今日の暑さは、フェーン現象か。あわてて水を張った田んぼもある。
ボツボツ 出穂がはじまったが、20日以降の田植では これからである。
3〜4日前まで、
「 まだ
へろくち にならんのう 」 と云っていた先輩農家は、今日は、
「
ねじくみ がはじまった 」 というのである。
1日当りの生育の進みが、平年を下まわる日がつづいていたのだが、8月6日以降は、進度を上げているのである。
へろくち とか
ねじくみ は、三郎次にもあまりよく分からない言葉であるが、だいたいの雰囲気はさっしている。
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出穂が近くなると、茎のなかで幼穂が成長しながら 止葉のところに上がってくる。
写真のように 出穂まえに茎が太くなった状態を指すのであろう。一般に穂ばらみ の状態のことであろうか。
「 くち 」 とは、古語などでは
蛇をさすことが多い。蛇は口を大きく開けて獲物を呑み込むからか。
その蛇が呑み込んだ獲物で、胴が太くなった様子と、稲が穂孕みてで茎の太くなる様子をかさねて、出穂まじかの茎のふくらみを
へろくち と云うのかも知れない。「 広口 」 と三郎次は考えてしまう。
なんと
アニミズムの世界を引きついだ 魚沼の稲作の一面が、こんな用語に残っていると 想像してしまうのです。

ねじくみ とは、穂先が少し出かかった様子、しかも恥かしそうにして。
これは出穂の先が、止葉の葉耳に引っかかって、出すくだまって曲がった様子である。
ねじくみ と言云う言葉も、なにか意味ありげだが、うまく雰囲気を語れない。右端の穂のように スッと立ち上がれば、もう ねじくみ ではない。
田んぼを回っていると、20日すぎに植えた田に、
ハシリ の出穂がある。30日に中苗を植えた、三郎次の田んぼにも、
ハシリ が見えてきた。
中山では、たぶん一番早い田植の 17日植(稚苗)の田では、9日出穂と見込んでいたのだが、ほぼ計算どおりである。
さて、先日 見た長岡の稲、気がかりなので 夕方に車をとばした。

日が落ちてからなので、よい写真にならない。
正確な田植日が分からないので、判断できないが、上記の川口の稲より 5日程度の早植えであれば こんなものかと考えた。
この暖かさだから、明日になれば 稲の様子もまた違ってくるだろう。

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