「週刊少年ジャンプ」で一世を風靡した、あの「男塾」をどうやって実写化するんだ!と一部で話題になっていた今回の実写映画化。さて、その中身は・・・
真の男を育てる「男塾」に入塾してきた4人の男達。煮立った油の中で半身浴を行う「油風呂」など、数々の試練「男塾名物」に耐えつつ絆を育んでいた塾生達だったが、そこへ極悪軍団「関東豪学連」が殴りこみを仕掛けてきた・・・
ストーリーは原作のダイジェストにもなっていないようで、原作ファンは怒るだろうし、この映画で初めて「男塾」に触れる層にも不親切。人気ファンの出番を削ってしまったのは尺の都合上、仕方なかったにしても、登場人物のスポットの当て方が散漫で、主人公不在に見えるのはつらい・・・
なによりもまずいのは、ストーリー上まったく必要のないデートシーン!「男塾」に女はまず出てこないだろ!出てきていいのはババアだけ!
「まさか、この後の伏線になるのでは・・・」と思って見ていても、何もつながりがなかった・・・無理に恋愛を入れるなよ!
ノーCGをうたっている、映画の見せ場のはずのアクションシーンは、打撃が当たっていないことがバレバレでヌル過ぎるし、小道具・大道具(巨大な男塾の旗「喝魂旗」など)はハリボテ同然でショボい・・・
いや、実際にパンチを当てる必要はないし、小道具はハリボテでも構わないのだ。ただ、スクリーンで見ている観客には本物に映るよう工夫を凝らして欲しいだけだ。
スチロールか何かでできたハリボテが、猛者すらも持ち上げることのできない300キロにもなる重厚な「喝魂旗」に変わる・・・それが、ありえない情景をあたかも本物のように語る映画の素敵なウソではないだろうか。そこは放棄して欲しくない。
まぁ、「男塾名物」や必殺技が出るたびに、オーバーなナレーションで「民明書房」の解説が入るのはバカっぽくてよかったです。
『
魁!!男塾』は1月26日(土)公開。

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