細菌性髄膜炎ヒブワクチンについて。
ワクチンとしての有効性は早くから外国では実証されていましたが、
日本では接種が広がりませんでした。
やっとフランス製ワクチンが発売されることになりました。
ところが、これを選挙に利用しようとする人がいます。
一部の人は、アンケートと称し、名簿を集めます。
一部の人は、公的補助にしたことを自分の手柄と声高に叫びます。
選挙目当てで活動してもらっては困るのです。
以前から公的補助を含めたワクチン接種を進言してきた医師や関係者の方々が
危惧していたことは、混乱です。
現在、ワクチンの供給が間に合いません。
公的補助を導入ても、接種時期に間にあわないほど待たされる事態が生じます。
「公的補助なのに、あっちは接種できて、なんで自分の子が接種できない!」
任意接種の時より、不満は現場にぶつけられます。
予防接種には、年齢のスケジュールがあります。
いくつかのワクチンをまとめて接種する方法が進んでいない日本では、
カレンダーとにらめっこして、
体調や天候を考え、
打てなければどっちを先にずらすか等保護者は頭を悩ませます。
病院にいったり地域の保健所などでの集団接種だったり。
そして、今、いよいよ危惧が現実のものとなっています。
ある開業医のコメントがありましたので、紹介しておきます。
出所はここでは控えます。知りたい方はメッセージでお知らせください。
『2009年2月21日に会社側から次のような連絡がありました。
「製品の供給量が安定するまでの間、
毎月の納品数を診療所では3例分、
病院では10例分を目処にさせていただきたい」とのことです。
当院は診療所ですが、予防接種を積極的におこなっており、
ヒブワクチンにせよ、インフルエンザワクチンにせよ、
当院より接種数の多い病院はあまりないのではないかと思います。
どうして病院が10例で診療所が3例なのか? これも解せません。
毎月3例分しか納品されないのであれば、当院へすでに申し込みされている方でも
2年以上待たなければいけないことになります。
5歳以上になったら自然に免疫が付くため、
”より年齢の小さな赤ちゃんほど接種していただきたい予防注射”
という点から考えると
申し込んでから2年も経ってやっと接種できるというのは、ナンセンスです。
そもそも、他の国ではほぼ全例に接種している予防接種を10年以上も遅れて
任意接種の形で認可されたことが問題なのかもしれません。
当院でも、ヒブワクチンの申込を休止させていただき、
よりよい接種方法を考える時間をいただきたいと思います。』
そして、もっと深刻な事態は、予防接種を全く受けさせない保護者がいることです。
このタイプの保護者は、ワクチン問題を票として考える人からは、
票にならないと、見過ごされます。
後回しにもならない恐れがあります。
上っ面だけで、選挙に利用しないで
・細菌性髄膜炎ヒブワクチンは、毎年600人くらいがかかるヒブ菌による細菌性髄膜炎の予防に、有効なワクチンです。
2005年時点で、導入は世界の100カ国以上で、うち98カ国では定期接種でした。
アジアで発売されていないのは日本と北朝鮮だと言われていたそうです。
費用は1回8000円程度、年齢によって回数は異なり、多くて4回。
輸入量が毎月5万本であるところに2月の申し込みが14万本に達したそうです。

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