2016/12/17  11:42

その音は音楽に使える音か。  Message From Hina

おはようございます。真面目なブログ更新がとてもとても久々になってしまいました。

先日関連した投稿をFacebookのほうにしたのですが、
これはやっぱりまとめて文章に残さないと年を越せないな。と思って、
重い腰を上げてブログを書きます。

今週は三日連続のライブがありました。
そのうちの1日目が自分のリーダーライブで、2日目はclub tのサンタ企画。
3日目は寺島君と一緒にvocal IZUMIさんのバンドのサポートに入りました。

その3日目昼。
森園先生がタイにご指導に行かれていた関係で約一年ぶりにクラシックのLessonを受けにいきました。
「その音は音楽に使える音なのか?」
ということをずっと追及していくLesson。
技術的には毎回いろいろなことを教わるのですが、これが永遠のテーマ。
アンサンブルになる音なのか。フレーズとして成立するに足る音なのか。(つまり、次の音を導き出せる音なのか。前の音をフォローできる音なのか。)

今回先生から頂いたアドバイスで。三つ印象に残ったことがあります。
@ 悪い習慣は日々日々重なるけど、いい習慣を重ねていける人は少ない。だから間違った方向にいかないように、常にチェックをしていかないといけない。
A 絶対に惰性で音を出してはいけない。音楽に慣性の法則はない。
B けれど、躊躇してはいけない。慎重になりすぎるのが一番良くない。ボウイングをするとき、弓を置いたらあとは横に動かす。やるべきことはシンプル。でも絶対に「置く」ことを怠ってはいけない。

もう、宝物のように一生覚えておかないといけないLessonだったと思います。
そしてきっとどれもこの一年を振り返ると、まったくできていなかったのではないかな。と思います。これを踏まえて改めてこの三日間のライブを振り返ると大きな気づきがあります。そういう意味で、最後のライブで寺島くんが一緒でとてもよかったのだけど。

1日目、私としては結構挑戦だった野口茜ちゃんと助川太郎さんとのライブ。
茜ちゃんはLatinのピアニスト、太郎さんはブラジル音楽のギタリストとして第一線で活動をしている素晴らしいアーティストで、私は二人のお胸を借りるつもりで、自分がずっとやりたかった「ひなオリジナル曲のより元のジャンルの音楽のグルーブに近い演奏+それぞれのジャンルの曲」を演奏しました。茜ちゃんとはずっと〚何か一緒にやりたいね〛という話をしていて、私のバンドに来ていただく形ではなく、一から音楽を作ってみる作業を今回初めて一緒にやってみました。
12月はイベントも多く、曜日的にも中途半端な火曜日ということで、集客を心配したりもしましたが、温かいお客様に囲まれ、ご来場いただいた皆様にとてもたくさん、うれしいお褒めの言葉をいただきました。

2日目、club t 。女の子6人がサンタ服着てjazzを演奏するというこの時期ならではの企画。club tには今年一年本当にお世話になりました。種谷さん、ママ、きよしさん、そして上長根さん。たくさんの共演者の方には感謝しかありません。来年は少しお酒を控えたいと思います。

そして3日目。IZUMIさんのライブ。

Lesson後ということもあり十分に肩も温まっていたから、生音でライブをしました。ちゃんと自分の音を聞きたかった。(あ、人の音を聴け聴けと言われますが、自分の音も聴かないとだめだと、私は真さんに教えられました。)
寺島君とは長い付き合いだし、やはりお互いswingのjazzを主体に演奏しているということで、狙ったところで狙ったアンサンブルができるようになってきている気がします。(私の片思いかもしれませんが・・・)
というか、私は寺島君と演奏いているとき、迷いがない。前の日の上長根さんと演奏しているときも、おおむね迷いがないです。(うたばんなのでたまにアレンジ上の打ち合わせは必要ですが、インタープレイをするうえで迷いはない。まあ、そうはいっても、、、まだダメダメなんですが。音選びとか、音色とか、音程とか・・・。)

じゃあ、1日目は?というか。異ジャンルの違うイディオムで音楽をやっている人たちとのアンサンブルで、まだまだ私に迷いがあることが、3日目に寺島君とやってみて自覚できました。
それはまだまだ音楽を聴き足りないし、jazzを含めて、まだいろいろなことの理解が浅いのだと思います。

そして、そんな時。絶対に「音楽に使える音」は出ていない。

この一年間。

砂田知宏さんとの出会いのおかげで私はたくさんの演奏の機会を得ました。
今迄やってみたいな、とは思っていたLatinの音楽や、
大学の時、そしてGroove Pockets時代に小久保君のおかげで断片的にでも取り組めたブラジル音楽もお仕事で演奏させていただけるようになりました。

そして自分のバンドの再立ち上げ。
クインテットは新メンバーがようやく決定して、綾ちゃん、横田君の2フロントとクッキー、私、すみってぃのリズム隊という姿もようやく形になってきたと思います。

珈琲美学での各月のドラムレスのリーダーライブも二年目を迎えて、毎回新しい楽曲を試したり、厳しい中にも温かい言葉をかけてくれる直人君や堀さんには本当にいつも救われていました。

冬には里代子のバンドに誘ってもらって大人になったら出たかった憧れのお店の一つ、お茶の水NARUに出演できたり。マンダリンオリエンタルでは、もったいないほど豪華なMusicianの先輩たちと共演させていただいています。

ツアーも満員御礼で迎えてくれる各地のお店、ファンの皆さまのおかげで来年も続けていけそうです。


そんな周りの環境や期待値に必死にしがみついてきた一年でした。
私の実力にはもったいないくらい、幸せな環境を与えてくださる皆様に、本当に感謝したいです。


今年、私は大学院を卒業して5年目の年でした。結構、勝負をかけてました。
ここから先もMusicianとして活動できるのか。
若干怒られてしまうかもしれませんが、冷静に考えて「女子ミュージシャン」の商業的な賞味期限は短いと思っています。ずっと長くしっかりと音楽をやっていくためには「若い女の子がjazzをやってる」から脱して、ちゃんと音楽家として自立しないといけない。
音楽で純粋に評価してもらわないとここから先はない。もう33歳、30歳になった時から危機感を感じていましたが、そこからさらに3年たったと思うと寒気がしますね。

でもやっぱり、最後にはすべての責任は自分の出す音に戻って来る。
音作り、をもっとやってこれなかったのか、と今は思います。
日々のいろいろなことに追われてはいたけど、もう少し冷静に丁寧にこの一年を過ごせなかったのかな。

即興性のある音楽ではやはり常に状況判断を求められます。
どんな時もそこから逃げず、常に集中できるように。
そして、「音楽に使える音」を出し続けられるように。

今年の残りの活動日とさらに来年も頑張っていきたいと思います。
長くなりました。

これからも応援よろしくお願いいたします。

hinabass.com
photo SHIGEHARU ISODA


クリックすると元のサイズで表示します
3



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