2009/1/9

ブロードウェイ♪ブロードウェイ/コーラスラインにかける夢  映画

公開中の「ブロードウェイ♪ブロードウェイ/コーラスラインにかける夢」(←関連サイトです)は、ミュージカル「コーラスライン」再演のオーディションの様子を追ったドキュメンタリーで気になっている作品、近隣館ではもうすぐ上映も終わりそうですが、見てきたいと。

「コーラスライン」自体私は未見なのですが、トニー賞9部門制覇、6137回の公演、664万人の観客動員、15年のロングラン記録を持つ伝説のミュージカルで、’06年秋、その16年ぶりの再演が決定、

ブロードウェイの頂点を目指し、3000人のダンサーが集まり、わずか19名のポストをかけて、8ヶ月におよぶ、苛酷なオーディションを勝ち抜いていく姿、を追っていくようです。

唯一日本人の出演者、高良結香も注目、初めて聞いた人でしたが、高校卒業後渡米、’01年ミュージカル「Mamma Mia」でブロードウェイデビューを果たし、その後も舞台に出演、日本でも沖縄拠点に歌手活動している女優兼歌手、と。

ダンスもの劇場では、私は昨年の、アントニオ・バンデラス主演の「レッスン!」以来になりますが、今回華やかなショービジネスの裏の世界、自分の夢を賭けて奮闘するダンサー達の生の姿、ダンス自体の迫力等、楽しみです。

ご覧になった方の感想、批評、コメントある方等,自由にどうぞ!(投稿でもメールでも結構です)

*今日(1/9)近隣では最終日で見てきて、12/30にブログトーク新作スレッド(「ブロードウェイ♪ブロードウェイ」)を立てていたのですが、年末に編集機能終了、新たなダイアリー表示が出来なくなり、AOLに確かめ重複にはならないとの事ですし、写してダイアリー記事にしました。感想はスレッドにと共に後(日)に。


1/11追記(1/12修正):個々のダイナミック躍動感と清々しさ

一昨日近隣では渋谷ル・シネマで上映終了、その最終日に見てきました。実際の再演のオーディション風景に、折々に’75年の舞台初演のモノクロ映像や、その時のキャシー役ドナ・マケクニー、コニー役バイヨーク・リーの、当時を振り返るコメントも混じり、序盤どうもやや入り組んだような感触でしたが、マイケル・ベネットが創り上げたオリジナル舞台版への敬意、が全編に漂うようでした。

余りダンサー間の熾烈なライバル意識・関係というよりは、一人一人のダンサーのオーディションでのパフォーマンスにスポット、という流れで、審査員とダンサーの関係も、映画版「コーラスライン」でのように、審査する者とされる者、という壁のあるシビアな空気、というより、

審査員達と最終ラインまで残ったダンサー達には、すでに面識ある場合もあったり、審査員の一人ボブ・エイヴィアンがレッスン場のダンサー達に、一人ずつ彼らが出た舞台の事を話しかけたりするシーン、また、審査側から、個別にアドバイスがあったり、長丁場のオーディション、という性質もあるのかもしれませんが、ある意味、同じ世界にいる者同士の、アットホーム的な交流、というやや意外な光景も。

印象的だったのは、ポール役に選ばれたジェイソン・タムが、オーディション場で父がポールの俳優業を初めて認めてくれたシーンを情感込めて語り、思わず審査員達も皆、涙していたシーン。その演技で、彼に決定だ!という事になりましたが、確かに映画版でのポール(キャメロン・イングリッシュ)よりも、何だか直に感情が伝わってきたような、短い新人のパフォーマンス、それがその場で評価された、という何か象徴的にも思えたシーンでした。

それと、注目だった日本人高良結香は”ユカ”として登場、やはり小柄、ルックスも正当美人系ではないですが、溌剌とした印象。審査員達も、元気が良く情熱的、と好感のようではありましたが、その中の一人のバイヨーク・リーは、彼女が’98年に渡米してきた、という事に、5才からブロードウェイで戦っていないと、等とこぼしたり、自分の演じたコニーとはややイメージ合わないようだったり、他の候補者寄りという感が。

そのライバルのエレーンというダンサーとは、高良結香は以前から親交あるようで、モノローグで、彼女がこの場に共にいるのは嬉しいけれど、競うのは辛い、とこぼしていたりしたのは、日本人的柔和さか、彼女の性格かもしれませんが、2人が並んで、「どちらになっても嬉しいよね」等と語り合ってるシーンも。本作用の短い個別インタビューで、失業保険も切れてしまったし、この役が欲しいんです、等とも語ってましたが、採用決定の電話が来て、めでたし、という所でした。

他の役の候補者達にしても、本当に色んなものを犠牲にしてきた、と語っていたダンサーもいましたが、幼少時から長い年月をかけて練習、キャリアを積み重ねてきて、一人一人のダンス、歌に個性、力があるようで、何だかそれは比べられるものでもない、感もありましたが、紙一重の所、何らかの要素で、選ばれた勝者と敗れた敗者、の容赦ない形。でも敗れたダンサーからも、次のチャンスを信じて、と大方前向きな姿勢が伺えたのが、後味は良いものが。

それと、この作品で目に映った分には、やはり改めて、オーディションの場での、個々の背景、家庭環境、過去のキャリア等は無関係、好きな分野で、素手で積み重ねてきた、個々の掛け値なしのパフォーマンス、しかるべき機会の場で、本音で渾身込めて自分を表現する、という事の潔さ。

それが評価される、という、うんざり辟易するような抜け道的卑しい駆け引き、の類の介在しない、ある種の正当さ、というものの清々しさ、という感触が残ったドキュメンタリー、で、やはり「コーラスライン」と同じ様に、最後の「ONE」のシーンは、ダンサー達の長い挌闘・苦労が報われた後のはじけた華やかさ、という余韻が残りました。(スレッド2,3に記載分)(コーラスライン(’85)

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