2004/10/4
体の傷、心の傷 の続きです。
プロになるって、並大抵のことじゃないです。
御本人たちから「口で簡単に言ってくれるな」という声が聞こえてきそうなくらい。
努力だけじゃどうにもならない、持って生まれた(遺伝的な)素質、
そしてこれが大事なんですが、「運」も非常に大きな要素を占めます。
良い指導者にめぐり合えるか、大きな故障無く成長できるか、
そもそも、サッカーとめぐり合う機会があるのか。
そういった様々な要素をクリアした者だけが、プロになれるわけで。
だから、勝者の彼らからしてみれば、
・生まれつき体に障害を負ってしまった
・周囲がサッカーに対して理解が無かった
こんなものは全て
「そりゃ、あんたの運が悪いんだよ」
のひとことで、片付けられてしまうのではないでしょうか。
もちろん、こちらの立場からしてみれば、
ボールを蹴ることができない、蹴る機会を与えられないというのは、
プロになれる・なれないといった次元より、
はるかに深い、埋めがたい、堪えがたい溝と感じているわけです。
しかし、彼らにとっては、そうではない。
取るに足らない数ある不運のうちの、一つに過ぎない。
意識のギャップは、確実に存在するような気がします。
俺が一連の慈善活動を素直に喜べない背景には、
こういった認識があったりもします。
何て歪んだ感情なんだと呆れる方もいらっしゃるでしょう。
正直、彼らが本当はどう思っているかなんて、分からないです。
でも俺の今までの体験からは、こんな歪んだ見方しか出てこないのも
現実なんです。

0
コメントは新しいものから表示されます。
コメント本文中とURL欄にURLを記入すると、自動的にリンクされます。