探り出せたなら、あなたは相対音感が備わっています。移動ドへの対応も時間の問題でしょう。

少し迷いながら完全4度を探り出せる人なら、このやり方を繰り返す内に自然と相対音感は身に付きます。移動ドへの対応も同じように慣れでこなせるでしょう。

ちょっぴり指折り考えた人も慌てる必要はないので、コードやコードスケールの勉強を「おさらい」して下さい。直感だけでなく理論があなたの音感を助けてくれます。そうすれば大丈夫。
理論は全て移動ドと相対音感の為に書かれているのです。

さて、ちょっぴりコツがわかって来たかな?

じゃ、今度は偶数小節の大半を占めるm7コードについて何か法則を設定してみよう。

好都合な事にここで登場するm7コードは全てドリアン・スケールで出来ていて、このコードスケールもさっきのMaj7コードのリディアン・スケールと同じでアヴォイド・ノート(非和声的な省略音)が無いから均等な音程の跳躍をストレス無く作る事が出来る。

なんとチック・コリアは規則性に長けているのだろう。こんなところから彼はA型かも、と思ったりするのだけど、ね。

完全4度で均一な跳躍を持ってどういう音形にするか?

さっきは上行の形を設定したから、今度は下行の形を設定することにしよう。
そうじゃないと次の奇数小節の最初の音との結び目にエライ跳躍が出来てしまったりする。

ちょうどb7thから完全4度の跳躍で下行させると音域的にもいい位置に降りられそうだ。

スタートはそれぞれのコードのb7th、途中でリズムが一区切りした後の音に「目安」をつけるとこの音はそれぞれのコードの11thとなる。
マイナーコードで一番綺麗に響く(安定する)11thが目安ならあとは自然に4度音程を探り当てられるでしょう。

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このように奇数小節、偶数小節別に音のリズムと音形に法則を立てた。
それを連続させると、コードからインスパイアされるフレーズの組み立ての一端が見えてくるだろう。

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ポイントとしてそれぞれのフレーズの最初と途中で目安になる音にはコード上の音程を記した。
コードに対して何か音を発する時に、その音がコードに対して何という「音」なのかを常に意識しながら練習するといい。

それが自然に出来るようになると、調号を用いない曲でもサウンドに対して相対的なハーモニー反応を起こす事が出来る。何も考えず耳を澄ましながらバックグラウンドのサウンドに反応するだけでコードサウンドの「中」にいる事が出来るようになる。
ここまで来れば真っ白な状態で曲と接する準備が整った事になるわけだ。

さて、このチック・コリアの曲はもう一つ面白い事を教えてくれる。

先週のハーモニック・アナライズに沿って偶数小節をスタートとする二小節のフレージング。
これをココにも適応してみよう。
すると、面白い事に、上と同じメロディーを1小節ずらして演奏してもコードから逸脱しない。
(1小節目のメロディーを2小節目から始めるんだ。コード進行はそのままで)

これらのコード進行のルートを並べるとディミニッシュ・スケールで並んでいる事と、完全音程でメロディーが成り立っている事が重なって、前後の小節のコードとの相互的な連携が生まれているのです。

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この場合も、それぞれのコードでメロディーをスタートする音が何なのかを頭に入れながら演奏すると相対的な音感や、移動ドの仕組みを応用する、という意味がわかっていただけると思う。
つまり、コード・インプロヴィゼーションをやる時は、コードサウンドに対して自分がどういう位置の音を出しているのかを常に自覚していないと、ね。

質問:もしも最後の小節をm7コードに置き換えるとすると何というコードになるでしょう? メロディーはこのままとします。

答えは本日のブログの文末に!

「あ、そこの二小節目の二拍めから次の小節のブレスまでソロを差し替えます!」という仕事が出来る人は、さっき自分がインプロで何をやったのかをちゃんと覚えているから再演出来るのですね。

中途半端な絶対音感や固定ドは練習の妨げにしかならないので忘れたほうがいい。
どちらにしても相対音感を磨くか、移動ドの人の倍くらいハーモニーやコード理論を勉強しなければならない。
そもそも理論解説で音を表す時に“ド”とか“レのフラット”とか固定ド(実音)で説明を受けるほど非理論的な説明はない。
だってコード理論は全て移動ドをベースに書いてあるんだ。




コードスケールやペンタトニック・リックの解説など曲集とコード理論の基礎解説を合体!
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チェキラ!

答え: Em7

2010/3/25

スティーブ・スワロウとスティーヴ・キューンのデュオはいつ聴いても御機嫌だね!・・・  木曜:Jazz & Classic Library


只今午前4時。
2010年3月25日。

外は寒かった。
気温は2℃しかない。ブルブル。。。
かろうじて小雨で留まっている東京地方です。

21世紀になっても、この世界に入って何年経とうとも、ちっとも変わらない。
え? アンタの夜型性格って?

ちがーうの!
ヨーグルトじゃなくてダノン・・・

ちがう、ちがう!

