小説の続きです〜
青い海、青い空、青い風
ここは僕らの青い地球
−the blue world−
〜第四次世界大戦〜
一、
魔法は、嫌いだ
だって、いつもわたしの大切なもの、傷つけるから
魔法は、好きだ
だって、わたしの大切なもの、癒してくれるから
魔法は、武器だ
人間を、一瞬にして消してしまうから
魔法は、道具だ
使う人の、扱い方で全ては決まるから
魔法は、気まぐれだ
魔法は、悪だ
魔法は、善だ
魔法は、闇だ
魔法は、光だ
そしてわたしは、魔法使いだ
*
「菫」
黒い長い髪を、後ろのほうで二つに結んでいる、右目が金色で、左目が青色の少女が、呼びかける。
「カオリ?何?どうしたの?」
呼ばれた菫という少女は、菫色の髪と瞳で、菫色の長い髪は三つ編みにしている。
「授業とか、何受けるの?」
カオリと呼ばれた黒長髪の少女が、菫に尋ねる。
「うーん。っていうか、授業とか選べるの?」
「もちろん。学年関係なしで、何受けてももんくなし」
「へーすごいね」
「まあ、機械学園だから」
今まで、ロボットづくりに専念いていた赤髪瞳の少女が、カオリと菫の話しに入ってきた。
「どうかした?桜」
カオリが、赤い少女に尋ねる。というのも、この少女がロボットづくりに専念していて、会話に割り込んでくるのは、何か問題があったときなのだ。
「うん。護に工具貸してたってこと思い出してさ・・・」
桜と言う少女が、癖っ毛の赤い髪(方に少しつくくらいの長さ)を掻く。
「どうしたの?あの几帳面の護が・・・・」
「なんか、ドライバ折れてたんだって。──まあ、五年前に卒業した先輩のやつだからね。今まで壊れなかったのが奇跡だよ──それで、購買に買いに行ったらしんだけど、売り切れだったんだって」
「ふうん。大変だね」
桜の説明に、菫が呟く。
三人がいるのは、「大日本帝国機械学園都心部校」のとある部室「地球環境改善化計画部室」だ。この学校は、小等部から大学部まであり、三人は中等部の生徒である。その上、全寮制で奨学金が登録すればもらえるので、孤児がたくさんいる。三人のなかのカオリと桜も孤児だ。そして、この学校は授業が自由に選べる。寮も連絡すれば門限も関係ない。しかし、どこかの部活に所属していないといけない。そんな変な校風の学校だ。
「ただいま〜。お、姉さんおはよ〜」
と、三人が楽しく談話している中に、一人の少年が入ってきた。桜より少し背の高い土色の髪と瞳の少年だ。それに、のんきに「おはよ〜」といってきた(現在時刻午後三時である)。
「おかえり。で、今までどこ行って来たの?カオル」
少年に姉さんと呼ばれたカオリが、鋭く尋ねる。
「え?いいやあ、まあ、そうねーそうそう」
カオルと呼ばれた少年は、うろたえて変なことを呟いている。
「もう、ばればれなんだから」
カオリがため息。
「はーい。カオルッ!」
桜が、ビシッと人差し指をカオルに向ける。
「桜、人を指しちゃダメでしょ」
菫が呟く。
「いいの。毎回のことだし」
「はははっははっはっは」
桜が言って、カオルが変な笑い。
「工学テストでしょ」
桜が、すべてお見通しと言わんばかりの笑みで、胸をはる。
「はははははは。いいいいいつも、すみませんねー。っていうか、迷惑かけてます??」
カオルが、土下座してサクラを見上げる。
「うーん。どーだろ?」
桜が笑う。ちなみに、工学テストをいうのは、毎月一回行われる物なので、毎回カオルは工学の得意な桜に教えてもらっている。というのも、カオルは工学が大の不得意だからである。いつも、どうしてこの機械学園の試験に受かったのか、と言われるほどである。
「それじゃあ、菫、見学にいってみる?」
カオリが、座っていた椅子から、立て掛けてあった一本だけの松葉杖で立ち上がって、扉のほうにゆっくりと歩いていく。菫も続く。
「カオル、がんばってね」
そう言って、カオリと菫は分厚い自動ドアのむこうに消えた。

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