2017/6/25

芸術の森 月岡芳年展  美術館・博物館

芸術の森は本当に久しぶりでした。
以前は毎年の様にPMFの野外コンサートに来ていたのにね。

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この日は月岡芳年展。名付けて月光ノ絵師だそうで。

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浮世絵は、と言うか絵画全般ですが、系統だった知識もなく必要な
基礎学力(?)も無いのですが、そんな事はさして問題ではなく、心が
共振を起こせばそれで良いのですよね?

とは勝手な自己弁護ですが、この月岡芳年は好きです。


今回の展示では172点の作品が、時代と共に7つに大別され
「巻ノ一/師ノ風ヲ追ッテ」とか、「巻ノ五/月光の囁キ」などと
タイトルが付いていますが、風情があって良いですね。

最初のコーナーは、師の国芳が描いたのと同じ題材を対比させたり
(芳年の絵の方が書込みが多く絵が混んでいます)面白かったです。

個人的見所は、大入道(古狸)を成敗する「楠多門丸古狸退治之図」
「雷神となりし今、怨敵経房を討たん」とコピーが付いた「清盛入道
布引滝遊覧悪源太義平霊討難波次郎」とかが、特に印象に残るのは
子供の頃に大好きだった杉浦茂先生の漫画や、それをきっかけに
知った河鍋暁斎などの妖怪や怪異物が好きな個人的嗜好のせいで
しょうけれど。

改めてこれは「ゲージュツ」と言うより、庶民の話題に上る事柄や
人気のあった戦記物などをプロデュースサーである版元と二人
三脚で作り上げた「娯楽作品」なのですね。


大衆芸術?的なものとは言え、多くの作家が競い合い、版元と
刷り師との共同作業で、かくも緻密でカラフルな作品に仕上がり
今見ている私達に共振を起こす。
娯楽物だからとか、古臭い物だからと明治以降振り返られる事も
少ないまま、海外に渡ったものも多いと聞くと少し残念ですが。

例によって写真は禁止なので、気にかかるポストカードを何枚か
買って来ました。
気に入った何点かはカードが無かったので、心に写しとって…
ですが。

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左より年代順で、贅沢禁止令を皮肉った「和漢百物語頓欲ノ婆々」
1867年の「美勇水滸伝黒雲皇子」あたりは初期の作品。

晩年に近い1890年(明治23年)の「新形三十六怪撰 内裏ニ
猪早太大貉ヲ刺図」で、最初の一枚以外は今回の展示はありません。

なお展示は7月23日までやっていて、65歳以上は300円引き。
ああ、シルバーで良かった??
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2017/6/21

呑兵衛の夢?蛇口をひねると泡盛が…  安く、美味しく

昔、春日八郎さんのヒット曲に「瓢箪ブギ」という曲がありました。
♫ 滝がお酒になったとさ〜 という歌詞を思い出すのは昭和オヤジ。

貧乏な息子が、酒の好きな父親に酒を呑ませてあげたいと願った所
滝が酒に変わったという「養老の滝伝説」を題材にした歌です。

それにしても、何とも感心な親思いの孝行息子。

「夢でもいいから持ちたいものは 金のなる木と良い女房」…なんて
話がありますが、それに孝行息子が付いていたら最強だろうなぁ


滝が酒に… なんて言うのは、親不孝オヤジにはとっても無理な奇跡
ですが、そんな飲み助オヤジの夢は、せめて蛇口を捻ると酒が出て
来るというファンタジーですね。
愛媛の松山空港、みかんジュースの蛇口(第三日曜)みたいに。

ところが、そんな蛇口を石垣島の泊ったホテルの近くで発見。

むろんタダとはいきませんが、ワンコインで泡盛が飲み放題。
しかも時間無制限とは、呑兵衛にとってはタダも同然?

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カウンターに案内され、専用の給酒栓?をオープンにしてもらって
後はセルフで好きなだけ。むろん水や氷は付いてきます。

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次の日も潜るのでモズクをいただいて、空心菜ほか地物野菜の
チャンプルー(これ美味しかった)をいただいて、3杯ほどで切り上げ
ましたが、それでも一杯200円いかない単価はリーズナブルでした。



翌日は公設市場でパインを送って(スナップの終わりとピーチ、ゴー
ルデンの出始めが交差して3種類が楽しめる時期なので)ブラブラ
歩いていると、時間限定で発泡酒ながら一杯100円の看板。