これ。

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本番やリハの前夜は譜面コピーと譜面貼りの応酬。
一体何歳頃からコレやってんだ?
・・・・・・16歳くらいからだよ、まったくもって変わらない。

前もって準備しておけばと言っても、前夜になって曲に手を加えたり、まったくの新曲が出来てしまったり・・で今まで一度も譜面を開かずに寝た事がない。
まぁ、遠足などでフンコーして前夜に眠れないアレに似てると言えばそれまでだけど。。

こんな感じで午前4時にコンビニに走りコピー、それから戻ってペッタン、ペッタンとページをセロテープで貼り合わせている。

単純作業だから今夜はBGMにコレを取り出した。


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『TWO BY TWO/Steve Kuhn & Steve Swallow』(owl/1995年)

デュオもののアルバムは二通りに分けられると思う。
一つは二人の演奏者が火花を散らすような緊張感に包まれた作品。もう一つは慣れ親しんだ両者のリラックスした時間が記録された作品。
どちらが良いという事はないが、どちらかと言えばたった二人だけなのに「くだけ切った感じ」しか聞こえてこないアルバムはまだ買う気になれない。

ソロ(独奏)によるアルバムにしてもそうだけど、わざわざリズムセクションの空間に穴を開けて演奏しているのだから普通とは違ったものが聞こえてほしい。
かと言って、コンテンポラリーという言葉を隠れ蓑のようにしている音楽は今となっては聴く気になれない。全編がそういう「鎧(よろい)」に包まれたような音源は、耳ざわりだけは斬新に聴こえるけど結局はサスペンスドラマなどの音効に聴こえてしまい、毎日聴きたいという衝動に駆られない。

音楽なら毎日聴き続けて、飽きるまでそれを繰り返したくなるものだ。飽きてもいい!くらいの覚悟で。

そういう意味では70年代ECMをリアルタイムで聴けたのはラッキーとしか言い様がない。
次々に出て来るピアノを筆頭とするソロやデュオの作品は、こんな極東の小さな島国に住んでいた僕らでさえその音を溢れんばかりのリアリティーで受け止められた。

70年代という空気そのものとECMが持つサウンドデザインが一致して、街の喧騒から公園のベンチに至るまで意味のあるが如きの空間に仕立て上げてくれた。あれはその前でもその後でもけっして成り立たない時間と空間だった。好きになった人はみんな身体に染み入ったんだよ。

あれから40年近くの時間が流れたわけで、今にその頃の音を求めてもリアリティーの欠片もない。
今には今のリアリティーが一番似合うはずだ。

さて、このアルバムの主人公達も70年代にECMの洗礼を受けている。
だから、この人達が音を出すと何を見てきたのかがよく分かるような気がして、どこか安心しながら聴いていられるんだね。「僕もそれ、見てましたー!」みたいに。

最初に挙げた「火花を散らすような緊張」のデュオと、「慣れ親しんだ二人がリラックスして奏でる」デュオがちょうど上手い具合にミックスされていて、とても今の時代に聴きやすいアルバムになっている。

この二人の事を、少しでも知っている人なら、何の抵抗も無く受け入れられる世界。
そうじゃない人でも、この二人の世界は七割方楽しめるはずだ。

七割って低くみられるかもしれないけど、これは音楽では結構大きな数字。
殆どの場合が「好き」か「嫌い」の「0」か「100」だもの。

キューンのGentle Thoughtsからごく自然に始まるこのデュオ・アルバム。
本当に、今そこでデュオが始まったような、そんな自然な出だしだ。

同じくキューンのタイトル・チューンTwo by TwoはJAZZYそのものでグルーヴスイングが御機嫌だ。
アコースティック・ピアノとエレクトリック・ベースのデュオでこれだけドライヴする演奏は滅多にない。
今も昔も僕はスワロウのベースラインが大好きだ。

続くスワロウのRememberはECM時代にもスワロウのアルバムで録音しているが、デュオで聴いているのをついうっかりと忘れてしまいそうになるほど躍動感に充ちたワルツ。

日本のジャズファンやジャズメンの一部には今でもアコースティック至上主義のような傾向があるのだけど、そんな中にあってスワロウは別格だと言う人が多い。
彼は優れた作曲者でもあると同時に唯一無二のベースギターのスタイルを築き上げているからだと思う。
そんなスワロウと相性バツグンのキューンとのデュオだから、たった二人でも描きたい事が100%形になっている。しかも余裕を持ちながら。

思うのだけど、僕も理想とする二人ならフィフティー&フィフティーの精神、これが見事に形を成したデュオなんじゃないかと。どちらかが無理をする事もなく、ストレスなく二人で100%の世界を作っているようで、この偉大なる先輩方に改めて敬意を表したくなる。

また、お互いのオリジナルが持つ世界観がまるで後世まで語り継がれるジャズ・スタンダードナンバーのように聞こえるんだ。

聞こえて来る音はリラックス。
演奏している音楽はエッヂが利いていて聴き手を一瞬たりとも退屈させない。

僕らには懐かしいスタンダードナンバーのようなスワロウのEiderdownやLadies in Mercedes、フランス近代派のようなリリシズムに溢れるキューンのLullaby、本当にポエムを朗読しながら演奏するキューンのPoem for #15、陽気にカリプソで染まるMr Calypso kuhn、少しシリアスながらペーソスにも溢れたDeep Tangoなどなど。

ちょっと最近疲れ気味で重圧なリズムセクションはヘヴィーかなぁ、、、、

そんな人には絶対にお薦めのデュオ・アルバム。

このアルバムがいいのは、21世紀の今聴いてもこの二人のやっている音が僕らの生活の中にちゃんと溶け込める事。そしてそれらが愛おしく思える瞬間をたくさん持っている事なんですよ。


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チェキラ!
タグ: Jazz ジャズ CD

2010/3/24

プロデュースノート2010-2011版始まる。その1/企画書を・・・  ■Produce Notes レコーディングルポ

新年度が間近なこの時期。
再び始まりましたプロデュースノート。
これからリアルタイムに進捗状況をアップして行きますのでレギュラー・プログラムと合わせてお楽しみ下さい。

本日の水曜ブログ『これは好物!』はにあります。

http://sun.ap.teacup.com/vibstation/1243.html

ゴールは来年の春。
それまでの間にこのプロデュース・プロジェクトがどのような形で進行して行くでしょうね。

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企画書を持って打ち合わせに。

昔はありとあらゆる言葉やデータを駆使して何枚にも渡る企画書を作成した時期もありました。
もう言い残す事はありません、みたいなー(笑)

今は如何に簡潔な企画書とするか、で行き着いたところが1企画1枚。
これから「こぼれる」ようなら必ず相手との間に誤差が生まれる。

人が出向く、人が対面する、人が時間をセッティングしてくれる・・・・
延々と続く長い企画書はそれらの価値を無視するものだと思うのですね。

このブロードバンドな時代に、もう、それはないでしょー、と。

相手に伝えるべき事を一枚にまとめる事が出来れば、会った時にそこから先の話しが出来る。
新たなアイデアが生まれる可能性もある。
共同のプロジェクトは、それぞれが暮らす時間軸を生かしながらやると、最小限で最大限の事が出来る。

格言!

