以前
「都会の野良猫」というタイトルで、池袋のとあるコーヒーショップにいつも姿を現すぶちちゃんをご紹介した。ぶちちゃんという名前はあたしがひそかにかつ勝手につけたのだが、ぶちちゃんはいつも元気にしているので今日もご紹介したい。
尚、野良猫や地域猫、地域猫活動やTNR活動については
「地域猫活動とTNR活動」という記事もあるのでご覧あれ。
ぶちちゃんのハウス。ぶちちゃんの世話はコーヒーショップの店員のおばさんがしている。おばさんお手製のハウスにはお水やフードのお皿もちゃんとある。冬は毛布も用意される。
毎朝おばさんはホースでハウスを丁寧に洗っている。ただしこのハウスは夜になって近隣の飲食店が開くといろいろ荷物が前に置かれるので、ぶちちゃんはハウスに入れない事になる。
朝出勤前のあたしがコーヒーを飲みに来る頃、ぶちちゃんはこんな風に出迎えてくれる。
ある朝のぶちちゃん。この日はとてもきげんが悪くて、近寄ってもなでさせてもらえず、こんな風ににらまれた。小さなこの子にとって気に入らぬ事が起こるというのも都会の野良生活ではあり得るのだろう。この子に近寄る全ての人間が善良とは限らない。ぶちちゃん、保身を巧みにね。身を守ってね。
この朝のぶちちゃんは超ごきげん。あたしがなで始めると愛想良くころーんとおなかを見せてくれた。かわいい。
間近でぶちちゃんを見ると、少し薄汚れているし爪は擦り切れているし耳や口元も若干荒れている。野良生活の厳しさが伺われる。にもかかわらずこの人懐っこさ。きれいな心やね。
こんな風にお店の中をじーっと見ている事もある。おばさんが現れるのを待っているのだ。いじらしい。道行く人が「あの猫、本物?」と驚いて言うのが聞こえたりする。池袋初心者だね。この子は池袋の看板猫なのだよ。池袋特集の情報誌に写真が載った事もあるんだから。
おばさんはぶちちゃんをとてもかわいがっているようだし、ぶちちゃんもおばさんが大好きな様子だ。おばさんがぶちちゃんを抱きしめているのを見かけた事もあるし、あたしがぶちちゃんをなでているとおばさんに怪訝そうな顔でにらまれた事もある。それだけおばさんはぶちちゃんを想って心配してるって事だ。この子の事を心配してあげる人がいるって、なんだかほっとする。あたしは無責任な通行人に過ぎない。おばさんとぶちちゃんに幸あれ。
☆☆☆
次はうちの近所の野良猫達をご紹介しよう。
三毛猫ちゃん。とても気むつかしい子で近寄れない。写真を撮れただけでもラッキーだ。この写真はこの子があたしにくれた形見かもしれない。今はこの子を見かけない。大人猫だろうに頭だけ大きくていかにも発育不良だったこの子を最後に見かけたのは冬の雨の日だった。冬を越えられなかったのだと思う。保護してやればよかった。大丈夫だろうかと思いつつも大丈夫だろうと思ってしまったあたしが甘かった。ごめんなさい。また一つ後悔が増えた。
シックな黒猫ちゃん。目が信じられないくらいきれいなエメラルド色。気性が荒いようで人を寄せ付けないが、ごはんをくれる人にはにゃんにゃん近寄っていくのを見た事がある。そりゃそうだ、赤の他人に親切に振舞う義理などこの子にはない。
上とは別の三毛猫ちゃん。紫陽花が咲く頃の朝に撮った写真。じーっとあたしを見つめていたので写真を撮れたが、その後唐突にどこかへ行ってしまった。それなりに体格が良いので、黒猫ちゃん同様この子もごはんをくれる人がちゃんといるのだろう。
顔の辺りは虎模様だが体はサビっぽい柄の美猫ちゃん。この子は外飼いで、名札をつけているし、栄養状態も良さそうだ。それにかなり人懐っこい。
写真がぶれてしまったが、上の美猫ちゃんがいつもつるんでいる猫ちゃん。
この子達の仲間には写真はないが優雅な超毛種の白猫が何匹かいる。美猫ちゃん以外は皆生粋の野良らしくて警戒心が強い。複数の家からごはんをもらっているようだが、ある家が「野良猫にえさをやらないで下さい」という貼り紙を2回出した。2回ともあたしがびりびりに破いて捨てた。何回貼り紙しても破いて捨てますよ、あたしは。そう思っているから、近所の猫達がトイレにしている場所をあたしは定期的に掃除して回っている。この子達が何か迷惑をかけましたか?少なくともうんちやおしっこはあたしが掃除しているのだから文句は言わせない。
美しい長毛種の猫ちゃん。体格が良くて堂々としている。ハスキーな声でにゃぁにゃぁ言いながらすりすりと甘えてくれる姿には迫力がある。
外で暮らす全ての犬猫が安全でありますように。雨風もこの子達をよけますように。

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