自動詞と他動詞って厄介だね。
≪を≫を伴うかどうかで判別するのが一般的だけど、文面に
≪を≫が存在しないケースだってあるわけで、そんなときに学生に
「本当は
≪を≫があるんだけど、ここでは書いてない」
なんて説明したって、簡単には納得してくれない。
「
他動詞は対象となるものが必要なんだ」
と言って、納得してくれるなら話は早いけど、そんな説明で納得してくれるなら、そもそも教師は必要ない。
だって、よくよく考えてみれば
自)ドアがあく
他)ドアをあける
だとしても、どちらもドアが対象じゃないか…
他動詞のほうが、何かしらの力が作用している感じがするのは日本人だからであって、これを外国人に感じさせるのは至難の業だ。
上の例の場合には、明確に
≪を≫が明記されているけど、
自)あいたドア
他)あけたドア
になると、外国人には判別不能。
何をヒントにして、自動詞と他動詞を判別すればいいのかがわからなくなる。
覚えるしかないんだよ。
と言ってしまえば済むんだけど、何かしらのルールがあれば教えてあげたいくらいだ。
それで、学生が
「せんせー、他動詞と自動詞がわかるルールを見つけた」
と言ってきたので、興味津々で聞いてみたら
「動詞の後ろから2つめが“え段”なら他動詞!!」
などと勝手にルールを作っていた。
まぁ、言わんとすることはわからないでもない。
「あける」だったら、後ろから2つめは「け」で“え段”だから他動詞。
「おしえる」だったら、後ろから2つめは「え」で“え段”だから他動詞。
でも、「のむ」は“お段”だし、「なまぶ」は“あ段”だ。
「
かえる」と書いてみただけではわからないけど
「帰る」は五段自動詞。
「変える」は下一他動詞。
と厄介すぎる。
後ろから2つめが“え段”の方法だけでは、判別できないらしい。
まぁ、一般的に「す」で終わるのが他動詞、「る」で終わるのが自動詞という分類法もある。
「す」以外にも「く」「つ」で終わったりもする。
たとえば、「直す」と「直る」、「あく」と「あける」、「建つ」と「建てる」
じゃあ、両方「る」で終わっていたらどうするのか…
「売る」と「売れる」
このときになって初めて
“え段”だから他動詞!!
と言い切れる。
こんなややこしいルールで果たして理解できるのか…
誰か、簡潔明瞭なルールを作ってください。

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