2009/1/26

ザ・ムーン(’07)  映画

12/30:来月16日(金)公開の「ザ・ムーン」(←関連サイトです)は、先日東京国際映画祭で知り、気になった作品の一つに挙げており、公開されたら見てきたいと思います(来月ですが、新スレッド作成が今年一杯なので、今の時点で)。

奇跡の生還映画化、トム・ハンクス主演だった「アポロ13号」のロン・ハワード監督が提供、NASA提供による初公開の映像や、アポロ計画で月へ向かった10人の宇宙飛行士たちが、当時の体験を語るドキュメンタリー。

’69年アポロ11号が初めて月に着陸、当時の具体的な記憶はほとんどないですが、その時のアームストロング船長以来、月に降り立った飛行士は12人、その中には、やはり地球を外から眺める、という劇的体験で価値観が変わり、帰還後宗教活動を始めた人も、等という話を聞いた覚えあります。

そういう、飛行士の生の体験談、また、環境問題が深刻な今の時代、地球、という宇宙の中では、奇跡のような恵まれた星を見直す、という狙いもあるのかもしれませんが、スクリーンでの異次元スケール、ファンタジックだけでない、月の荒涼とした素顔の映像が、一時浮世を離れられそうでもあり、楽しみです。

やはり字幕版の方が好ましいですが、日本語版テーマ曲担当が平井堅、名曲「ムーンリバー」をカバー、とのことで、硬派ドキュメンタリーとのマッチ具合はどうなんだろう、と思うのですが、そのカバー版自体は聞いてみたいとも。

ご覧になった方の感想、批評、なる予定の方、コメントある方等、自由にどうぞ!(投稿、コメント、メールでも結構です)


1/15:公開、バズ・オルドリン氏インタビュー

いよいよ明日公開になったのですが、6日「報道ステーション」の、本作に出演しているバズ・オルドリン氏への松岡修造のインタビュー部分を録画で見たので。まずダイアリーに書こうとした所、昼前からずっとInternal Service Error表示が出てサインオンが出来ず、AOLに問い合わせたら、おそらく一時的、のようですが、いまだに同じだし直接ここに、と。

同氏はアポロ11号飛行士で、アーム・ストロング船長と共に、人類で初めて月に降り立った人、とのことで、厳密には順序は同船長に続いた2人目、でも私は余り表立っては馴染みない人でした。

本作PRのため10月末来日していたようで、今回映像は出たものの、直接作品についてのコメントはなかったですが、この公開に先駆けて、の企画だったようで。本作は’69年のアポロ11号月面到着から40周年記念作、でもあったのでした。

78才の同氏、松岡修造のことは知らなかったようで、最初「背が高いですね」「以前テニスをしていました」「なるほど素晴らしい体格ですね」等のやり取り。着陸直前、コンピューターの不具合で、船長の緊急判断で手動での着陸だった、とか、月面上で、どこにいるかは判っているけれど、非現実的、地球は頭上に見えかなり近く感じた、本物なのに本物に見えず、現実を超えたような感じ、等のコメント。

帰還後、世界中が賞賛、でも同様の体験をした宇宙飛行士達の中にも、様々な心境の揺れがあったようですが、同氏は、目標を見失ってしまい、鬱、アルコール依存症、離婚、等、いい状況ではなかったようで、

そのどん底の中で、自分の体験を話す事が、意義ある事、と気付いた、というのも、自分個人の大偉業、という誇りとして語れる姿勢なら、そういう苦悩、の回り道はなかった、少なかったのではないかと思えるし、そういう点、真面目・誠実さを感じたり。

宇宙科学は他分野より、経済的見返りは少ないけれど、自分への見返りばかりを求めず、自分が人類の進歩の一部に参加している、というのは素晴らしいし、未来にどれだけ貢献出来るかを考えるべき、と。そう並べるのは容易いですが、実際、命を賭け体を張って、月まで行って探索してきた人が言うだけに、ただ絵空事、でない誠意、という感も。

