私は福島県協会の会長を務めております金子勝之です。
わが県内の日本協会加盟員の総意として意見を述べさせていただきます。
日本協会より一般財団法人化への移行を目指す準備委員会の開催の通知をいただきました。
スポーツとしてのペタンクを目指し、その魅力を幅広く啓蒙し、裾野の広い組織作りをして、世界へ羽ばたく若者を育てよう。との観点に立ち、日本体育協会へ加盟し、近い将来、日本オリンピック委員会に加盟することを前提とした組織の改変には、賛意を示すものです。
私が千載一遇のチャンスと申し上げるのは、かつて由井氏の目指した世界への挑戦と、山崎氏の目指した国内のレクレェーションとしてのペタンクの両立が現実味を帯びてきたということです。
あの当時は、愛好者数や資金面がまだ充実せず、皆様ご承知の通り不本位な状況が長く続きました。機が熟さなかった。ともいえるでしょう。
先達が目指したように、本来スポーツのあるべき姿とは、他のどのスポーツにも見られるように、競技志向(組織)とレクリェーション志向(組織)とが両立して初めてそのスポーツが繁栄するという事を忘れてはなりません。さもなくば、総ての愛好者が満足することは出来ないからです。
プロとアマチュアとが住分けされているように、その各々において楽しみ、向上することがスポーツ本来の姿なのではないでしょうか。
今回、碓井会長が提案されたことは総論賛成とは言え、協会会員全員をもって一般財団法人化へ向かう。ということについては、前述に申す事由により異論を述べなくてはなりません。
自分も、フランスとシンガポールへの遠征で、ペタンクの魅力に取りつかれて20年になりますが、何より2001年のワールドゲームスにおいて事務局長の小成氏とのチームで参加出来た感動は自分にとって大きな経験であり、あの感動を後輩に伝え、微力ながら支援することを自分の責務として来ました。
一般財団法人になれば、支援団体やスポンサー契約などの財政支援が期待できるとの観点ならば、財政に不安はないのだから、その財源を基に(仮称)一般財団法人日本ペタンク・ブール連盟は世界の窓口として独立するべきであろうと思うものです。さすれば世界へ向かう団体は、確実に一つであり、世界連盟が難色を示すものではありません。
国内にも世界に立ち向えるプレーヤーが現出してきていることは、大変嬉しい限りです。
一方で、山崎元会長の意向を引き継いだレクリェーションとしての日本協会は存続し、会員の負担を減じ、スリムな組織へと改変し、今まで同様、国内に於いて大いに楽しむことが出来る団体にすべきであろうと思います。
これはけっして仲たがいなどではなく、どこにでもあるスポーツ団体の姿として、現存しているものなのです。
よもや、愛好者の浄財をあてにした財団化、スポーツ化を目指す訳ではないでしょうから、これなら賛同することもやぶさかではありません。
国内の団体数が問題なのではなく、参加する団体や愛好者が、わだかまりなく楽しむことができるペタンク界をつくればそれで良いのです。世界を目指したい方は仮称の方へ移行すればよいことであり、日本協会に加盟する全会員が移行しなければならないような改変は、時代にそぐわないことを念頭に置かなくてはなりません。
日本レクリェーション協会に加盟している日本ペタンク協会を存続する一方で、日本体育協会に加盟するペタンク団体の出現が、我々の積年の夢でした。
どうか、ペタンクをこよなく愛する全国の方々のために、統一のはきちがいをなさらないよう理事及び会員の皆様には今一度立ち止まって熟慮して頂く事を、切に念願するものです。
2010年 1月 末
文責 福島県ペタンク協会 金子 勝之

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