■ “新世界秩序”は米国の一極支配をめざすものではない
戦後世界こそが米国の一極支配構造であり、“脱戦後世界”は、それとは違った新しい支配構造がプランされているはずです。
この間の世界の動きを米国の一極主義云々と評するのは、ソ連や中国といった共産主義国家が米国の向こうを張れるものだったという錯誤=冷戦思考の残滓に基づくものです。
現在進められている「対イスラム戦争」は、米国が一極支配構造をフルに活用して行う最後のご奉公だと思っています。
端的には、経済的理由から米国が一極支配を継続できなくなる前に、米国の力を思いっきり利用というものです。
米国のユニラテラリズムという言説も、米国の覇権が今後も続くと思わせるものですから、日本の親米派に見られるように「ここで米国を支援しなければ取り残されバツを食らうことにある」という煽りにつながり、資金や兵力の拠出を促進する効果を発揮します。
「対イスラム戦争」は米国の“自爆攻撃”であり、勝っても負けても、米国は大国の地位を保つとしても覇権は失うことになります。
米国一極支配という戦後世界構造が終わっても、すぐに国連という政治的再編には進まないと考えています。
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