古館氏が、月の探査計画は、豊富な地下資源を狙って、と聞いて、宇宙開発での米ソの軍事的覇権争いがあったけれど、今度は月か、と複雑な気持も、等と述べていたりしましたが、これまで莫大な労力、経費、犠牲を積み重ねてのアポロ計画等が、そういう妙にキナ臭い方向には、向かわないように、とは思いたいのですが、

松岡修造が後で、同氏が強く訴えていた、という、行ってみたら荒涼とした月、に対して、改めて、何でもある豊かな地球、というような事も、やはりこの作品を見たら思えるのだろうか、というインタビューでした。(http://www.tv-asahi.co.jp/hst/contents/movie/090106http://www.shuzo.co.jp/from/index.htmhttp://www.yomiuri.co.jp/entertainment/cinema/topics/20081031et10.htm)(スレッド1,2に記載分)

*1/17:「ブロードウェイ♪ブロードウェイ」同様、12/30に作成していて自動的ダイアリー表示不能になった新作スレッド(「ザ・ムーン」)分、先日関連番組の記事投稿していて、今日システム障害が復旧したので、これもこちらに転記しました。また1/10のコーラスライン(’85)で、最後の方サガンとアガサ・クリスティを混同して書いていた所があり、その部分は削除しました。


1/26追記:月面体験、という無類の軌跡

昨日、池袋シネマサンシャインで見てきましたが、観客年齢層は若〜中年層、やはり当時の映像+月に向かった10人の宇宙飛行士達の語り、という構成でした。

「報道ステーション」で、オルドリン氏が触発された、と語っていた、ケネディ大統領の、’60年代の内に人間を月に送って無事生還させる、という演説、彼が実際どれだけその価値を判っていたかは不明、というようなモノローグに被さって、暗殺された事を示す、短い悲しむ人々と棺の映像、

また、ベトナム戦争の爆撃シーンが映って、宇宙飛行士の一人が、自分はアポロ計画に選ばれて戦地に行かずに済み、その活動が、一面に報道されたりするけれど、同胞は次々犠牲になって、罪悪感のようなものも、感じていた、と語っていたりもして、改めて、そういう時代背景も、と。

やはり飛行士達の、ロケットが打ち上がる瞬間〜帰還の間の、それぞれの、さまざまな体感、心に浮かんだ事、が、当時の任務時の映像に被さって、代わる代わる簡潔に語られ、

その中で印象的だったのは、暗黒の宇宙と月面の、鮮明なコントラストに畏怖を感じた、宗教的でも霊的でもない、それを超えた創造主の存在を感じた、というような、月面での光景、地球への帰途、月、地球、太陽が代わる代わる見え、素晴らしい光景のプレゼントだった、というような回想。

また、アポロ11号の指令船パイロットだった、マイク・コリンズの、月の裏側について、危険な禁断の地に思えた、というコメントや、アームストロングとオルドリンが月面にいて、指令船で待っている時の、今地球には30億人、月には2人の人間がいて、ここに自分は一人でいる、という不思議な状況、でも、孤独は感じなかった、というようなコメント。

このコリンズ氏は、昔3人が並んだシーンで、周囲を和ますキャラクター、というような紹介もありましたが、インタビューシーンも多く、人懐っこい表情に快活な語り口で、やはりオルドリン氏同様、余り表立っては馴染みなかった人ですが、今回出演者の中では、一番頭に残った人、でもありました。

その他、やはり「アポロ13」でも詳細描かれた、唯一失敗した13号での危機、その船長だったジム・ラヴェル氏の、何とか命が助かって、任務の失敗、という事が浮かぶ余裕はなかった、と短く語っていたのは、それはそうだろうと思えたり、

コリンズ氏が、帰還後、人々の歓迎パレードのシーンに被さって、どこに行っても各地で「私達は、やりましたね」と言われ、同氏も触れていたように、そういう風に、世界中の人々が、国の境を越えて、「私達(人類)」の偉業、として話したり、誇れるのは、思えば現実的には、この出来事、位で、