譜面と企画書は短ければ短いほうがいい。


もっともこれは音楽の世界だけの話しかもしれない。
でも音はいくら事前に言葉やデータを並べても、本当のところは音を録る過程になるまで相手にはわからない。
だから「素晴らしい」とか「最高」とか「斬新」とかという言葉とは無縁の世界だ。
その中からどんな音が生まれてくるのかを想像しながら進めるというのは実に楽しい。

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近所の日活撮影所の横を通り。。。

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多摩川沿いの桜の名所を通って世田谷へ。。。

これからこのプロジェクトの時はこのコースを何度も通る事になる。
差しあたって今は桜も「蕾(つぼみ)の段階」。
満開を経ていろんな道すがらも記録しておこうと思う。

次回に続く・・・(不定期更新)

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チェキラ!

2010/3/24

たかが●●と侮ることなかれ・・・  水曜:これは好物!


今日の好物は常備品シリーズから。

料理をする人も食べるだけの人も(きっと)頻繁にお世話になるテーブル・アイテムの王道。
日本の食卓でその四天王と言えば・・・。

・マヨネーズ
・ケチャップ
・醤油
・ソース

これらはこれだけで立派な食品。
料理のベースにもなるし、そのまま何かにかけて使えるし、一人暮らしの経験者には心当たりがあると思うけど最悪の場合の非常食(笑)にも。

この中でも特に愛好するアイテム別に俗称で「マヨラー」「ケチャパー」「ソーサー」・・・あれ?醤油は何て呼ぶんだ? ええい!面倒だから勝手に「ソイラー」にしちゃおう(笑)

その中であなたは何に該当するかな?

僕はケチャパー。
最近はあまり目立った進化のみられないケチャパー業界だけど、本来はケチャップ大好き。
肉料理、煮込み、ちょい足し・・・地味ながら意外と使ってるケチャップ類なんですね。

ところが・・・

そんな僕でも一目置く存在がいるのです。はい。

それが・・・

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『セイアグリー(SEI AGRI-SYSTEM)・マヨネーズ』(京都府宇治市・株ユーサイド製)http://www.u-side.co.jp/

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ケチャパーでもありマヨラーであるのかもしれないけど、ケチャップ同様にマヨネーズも「かなりーな」ユーリスト。
でも最近の日本のマヨネーズは酸っぱ過ぎてあまり好きじゃなかった。
昔が酸っぱくなかったのかと言えば疑問がないわけではないけれど、自分の味覚が変わったのかマヨネーズの味が変わったのかわからないが、酸っぱい。

マヨネーズにはキューピー派と味の素派がいる。
もちろん学校給食で御馴染みのケンコー派や他のメーカー派もいるとは思うけど、やはり狭い日本の中ではキューピー派と味の素派に分かれるでしょう。

マヨネーズは瓶入りとチューブ入りでは風味が違うという意見もあるが今回それはあえて伏せておく。
切りがないから。

僕は味の素派だった。
それは子供の頃に味の素が「新しい味のマヨネーズを作りました」というTVCMで登場した時に興味津々、さっそくお小遣いをはたいて「味の素マヨネーズ」を買った時から始まる。

「へえー!」
トマトか胡瓜につけて初めて口にした「味の素マヨネーズ」はそれのでの「キューピーマヨネーズ」とは明らかに違う“新しい味”がして衝撃的だった。

大人は抵抗があったようだけど僕は「酸っぱくないから美味しい」と以来味の素マヨネーズを贔屓にしていた。

ところが・・・・

正直なところ、その後商品が「新しくなりました」と言って更新される度に味の素マヨネーズもキューピーマヨネーズも大同小異。どんどんお互いに近づいて、僕の好みからは遠くなって行くのでした。

あの・・・デビューしたての味の素マヨネーズの衝撃は一体何だったんだ?

それがわかったのが80年代後半にアメリカへ留学した時だった。
あちらのスーパーでは瓶入りの(僕らからすれば)昔懐かしいマヨネーズしか売っていない。
広口の瓶からスプーンですくってべチャッと置くタイプ。
ところが、それを最初に食べた瞬間に「あの味の素マヨネーズに出会った時」に似た衝撃が・・・

そうか、1960年代の後半に味の素が目指したマヨネーズはコレだったんだぁ。。。と。

それがBest Foods社の「ヘルマン リアルマヨネーズ(HELLMANN'S REAL MAYONNAISE)」( http://www.hellmanns.us/products/real_mayo.aspx )でブルーのパッケージは今では日本でもデパートや輸入雑貨店、スーパーでも買えるようになった。
好みはあるかもしれないけど一度は試してみる価値ありです。

全然酸っぱくないリアルマヨネーズ。あれも大好きなんですが、ここまでの長い枕を経て登場させたいほどにこの「セイ アグリー・マヨネーズ」は美味しい!

