2009/11/1

絆・・・  

 旭川から駆けつけてくれた一○は前日練習を見て『仕上がったねえ』と驚き、帰りの車の中でも感動しきりだった。新人の頃から面倒を見てきた子供たちの成長を喜んでいた。
 福島の智○に父兄からDVDが届けられた。それを見ての感想が掲示板に投稿されている。子供達の上達と完成度に驚いたようだ。
 今回の自由曲は普段の演奏する曲を時間短縮して構成したに過ぎない。そうしなければ低学年達の出演は無理でもあった。彼らもこれがやっとやっとだったといえる。しかし逆に言えば練習してきたことがそのまま活用できたとも言える。普段着の演奏であった。それが子供達には自信となって現れたのだろう。
 子供達の大半は部活と二束の草鞋を履いている。その中でコンクールに出場する為の特別な練習を組み込むことは難しい。せいぜいやれたことは週1日の追加と30分の練習延長だった。しかし、インフルエンザの流行で全員が揃ったのは前日ぐらいだった。
 しかし、本人達も家族達もみんな努力をしてくれた。家族内に発生したところでは部屋に隔離したり実家に預けたりとその努力は並々のことではなかったと思う。そんな気持ちは子供達にも伝わった。罹った低学年は練習に来れない分を自宅の練習で補った。それを兄弟達が応援した。親が罹った子供の家ではおじいちゃんが練習から当日の往復までをカバーしてくれた。そんなみんなの努力で14名全員がコンクールに出場できたのである。そして誉められる演奏に結びついたと思う。
 先輩達が支援し、家族達が理解してくれる。そして地域社会の人達が応援してくれる。いい繋がりの会になったと感じている。子供達を見ているとみんな伸び伸びとして眼が輝いている。先輩達は後輩達の成長に目を細めている。家族達は子供達の演奏を楽しみにしている。
 学校や部活では出来ないことがこの会にはある。世代や肉親を超えた絆があるのだろう・・・。
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