以前自分のホームページに載せている「帰りましょう家族のもとへ」で賞を頂いた。私も自分が書いたその小説が気にいっていたのでとても嬉しかった。私の作品には「死」を題材にするものが多い。「死」は天寿を全うした時だけ祝福されるものであり、その他は悲しみと憎しみ苦しみでしかない。自殺などもってのほかだ。一番無責任この上ない行為だと思う。だけれど、自分がいなくなれば家族が幸せになると考えた瞬間死に神が待ってましたとばかり食らいつき、自殺を美化してしまう。まわりくどいことをつらつら書いたが実は私に今その死に神がとりついているのだ。死に神は優しい微笑みを浮かべ、夜ごと夢の中で 懐かしい故人に逢わせる。つまり私の場合死んだ両親に「こっちにおいで」と言わせるのだ。

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