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リアルマヨネーズのようにまったく酸っぱくないのではなく、酸っぱさが適度でリアルマヨネーズのような風味が生かされている点がいい。他の多くの国産マヨネーズは酸味が強すぎて僕はダメ。

セイアグリー。マヨネーズは口にすると最初にリアルマヨネーズのような風味がふわっと広がり、それを浮き立たせるような酸味が後から来る。このバランスがとても素晴らしく、一発で惚れてしまった。

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キャッ!丸裸に・・・(笑) セイアグリー・マヨネーズの中身はこんな色をしています

比較対象に別のメーカーのマヨネーズを・・

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某有名鶏卵使用のマヨネーズがありました。

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白いキャップがセイアグリー・マヨネーズ

並べてみると・・・ありゃりゃ、写真じゃ違いがよくわからないなぁ。。悔しいなぁ。

よおし・・・

出しちゃえ!

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黄色のキャップが某鶏卵使用のマヨネーズ
白色のキャップがセイアグリー・マヨネーズ

写真じゃ分かりづらいので悔しいから冷蔵庫にあったアスパラを茹でてやった。

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どーよ。

まずは某有名鶏卵を使ったマヨネーズに・・

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ううん、、やっぱりちょっと酸っぱさが優ってしまってアスパラの旨味も某有名鶏卵を使った意味も掻き消してしまうんだなぁ、この酸味だと・・・

続いてお薦めのセイアグリー・マヨネーズは・・・

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っんまい!!
やはり旨味を先に出してその旨味をさらに立体的にする為の酸味のフォロー。
これですよ、これ!

あっ!

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横から手が伸びてきてあっと言う間に・・・・

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家人め・・・。
しかし、キッチリとセイアグリー・マヨネーズ側だけは綺麗にして行くとは・・・
さすがだな、こりゃ(笑)

と、我が家ではセイアグリー・マヨネーズ、超お薦めの逸品です。


マヨラー系の人に超簡単レシピを一つ。

用意するもの:
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・えのき
・キューピーパスタソース『明太子マヨネーズ』
・フライパン(又は電子レンジと蒸し器)
これだけ。

あ、偶然ですが僕はキューピーも味の素も使うときは使いますよー。
これにはキューピーのこのパスタソースが一番!

フライパンを強火で温める。
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油はいらない。

熱したフライパンにえのきをほぐしてから煎りする。
電子レンジの場合は蒸し器にえのきをほぐして入れてチン!

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少し焼き色がついたら(電子レンジの時は中まで熱が入れば)キューピーパスタソース「明太子マヨネーズ」をえのき1パックに対して親指の先程度入れ、弱火で一分程度和える。電子レンジの場合はそのまま和える。

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ソースの入れすぎに注意。もう少しかなぁ程度でOK。物足りなさがある時はふり塩で整える。とにかく「もう少しかなぁ」がキーワード。

器に盛って・・・
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これがポイント・・

パルメザンチーズの登場!!
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合わないわけがないでしょ、この組み合わせ。

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イケません、イケません。。。
ワインとかの肴に打ってつけ・・・・・
しかも包丁いらずクッキング。

実はこのソース、パスタに和えるよりもキノコと和えたほうが美味しいのです。
マヨラー諸君!
いろんなキノコで是非お試しあれ!


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チェキラ!

2010/3/23

地産地消と面影デパート・・・・  火曜:街ぶら・街ネタ


あれだけ南の風を撒き散らして通り過ぎたような印象のダブル低気圧だったのに、意外と北からの季節の張り出しが強かった昨日の東京地方です。
結構油断して薄着だったので夜になると思わずブルリ!
明日は一枚厚着して出掛けるつもりにしておこう。

地産地消。
「いつごろ言葉」なのか僕には自覚がないのだけど、少し前から誰でも口にする常用語みたいな感じになった。
正確には「地域生産地域消費」というスローガンともキャッチともとれない微妙なもの。
ツイート(つぶやき)みたいだ。

我が家でお気に入りのちょっぴり遠いパン屋さん『レコルテ』。

→09年9月2日ブログ『ブーランジェリーなひととき』http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20090902/archive

ラウンドパン大好き者にはたまらないお店なんですが、その道すがら中央道八王子IC(高速使っても買いに行きたくなるパン屋さんなのだ!)を降りてレコルテのある福生方面への国道16号線と合流してすぐ。一つ目の大きな交差点に差し掛かるといつも気になる表示。

『ひよどり山』
『道の駅八王子・滝山』

一瞬で通り過ぎてしまうのだけど、

なんだろー?

ひよどり山ってどんな山?
こんなところに道の駅?

パン屋さんに向う時にいつも気になっていたのだけど、帰り道だと反対車線で八王子IC目指して一直線だからこの事をすっかり忘れている。(笑)

で、「やっぱー、気になる」、という事で夕方時間が空いた時にダッシュしてみた。

キター!

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『道の駅・八王子滝山』http://www.michinoeki-hachioji.net/

これかー。ふーむ。
平日の午後3時過ぎだと言うのに結構な人出だ。

僕らが入って行こうとする時もあちこちからどんどん人が入って来る。
しかも駐車場は満杯。

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道の駅ってそもそも何なんだろう?
街の駅のようにその土地の名物や名産が集まっている場所、という定義なのかもしれないけど、このロケーションはどう考えても観光客向けではない。

だってこの施設の面している目の前の国道169号線というのは名称が示すように三桁の国道だから幹線国道(昔の一級国道。1号線から58号線までの国道)ではない。言わば鉄道のローカル線と同じ。
幹線の国道16号線から少し入った場所にあるとは言え直面しているわけではないので幹線を走る車が何となく立ち寄れる雰囲気ではなく、僕のように「行くぞ!」と意図を持って幹線の交差点を曲がらなければ到達しない。