後はSF作品で異星人を撃退したり、隕石激突を回避したり、というフィクションの世界で位、と思えば、その後の具体的な科学的意義等さておき、とにかく、当時の技術で、月まで実際人が行った、というアポロ11号、というイベントの大きさが、改めて、思えたり、

コメントの中にも、月面には着いたものの、帰途を思うと、果てなく遠い道のりに感じた、というニュアンスや、コリンズ氏の語りの中、11号着陸船のエンジンは一つしかないので、何かあれば2人は帰ってこれず、当時、そのアクシデント用に、ニクソン大統領のお悔やみ演説、も用意されていた、との事で、その一部シーンが映ったり、という周到ぶりも、実際科学的に未知数の冒険だった、という背景が偲ばれ、半ばSF感覚漂う感もしたりしました。

また、余談ですが、一時期話題だった、アポロが実際月には行っていない、という陰謀説について、パンフレットで、昨年日本の月探査船「かぐや」が、月面のアポロ15号の噴射後の撮影に成功、アポロ計画実施を証明、という記述があったりも。

コリンズ氏と同じ11号の、実際月面への第一号者ニール・アームストロングは、インタビュー出演はなく、回顧フィルムで、パイロット時代、1.5秒遅れたら命がなかった、という事故の脱出劇の後も、平然としていた、という冷静沈着ぶり、の紹介等はありましたが、

サイト等では帰還後有名さゆえのトラブルもあったようで、本人自身の性格、考えもあるかと思いますが、パンフレットでは、世捨て人のような生活をしていて、たまたま初めて月面を歩いたのが自分だった、というスタンスで、宇宙飛行士A、として、その姿を現さない事で、彼の偉業がより引き立つ、というのも、出演はなかったですが、やはり、思う所あった人物、でした。

また、彼に続いたオルドリン氏が、月面に足を下ろす前、体制を整えるため少し留まり体を揺らす慣例の時間に、実は生理の要求に従って、尿パックを満たした、とのことで、パンフレットで、奥さんが、それを語った事で文句を言い、「19年結婚しているけれど、聞いた事のない話だったわ!」というのは、多分その部分を指していると思われえますが、

そういうユーモラスなエピソード暴露もありましたが、やはり、帰還後については、コリンズ氏のくったくのなさ、に対して、やや重いトーン、というのか、「報道・・」でのように詳細は語りませんでしたが、短く、月を歩いた人間、というイメージに付きまとわれた、と個人的苦悩、を匂わしていました。

でも今回、一番インパクト、というか、心に残ったのは、12号のアラン・ビーン氏だったか、地球に帰還後、ショッピングセンターに行って、アイスクリームを食べながら人々を眺めて、この肉体と魂を持って、ここに生まれてきて本当に良かった、と思った、等と大らかに語るコメントで、

余り、予想程には、映像スケールに圧倒されるとか、かけがえないの地球、その環境の危機、というような気持にはなれなかったのですが、何だかもっとシンプルに、そういう”生”そのもの、また、個人的に、このAOLサービス終了時にあたって、正に色々な思いも錯綜、の中見たのですが、

スケールは全く違いますけれど、やってきて経験した事を、良かった、と思おう、という気持になれたのは、最後の自分の作品スレッドでの作品で、そう思えたのも、幸いだった、と思います。

ラストには、平井堅カバーの「ムーン・リバー」が流れ、私は上記のように、日本語版=日本語吹替え版で、と思ったのでしたが、どうもこの作品は字幕版のみのようだし、日本(で上映)版、で、という事だったのでしたが、エンドロール自体短く、じっくり聞けなかったのは、少し物足りなかったですが、そう違和感なく、日常から離れた月世界、という余韻味わえました。(スレッド3〜5に記述分)

*1/26:昨日鑑賞、今日感想を書いたので、その分ここに転記、再度トップ記事扱いにしました。

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