他にも20種を超えるフードが290円。オリオンビールも290円。

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とりあえずは「炙り美崎牛握り3貫」と「セーイカ」の刺身を注文。

北海道で食べるヤリイカやスルメイカは自慢ですが、もちっとした
セーイカの食感も美味しい。むろん牛の握りもマル。

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追加で島豆腐のガーリック炒め、牛のシンタマにシャコ貝の握り。

それに初めて食べたアダンの刺身。

ご存じない方もいるかと思いますが、沖縄の浜辺でパイナップル
みたいな実が下がっている木がありますが、あれです。

普通は落ちた物をオカヤドカリが食べて…位で、食べられる事は
初めて知りましたが、食べるのは芯の部分だけで、これを食べる
のは八重山の方だけだそう。

いただいてみると柔らかめのタケノコと言った感じで、やや水分は
多い感じですが、エグミもなくクセのない味で楽しめました。

オオタニワタリと言い、アダンと言い沖縄本島では食べない物を
いただき、八重山の食を楽しみました。
沖縄の食べ物は…などと一括りに出来ない多様さがあって、これも
旅の楽しみですね。



石垣島で3軒目の居酒屋さんは、前日のお店とそっくりなPOPで
メニューもかなり重複します。同じ系列店なのでしょうね。

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こちらは握りが2貫100円。思わず!マークが付きますね。

旅の目的はダイビングなので、それ以外のコストは安い方が嬉しい
のですが、それにしてもどの店も安かった。

沖縄の夜は10時頃から始まるなんて言われますが、その対策と
してのタイムサービスなのでしょうが、早寝早起き旅行者としては
(あくまで安全なダイビングのためで、普段はまた違うのですが…)
とってもありがたい事でした。


なお、最後のお店TARAJIさんに「たらじ」の意味の説明書きが
貼ってあり、ウチナー口で普段のいただきますが「くわっちさびら」で
ごちそうさまは「くわっちさびたん」と言うらしいですが、海の幸を
いただく時は「たらじさびら」でごちそうさまは「たらじさびたん」と
なるのだそうです。

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今回は色々いただいたので、両方合わせて感謝しましょう。

くわっちさびたん、そして、たらじさびたん。と。
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2017/6/18

住吉大社でぶらり下車  安く、美味しく

先日の石垣島〜小浜島、八重山ショックで未だ半分呆けていますが
札幌からの足はLCCで行ったので、直行便は無く関西空港で羽休め。

折角なので、人生二度目の「まむし丼」を食べようと住吉大社まで。

90年代に私が、各地の出張での食のバイブルとして愛読したのが
文春文庫ビジュアル版「ベスト・オブ丼」
そこに載っていた、千日前の「いずもや」に行こうと思ったのですが
今は閉店し、本店のみが残っているという情報で住吉区へ。

文豪子母澤寛センセイが随筆で、ある店の鰻を皮が硬くていけない
鰻は皮があって無きが如しを上とする、皮が硬いのが良いなんて
客があるに至っては鰻もおしまいである」と、書かれたそうで…

私は身がプルンとしていて、皮がパリットしてと言う方が好きで
箸ですっと切れる…なんて、鰻に申し訳ない気がするのですが。

このあたりは、鮨でもエビなどを茹でる(一仕事するとも)江戸前と
生のエビを好む北海道人との、好みの差かもしれませんが。
まあ、ウナギは名古屋や関西の地焼きが好きなのでとても楽しみ。


住吉大社の駅から住吉大社の正面、電車通りに沿って電車の交差
する地点からすぐに、お店はありました。

余談ですが、熱田神宮の近くにあつた蓬莱軒、浅草寺の近くには
初小川や前川、成田山の参道にもうなぎ屋が…
参拝とウナギは関係するのでしょうか?割と多い気がしますが…

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さてこちらのお店、「まむし」は何と600円からあり、蒲焼の単品も
1000円と、時代が30年位前で止まっているのでは?という安さ。

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600円の丼は、ベストオブ丼に載っていた丼の中に鰻を挟み、その
上からタレをまぶしたご飯で覆っているので、出て来た姿にうなぎは
見当たらず、初めての人は狼狽えると言うアレなのでしょうね。

ともかく一番高い2000円の「まむし」と、200円の肝吸いを注文。

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いや〜もう、安い、美味しい、吸い物もしっかりしていて美味しい。
今どき2000円でウナギです。もう文句なしの★★★