それなのに、この繁盛振りは・・・

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中に入るとその理由がわかった。

ココは地場産センター、地場産ショッピングセンターだ。

つまり平たく言えば地産地消モノを取り揃えた食品スーパーマーケット・フードコート付き、みたいなーっ。。。

八王子で採れる旬の野菜が所狭しと並んでいる。

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どれも新鮮そうで見た目はちょっぴり悪いけど元気がいい野菜たち。
人気があるのがわかる。

生産者と消費者が直結したマーケット。
これが各地に道の駅が出来て賑わう理由なのかもしれない。

国土交通省・全国の道の駅→http://www.mlit.go.jp/road/station/road-station.html

国土交通省のホームページによれば、

・・・・・・・
『なぜ「道の駅」が求められるのでしょうか』
ドライバーは旅の途中でいろいろなことを求めます。休憩の場、買い物の場、道路交通情報、観光情報そして食事。
そんなドライバーの要求を満たすことが、地域のメリットにもつなかるのではないのでしょうか。
ドライバーと地元のふれあいの場として、「道の駅」は個性を広げ、より魅力的になります。
[引用終わり]・・・・

ちょっとだけ疑問がありました。
この「ドライバー」というのは国道を用務や観光で通過するドライバーと取れますが、実際には「買い物客」に近いような。。。

それだと郊外型のスーパーやショッピングモールと同じ種の施設とも取れてしまいます。
まぁ、ここだけじゃなく全国にいろんなタイプの駅の道(逆だ!逆/笑)があるのを知っているし利用しているのでこんな疑問はどうでも良い事なんですが、人出がある割りに、なんとなく華やいだ空気がないので僕にはちょっぴり異質な空間と映ったのですが、この感じどこかで・・・? と考えていたら何のことは無い、この空気、近所のスーパーと同じでした(笑)。

国土交通省の道の駅の解説に『「道の駅」利用者は、食事や地域の特産品の買い物を目的としており、地域からの提供の場が求められています』の一文を見つけて妙に納得。こういう所にこそ地産地消という言葉を使えばいいのに。

そうか! と、何か新しい収穫を得たような気分で車に戻り、「そう言えば『ひよどり山』ってどこよー」と。

駐車場を出て交差点の標識を見ると、このまま直進すれば「ひよどり山」と。
どんな山なんだろー、と思いつつ登り坂を上がるとその先には真新しい(そうな)トンネルが・・・

「ひよどり山トンネル」とある。

なーんだトンネルかぁ、、

と思いつつ入ると、これがけっこう長いのにびっくり。

実は「ひよどり山」という地名はもう少し前から記憶にあった。
でも行った事がないところだったのでそれが何なのかわからなかった。

ただ、僕の頼りない記憶に「ひよどり山有料道路」という標識が残っていた。
なので八王子近郊の観光地であるかの印象を持っていたのだけど、うーーーん。。。

で、調べてみると、謎が解けました。

「ひよどり山有料道路」は要するにバイパス。有料トンネルで観光施設とは無縁。
2001年に開通したものの「負の遺産」状態。
管轄の東京都が負債残高の約70億円の債務を一括償却し、無料開放したらしい。

それで「ひよどり山トンネル」と改称。
だからかつて記憶にあった「ひよどり山有料道路」という表示は消滅しているわけだ。

わかってしまうと「なーんだ」なんだけど、それを補っても余るくらい立派なトンネル(どんなトンネルじゃ!)をぬるりぬるりと抜けると、あれよあれよという間にJR八王子駅に出てしまった。

へえー、これは凄いな。

昔の八王子の道路事情を知っている者としてはホント驚きのトンネル。
特に南北方向のパイパスとしてはかなり重宝なコース。八王子ICへのアクセスも距離は大回りでもこちら経由のほうが(恐らく)早く着きそう。

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八王子の駅前に出ると懐かしい。
何が懐かしいかって、この『そごう』デパート。

僕の故郷(愛媛・松山)にもかつては『そごう』があった。僕は子供の頃から近所の三越派だったけど、私鉄のターミナルに出来た『そごう』(正式には地元の私鉄・伊予鉄道傘下の『いよてつそごう』)も思い出がある。

運よくも例の「そごう」破綻の時には増築中で旧そごうグループで破綻を免れた唯一の店舗。そのまま独立系店舗として新規オープン。半年後には高島屋と提携して現在はそごう時代よりも一回り大きくなり『いよてつ高島屋』( http://www.iyotetsu-takashimaya.co.jp/index.html )として生き残った。

ただ、子供の頃から慣れ親しんだ外観は大幅に改装されて別物になってしまったが、この八王子の『そごう』デパートを見ると、昔の面影が残っていてどこか懐かしいというか愛おしい。

もちろん同じデパートだからどこでも同じでしょー、と思う事なかれ。

全国デパート正面友の会(そんな会はない!)としてはこの「そごう」スタイルの建物、今となってはかなり貴重。1980年代までに出店したテナント型「そごう」に共通していた形。

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入口を入るとややエンジがかった大理石にエスカレーター付近まで細長いシャンデリアが続くレイアウトが「そごう」正面玄関の定番だったが、今はホワイトの色調に統一されてシャンデリアも無くなっていた。

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せっかくなので「そごう」で買い物をして帰ることに。

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日本のデパートが一番輝いていた頃の建物を堪能しながら・・・


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チェキラ!

