「Shall We Dance(アメリカ版)」「空を飛ぶ夢」「タイマグラばあちゃん」「フォーガットン」と、半月ほどの間に、立て続けに映画を観た。遠出の仕事が続いて忙しくなると、ストレス発散したくなるせいか、日程の合間を縫って、けっこう観てしまう。
アメリカでは、込み入った話は受けないのだろうか、「Shall We Dance(アメリカ版)」どうもちょっとシンプルな作りになってしまっていて、面白いことは面白いが、もう一度観るなら、日本版に一票。
「海を飛ぶ夢」実話にもとづいた話。首から下が麻痺した男が、尊厳死を図る。手足が動かないので、当然だれかの幇助が必要になる。協力者が罰せられないために、裁判を起して、合法的な安楽死を認めさせようとするが敗訴。しかし、あきらめない。そして、ついに彼は協力者を得て、しかもその人が罪を問われないように計画を立てて実行する。 死ぬことを真剣に考える主人公とその周囲の人の姿を通して、「生きる」ということについて、考えさせられる。シネコン系ではやらないだろうけど、上映館があったら、観て損はない。
「タイマグラばあちゃん」。岩手県の山中に二人きりで生きていた、じいちゃんとばあちゃんの日常を数年間にわたり撮影し続けた記録。畑を耕し、薪を割り、みそを作り、豆腐を作り、しみ芋を作り、そういう日常を、よけいなナレーションをつけずにたんたんと映し出していくだけなのだが、観入ってしまった。昭和の始め頃の山間部ではどこでも見られた姿だろうけど、つい最近までそれを続けていたことに、言い知れないいとおしさを覚えた。ばあちゃんも帰らぬ人となったが、二人の生き方を受けつぐ家族がある。
山村に生まれ育った私には、なんとも懐かしい風景だった。これもミニシアター系でしか観られないでしょう。
「フォーガットン」なんていう題だ、この訳者こう発音してるんかしら?「四つのガットン?」なんのこっちゃ?!「Forgotten」のスペルが思いつかなければタイトルだけではなんのことかわからん。それはこの映画に限ったことではないが。展開はサスペンスフルで、いったいどうなってるんだろうと、ぐいぐい引き込まれていく。まあ、面白いことは面白いんだけど、タネがあかされてくると「ええっ、そうなっちゃうわけ?」となって、もう一つの感。暇つぶしにはいいけど、どうしても観なければならないというほどの映画ではないかな。

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