食後、随分お安いですね、この値段じゃ大変でしょう?と話かけると
「いや、他のお店の値段知らないので…」と言うおとぼけ振り。
「それに綺麗な店でも無いし」と。

とんでもない、確かに歴史を感じさせる店で、店内も暗めではある
けれど、キチンと清潔ですし、そんなご謙遜を。

ご馳走様でした、充分満足。関空で泊まる時は必ず寄りますね。
と言うか、ここを目的に関空で羽根休めしますね。


蛇足ですが、グルメの文豪が「まむし、なんて嫌な言葉。僕が知事に
なったら早速この言葉を禁止するのに…」みたいな随筆を書いていた
と思います。
無論、爬虫類のアレではなく、ご飯にタレをまぶしとか、鰻をご飯に
挟んで「真蒸し」とか説があるようですが。

大阪市住吉区東粉浜3-29-1



まむしを堪能した後、難波に出て串カツで晩酌を…の予定だったの
ですが、駅入口に「創作串揚げ料理 オンリーワンの店aozora」と

ここでストップと言うまでお任せで揚げてくれる関西スタイルお店。
一期一会?だし、口に合わなければ早々に退散すればいいかと…

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順に豆腐、キス、さざえ、ソラマメ、京都の鮎、九州球磨川の沢蟹
キヌサヤとチーズ、丹波の猪(蕗味噌を6年寝かせたソースがけ)
エゾシカ(白糠の猟師さんと契約をしているそうで)、レンコンは穴に
カレールー詰まっていました。どれも美味しい☆

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鰻を食べたばかりだったので、とりあえずここでストップしてもらった
のですが、お隣の方に次に出て来たのがこの店自慢の一品という
アスパラの肉巻きで、その見事なビジュアルに惹かれ追加注文。

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おお、これは見事な一本揚げですね。これ見るだけで価値あるな。
味はまあ…北海道の朝獲れの様にはいきません。時期も含め。

ご主人に旬の北海道産を挙げてもらったら、さぞ美味しいだろうな。


フレンドリーな奥様、時々突っ込む御主人。素敵な組合せです。
今年でお店20年目になるそうです。益々のご発展を。

なおBGMは自前のCDだそうで、ビリー・ヴォーン、マントバーニー
シャドウズにニニ・ロッソ、アッカー・ビルク…いやあもう懐かしい
いい時間過ごさせてもらいました。

ありがとうございました。
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2017/6/13

石垣のマクロ系でリラックス  ぷか〜り海の中

マンタを見に小浜に渡った前後は、石垣島で潜りました。
着いたその日はお迎えをお願いし、今回二度目の訪問となる
川平の「ばがーじま」さんで。

この日は快晴とまで行きませんが、暑過ぎずちょうど良い天気
水温27度は先月の積丹の11度から見たら天国ですね。

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ミドリガイの仲間、殻から自由になった貝の仲間はキラキラと
カラフルなドットでおしゃれして愛らしいです。

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ミゾレウミウシはお尻の鰓のキラキラが綺麗でした。

他にもアメフラシの仲間にゴマ粒サイズのミノウミウシの仲間?
それとポピュラーなキスジカンテンウミウシ。

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こちらはクルマエビのおチビちゃんだそうで、老眼の私でも何とか
見える範囲で良かった。

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こちらはモンハナシャコですね。

他にも見せていただいたヒゲモジャハゼ、ニシキカンザシヤドカリ
など、ピントが合わせられなくて残念。

昔は「性格は悪いけど目は良いんだ」と自慢?の視力は40代でも
1.5はあったのですが、今はあの頃が懐かしいです…



そしてもう一日は「チームうなりざき石垣店」さんでお世話に。
mixiの頃から知人の北海道ダイバーさんのご主人がガイドを
してくれました。色々な所でご縁を感じます。

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そしてまたもやマクロ系はテンテンウミウシ。これまたちっちゃ!

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クビアカハゼ、初めて見ましたが可愛いですね。
還暦カラー?は、とっても親しみを覚えます。
イシガキカエルウオも、例によっておとぼけ顔を見せてくれました。

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八重山の海はまだまだサンゴが元気で良いなと思って見ていると
遠くに大きな魚体はマダラエイ。これは迫力ありました。

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スカシテンジクダイの群れなどを堪能し、船に戻る途中の砂地に
先程のマダラエイが休んでいました。

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大物には大興奮でしたが、こうした愛らしいマクロ系生物も大好き。
合わせて楽しい4日間を過ごさせてもらいました。