2010/3/22

数字に騙されちゃいかん・・・すり替え需要  月曜:ちょっと舞台裏


いやー、凄い風でしたねー、週末の日本列島。
いろんな物が飛ばされて翌朝の道路はゴミのオンパレードでした。
被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げます。

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あれだけの低気圧が通過すれば普段なら快晴のはずが、まだ朝から愚図ついている。
こういうのを「鉛色の空」と呼ぶのだろうか。

なまりいろの空。

実は案外嫌いじゃない。
曇りの日の緑は実に鮮やかだし、夜明け前の、太陽が昇る前の薄明るい時間帯が一番好きでよくこの時間帯にジョアン・ジルベルトを聴いたりする。

もう一つ理由。

僕が子供の頃、小学校との行き帰りに見ていた空で記憶に残るのもこの「なまりいろの空」。
光化学スモッグなんて言うシャレた冠のないただのスモッグ。
それと異常気象という言葉。

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地方でも多少街の中で育ったので、自然を愛でながらすこやかに育った記憶はない。
車のマフラーからいい臭いがするゾと噂になれば通学路でクンクン鼻を利かし信号が変わるのを待ち焦がれていたり、ビルの建築現場の基礎工事は雨天中止となるので街の中にポッカリとできる大きな遮へい空間に入りその中の水溜りに入ってジャブジャブ友達と水遊びをしたり、日に日に高くなる街の背丈を見るのが趣味でバカとナントかは高い所が好きとか言われようが眺望の利くデパートの屋上から街並みを眺めては空想にふけったり、夕暮れで道路も人も大混雑の風景を街角で眺めるのが何よりも好きだったり・・・と。

そんな時の記憶に残っている空の色は、けっして抜けるようなスカイブルーではなかった。

夜になればネオンが輝く光景の中にいるのが好きで用も無いのに実家界隈をウロウロしたり、オールナイトでラジオを聴いて午前五時の街中をチャリンコで駆け回ったり。

そういう生活を何よりも愛おしく思いつつ中学時代までを過ごした。ある種僕が一番ジャズを愛でていた時期だ。

高校になって岡山の山の中の音楽学校での寮生活が始まると、そこで全てが裏返って自然の中に染まりたい自分が生まれて来たのだけど。。。
従ってそこからの空の記憶は、抜けるようなスカイブルーと真っ赤に染まった山の夕焼けに換わる。

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曇り空が心に響く時は、その幼年期から青年期の頃の記憶と直結するのだろう。

もう一つあった。

そのころ、不思議と印象に残ったテレビ番組。
他にいくらでもヒット番組があって、それらも当然記憶に残っているのだけど、このドラマの色彩と言うか彩度がちょうどその頃に見上げていた空と妙な空気感で一致していて好きだった。

探してみたらあるんだねぇ、今の時代は・・・

『邦題:電撃スパイ作戦(原題:The Champions)』1968年-1969年放映


タイトルに続いて流れるBGMが小学生の僕はお気に入りで当時実家のピアノで真似して弾いたりした。タイトルバックの音楽は日本で放映されていた時の音楽とは違う。
当時流行のスパイもので、他に人気のあったスパイドラマと比べるとかなりチープな予算で撮影を行っていたようで、安っぽい合成シーンも多く、それが幸いし屋外ロケのシーンにはブルーフィルターをかけていたようで、そのちょっぴり全体の色が飛んだような色調がとても気に入ってしまったのだ。

日常生活の中で「その」色を求めたら・・・・・

太陽が昇る前の薄明るくなる空だった、、という事。

別のカットをYouTubeで見てみるとBGMにやたらとテンション・ノートが出て来る。
どうやら、その辺りもお気に入りで、このドラマのサウンドと空の色と空気感が合体して僕のジャズへの傾倒が始まったようだ。

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政府が「景気が回復した」と発表した。

そ、そんな・・・・ 
何かの間違いだ。

そうなるのが誰しもの希望ではあるが・・・

景気回復の根拠に挙げられたのが消費者の購買意欲の向上とある。
物品の販売力が上向きになった、というのだ。

それは大きな間違い。

いつもの横槍名人が早速言った。

「こりゃーいかんね。数字に騙されたらいかんねー」

この名人、いつも厄介な事を言うのだけど、お金も無いのに理想に走るどこかの政府の中で(自分に都合の悪いことはともかくとして)一番発言に信頼性がある。

素人の僕らでさえこの数字が意味している事を知ってる。

■車が売れた
  →これで当分買い替え需要は無くなる

■ファストフードの売り上げがあがった
  →削って行き着いたところがココなので業界全体の売り上げはココから落ちる

■家電の販売が好調
  →半ば強制的な地デジ化や白熱電球の例に見られる「すり替え」需要でしかない

ヒラメイタ!

ちょっと三品目を見ただけでも、安易に想像がつく。
決して購買欲が沸いたわけでも、景気が戻ったわけでもない。

「この先、無くなりますー」
とか
「もう生産されないんですー」
とかと言う、
まったく消費者の都合を考えない「すり替え需要」。
みんな仕方なく買ってるんですよ。
あるべきものが強制的に無くなるから仕方なく。

いわゆる前政権の景気対策。
この残りのツケが今ごろ動いているだけなんです。

でも、これはこれが最後。
この後は民主党が事業仕分けで全部かなぐり捨ててしまったので景気にプラスとなる要因が一つもないのです。

残るは地デジ・・・・

しかし、ツイッターにも書いたけど、電波が風に流されて寸断されるような現状では来年7月の完全デジタル放送移行は無理。
東京の場合はスカイタワー(新東京タワー)が完成すれば補える、としているがスカイタワーが完成してから完全移行までの期間が短すぎる。
よって数々のトラブルの前に地デジ完全移行が先送りになる、というのが一般的な見方。

今地デジ・テレビを買っていない人は地デジ用コンバーターのお客さんだ。
メーカーもその事を知らないと自動車メーカーと同じ道を辿る。

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数年前まで自動車メーカーは街の立体駐車場にすら入れない車を「広さ」を売りにしてじゃんじゃん売った。

