権力に擦り寄る田原の論法は馬鹿馬鹿しいほど簡単です。
極論殺法とでも名づけることができます。
以前、小学生の喧嘩を引き合いに出して、その論理の幼稚性をブログに書きました。日曜日深夜の晩組でも懲りることなく同じ論法を駆使して、野党を貶めていたので、もう一度そのことを書くこととします。
社民党の安部知子議員が次のように言ったときのやり取りです。
安部議員『与党も民主党も、水道の水さえ飲めないで死んでいく人もいるという、格差の現実を見て欲しいのです。』
田原『じゃあ安部さんに聞きたい。世界中で、水道の水さえ飲めないで死んでいく人は何人いると思う?』
安部議員『それはたくさんいると思いますが・・・』
田原『世界中で、水道の水さえ飲めないで死んでいく人は、300万人いるんだ。じゃあ、日本は何人?』
安部議員『それは、数字を挙げることはできないですけれでも・・・』
田原『それじゃあ駄目だ。何人?』
安部議員『そんな質問の仕方は・・・何人いるとかは答えられないですけれども、現実にそうして苦しんで死んでいるひとがいる・・・』
田原『じゃあ、1億人総餓死!?』
安部議員『そんな・・・・』
田原『じゃあ、このままだと1億人総餓死!コマーシャル行って、次行きます。』
ビデオなどは取っていないので、大体の話ですが、以上のようなやり取りであったと思います。
現在の豊かな国、日本で、貧困を理由として、ぽつりぽつりと人が死んでいる。その事実を安部議員は訴えたかったのでしょう。ところがこれに対して田原は、『だったら、日本はこのままだと一億人総餓死?』と言い放つわけです。
私はこれを田原流極論殺法と呼んでいます。
他にもあります。野党の話には必ず最後まで言わせずに途中で割って入ります。よくあるやつですが、田原は本当によく割り込みます。
これに抗議すると、『それはもう終わった。』というか、『後でまたやる。』と切り捨てます。私はこれを割り込み切り捨て法と呼んでいます。頻繁に行なわれていますね。
もうひとつ、与党擦り寄り問題点指摘法という論の進め方もあります。
まず、一般の前振りから入ると思いきや、そこに田原の意見をてんこ盛りにして野党を批判しつつ、それを大前提にした疑問を与党にぶつける方法です。
『今回、与党は大敗を喫しましたが、なぜ負けたのか?さまざま与党は批判されました。赤城なんぞは、選挙対策など考えることもせずに与党が責められる口実ばかりを与えたが、そんなことは枝葉末節であって、政策論ではなかった。民主党は一切政策論を言わなかった。野党なんか政策論も何もなかったのに、なぜ負けたのか。そこで、○×さんに聞きたい。与党はなぜ政策論で戦わなかったんですか?』
だいたいにして民主党を始めとする野党は行儀のよい人間が多いようです。司会者である田原が上のように決め付けても、きちんと自分の順番が来るのを待っているわけですね。
『ちょっと待て、お前は何を決め付けた上で、話をしているのだ?前提において間違っているではないか。』とは決して言わない。
結局、議論は、『野党が全く政策論のないままであった』ことを前提に、なぜ与党が負けたのか?という形になって進められます。
田原は与党に敗戦理由を問う形でありながら、同時に野党を貶める決め付けを行なうことで、視聴者に野党は政策立案能力も、政権担当能力もないということを植えつけようとします。それもかなり執拗に行なう。
彼は同じことを繰り返すことの効果を熟知しています。繰り返し繰り返し耳にすることで、最初は田原の勝手な決め付けであったものが、いつの間にか事実として植えつけられていくこととなります。
以上、田原の詭弁学でした。
まとめますと、
@極論殺法
A割り込み法
B前提条件決めつけ法
基本的には以上の三つの方法を用いています。よく観察してみてください。田原の取り回す議論が実は田原のこうした卑劣な論法ばかりであることがよく理解できると思います。
実際には、底が浅い人なんでしょうね。
それから、小沢氏不在の席で小沢氏を批判していました。あきれたことに、民主党議員も謝っていましたね。このブログをご覧の方々も、田原の批判を『なるほど』と思いましたか?
だとすれば、もう田原に騙されています。
小沢氏の健康を理由とする不在への批判は、政策論でも何でもないことに対する批判です。一方で、政策論ではないところで批判されていた与党を全面的に擁護しながら、同じ口から、政策論ではないところで民主党を貶めていたこととなります。
それまでの話の筋からすれば、公明党があれこれ言っても、『それはそれで重要な問題だが、政策論じゃない、健康問題だと言っているじゃないか。』といって切り捨てるべき問題でした。
『誰も言わないから、私があえて言う。』とずいぶん力瘤を入れて力んでいましたが、滑稽でした。馬鹿馬鹿しいです。どこが政策論なのでしょうか?
尚、付け加えておきますと、選挙前の党首討論においては、田原の駆使する3つの論法は、小沢氏に対しては奏功しませんでした。詭弁は詭弁でしかないからでしょう。
皆さんも是非、以上の基本三論法を頭に入れて、これから、よく観察してみてください。
おいおい、それって冗談で言っているの?という突っ込み所満載のときもあって、結構笑えます。。。ときに、田原に比べると片山さつきがお上品に見えてきますからね。不思議です。
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