ありがとう石垣、そして小浜島、西表島。



最終日、小浜島は三度目ですが、まだ展望台まで行った事が
無かったので機材を干している間にレンタル自転車で展望台へ。

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真っ青な空にサトウキビ畑。自転車こぐ足も軽くなった気分。

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途中で粟を収穫した小学生達と遭遇しました。
夕方のテレビや翌日の新聞でも紹介されていましたが、沖縄本島
糸満の小学生が島を知ろうと体験学習で訪れたそうです。

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島の展望台から見ると、石垣島から竹富島なども見えて絶景。
ヨナラ水道を挟んで西表島とは本当に近いですね。

島に出来た最初の大型リゾートのオーナーが、このヨナラ水道に
橋をかけようと計画した事が70年代後半にありました。

あの当時としても、一企業が取り組むにはなかなかスケールの
大きな構想でしたが、マンタの通り道が壊されると、ダイバー達の
反対運動が盛り上がり計画は撤回されました。

今ものどかな島のことを思うと、あれは良かった事なのでしょう。


知床の離農地を買って木を植えようというという100u運動が
あったのもこの頃だった記憶があります。

70年代にそうした意識が芽生えた事で、今はまだ不充分かも
知れませんが、こうして自然を身近に親しむことが出来る。

僕らも頑張ってサンゴを残し、流氷の来る海を守る。
今更ですが、温暖化防止に出来る事から一つづつ…と。

青い海、白い砂を見て、思うことですが。


【関連ブログ】 2015/05/01 はじめての石垣島 川平湾へ
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2017/6/9

西表島でブラックマンタに興奮  ぷか〜り海の中

ブラックマンタって何?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが
通常マンタは背中が黒でお腹は白なのは、雑誌の南の海の紹介等で
ご存知の事と思います。

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普通はその白いお腹に黒い模様があり、この模様で個体識別ができ
るのですが、ブラックマンタは文字通りお腹全体も真っ黒。

いわば、マンタの円楽師匠…でしょうか?

「ごく稀にダイバーの目撃例がある程度で、世界的にみても情報は
少なく、非常に貴重なマンタです」 ※美ら海水族館ホームページより
今は美ら海水族館にもいるのですね?知りませんでしたが。


通称「マンタの伊藤」と呼ばれるダイビングサービスの社長さんが
小浜島にいらっしゃいまして、今回初めて寄らせていただきました。

そこで初めて潜った西表島の湾での1本目、いきなりそのブラック
マンタが出て来たのですが、「おお!いきなりマンタはさすが!」
程度の興奮で、あれがブラック!と気付くのはしばらく経ってから。

すみません、マンタそのものにまだ遭遇率が低く初心者で…


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このポイントでは昼食を挟み二回潜り、何匹ものマンタを見ましたが
伊藤さんによると全部で6個体だったそうです。(前記の様に個体
識別が出来ます…今の私はそんな余裕はありませんが)

ブラックマンタVとか、サザンクロスとか一匹づつ名前が付いていて
この日見た個体は、伊藤さんのHPで紹介されていますので、興味
ある方はHPの6月6日付をご覧になって見て下さい。
http://www.mantaray.opal.ne.jp/marineservice6.htm


二日目は同じポイントで一度潜り(この日は透明度悪く残念)
2本目は待望のヨナラ水道でドリフトダイビング。

伊藤さんによるとこの日は流れが止まっていて、最悪なドリフトだった
そうです。
初めて潜るポイントだったので、確かに流れは無いな…とは思ったの
ですが、いつもと比べるとそんな状況だったのですね?

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沖縄では珍しくソフトコーラルのある根の上を悠々と泳ぐマンタ。
見送ると白い砂に映るマンタの影。
ややぼんやりとはしていますが、もうこれだけで充分感動。

伊藤さんによると、この日の透明度は良く無いそうですが
(流れが無いから)コンディションのいい日はどんなのだろう。
次回に期待が高まるというものです。



ボートに上がって移動を始めると、目の前の水面に黒い影。

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マンタが二匹、私たちを見送ってくれました。
小さく手を振って…とは、都合のいい解釈ですが、これまた感動。

マンタとヨナラ水道に心臓を鷲掴みにされた一日でした。



さてさて、次回のピーチのバーゲン(ハッピーピーチ)はいつ?
マンタ写すにはワイコンが良さそうだし、またお金が飛んで行きそう。

でも頑張って小遣い節約しましょう。
そろそろ自分の「健康寿命」も視野に入れなくてはならない歳だから
元気なうちくらい飛び跳ねないと…ね。
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