家族で乗ろう、といっても毎日家族で乗るわけでもない。
たまーに乗っても今度は週末のETC限定上限1000円割引で渋滞する高速ばかり。

「おかーさん、たまにはデパートとか行きたい!」
「いつも田舎と郊外のモールや高速渋滞ばかりでつまんないよー」
「渋谷とか原宿とか行きたい!」
「行きたい!行きたいー!新宿や梅田にも行きたいゾ!」
「デパ地下巡りやお洒落なスイーツ巡りしてみたーい!」
いくらそう言われても街の立体駐車場に入らない車じゃどーにもならない。

当然広い=車重おもたいから燃費が悪い。

引越ししようにも立体駐車場に入れないので困る。
風の強い日に高速道路で車が倒れそうになった怖い経験をする。

それに世界的な動向が加わる(ガソリン高騰、世界不況)と、車の買い替えどころかメンテや維持費にお金が掛かるを理由に車離れが一気に加速した。

おとーさんやおかーさんは気がついたのだね。
平日は取り回しのいい小さな車や立体駐車場に入る車がいい。燃費もいいし。
じゃプリウスやインサイトでもいいし、もっと別の低床車でもいい。行く先を選ばない車であれば。
で、週末は家族全員が乗れるレンタカーにすればいいんだ!、と。
ETCカードは平日に乗る車のを使えばいい。
都心部に出掛ける時は低床の自分の車で行けばいい。
そうなるとちょっぴり中は狭くても7人乗りの低床ステーションワゴンが上限でそれ以上大きな車はよっぽどミニバンが好きという人じゃない限り必要ない。

今までは一人ひとりが車を所有するような風潮だったけど、考えてみればよっぽど交通の便が悪いところじゃない限り平日は車を使わない時のほうが多い。
この狭い国土で大陸のような使い方をしようとしていたのだからそれが間違いの元。
これからは用途によって車を使い分ける時代なんだよ。
考えてみればCDやDVDの文化はもう四半世紀も前からそういう流れにある。
そうなったからと言って音楽や映画が滅びる事もない。
「どうしてもほしい車」がある人はどんなに高くても買うけど、そうじゃない人は「使い分ける」。
つまりは一台+α(レンタル又はシェアリング)。
車が日常の足から少しだけ進化するのは悪い事じゃない。

ハイブリッド・カーだから売れたと思っているのは大間違いで、取り回しの楽な車を望んでいた客がたくさんいただけの話し。ハイブリッドは維持費の軽減という付加価値でしかない。
事実、プリウスやインサイトは都市部で売れている。プリウスもインサイトもミニバンには出来ない事がいっぱいあるから売れたのだ。

この間違いに気付かないと今年よりも来年、来年よりも再来年と厳しさが増すだけになる。

数字に騙されちゃいかんよー。ね、キミー。

こういうのはねー、
こうなって、こうなって、こうなって、

こうなって、
落ちて行くんだー。

わからんかねー


横槍名人のこの言葉、とても大きな意味を含んでますよ、きっと。。。


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チェキラ!

2010/3/19

アナライズが終わればフレージングの設定はシンプルな発想から・・・がヒントに  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック


毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。
金曜第百六十八回目の今日は、先週のメロディック・アナライズやハーモニック・アナライズを駆使してフレージングに結び付けるヒントのお話しです。

途中からの人は先週金曜日の『続・曲を二度美味しくする方法・・メロディック・アナライズ+ハーモニック・アナライズ』から読んでくださいね。「続」って事はその前もあるって気付いてね・・・

http://sun.ap.teacup.com/vibstation/1235.html



白熱電球の生産が終わったと昨日しきりに報道されていましたね。
理由は消費電力の大きさと排出するエネルギーが地球温暖化に与える影響だそうです。
本当にそれでいいのでしょうか?

地球温暖化説に関しては、最近温暖化を説いたデータに「疑惑」が浮上しており、勇み足は危険と警鐘が各方面から聞こえてきます。
その後ろに潜む、膨大なビジネスの関与が否定できなくなっているようですね。

白熱電球の件は、以前制定後に国民から大顰蹙をかったPSE法を思い出してしまいます。

物事の価値観の分からない人間が勝手に決めて「この電圧に耐えられないものは欠陥とみなして廃棄する。そういう部品を使った電気製品は販売させない」と断言して一斉に取り締まろうとしたPSE法。
民意はそれに大反発で、結局は制定したPSE法は国内需要に対しては「ザル」に、対海外製品に関しては「強気」に、というあってもなくても良い制度になった。

しかし、そのおかげで海外製のヴィブラフォンに付いているモーターがPSE法に抵触し正規代理店での販売が最近までストップする、というエライ迷惑な事態が起こった。

「おまぬけ」な事に、このPSE法に抵触すると言われる海外製のヴィブラフォンに付いているモーターはメイドイン・ジャパン(笑)
空に向って唾を吐く、とはこの事
である。

海外から見れば「おまえんとこの電気部品を使ってやっているのに、おまえんとこに製品として輸入させないとは何事だ。バっカじゃないの?」。だから海外のメーカーは対応すらせず、完全に日本のPSE法は無視されている。

結局は購買=経済へのテコ入れだ。
古い電気製品から火災が起こったのがPSE法制定の切っ掛けと言うが、今度は全家庭に火災報知機を付けさせた。じゃPSE法は廃案?

たばこの自動販売機を一斉に夜間販売禁止にしたと思ったら年齢認識装置(パスモ)を付けて24時間対応に戻す、という意味の無い遠回りな事を延々としている、あれと同じだ。
ほとぼりが冷めたと思ったら、今度は財源確保の為に(健康増進法などと表面では言っているが)たばこ税を上げるらしい。次から次に振り回される愛煙家のみなさんは大変だと思う。

僕は忘煙家だから関係はないが、最近の国会を見てると「明日はわが身」だと思える事がどんどん可決されているように思えてならない。

白熱電球、一般用は製造終了らしいですが、言い換えれば“非一般用”はまだ製造される、という事。昨日もやたらと「一般向け白熱電球の製造はこれで終了」と言っていた事からそう想像出来なければ今の世の中騙されるばかりなり。。

ちなみに、先月、我が家のトイレの電球が切れたので次世代電球と呼ばれた「蛍光灯電球」にした。その時は白熱電球の製造が終わるなんて「これっぽっち」も知らなかった。
スイッチを入れると0コンマ何秒の時差があってから点く。
未だに「あれ?スイッチ間違えたか?」。
トイレを使う時は日常の中でもエマージェンシー・エリア。「あれ?」と思うそのブレーキがすでに理にかなっていない証拠だ。LEDでトイレを照らす趣味は・・・・残念ながら今のところ我が家には・・・・ない。



さて、「まくら」が長くなったので、本題に。

先週に続いてチック・コリアの「LITHA」という曲の冒頭の一部分を使って説明します。

先週ハーモニック・アナライズして得られた各小節間の連携を簡単に把握する練習例を出しました。

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(クリックで拡大/以下同じ)

この例によって、それぞれの小節のコードがどのような関係で繋がっているのかがわかったと思います。

しかし、この例で演奏される音は非情にスケールライク。
線的で、いまひとつメロディーとしての魅力がありません。

インプロ(アドリブ)であっても、短い節回し(フレーズ)だけでは演奏になりません。
メロディーには時間軸での「動機」と「結論」が不可欠なのです。
それを知らずしてコードの流れの中で「何か」をやっていたとしても、恐らくどの曲をやっても同じ節回ししか聞こえてこないのです。
自分が現在どのような状態にいるのかを判断するには曲を作るとよいでしょう。
メロディーとコードだけでどのような曲が書けるか、でその人の力量がわかります。

ジャズの場合、どんなに高度なインプロ(アドリブ)を含んでも、結局はメロディーにはかなわない、という大前提があります。
言い換えれば、インプロ(アドリブ)に見劣りするようなものはメロディーとは呼べない、という事ですね。

さて、メロディーがどのような構造になっているのかは曲によって様々ですが、それぞれの曲には必ずその曲にしかない「ポイント」があります。

この「LITHA」のメロディーにも、この曲を表す秘密が隠されているはずで、それを解明してからインプロを行うと、より「LITHA」という曲に近づいた演奏が出来ます。

■メロディーはどんな構造で出来てるの?

メロディーに見られる音の跳躍。
それがこの曲最大の特徴です。6/8の時間軸の中をリズミックに(或いはevenに)駆け回る事が出来ているわけで、これをソロにも応用したいですね。

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跳躍の多い小節に使われている音を、それぞれのメロディーが目指す方向(上又は下)に集約してみました。

こうやって並べてみると、それは先週解明した各小節間の関連を繋ぐ練習に使った例と殆ど変わりません。
つまり、メロディーに使う音は特別なものじゃない、という事。
つまりは、音の高低による組み合わせ(「動き」)に何らかの意図を持たせると、単純な音列が躍動的なメロディーに変身する、という事です。

先週の練習例(本日の冒頭に掲出)に一つだけ「意図」を持たせてみましょう。

・山型、或いは谷型のメロディーにする
・同一小節内は同一方向の動き
・二小節で一つの型となるように

それを実践してみると・・・

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このまま奇数小節をスタートと思えば「山型」のメロディーに見えますが、先週のハーモニック・アナライズを経た現在では偶数小節から始まる「谷型」のメロディーと解釈するのが正当です。

しかし、これだけでは躍動的、跳躍のあるメロディーとは呼べません。
再度オリジナルのメロディーを見てみましょう。

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このメロディーの中に潜む「核」となる音を拾い出すと、跳躍の切っ掛けを見つける事が出来ます。

つまり、このメロディーの中から飾りの部分を排除して骨格だけを炙り出してみようと言うのです。
メロディーのガイコツ化?(笑)

骨組みだけを拾って演奏しても、このメロディーが予測出来ればいいわけですよ。
やってみましょう。

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僕はこのようにこのチック・コリアが作ったメロディーの骨組みを予想します。、

後はこの隙間に自分で新たな音を組み入れる事で新しいメロディー=インプロが行える、という事です。

メロディーに忠実なインプロの設定以外にも、コードスケールの中に自分でポイント(骨格)を設定して様々に発展させて行くトレーニングが次の目標となりますね。


■フレージング・ポイントの設定

先ほどの各小節のコードの連携を谷型で練習する例を使って骨格作りをやってみましょう。

[谷型例]
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メロディー・フレージングのスタートは2小節目

まず、各小節の動機となる音(奇数小節にある音のどれか一つ)とそれを補足する音を設定。
スタートする音が動機です。
すると各小節毎に二つの音で「動き」が演出されます。

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これだけでも骨組みは完成ですが、このままでは各小節が単独に並んでいる印象を受けます。それはメロディーの核として設定した音符によるリズムが全て同一だからです。

ハーモニック・アナライズの結果に沿って「谷型」に、さらに二小節間で一つのリズムとなるように組み合わせると、たったそれだけの事で随分メロディーに動きが出て来るのがおわかりでしょう。

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後はこの骨組みを使って、その隙間にコードスケール上の音を拾って動きのあるメロディーに仕上げて行けば良いのです。
複雑な跳躍で隠されているメロディーの核と骨組みは、シンプルであればあるほど応用が利くので演奏に際しては極力単純な「動機」と「結論」を導き出せるような分析と練習を。


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